以前からだが、最近よく下記のような質問を受ける。
「やまけんはあんなにたくさんのお店で食い倒れをしているけど、家では何を食べているの?それ以前に、料理はするの?」
お答えしましょう。僕は小学校4年生の頃から料理が好きになりました。高校の3年次では学校の近くに下宿していたので、毎日自炊。大学・大学院はもちろん一人暮らしで自炊。しかもお金が無かったので外食はあまりしなかった。大学生の時、農学部でもなんでもないキャンパス内に畑を創ったのも、自分で育てた野菜を自分で料理して食べたかったからというのが根本的な目的だった。
このような経緯なので、得意料理とかそういうのは無い。なんでも満遍なく作る。独りなのに天ぷらも揚げるし、学生時代はパンも焼いていた(しかも天然酵母で)。強いていえば、パスタは小学校から好きで探求していたので自信はある。ひところ、僕が連日ラグー(ミートソース)を作っていたので、家族が辟易していたこともある。
そんなわけで料理は大好きだが、よく言われるのが下記のような言葉だ。
「きっと”男の手料理”って感じなんでしょうね!」
これはきっと誉め言葉なのだろう、、、豪快かつリッチなイメージ。確かに、野外料理をするときにはそういうのも作る。例えばこんなの(3段目の画像が僕)。でも、こういうのを誉められるのはあまりうれしくない。現実には、僕の料理は主婦の料理なのだ。考えてほしいのだが、毎日スペアリブやらステーキといった「ハレ」の料理ばかりを食えるわけが無い。僕がいつも作る料理は「ケ」の料理だ。
例えば週末の休日には、
・つるむらさきのゴマ和え
・きんぴらゴボウ
・なすの南蛮漬け
といった惣菜を山ほど作って、でかいタッパーに蓄える。それを1週間かけて食べるような感じだ。とくにきんぴらゴボウは僕には欠かせない料理で、よく食べる。なすの南蛮は、夏から秋にかけてナスが出回るとき、大量に作る。串切りにしたナスを高温でさっと素揚げし、鷹の爪を割った酢醤油に漬けて冷やすだけだが、たまらなく好きだ。これら惣菜に、豆腐の冷奴(たいてい一丁分食べてしまう)と納豆をあわせれば、僕の休日の食卓になる。
日曜日はたいてい寝過ごすので、ブランチとして11時くらいにパスタを作る。トマトソースに自家製のバジルペーストをふんだんに使って、あとは野菜を放り込む。普通と違うのは、麺を200gくらい茹でることだろう。ワンプレートだからふんだんに麺を食べる。うちに来てパスタを食べたことのある人はわかるはずだ、、、
ま、そんな感じなのです。疑問は氷解したでしょうか、Sさん?
種屋、と言っても町なかにある種屋さんではない。いわゆる種苗(しゅびょう)会社という、氏素性のよい種を大量に生産し、販売している会社だ。サカタのタネやタキイ種苗なども勿論そう。この2社はどんな人でも知っているだろうと思うが、実は大小様々に色んな種苗会社があるのだ。
本日は、その一つである「野原種苗」という、可愛い名前の種苗メーカのコンサルタントである千田さんとお会いした。某大手種苗会社を退職されてから、この小さな種苗会社のコンサルにご就任なさったとのこと。ご高齢であるが、ピンと背筋の通ったお話に、少し感動してしまった。話の内容に、というよりは、育種という、気が遠くなるような品種改良の営み一筋に生きてきた方の存在感自体に、圧倒された。
野原種苗の十八番は、小松菜だ。数種類の小松菜について熱く語って頂く。「彩夏(さやか)」という品種に惹かれる。濃緑色で、軸も太めでしっかりとしてるようで、噛み締めるときっとシャグッという強めの食感になるのではないか。個人的に買って、種を蒔いてみよう、と思った。今後、色々と種についてお伺いすることにして、お別れした。やはり、戦中派にはどうしても人間としての説得力・存在感で勝てないなぁと思った。
2003年9月15日
飯田橋にて、醗酵リンク大会が開催された。どんな会かというと、日本の食文化において最も重要なキーワードである「醗酵」を主テーマに、日本酒や各種醗酵食品を紹介するという会だ。
実行委員会の親玉は、藤田千恵子さん。彼女は、日本酒について書かせたら間違いなく日本一のライターだ。danchyuなどで執筆しているので、その活躍を目にしている人も多いはず。ちなみにビッグコミックオリジナルに尾瀬あきらさんにより連載されていた、女性フリーライターの物語「みのり伝説」のモデルは彼女である。
会場には、日本酒の蔵本が11銘柄、展示と試飲ブースを設けていた。そしてそれぞれのテーブルには醗酵食品を用いた料理がずらりと並ぶ。根菜サラダと酒粕から創ったドレッシング、五目炊き込みごはん、煮染め、見事な鯵の干物、ちらし寿司、金山寺味噌、その他数々の品が並んだ。これらを快調に3周ほど食べ回ったのは言うまでもない。山梨の名酒「春鶯囀(しゅんのうてん)」の中込さんが出してくださった、こだわりの卵を使った特大プリンの旨さはこたえられなかった。
出品していた蔵本さんもそうそうたる面々だった。純米酒マニアであればみな舌なめずりをするであろう神亀、武勇、雑賀、杜の蔵、そして私の大好きな島根の桑原酒造の「扶桑鶴」。この桑原酒造の若き専務である大畑さんとは、島根に酒造見学に行ってからも数度、一緒にご飯を食べている。実直で控えめなご性格が、そのまま酒に出ているような、とても品がよく、前に出すぎない、それでいて凄みのある主張をしている酒なのだ。希有である。
と、沢山の酒造がある中で、最も人だかりがしていたのが、我らがタツヤン、石川達也氏が杜氏を務める「竹鶴酒造」だった。バードコートに行った日以降も、毎晩飲み歩いていたらしい。肝臓には気をつけてくれたつやん。
会はタツヤンの音頭によって中締め。その後、神田の居酒屋「新八」にて二次会。JALのチーフパーサーであり、なうての日本酒ライターである鵜飼さんなど、素晴らしい面々が集う。
僕は日本酒業界には門外漢だが、楽しいひとときを過ごした。ちなみにこの会の実行委員で裏方に徹していた工藤君という人物がいる。地酒の世界では有名な居酒屋「五穀家日本橋店」の店長をしていた彼は、今年の初めに同店を辞した。今、別チェーンで修行中だ。僕は勝手に、彼を兄弟分だと思っている。いつもよく喋る彼が、この会では見事に下働き・裏方に徹していた。僕にはできない仕事だ。拍手したいと思った。お疲れさん!
猫の寄生虫が、人の性格に影響を及ぼすそうだ。しかも女性は社交的になり、男は反社会的になるという、、、猫を飼うのは辞めておこうっと。
土曜日だ。昨晩は大事なクライアントでもある友人の五木さんと美女2名と、1時過ぎまで飲んでいた。相当酔ったので、午前11時までだらだらと眠り、起きて料理をしようと思う。家には、熊本で買い込んできた食材がかなりあるが、肉と野菜を食べたくなり、買い物に出る。
近所の八百屋(実はこだわり八百屋で有名な八百周という店)で太めのインゲン、葱、泥つき牛蒡(ごぼう)、ミディトマトを買う。卸もやっていてよい肉が手に入る肉屋「ミートショップイワイ」で和牛の切り落としと豚肩ロースを買って戻る。
まずは炊飯器にご飯を仕込むが、合鴨米に熊本で買ってきた十穀米という、ひえ、あわ、きび、麦等の雑穀を混ぜ込んで炊く。次に何はともあれきんぴら牛蒡。以前も書いたがこれがないと始まらないのだ。ちなみに牛蒡は泥つきに限る。植物にとって泥は人間の皮膚と同じだ。洗ってしまうと鮮度が落ちる。人参もじゃがいももそう。金タワシで擦って泥を落とし、ささがきにして水にさらしアク抜き。フライパンを煙が出るまで熱し、グレープシードオイルを適量おとして鷹の爪を入れ、牛蒡投入。このとき熱されたフライパンからバリバリと音がするが、その音があまりに派手なので「きんぴら」という名前がついたという説がある。(へぇ~)
僕は炒めの段階でごぼうに少し焦げ目がつくくらいに火を通す。砂糖をまぶし、酒をかけ、アルコールを飛ばしながら甘味を牛蒡に入れ、最後に醤油。これだけのシンプルバージョンだ。
これを作りながら、熊本の生産農家、鶴山さんの奥さんが送ってくれた「落花生豆腐」をいただく。水でふやかしたピーナッツをミキサーで呉汁にし、吉野葛(くず)で固めた豆腐。とても味わい深い。一緒についてきた甘めの阿蘇醤油がまたよく合う。そして、同じく阿蘇で購入した、豆腐の味噌漬を開ける。水抜きした豆腐を味噌に漬け込んだもので、チーズのような趣のものだ。これがあるとご飯を永遠に食べられる。
その間、太め(おそらく3Lサイズだ)のインゲンを塩茹でし、ベストフードのマヨネーズで齧る。悪くない。きんぴらが仕上がったので、肉野菜炒めを仕込む。和牛の切り落としと玉葱、もやしを炒める。胡椒とオイスターソースで味を調え、最後に夏の間に作り貯めたバジルペーストを少し落とす。これが旨い。
ご飯も炊けて全部料理が仕上がった。わしわしと食べる。料理をすると、都会のペースで疲れた体調にリズムが戻る。蘇生した。食休みをしたら、トレーニングをして、夜は阿佐ヶ谷にて大事な友人と会う予定。
今日、各地での講演を聞いて下さった方々からの心のこもった農産物が届いた。
熊本県八代市からは、とても大きな新高梨5キロ、コシヒカリ10Kg、お茶、そしてなんと上敷き用の畳表が6畳分(!)。これはすごいことになった、と思ったら、その1時間後に、兵庫県の淡路島で講演をした際にお願いしておいた玉葱(淡路の特産)と、玉葱ドレッシングが届いた。
、、、しばらく買い物の必要がないかもしれない、、、役得である。みなさんどうもありがとうございました。気合を入れていただきます。
ちなみに今週は出張がほとんど無いので、ぶらぶらと書きます。
今日はいったいどういう日なのだろうか。最近もっとも仲良くしている大親友、というか兄弟分の工藤ちゃんが、食器類を大量に持ってきてくれた。彼が勤める飲食チェーンのある店舗が閉鎖になるので、そこの什器一式を引き上げているのだそうだ。ちなみにこういうのは、ほとんど捨て値で捨てるしかないらしい。
食器といっても本当に半端ではない。ワゴン車1台満載だ。さすがに個人宅でそんなには使えないので、グラタン皿、無地大皿、大どんぶりなど、皿だけで20枚くらい。業務用の大中すり鉢を5鉢、釜飯用の釜セットを5セット、日本酒の升(ます)を15組、ビールジョッキ5客、卓上炭火コンロ3つ、パエリヤ鍋2枚、うな丼用の丼が5つ、業務用ステンレス寸胴鍋(でか!)1つ、杉の飯桶1つ、その他もろもろ。食器棚にはいりきらないほどになってしまった。もしこのblog読んでてほしい方、少しお分けしますよ、、、取りに着てね。
本当におかしな日だった。朝から食材と食器什器が転がり込んでくる。天に感謝。これから工藤ちゃんをもてなしに大衆居酒屋へ行ってきます。
今日、嬉しい報告があった。
僕の著書である「実践 農産物トレーサビリティ」が、ようやく初版を売り切ったらしい。本日出版社から連絡があった。さすがに専門書なので動きは鈍かったが、出版社の担当者さんによれば、「半年でここまでいくのは農業書としては異例」とのこと。まあよし、としておくか、、、
あとは重版がかかればいいな、、、と祈ることにしよう。ちなみに印税は会社にはいるのだけどね。よし、今日はずっと仕事するつもりだったけど、、、飲みに行こうかな!
朝から熱があってだるいのだが、頑張ってベーコンを仕込んだ。
というと唐突に聞こえるかもしれないが、次の日曜日に、静岡県菊川にある中小家畜試験場というところで、ハム&ベーコン講習会というのがあるのだ。僕の燻製の先生である関さんがこれを仕切ってくださっている。前回は春のあたたかな日に実施。僕は自分で1.5Kgの豚バラを仕込んで、その場で燻製にしてもらい、ベーコンにしたのだ。そのときは若干スパイスのバランスが悪くて、僕の納得いくものが出来なかった。とはいっても、分けてあげた人からは「もしや天才では?」といわれる出来ではあったのだけど。具体的には、タイムとオレガノを使ったのだけど、これはいらなかった。スパイスについてはシンプルな方がいいみたい。
今回はその雪辱の第二回目だ。燻製の詳しい手順は日曜日に実際にしてきた後で書くとして、その前処理を説明しよう。
材料:
豚バラ肉(ブロック) 1.5Kg
前回は1.5Kgの塊を買ったが、今回は500g×3本にした。なぜかというと、端っこの、煙にあたっている部分がもっとも美味しいから。塊だとそれが4辺しかとれない。最初から3つに分ければ、4辺×3の12辺が端っこになるからだ!
ピックル液:(漬け込み液)
・水 1リットルくらい
・塩(天然塩。赤穂の天塩とか) 30%くらいの濃度になるくらい
・砂糖(精白してないやつ。塩と同量)
・日本酒適当
・芋焼酎適当
・胡椒(粒を包丁で刻む)
・月桂樹の葉
・ブーケガルニ
・ニンニク1つかみ
・玉葱ぶつぎり
・セロリ1束
これらを一回煮立てて冷ます。これがピックル(漬け込み)液。
ピックル液ができたら、豚バラブロックをこれに漬けるだけ。ただ、できれば余分な水分をあらかじめ抜き、塩が浸透しやすくするためにあらかじめ豚に塩を摺り込んで数時間置くという下漬けをする。
その後、厚手のビニール袋に豚バラブロックを入れ、ピックル液を満たし、空気が入らないように上手く抜いて縛る。これを冷蔵庫で4日~1週間ほど置いておくのだ。その間に、豚肉の中心部まで塩と砂糖が浸透する。そしてスモークの前日にこれを取り出し、水で塩を抜く。いったん塩を浸透させて、また抜くというプロセスが、肉に化学反応を起こさせるのだ。面白い。
ま、とりあえず12日の日曜日を楽しみにしておいてほしい。市販されているベーコンとはまったく別物が出てくるからネ、、、
SAVAさんからリクエストがあったので、バジルペーストの作り方をお教えしよう。ペスト、とかジェノベーゼとか色々な呼び名があるが、実に色々な料理に使えるソースだ。僕はこれを夏場のバジルが一番美味しい時期に大量に作り、ジャムの瓶などに保存している。
ただ、もう寒くなってきているのでバジルの時期じゃないんだよなぁ、、、ちょっと遅かったか。
■材料
バジル(両手にいっぱい)
にんにく 3かけ
ナッツ類
松の実100g
カシューナッツ 50g
ピスタチオ 10g
塩(天然塩)
胡椒
オリーブオイル(できればEXバージン)
(レシピ詳細は下記をクリック↓)
①ニンニク&ナッツペーストを作る
フードプロセッサに皮をむいたにんにくとナッツ類を入れる。これをペースト状になるまでミキシングする。ある程度細かくなると油分でぼそぼそと固まってしまうので、オイルを入れて伸ばしながらミキシングする。僕が思うに、バジルペーストの要はバジルもそうだけど、ナッツのコクと風味だ。ナッツとニンニクが滑らかになるまでミキシングしよう。
②バジル投入
バジルは洗わず、濡れ布巾で拭くようにする。洗うと香りが飛ぶ。葉を茎からはずして、葉だけ使うようにする。茎は、トマトソースを作る時に一緒にいれて煮込むと香りが移るので、残しておこう。その後ざるに入れて冷蔵庫で冷やしておくこと。熱に弱いので常温でもすぐに黒ずんでしまうから。さてフードプロセッサに投入したらオイルを多めに入れ、塩と胡椒を入れてミキシング。オイルは全体が滑らかになるくらいに多めに入れておく。ちなみにバジルの香りはオイルにしか溶けない。ので、オイルは多め。
③味の調整
全体に混じったらここで味を見る。この時点では塩気は強めがいい。ここでパルミジャーノを入れることもあるが、そうすると長く置いて置けない(チーズがかびる)ので、僕は入れない。強めの味に仕上がったら、あらかじめ熱湯消毒して乾かしておいたビンに入れる。最後にオイルを満たしてペーストが空気に触れないように蓋をする。この状態で1年持つ。
注意点!
・ナッツ類はすべて生を使用すること!市販されているのはほとんどがローストされているが、これはすぐに酸化する。酸化したナッツ油は毒である。ナッツは、百貨店の地下とかで生のが売っている。少し高いけどね、、、でも、1回作っておけば大量にできるのでフンパツしよう!
・もし生がどうしても手に入らなければ、市販のローストのものでよい。その代わり、つくったら2週間以内に使ってしまおう。
・ピスタチオの生はなかなか手に入りにくいので、なければ省略可。でもあると香りとコクが変わるよ。ナッツを数種類使うと、味が複雑になって旨い。松の実だけでもいいけど、おいらは複数使うのが好き。
料理
このペーストをどう使うか。茹で立てのパスタと和えるというのは一般的だけどあんまり僕はしない。トマトソースにペーストを溶くと、相乗効果で旨くなる。この時、醤油をすこしたらすと味に一本筋が入る。この、トマト&バジルペースト&醤油少々、が僕の3原則だ。
例えば野外BBQなんかでよくやるのだけど、パスタを茹でながらあらかじめ別鍋にペーストを入れ、パスタのゆで汁で伸ばしておく。この時火にはかけない!香りがとぶからね、、、そして醤油少々たらす。パスタが茹で上がったら(ディチェコのリングィーネがお奨めだ)ここに入れてペーストと和える。そこに、別に作っておいたトマトソースをかけて軽く和える。
これを食べて旨いと言わなかった人は、今のところ居ない、、、と思う。
参考になれば幸いです。
今日は、大学のホームカミングデー、つまり卒業生全員向けの同窓会だ。幹事だったので朝から出張る。面白かった!やっぱり、久しぶりに人が集まるだけで十分面白い。
けど、9時に家を出る前に、きっちりベーコンの下準備。
①塩漬けにしておいた肉。厚手のビニール袋に密閉して漬け込んである。
②寸胴いっぱいの水で塩抜き5時間。
③塩をいったん抜いて、燻して熱が入った後にちょうどよい塩梅になるように調整するのだ。
さあ、明日は東名高速の工事中なので、4時間以上かかるだろうなぁ、、、ということで朝5時半出発である。寝るぞ、、、
目覚めたらなんと午後2時だった。おまけに外は豪雨だった。ずっと暗くて目覚めが悪かったのか。いや、どうみてもこれは疲れだろう、、、徹底的にぐうたらしようと思うが、だいぶ寝たので部屋とキッチンの片づけをする。洗いものをして、シンクやガスコンロ周りを拭く。
夜はカルボナーラと決めている。昨日燻した自家製ベーコンと、もらってきた駿河若シャモの玉子でカルボナーラを作る。なんという贅沢か! そういえば駿河若シャモについて、まだきちんと説明を書いていないことに気づいた。明日書こう。この食い倒れ日記のコメントに親友の加賀谷が「ベーコン食いてぇ」と書いてあるので、家に誘うと来るという。
しかしカルボナーラはパスタの中でも相当に高カロリーである。トレーニングは必須。ジムでボクシング系のトレーニングを1時間と水泳を30分。帰りに材料を買ってきた。
(続きは下記↓をクリック)
加賀谷が大量のビールと共にやってくる。HCDの準備期間から、会う回数がやたら多いな。カンパチのカルパッチョと豆腐、ベーコンとジャガイモの炒め物でビールを飲んどいてもらう。とはいっても、ジャガイモは「インカの目覚め」という新品種で、現在まだ市場にはあまり出回っていないものだ。栗のような香りとねっとりホクホク感があって実に旨いのだ。加賀谷は「うめー!うめー!」といいながら食ってくれていたが、本当に旨かったんだろう。
■カルボナーラ
・ベーコン(薄いのは×。塊を買って拍子切りにする)
・生クリーム
・玉葱
・チーズ
・塩・胡椒
・良質の卵黄(駿河若シャモの玉子を使用した)
・スパゲッティ(1.8MM。濃厚なのでとにかく太いのがいい)
①油を引かないスキレット(鉄鍋)にベーコンを入れ、じっくり火を通す。表面がカリカリにこげるまで。
②ベーコンを引き上げ、出た油で玉葱をしんなりするまで炒める。
③玉葱に生クリームを入れ、少し煮詰める。塩・胡椒をふり、チーズを溶かす。ここでは熊本で買ってきたゴーダを使用。
④パスタをアルデンテに茹で、あまり水を切らないうちにパンに投入。生クリームと絡めながら卵黄を入れ、これも絡める。ただし熱はかけない。しあげに再度胡椒を振る。
これを皿に380gくらい盛って二人でわしわしと食べる。加賀谷も喜んで食べていたので、旨かったのだろう。黄身が通常の玉子ではないので、実に濃厚だった。ベーコンが旨いのはいうまでもなし。
メシを食い終わり、秘蔵の日本酒「渡舟」を出してやることにした。茨城の府中誉酒造に見学にいった際に買ってきたものだ。ああ、これも書かなければなぁ。渡船は生酒なので置いておくと悪くなっているかと思ったが、実に旨かった。酔っ払い二人で、いろんな話をした。イヤーブックという、卒業記念写真集をみて、好みの女の子は誰か?というのをやると、ことごとく加賀谷と僕の好みは合わないことがわかって面白かった。人は、多様だ。
さて、そろそろ寝よう。明日は仕事だ。
僕の現在のno.1である寿司匠が、とうとう雑誌メディアに掲載された。
紙面は「大人の週末」だ。この雑誌は先月に月刊化されたもので、他誌に比べると、カラーページが多いのに価格設定が非常に安い。加藤ちゃんも喜んでいるし、良いことだなと思った。昨年11月の開店以来、閑古鳥が泣いていたり、一日に1人もお客が入らない時期があったりした。その時分からのつき合いだから、やっぱりこの店がメディアに採り上げられると嬉しい。反面、繁盛してしまうと、今のように兄弟のようなつきあいが出来なくなるのではないかというのもあってちょっぴり寂しい。
大阪出張の前に東京駅にて当の紙面をパラパラとめくる。3000円台で食べられる寿司屋という企画らしい。加藤ちゃんが修行をしていた寿司大が特集の先頭を飾っている。
で、肝心の匠のページだが、なぜか大きく掲載されているのは握りではなく、金目鯛の煮付けの写真だ。ムム?と言う感じ。にぎりの写真は10貫を皿に盛ったのが掲載されているのだが、なんとなくシズル感に欠ける印象だ。うーむ、、、 その場で板前の加藤ちゃんに電話すると、やはり反応はよくない。僕と同様の感想であったようだ。
とはいえ、広告掲載ではなく取材記事としてメディアに載った。一つの実績としては上々だろう。これでどれくらいの集客になるのか、期待しておこう。
新聞各紙で報道されている通り、標題の事件について、最高裁が農家側を敗訴とした二審判決を破棄し、審理を東京高裁に差し戻した。この報に接した各メディアから「報道の自由が規制されることを憂慮」する旨のコメントが出ているが、これは考えさせられる問題だ。
どの世界でも同じとは思うが、業界内部の常識とそれを取り巻く一般社会の常識にはズレがある。お茶を「野菜」と表現することは、農業関係者からすれば全くあり得ない話だ。しかし、一般社会からすれば、「農産物にかわりはないでしょ?」と言われるケースもあるだろう。
お前はどちらに立つのか、と問われた場合、私ならどうするか。基本的には、この世の農業を栄えさせたいと考える自分としては、テレ朝に非を求めざるを得ない。私の価値観からすれば、あの報道内容は明らかに適切ではなかった。また、所沢には生産者の友人が沢山いる。実際そうした友人が出荷できず、苦労した場面を直接みてもいる。当時はテレ朝そしてニュースステーションの顔といえる久米キャスターに嫌悪感を覚えたものだ。
しかしこの判決が言論弾圧や報道規制が強化されるという結果を生み出すのは是としない。事件は、報道に関わった個人の判断能力の欠如から発生しているはずだ。そうした個の判断能力やもろもろの要素を、社会的・構造的な規制で改善することは不可能ではないだろうか?問題は別のところに有るとしか思えない。
直截に言ってしまえば、あれだけインパクトの大きい報道を行うに足る裏付けを、合理的に獲得する能力を有していないならば、報道などしてはいけない。それが原則だろう。その原則すら守れないようならば報道などすべきではないのではないか?ということだ。無論、「裏付けはとれていた」という認識やデータがあるならそれは結構。ただ、社会的判断としてそれが「不適切」とされたのであれば、責任を問われるのは当然のことだ。
そういう覚悟を持ったメディア関係者はどれくらい居るのだろうか。
ということを考えた一件だった。今後どのようになるのか関心深いテーマだ。
ああ、イカンイカン。ついマジメになってしまった!今日は家で男3人ダメダメトリオの宴会である。
寿司処「匠」が掲載された「おとなの週末」だが、効果はあったようだ。金曜日の夜に、以前会社にきていた大根を7本あげたのだが、自分の家用まであげてしまったので一本とりにいった。店はテーブルひとつ残してほぼ満席。ほとんどがご新規さんだ。
カウンターには加藤ちゃんとバイトの娘の他に、2名の若い板前が居た。1人は助っ人だが、1人は今後常駐するらしい。若手に指示を出し、いそいそと動き回る加藤ちゃんの声は、いつもより少しだけ昂揚している気がした。
しばらくの間、匠にいこうと思う人は、予約の電話を忘れないほうがいいだろう。
そして自宅に帰って、親友2人を招き、男三人ダメダメトリオの宴会。したたかに飲み、喰い、酔っ払い二名が自転車でふらつきながら帰っていった。その片一方の加賀谷から電話があった。
「あー、事故に遭っちゃった。これからでかい病院にいってくるけど、鎖骨骨折した。」
なんということ、、、泊めてやったほうがよかったか。おい加賀谷、来週の週末までに治せよ。
今日は岐阜県情報顧問の神成氏の結婚パーティで、幹事である。今夜も酒ということだ。
このページ左側のプロフィールをみていただくとおわかりのように、農業関連の雑誌である「農耕と園芸」という月刊誌に、隔月で連載を書いている。「俺と畑とインターネット」というくだらないタイトルのものだが、なんと実に8年間も連載を続けている。
また、農産物の生産・流通に関しての各種原稿依頼が来るので、出来る範囲で年間に20本くらいは執筆している。
これら原稿は、農業関連メディアという、どちらかというとマイナーな媒体にしか出ない。しかも原稿料は格安で死にそうだ。それではせっかく書いたものがもったいないので、新たにこれらを公開するblogを作った。
食い倒れ日記にマジメモードで書くのはイマイチと思うのでこうした次第。ご関心があれば、覗いて欲しい。
今夜は、我が国が全世界に誇るメディアアーティストである江渡君と加賀谷と僕とで、ある仕組みの打ち合わせ会議をする。この仕組みが日の目をみたら、相当に面白いことになるだろう。そしてその打ち合わせ後、六儀園の横にある絶品焼鳥屋で飲みである。楽しみだ。
ほんの木からつい先日出版された
「危機かチャンスか 有機農業と食ビジネス」 矢崎栄司著
に、僕のインタビューが6ページ分掲載されている。
本の帯には大仰にも、
「オーガニックが日本の食と農を救う?! 界のリーダー38人のロングインタビューを掲載!」
とある。知らない内に「業界のリーダー」になってしまったらしい。けど、あまり嬉しくないんである。
インタビューされている38人はオーガニックビジネスに関わる生産者・団体・流通業者などのトップが多いのだが、僕の位置づけは「インターネット販売」である。しかもこの本の取材、なんと2年前のものだ。実は謹呈本が送られてきた時、なんのことなのかわからずきょとんとしてしまったほどだ。ようやく思い出してみると、人からの紹介で、話を聞きたいという著者の矢崎さんを迎えたのだ。その際にも本にしたいという話は聴いていた。
こういう場合、インタビューを起こしてからのゲラを見せてもらって校正をしたりするのが当然だろう。まして、取材から時点が相当にずれているのだから、内容修正も含めて打診があって然るべきだ。しかし、今回はそういうことが一切無かった。だから、内容を読むと明らかに古い。その時点でのベストな話をしているが、現在では陳腐化している部分もある。もっと良くないのは、取引先の実名が出てしまっていることだ。これは、ゲラチェックがあれば当然削除を要請する部分である。どこの企業が取引先を空かすだろうか。しかもそことは現在は取引をしていないのだ、、、
ま、内容的には実名が出てしまっているところにも害はまったく無いはずなので仕方がないかと思うが、著者には厳重な注意をさせてもらった。ま、自分が掲載されている本だから、売れて欲しいとは思うのだが、複雑だ、、、
「どっちの料理ショー」は、おそらく初めてといってよいほど「素材」とそのつくり手にスポットが当たったエンターテインメント番組である。家に早く帰れるときは観るようにしている。しかし、番組の思うツボというやつだが、毎回毎回歯軋りする思いだ。大体、応援している方が負けてしまうのである。
今回は北海道帯広名物の「豚丼」vs「海鮮丼」だ。僕の豚丼偏愛嗜好は以前のblogで書いている通りで、北海道といえばまずこれだろう、という好物である。
その豚丼が負けた、、、悔しい。何が悔しいかと言えば、海鮮丼に負けたことである。今回の海鮮丼は、ご飯に北海道の海の幸を並べたものである。新鮮極まりないスルメイカの刺身や超特大ボタン海老などをこれでもかと並べた一品。そりゃ、旨いだろう。
しかし。
海鮮丼は、はたして料理として優れているか? 豪華な食材をご飯に並べて出すというだけのものではないか。いや無論そういうのもスキだ。目の前にあったらガッツリ食べてしまうだろう。けど、本道ではないと思う。豚丼は、豚肉を炭火で焼き、タレを絡ませご飯に載せる。このシンプルさではあるが、それだけに素材とタレと焼きという工程で化学変化が起きる。1+1が2以上になるのだ。それが料理の奥深さと言うものではないか。この点で海鮮丼は、単に素材力のみで勝ちあがったと言える。それが納得いかない。
嵐山幸三郎氏も、数年前のdanchyu誌の丼特集の中で、鮭とイクラの親子丼に対して同じようなことを言っている。
「鮭とイクラを乗せても、その二つがぶつかることで相乗効果を出している訳じゃないからなぁ。その点、鶏と玉子の親子丼は全く違う。」
というような内容だったと記憶している。そういうことだ。
ま、とにかく番組では負けたが、僕は豚丼を愛している。帯広よ、、、待ってろよ~また食い倒れに行くから!
フランス語の先生である舞子クンから、「秋刀魚一匹100円で炭火焼きして、大分のカボスをかけて食べられるイベントあるよ!」という魅惑的なお誘いを受けた。ラジオ局の文化放送が「収穫祭」と銘打って神宮外苑で開催するイベントだ。なんでも各地の農協や特産物の出店がやたらと出るらしい。それは行かねばと、某HP社の熱血営業マンである原田君とまゆみちゃん夫妻、そしてフランス人ベンジャミンとそのガールフレンドのリナ(コロンビア人)と共に出かけたのだ。
しかし、、、
あいにくの雨。かなり降っている。
しかも!雨なので早めにさばいてしまおうという主催者の意向で、午前中に秋刀魚を無料配布などという暴挙に出てしまい、午後3時にはすでに秋刀魚ナシ。ウーム。風邪っぽいのに無理して出てきた原田君はもうキレそうである。
しょうがないので態勢を立て直し、「500円で地酒8種類試飲会」で泡盛や芋焼酎「小鶴」などを飲みまくり、早々に酔っ払った。富士吉田焼きソバも食べた。旨かった。
イベントが終わってから近くのベローチェでコーヒーを飲む。舞子クンの友人の女性のボーイフレンドが国籍不明だったので聴いてみると「モルジブ人」。しかもなんと!あの「さんまのからくりテレビ」に、変な外国人として出ているんだそうだ。アミールっていう人なんだけど、知ってますか?俺は観てないから知らないのだ。びっくりしたがいい奴だった。
今日は、サンマは逃したが、さんまの番組出演者に会えた。また、人生で初めてコロンビアの人と友人になった。出会いに恵まれたいい日だ、と思って大江戸線で会社に帰ると、また大きな出会いが待っていたのだった、、、
(つづく)
さて、続きだ。門前仲町の会社で翌日の準備だけして、会社を出た。
ところで僕が人に誇れることと言えば、まずは食欲だ。その他にはそうそう自慢できることはないのだが、ことこれだけはというのがもう一つだけある。それは出会う力だ。32年の短い人生の中で、どうしても偶然とは思えない出会いや再会が多々あった。
そして今日、大倉正之助さんに再会した。
なんとなく、家に帰りがたい気分だったのだ。僕には珍しくファーストフードが食べたくなった。門前仲町のモスバーガーに行こうとしたら、その手前にフレッシュネスバーガーがある。そういえば沖縄でよく食べられているスパムをつかったバーガーが出たはずだと思い、こちらに急遽変更。入店して注文し、バーガーが出るのを待っていたのだ。そこに、革ジャン、皮パンツを履いたライダー風の男が入ってきた。その後姿で、僕にはわかった。振り向いて目が合ったときに「正さん」と呼ぶと、向こうもびっくりしながらも、「ああ~なんでだよ~」と握手。
大倉正之助さんは、破天荒な能楽師だ。大革(おおかわ)という、「カン、カッ」という高い音のなる鼓をご存知だろう。彼はこの大革の重要無形文化財総合認定保持者だ。が、彼の場合、肩書きで「へへぇ~」となる相手ではない。ものすごく型破りで面白い人なのだ。能の舞台のみならずジャズや民族音楽、クラシック等のミュージシャンと共演多数、革ジャンを着て舞台に上がり大革だけで独奏もする。ハーレーを駆るライダーでもあり、ケンタウロスというライダー軍団と、満月の夜には集会を開いて能を演じる。
しかし、
彼と僕との接点は芸能ではない。彼は一時期、能楽の跡取になるのが嫌で家を出ていたのだが、その時期、なんと伊豆で農業をしていたのだ!バイクに農具と野菜を積んで伊豆を走り回っていたのだ。しかも有機農業バリバリである。だから彼と僕が話す内容は、芸能のことよりも先に農業なのだ。無論、彼は農業の世界から能の世界に帰ったのだが、スピリッツは持ったままだ。
とにかくかっこいい人なのだ。
彼とは学生時代に出会った。僕は、実は芸を持っている。モンゴルやトゥヴァ共和国といった国々でよく奏でられている「ホーミー」または「ホーメイ」という歌唱法がある。いわゆる倍音を口腔内で発生させ、低い唸り声のような低音と笛のような高音を同時に発声し、メロディを奏するものだ。一頃CMなどで流れていたこともあるので知っている人も多いだろう。経緯は長くなるので書かないが、僕はこの「ホーメイ」の発声の数種類をできるのだ。で、よく乞われて人前でやったりしていた。渋谷駅でよく路上パフォーマンスをしていたひげ面のゴロさんと言う人と競演もしたりしていた。
そんなある日、とある人が大倉さんを紹介してくれた。いきなり家に行くと「ああ、今から山梨でイベントがあるんだけど、一緒にこない?」といわれ、その場で「行きます。」と、かばん持ちをすることに。実はそのイベントが世界文化デザイン会議というもので、かなり著名な文化人が集まるものだった。その一つの分科会で、大倉さんが大革を打つというのだ。それに適当について来い、ということだ。
行ってみてびっくりした。その分科会の座長は松岡正剛。ゲストにはなんと清水博。そして手塚治虫の息子の手塚眞やその細君(漫画家)。なんだかすごい面々なのだ。で、大革の演奏が終わってから、松岡正剛さんがおもむろに「そういえば本日は、倍音を歌う人がいるそうですねぇ」という。何も聴かされていなかった僕はギョッとしたが、そこでやらないのは男でない。ということでやったのだ。豪勢なパネラーと50人くらいの聴衆の前で、インチキホーミーを。ま、結果は大喝采だったが。
イベントが終わり、東京に帰る車の中で、彼が言う。
「山ちゃんさぁ、これからあるイベントの準備に入るんだけど,一緒にやらないか?」
僕はもう間髪いれずにこう答えた。
「いや、やることあるんで出来ないです。」
今から思うと、ここで「ハイ!」と答えていれば、何か人生は変わっていたと思う。明らかに彼は僕の答えを聞いてずっこけていた。ま、しかしこのときは学校内で畑をやっていて、重要な時期だったので、狙ったわけでも何でもなく、自然にお断りをしたのだ。
その後、彼のライブに行ったりして数回顔を合わせたが、ここ数年のあいだ、連絡はとっていなかった。それがまた再会できたのだ。嬉しい。
「今さっきまですぐそこのラジオ局で番組に出てたんだよ。8日にライブがあるから、おいでよ。招待するよ!その代わりバラシ(片付け)手伝って!」
もちろんいくしかないだろう。
そうだ、宣伝もしておこう。
■『飛天双〇能』
(日時) 2003年11月7日(金)・8日(土)
17:30開演(17:00開場)
(会場) 新木場スタジオコースト
東京都江東区新木場2-2-10
電話:03-5534-2525
営団地下鉄有楽町線、JR京葉線、りんかい線 「新木場」より徒歩4分
(演目) 大鼓独奏 能「山姥」
新作能「一石仙人」(2日間共通)
正さんが笑いながら言った。
「バラシ手伝ってもらいながら、ホーミー聞かせてくれよ」
お安い御用だ。久しぶりに練習をしておこう。
こうして久々の出会い・再会があったのだった。濃い一日だった。
先日も書いた、大倉正之助さんプロデュースの能舞台、飛天双輪能の当日。「招待するからおいでよ。バラシ手伝ってくれればいいから」
ということで、受付はスルー。スタッフシールを貼って客席の隅から能を観る。
ハコは新木場のスタジオコースト。国立能楽堂のような伝統的なたたずまいと違い、ここはオールナイトで皆が踊る、クラブだ。今日の内容は2本立てで、大鼓独奏、能「山姥」 と新作能「一石仙人」。先日木場で正之助さんに再会したのもびっくりだが、この日はもう一つあって、1本目の「山姥」に、安田登さんがワキとして出演していたのだ。安田さんは、僕の高校時代の担任教員をしていた人だ。教員をしていた当時からすでに能役者だったが、僕が卒業する少し前にいろいろあって退職し、現在は能役者やさまざまなことをしている。その彼が出ている。ちょっとびっくりした。まあ、世界は狭いのだ。
二本目の「一石仙人」は古典ではなく現代人が書いた作品。一石仙人とはアインシュタインのことだ。謡の中では相対性理論が語られる。面白かった。
最後、正之助さんが独りで出てきて御礼のことば。そして、
「さいごに、マイクを通さないで肉声で大鼓をやります。」
そういって、一切のPA抜きで演奏が始まった。乾いた大革の音。正之助さんの声。この日いちばん観客の心に迫ったのはこの音だったに違いない。
客が捌けたら撤収。大道具屋さんに適当に混じってばらしをする。おそらく僕が、全く関係ない人だと思った人は居ないだろうな、、、
実にいい夜だった。
洋梨ラフランスの記事を読んで、僕あてに注文や問い合わせをして下さった皆様。スミマセン今年は僕が販売する訳ではないので、直接、尾形果樹園にご連絡ください。匡弘(まさひろ)さんに代わってもらって、ヤマケンのWebをみたと言えば、厚遇してくれると思いますよ。
ところで親友の加賀谷から言われて知ったのですが、いまGoogleで「やまけん」というキーワードで検索をすると、僕のこのWebが一番上に来るそうです。おお、、、ホントだ!ちょっと嬉しい。「やまけん」とかいう短縮形のニックネームはやたら多いので、以前は一番上に来ることはなかったんだけど、、、おそらく更新頻度が高いからですかね。
でも、昔々、私が大学生の頃は、インターネット・WWW利用者も少なく、その中で農業情報関連の内容をきちんと作っていた私のWebサイトは、「日本の農業ホームページアウォード」というイベントで6位にランキングされたことがあるんですよ。
でもそっちよりGoogleで1番上の方が嬉しいかも。よし、次は「食い倒れ」というキーワードで一番になってやる!現在はというと、、、おお!それでも7番目だ。 よーし頑張ろう。
石井威望(たけもち)先生に豪勢なランチをご馳走していただいた。
石井先生とは何者か?希代の天才である。Googleに石井威望と入力して検索してみると、すさまじい量の肩書きが出てくるので、余計混乱するかも知れない。国内の技術関連の委員会の座長等を30以上兼任していたような人だ。そして、私の大学時代の恩師でもある。現在は、東京海上研究所理事長という役職がメインだ。
大手町の研究所のオフィスが近いので、よく遊びに行かせて頂くのだが、あることでお手伝いをし、昼をご馳走していただいた。東京海上ビル23階、皇居を一望できる絶景展望の会員制クラブである。ん~ シチュエーションがご馳走。
先生が最近提唱しているのが「キュービタル」という概念だ。これについては僕があるグループに出したメールを再掲しよう。
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最近、石井威望先生にお会いするようになった。先生は東京海上研究所の理事長になられたのだけど、相変わらずの知的好奇心で、どんどん突き進んでおられるように見受けられる。
http://www.tmresearch.co.jp/
その先生に本を渡すために会いに行ったら、ことのほか喜んでくださり、そこから小一時間の講義(?)が始まった。曰く、、、
「近く、閉塞感が感じられるようになったデジタル社会から、次なるパラダイムシフトが起こる。それは、ビットからキュービット(量子ビット)の世界観へと変わっていく、キュービタライゼーションと名付けられるものだ。
「キュービットとは量子コンピュータ上の概念だが、ここでいうキュービタルとはそれだけではない、価値観としてのキュービタルだ。
「量子力学では光を、粒子と波動のどちらでもありうるという見解を採る。これは、デカルトの心身二元論に拠り構築された近代西欧のパラダイムを過去のものとしている。つまり、二元的な世界観から、二元的意味が「もつれあう」世界観が、キュービタルなのだ。実はその考え方は汎アジア的なものと言える。
というようなことが延々と続くのだけど、僕にとっては衝撃的な講義だった。
このキュービタルという言葉自体が先生の造語なので、Webを検索しても出てこない。下記が、先生の講義緑だ。
http://www.tokiomarine-forum.org/keynote.html
何故、僕にとって衝撃的かといえば、本のテーマになったトレーサビリティという問題を正確に捉えるための視点がここにあったからだ。それを見透かしたかのように、先生は、
「君のこの本に書いてあるトレーサビリティっていうのは、キュービタル的視点が入っていると思うよ」
とおっしゃった。
僕のテーマからいえば、農産物が産地で作られ、流通する際に、どんな情報をどのように貼付することで、消費者に安心感を持ってもらえるのかということが焦点だ。そう、ここですでに二元論になっている。野菜自体はものだから、ものの流通、つまり物流になる。しかし、残念ながら現在の流通では、情報はそれについていかない。何より、日本の野菜生産では、情報は記録されないままものだけが流れていくの普通だったからだ。
しかし、キュービタルな「もつれ合い」の世界においては、情報は常にものに寄り添うべきだ。つまり、今僕や業界で議論されているアプローチとは次元が違うものの見方が必要なのではないか、ということを感じた。
これを発端にいろんなコトを考えたのだけど、とにかく石井先生のお話には刺激を受けた。
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来る11月21日、東京海上研究所にて、このキュービタルをテーマにしてのフォーラムが開催される。無料で参加可能なので、関心を持たれた方はぜひ参加してみて頂きたい。
ちなみに東京海上ビルから、僕の大好きなスパゲッティ屋「リトル小岩井」はすぐ近くである、、、会場で僕を見かけたら声をかけて欲しい。
■第21回東京海上研究所のフォーラム
http://www.tokiomarine-forum.org/
以前の記事に紹介した日本酒ライターの神澤さんと板橋さん夫妻の、長野県蓼科のご自宅に招待して頂いた。これがすんごい家なんである。デジカメで撮ろうとしたら50m離れないと全景が入らない横長さなのだ!
ちなみに神澤さんは青少年少女向け小説を数作出版しているれっきとした小説家さんなのだが、僕としては日本酒ライターであって欲しいのでそう呼ぶ。
夫君の板橋雅弘さんはというと、実はさらに有名な作家である。イタバシマサヒロというカタカナ表記をすればわかる人もいるのではないか?週間少年マガジン誌に長きに渡り連載された(全32巻!)、あの青少年向けチョットHなドキドキ漫画「BOYS BE・・・」の原作者様なのだ!それはこのページを見て頂ければわかるだろう。他にも、第二次UWFの頃に高田延彦の本を書いたりと、プロレス関係者があっと驚く人なのだ。この業績に敬意を表し、僕は彼を「師匠」と呼んでいる。
とまあ、ご夫婦で充実した仕事をしていらっしゃるすばらしい方々なのだ。東京と蓼科をいったりきたりしている彼らの家にお邪魔して、さんざん食い散らかすというのが今回趣旨というわけだ。
兄弟分の工藤ちゃんとその弟子の浅見君の運転で蓼科へ。かなり冷え込む空気の中、「渡辺篤史の建もの探訪」に出てきそうな綺麗で豪勢な家に到着。あとで冗談交じりに言ったら「ああ、ここの建築家はあの番組にもう10回くらい作品がでたらしい」と言っていた。うーむ。
冷え込む前に工藤ちゃんが薫製を仕込む。彼が創作した段ボール燻煙機だ。中には花輪飾りの台を芯として仕込んでおり、簡易ながらも余裕を持って温薫がかけられる設計になってる。
四方山話をしながらメシ。神澤さんは実に料理が旨い!これはおそらく食べることが人並みはずれて好きだからだろう。実に酒が進む旨い料理を作ってくれる。
ウドのきんぴら
野沢菜漬け南蛮炒め
☆ゆで豚のにんにくみそ漬け
☆牡蛎のグラタン
マグロのカマ焼きカボスとスダチ・大根おろし添え
白菜の干しエビ・干し貝柱スープ煮
☆原木しいたけの揚げびたし
☆牛肉・パプリカ・ニンニクの芽のオイスターソース炒め
☆絶品ナスカレー
☆マークは超旨かった料理だ。
全部旨かった!ナスカレーはドンブリに3杯食べた!感動した!
食べて一言
「飲兵衛・食いしん坊が作る料理は旨い。」
これ、ホントだと思う。
北海道シリーズを見て頂ければわかるとおり、かなりエネルギー摂取過多に陥っている。なのに、仕事が繁忙&飲み会シーズンで、トレーニングにいけない。身体の中に膿が溜まっている感覚がする。燃焼させねば、、、
カロリー消費には、運動しかありません(きっぱり)。または粗食。通常は納豆ご飯が基本なのです、私。しかし、今週もかなりイベントが入りまくっている、、、
うーむちょっと辛くなってきた、、、
しかし!世の中には上が居るのだ。レストラン評論家の山本益博氏のことは誰でも知っているだろう。彼のことを余り知らないが、メディアでよくみかけるというくらいの人もいるだろう。
この人はスゴイのだ。僕が高校生のころに読んだ彼の本で、なんと1年間365日外食をし続けたという、空前の行為をしているのだ。いや、蕎麦屋とか定食屋ではないですよ。フレンチとかイタリアンとか鰻とか、とにかく美食系の「ハレ」の食事ばかり食べ続けているんですよ!そして彼は、とうとう体を壊したということなのだけど、、、しかし、これはスゴイ記録。僕は別に追いかけるつもりはないけど、プロ根性とはそう言うものだと思う。
彼が最近、雑誌「おとなの週末」に食べ歩き日記形式の連載を書いているが、非常に面白い。とにかく食事をする店についての嗅覚は動物的なわけで、店に対する提案や叱咤激励まで愛情がこもっている。
僕が「スゴイ」と思う食の冒険家は、この山本益博さんと、もう一人東京農業大学の教授である小泉武夫先生。日経新聞の木曜日夕刊に「食あれば楽あり」というコラムを書いている方といえばおわかりだろうか。テレビにも良く出てくる、発酵食品大好きなおっちゃんである。このお二人には今のところ全くかなわないなぁ、と思う。
というお二人に少しでも近づくため、本日は絶対にトレーニングに行ってエネルギー消費し、胃袋を整えるのダ。
デジカメを新調した。これまではCASIOのカードサイズデジカメ初代Exilimを使っていた。昨年初夏の発売日翌日にゲットして、これまで愛用してきた。しかし、パンフォーカス機のため、90cm以上の接写ができない。これは、僕のような食材撮影者には致命的だ。しかし、カードサイズという小ささは何者にも変えがたく、かつほぼ電源スイッチを押した瞬間に使えるようになる高速起動に慣れてしまったので、同等の性能を求めてしまうのだ。
いろんな機種を触って、今回購入に踏み切ったのが、CANONのIXY-Lだ。中田とミラ・ジャボヴィッチ(だっけ?)がCMに出ているあれだ。
このデジカメ、Exilimより少し大きいのだが、画質の点では大幅に優れている。なんと言っても購入の一番の動機となったのは、3cmまで寄れるスーパーマクロ撮影機能だ。この穴子の写真を見て欲しい! 穴子のコゲまでくっきり撮れているでしょ?
色の再現性もよい。実際より彩度が若干上がって華やかになるが、青果物にはそれくらいがちょうどいい。巻きものを写すと、イカの照りやトロタクのコントラストもきちんと表現されている。
これで、本当に旨そうな写真が撮れるはずだ、、、100人力だ。今後さらに、食い倒れ道を突き進んでいきたいと思う。
ああ、、、久しぶりに素晴らしい音楽に打ちのめされた。
高校時代からパット・メセニーのファンなのだ。本日は、ブルーノートでのライブの最終日。クリスチャン・マクブライド(b)とアントニオ・サンチェス(ds)とのトリオだ。親友の高橋パヤと一緒に観る。トリオでのアルバムがそれほど好きでないせいかあまり期待していなかったのだが、とんでもなかった。
友人に手伝って貰い、午後1時前から入場整理券の列に並ぶ。41番目に入る権利を獲得し、入ってみるとマクブライドの目の前。パットの手元も表情も、そしてサンチェスのドラムの生音も聞こえる、ベストな位置だった。2時間弱の演奏、感動の連続であった。
これが本日最大の、大ご馳走であった。今年はもうこれで打ち止めにしてもいい。パヤと、そう言いながら、終電の地下鉄駅に向かった。いい一日だった。
やったぜ! ここのところしばらく、Googleで「やまけん」を検索すると、1番上には、芸能人かなんかの「やまけん」という人が来て、2番目に僕のこのサイトが並んでいたのだが、今週は僕が奪還した!
一番上に来るというのは、何にしても嬉しいことなのである、、、
親友の金子重人が、ついにメジャーデビューを果たした。 そう、、、金子重人とは、この出張食い倒れ日記の←こちらがわに出ている僕の似顔絵キャラクタを書いてくれた「GC Factry.」その人なのである。いずれデビューすること間違いないと思っていたので、先手を打って破格の値段で書いてもらったのである。ふふふ、、、
で、どういうことかというと、先ごろ週刊少年ジャンプが主催した「デジタル漫画大賞」に入選し、とうとう連載漫画をネット上で発表する運びとなったのだ。
http://jump.shueisha.co.jp/henshu/JDM/index.html
このページを開くと出てくる3つの物語のうち、一番右にある「トラベル&トラブル」が彼の作品だ。まあとりあえずは、紙面ではなくネット上でどのような物語が出来うるのか、遊んでみて欲しい。新しい地平が、そこにはある。
金子は、「○長の野望」などで有名なゲームソフトメーカーに就職後、実績を残しつついきなり退職し、
「世界一周してくるよ~」
と日本を飛び出し、1年以上をかけて世界を回った人間だ。その足跡は、彼のWebに順次アップロードされているが、これを漫画化した日記がまた面白い。ま、いずれこれらも作品化されて、日の目を観るだろう。こうなってしかるべき人が、また世に出ようとしている、ということだ。
彼が世界一周に出ると言ったとき、まだ僕は彼の意思を理解できなかったことを告白しよう。でも、今はよくわかる。彼は、偉大な先達だ。運命を切り開くのは、意思と勇気だ。
金子、おめでとう! 地のはてまで応援するぞ!
早いもんだ。もう師走である。あと数日で、新年が来る。
この「出張食い倒れ日記」も、エントリ数140を超えてしまった。一番最初のエントリが、「大阪心斎橋で、小粋な割烹に心酔した」 で、7月8 日付けとなっている。ということは約半年の運用ということだ。だいたい1日に一つのエントリをかけたと言うことか。途中までは身内的仲間が観てくれているひっそりblogだったが、ここのところ、全く僕が知らない来訪者の方が多くなっている。ありがたいことだ。読んでいただいたみなさまに心からありがとうといいたい。
反省としては、どうしても出張よりも首都圏記事のほうが多くなってしまうことだ。昔、メールマガジンとして勝手に食い倒れ日記を送っていたときは、大体1ヶ月の2回くらい、出張先で酔っ払いながら書いていた。それが、なんだか毎日書くことになると、いきおい自分の起居する近隣の出来事が多くなってしまうという次第だ。まあ、仕方がないだろう。
自分でも思ってみなかったことといえば、開拓心よりも店に惚れ込む傾向があるということだ。つまり、いい店を発見したら、それよりいい店を探すのではなく、好きになった店に入れ込むということだ。再三に渡る大阪出張に際しては、「インデアンカレー」を欠かすことは考えられなかった。まあ、インデアンを食べてから別の店にカレーを食べに行っていたりしたのだが、、、そう、この大阪「インデアン」vs「ピッコロカレー」の勝負は自分でも非常にのりまくっていた。そして首都圏では、いくつかの店に集中的に足を運んだ記録が残っていることがわかるだろう。そう、僕は割と浮気しない人間なのだ。
さて、こうした一年の計を残そう。このblogでは「出張」「首都圏」「食材」というカテゴリがある。そのそれぞれでのグランプリを決定していきたいと思う。もちろん、グランプリ選出の店は、右にある「食い倒れの殿堂」入りとする。
僕の仕事は出張が多い。地方の農業関連企業へのコンサルであったり、もっと多いのは講演依頼である。講演に行く際には、できるだけまだ見知らぬ土地を優先している(笑)。
今年出張に行った中で印象に残っているのは下記だ。
・岐阜県 郡上八幡と大垣
今年度最も足を運んだ地域だ。郡上には、鶏の内臓を味噌味で鉄板焼きする「けいちゃん焼き」という料理があり、実に旨い。しかもバカ安なのだ。それと、土産品としては「葉なんばん」が絶品というのも既出の通りだ。
そして大垣では、素晴らしき料亭「四鳥」が僕を迎えてくれた。
・大阪
大阪といえば、もう「カレー夏の陣」である。このblogの中で僕が一番印象強いのがこの辺の対決ものだ。インデアンカレーは、ガイドブックもみずに見つけた店であり、そういうのが本当に嬉しい。ほかにも大阪では旨いもんを一杯食ったのだが、やはり印象が強いのはインデアンカレーなんである。
・北海道 帯広
そして、後半にググっと衝撃的な質量作戦を展開したのが、この帯広編だ。総カロリー数は
計算できない。いや、したくない!とにかく豚丼を食いまくった。もちろん仕事もしたんだヨ!どこまでも続く長いも畑は、圧巻だった。北の大地の素晴らしさを思い知ったのであった。
さて、、、
出張の醍醐味は、単品ではなく、その土地を表す食と出会う喜びである。そう言う観点からこの中で選ぶとすれば、やはり「北海道 帯広の豚丼」となるだろう。カレーはもちろん旨いのだけども、豚丼は北海道それも帯広の文化のなかで育まれた色が濃くでている料理だからだ。「どっちの料理ショー」では、なんだか豪華なだけがとりえの海鮮丼に負けてしまったが、ささやかながらこのblogのベスト・出張先の栄冠をささげたい!中でも、僕の好みの豚丼である、帯広空港のレストラン「白樺」の豚丼をグランプリに推したい。
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ベスト・出張先
「北海道 帯広空港 2Fレストラン「白樺」の豚丼950円」
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出張の部に続いては、首都圏の部だ。エントリ数は44件を数えた。ちなみに、このWebは日記とは名乗っているが、毎日のべつまくなしに書いているわけではない。ちゃんと自分の基準に達した店のみをピックアップしている。
その中でもテーマ的に心に残ったのは、下記のようなエントリ群だ。
・東京の旨い蕎麦
蕎麦については、首都圏外でも旨い蕎麦によく会った年だった。福島の会津若松の割烹の女将が打った蕎麦は、劇的に旨かった。また、北海道夕張の岩崎農場では、人生史上最高の蕎麦を食べてしまった。しかも粉挽きから始まって自分で打つというところまでだ。
・日本酒の旨い居酒屋対決
居酒屋にもよく行った。今年前半によく出没していた「五穀屋日本橋店」の店長が変わってしまってから足が遠のいてしまい、後半は森下の「山利喜」、そして本所吾妻橋の「わくい亭」といった名店に通っていた。どちらも、出てくる酒も旨いし、料理も最高という、隙の無い店だ。来年もまた通うことになるのだろうなぁ、、、
・ロメスパ名店めぐり 後半に掲載しちょっとブレイクしたのがこの路麺スパゲティシリーズだ。大手町の「リトル小岩井」、そして有楽町「じゃぽね」は、読者も足を運んでしまい、すっかりはまったという報告が寄せられている。何と言ってもその焼きソバ的スパの魅力と、レギュラー→ジャンボ→横綱→親方→理事長という段階的大盛りメニューに関心が集まったと言える。来年は、「親方」そして「理事長」に挑戦することになるのだろうな、、、
と、こんな感じで1年が過ぎていったわけだが、、、
この一年、僕が最も愛し、通った店が、門前仲町にある。お分かりだろう、築地周辺の名店を修行で渡り歩き、満を持して2002年秋に独立・開業し、1年かけてきっちりと定着した寿司の名店 「寿司処 匠」 だ。
おそらく今年、僕が最も通ったのはこの匠だ。それなりの投資だったが、、、思えば、一日で僕一人しか客が来なかったり、店を早めに閉めて歌いに行ったりと、店主の加藤ちゃんとの精神的交流は濃密だった。ようやく先ごろ「おとなの週末」に掲載され、それ以降は客足も安定し、スタッフを雇うことができるようになった。来年はさらなる飛躍の年となるだろう。今年、実は31日の大晦日に、スタッフ忘年会があるのだが、それに呼んでもらった。常連客代表として謹んで出席させてもらう。なんとスッポンまで捌くらしい。うーむ楽しみだ、、、
ということで、首都圏の部のグランプリは、文句なしにこの「寿司 匠」とさせていただきたい。
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ベスト・首都圏
門前仲町 「寿司処 匠」
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新年は、寿司匠での大忘年会で迎えました。食べたものは、、、
・あんこう鍋 こんなにアン肝の入った鍋は初めてだ!
・スッポン鍋 セイちゃんが捌いたスッポン、最高!スープも旨いし生き血も飲みました。で、もちろん雑炊も。
・刺身 いつものネタを豪勢に、、、
・餃子 浅草「末っ子」のを各自2人前くらいずつ
ということで正月から食い過ぎです。
今年もよろしくお願いいたします。
うどんのエントリに、カマタスエコさんがコメントを下さった。
彼女は、僕と同じかそれを上回るくらいの旨い物好きである。そんな彼女のサイトは、レシピも含め、すばらしい充実ぶりだ。
電脳カマタ食堂http://www.cx.sakura.ne.jp/~bistro/
ちなみに彼女はライター/デザイナーといった色んな顔を持つアネゴである。僕が連載を書いている「農耕と園芸」誌に、同じく連載を持つ仲間でもある。しばらく前までイタリアにはまっていたらしく、blogの横にその特集記事があるので、ぜひご覧いただきたい。
アネゴ、メシ食いに行こうな。
オムライスのエントリへのコメントで、「やまけん太った」説が矢のように刺さりまくったので、急遽昼飯を抜いてジムへ飛び、測定してきた。
、、、太ってねーよ!
それどころか体脂肪率が落ちてるよ!
年末の飲み会シーズンで毎日飲み歩いていた前回計測時に19で、今回は18になっとる。30才以上の男性の平均値が17~23だぞぉ!ただし、年末年始にトレーニングできなかったから、筋肉量が少し落ちていた。誤差範囲だけどね。
ということで、皆さん写真をみて「顔がでかくなった」と指摘するが、これは「写真のマジック」なのだと判断したい。ていうか、そういうことにしといてよ。
まあよく言われるのだ。なんでこんなに食い歩いているのに、ボテボテの肥満にならないのか。それは、、、当たり前のことだけど努力してるんだよーん。
フィットネスジムではよく言われていると思うが、食事はカロリーで表されるエネルギーに転化する。これを消費していくのが人間という生き物だ。エネルギーが余ると、脂肪になる(太る)。足りないと、身体に付いた脂肪層を燃焼して代替する(つまり痩せる)。この原理は絶対不変だ。ダイエット法の本が沢山でているけど、この基本原理だけは絶対に変わらない。
痩せたい~と思っている時にメシを抜くというのは、余り意味がない。そのメシ抜き状態を毎日続けられるのであればいいのだが、毎日など続くわけがないのだ。それよりも、脂肪を効率よく燃焼させるためには、筋肉量を増やすことが有効だ。筋肉は、動作時にエネルギーを消費してくれるからだ。つまり、ただ歩くだけでも、筋肉が多い方が消費エネルギーが多くなる。これを基礎代謝の向上という。
この基本原理は、僕が高校生の頃(今から14年くらい前だ)に買って貪り読んだ「チャック・ウイルソンのトレーニング・バイブル」で勉強したものだ。
チャック・ウィルソンといえば、よくテレビ番組に出ていたからみんな知っているだろう。実は彼は優秀なトレーナーなのだ。ちなみに高校時代、僕は仲間と「プロレスリング研究会」を作り、毎日体育館のマットの上で異種格闘技戦(僕が柔道で友人がテコンドー、空手とか)をやっていたのだ。その仲間の間でこの本はよく読まれ、バーベルを体育館に持ち込んで、ベンチプレスをしていたものだ。バカな高校時代だった、、、(遠い目)
そういうわけだが、ここ最近のダイエットとかフィットネスの話を聴いても、10数年前に出版されたチャックの本で書かれていることをなぞっているか、今日的に体裁が変わっているだけだ。ということで、僕は黙々とバーベルを上げ、筋肉量を増やし、水泳をし、基礎代謝を上げて、日々食い倒れているのである。
以上、僕のいいわけでした。さて、今夜は接待でフグを食う。
そうなのだ。正月明けからぼちぼちと首都圏を中心に食い歩いていたのだが、これから実に怒濤の地方出張月間が始まろうとしているのだ。
やまけんの出張人生始まって以来の密度、かつ場所は散逸しまくりのダイナミック月間になるかもしれない。
1月
19日 金沢 かぶら寿司、寒鰤、カニ、
23日 帯広 インディアンカレー、豚丼
24日 札幌 ジンギスカン、寿司
25日 大阪 インデアンカレー、 はりはり鍋
26日 和歌山 鯖のなれ鮨、ラーメン
2月
2-3日 帯広 豚丼以外のもの
5-6日 山形 蕎麦! 肉蕎麦! 納豆汁
10日 福井 蕎麦!
第3週以降、断続的に帯広、和歌山。
うーむ
俺の身体ははたしてどこまで持つのだろうか?
命をかけて食い倒れるゾ!
刮目して待て!
食倒ラーであるやまけんはしかし、またの姿として農産物ITコンサルタントという身分を持っているのだった。で、日経新聞のIT戦略チームである「デジタルコア」というところが本を出すのだが、そこに寄稿を要請されたので書きました。
本の名前は
「デジタルID革命」
だ。
明日発売なんだが、すでにAmazon.comでは予約できるようになっとる。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532311179/qid%3D1074769034/249-4467765-3286718
この本、分かり易く言えばIDタグ(RFIDタグね)の技術と社会との関連について書いた本だ。で、技術的な話などが並ぶ中、食品のトレーサビリティというコラムで僕が3000字くらい書いている。関心がある人は、ぜひ手に取って頂きたい。
ちなみに主著は、有名な國領二郎先生(慶應義塾大学)だ。
立ち読みはやーよ。
さて、すでに恐怖の出張月間に入っている。
明日は、猛吹雪の帯広に発つ。しかもJAS便だ。(でも問題の機体ではないらしい)
帯広では、また新手の豚丼を食べる。JAの方が、
「まっ黒の豚丼を食べに行こう!」とおっしゃってるのだ。むふふふ楽しみである。こんな短期間で何種類の豚丼を食べているのだろうか。
新年明けてからいろんな人と「飲もうね」という声を交わしている。が、そのほとんどに応えられないまま、繁忙期に入ってしまった。BLOGへのコメントで「飲もうね」約束をさせていただいた皆様にも申し訳ない。3月まで待ってくれ~
ちなみに明日からも食い倒れ更新はするが、きちんと仕事してるんだからね!食い歩きに行ってるんじゃないんだからね!勘違いしないでね!
という、お詫びでした。
、、、ハードだ。
月曜日大阪→火曜日大阪で講演後、和歌山へ→水曜日和歌山で早朝から仕事を終え、ただ今東京へ帰ってきた。その間にコメントをいただいた人には、レスを返せず申し訳ない。
その間、さまざまなものをひたすら食べ続けた。これをきっちり消化するためにホテルでは腕立て伏せ150回以上とスクワット100回以上を課し、酔い覚ましの早歩き散歩を30分を心がけた。
命を削りながら食べた記録を現在鋭意執筆中である。今回は少なくともWeb上には絶対に見あたらないようなネタを用意できた! またもや続く大量UPを待て!
うーむ いかん!
山形遊行編の途中だが、、、本日ジムでフィットネススコアを調べたところ体脂肪率が18→20に増えていた!
まあそりゃそうだ。あんなに食べたからなぁ、、、先週は月・火が帯広、木・金が山形。そして明日から和歌山そして福井という2連戦である。
3月に入り出張が終るころ、僕の身体がどうなっていることやら、、、
2月16日、とうとう発売日を迎えるので、大いに宣伝させていただこう。
新しい連載を開始する。
雑誌名「やさい畑」 家の光協会 刊
定価 880円
やさい畑ネットでも情報を配信している。
この雑誌、家庭菜園家向けのバイブルといえる雑誌だ。ベランダ菜園がお好きな方はぜひお買い求めいただきたい。ちなみに今月号はトマト特集。ぼくが担当しているのは、なんと13品種ものトマトを、ひたすら食べ比べて特性を分けているというものだ。これまで類似の企画は無きに等しい。書店でぜひ手にとっていただきたい。
その取材時のノートを、ここに公開する。13種類のトマトのテイスティングのすごいシーンをぜひご覧あれ。
さて。
新しく連載を書くことになった。内容は発売になるまでは詳しく言えないのだが、農産物の食べ比べ記事だ。野菜・果物には品種が星のようにあるのだが、消費者はほとんどそれを知らないで選んでいる。表示されていないのだから仕方がないが、本当は品種で大きく味が変わる事が多い。そこで、種苗会社が売り出している品種を一同に集めて食べ比べをし、その品種が何に向いているのかを分析するという企画を立てたのだ。
僕は農産物の流通をしているので、これに類することは実はずっと前からやっている。楽天市場のグルメカテゴリでしばらく連載していたこの記事なんかはその派生物だ。こうした試みはそうたくさん行われているわけではない。一つの品目を集めるにも相当労力がかかるし、テイスティングをする際のノウハウも必要となるからだ。そのテイスティング方式の詳細と評価手法については、申し訳ないがここで書くわけにはいかないのであった。
さて記念すべき第一回目は僕の得意技の「トマト」だ。なんと全国の種苗会社から取り寄せた13種類のトマトを食べ比べするのだ。しかも、生・煮る・焼くの3通りで。会場はあの北千住の焼き鳥名店「バードコート」。テイスターとして、僕とNHKの家庭菜園ものの講師をしているF教授、料理研究家のIさん、僕の親友の若手洋野菜農家の長島勝美君、そしてバードコートの野島さんという豪華なメンバを揃えた。テイスティング方法を説明し、実施するのだが、何と言っても13種類なので手間がかかる。
また、皆さん試食前は「本当に味の差なんてわかるかなぁ」と不安げだったのだが、こうすると如実に差が現れるのだ。果たして皆さん、真剣にしかし楽しみながらテイスティングをしていただいた。
それにしても13種類ものトマトが並ぶと壮観の一言だ。12時半から初めて17時すぎまでかかって終了。面白かったぁ。そして僕は原稿書きに入る。2月に発売になるので、脱稿したら誌名を公表するので、ぜひ書店で手に取っていただきたい。
ちなみに僕はその前日から、編集部でトマト13種たべ、当日嫌と言うほどテイスティングし、もうトマトはしばらく見たくない!という状況なのだが、、、残った生・煮トマトをいやというほど持ち帰らされてしまった。こうなったらやることは一つだ。13種類のトマトをぶち込んだトマトソースとラグーの料理だ。どんな味になったのか?興味のある人は我が家に食べに来てください。もう僕はしばらくはトマトはいらない!
「俺と畑とインターネット」の方で詳細告知をしますが、今年度の農林水産省トレーサビリティシステム実証実験事業の報告会が開催されます。参加費無料で、だれでも申し込める(ただし予約制)ようなので、ご関心の方は是非ご覧下さい。
http://www.yamaken.org/mt/oreto/
珍しく仕事モードの僕を観ることが出来ると思います。
本日、前の会社の上司と飲みに寿司 匠に行った。引き戸を開けると、カウンター手前には、助っ人板前の清ちゃんが客として食べに来ていて、奥の座敷には先日紹介した雑誌「やさい畑」の編集部の皆様が居て、そして、、、カウンターの端に、若夫婦らしきお二人が。人なつっこい感じの男性の方が、僕をみてニコニコしている。もしや、、、と思っていたら、板前の加藤ちゃんが言う。
「やまけんさんのWebをみている方ですよ!」
「初めまして、マツザワです。」
いやぁ、 本当に嬉しかった!
最近、ぼくのこのblogを読んでくださっている方とオフラインで会うことがあるのだ。先日も、人形町にて、僕の友人リンクにつけてあるReitaroさんとKeitaさんと食って飲んだ。そして本日はマツザワさんである。
「いやぁ 実は昨年の秋頃から欠かさずみてます」
もう、一瞬にして盛り上がってしまった。
彼は、なんと中高生の教育者であった。 食についてもぜひ生徒に教えていきたいという。及ばずながら力にならせて頂きたいと思う。奥さんもきっちりと自分の定見を持った方で、久々に「いい夫婦」に会った。
その後はバー「オーパ」にてマティーニをいただく。ずっと話していたのだが、やはり食べ物を大切にする心を持っていること、グルメとか粗食とかの一義的世界観のみではなく、もっと違う観点から食べることを実感するということが21世紀のキーになるという点で、強く意気投合したのであった。
こういうことがあるから人生は面白い。
ますますオフ会が楽しみになった。みんな、食倒れを覚悟して欲しい。
そうそう、なんばんの粕漬け、とうとう60本の大台に乗りました。
先回、表題の件について思いのたけを兄弟blogである「俺と畑とインターネット」に書いたところ、オンライン・オフライン・メールその他で意外な共感の声をいただいた。あれからしばらくたって、いま、鳥インフルエンザなどの新たな脅威が出現しまくっている。食の危機は加速中である。
ので、ちょっと書いてみました。食い倒れモードとは全然違うので、お好みの方だけどうぞ。
俺と畑とインターネット
「食べるものがなくなる日がくる」
皆さん、3月4日はやまけんの誕生日でーす!
33歳になってしまった、、、とくに感慨も湧かないな。
プレゼントはやっぱり美味しいものを希望でっす!
33歳の一年も、食い倒れることを誓います。むふふ。
ちなみに今週末は広島の竹鶴酒造に行ってきまーす。寒仕込みも終盤戦。旨いもんと酒ビタ市になってくる予定なのであった、、、
いやぁ、、、望外に嬉しい誕生日であった。お祝いしてくださった皆さん、コメントやメールくださった皆様、本当にありがとうございました。
東京ビッグサイトで行われている「リテールテック」というイベントのセミナーにてパネリストとして出演。その後、ひっそりと帰ろうとしていたのだが、、、
なんと、ビッグサイト内で親友3人と遭遇!そう、この日いくつかのイベントが並列して開催されていたからなのだが、期せずして集まってしまった!
月島在住のみ友達の竹澤、神戸から赤穂のイタリアン「さくら組」に連れて行ってくれた西垣内、そしていっしょにネット上でみかんを販売する仕事をいっしょにやった川端。これは、飲むしかないなぁと誕生日祝いモードになり、、、結局 匠に行ってしまったのであった(笑)
しばらく忙しいからいけないって言ってるのはなし崩し的になくなっているのである。
匠では加藤ちゃんが、鯛の兜煮と、混んでるときはやってくれないイクラのきゅうり巻きをあつらえてくれた!
そして、中目黒から駆けつけてくれた店長(元スタバ店長)にいただいたのが、、、
わたし、家族が増えました(笑) かわいいでしょ? この年になってぬいぐるみを抱くとは思わなかったけど、可愛いんですよ。ちなみにウサギのコスチュームを着た熊という設定のぬいぐるみっす。「サチコ」という名前を付けました(爆)
この子はスターバックス全店で買うことができます。なんと、ウサギの帽子部分は脱がせることが可能!しかも、熊ちゃんの耳だけ出す穴が2つあいているという手の込みようなのだ。
その後バー「オーパ」にて、トップバーテンダーのミゾりんに久しぶりに会う。彼は先日のカクテルコンクールで、関東ブロックみごと優勝!次は全国から20人で選抜される大会に臨むのだ。彼のマティーニは絶品である。ここでは皆、このミゾりんの受賞カクテルをいただく。さくらのリキュールを使ったそれは、美しく甘く、春の暖かい余韻が残るカクテルだった。
いろんな形でお祝いしてくださった皆様。どうもありがとうございました。いい誕生日でした!
土・日・月と、お休みいただいております。
土・日は広島県竹原市の名門「竹鶴酒造」にてご歓待をいただき、尾道に寄って尾道ラーメンの名店で3皿食べた後にお好み焼きを食い、そして香川に渡り生け簀料理店にて瀬戸内の魚をたらふくいただいた後に今日を迎えた。
これから讃岐うどん名店の旅をしてきます。明日以降のアップをお待ちください。
すみません 来週までアップデートできないと思います。
20日 雑誌原稿Aの〆切
23日 農水省の事業の報告書(100ページ!)〆切
25日 雑誌原稿Bの〆切
29日 雑誌原稿Cの〆切
合間を見て日記書きたいんだけど、書くと編集者さんが
「そんな暇あるなら!」
と怒るんですよ、、、
でも来週頭には1本は書きますね。
金曜日、またもや広島に行ってきます。今度は出張。講演です。でも竹鶴酒造の社長&専務が見に来てくれるそうです(笑) 広島つけ麺を食べてきます。
オフ会も遅れててスミマセン!なんばん食べたい人ごめんなさい、、、4月初旬かな。
ちゅーことで 年度末がんばって乗り切りましょう!
今、広島に向かう新幹線の中だ。来週までアップしないと言いながら、報告書の執筆が順調に進んでいるので、農薬問題についての雑感を書いてしまった。
「俺と畑とインターネット」 のほうになるが、関心があれば読んでくださいな。
心はもう、11時に食べる広島つけ麺に飛んでいる。いや、その後に仕事です。講演です。そのために来てるんであって食い倒れに来てるんではないんですぅ、、、
(3/25 14:46 大幅に情報追加しました!)
報告書も書き終わり、原稿の〆切が3本分残っていますが、一息つけるようになってきました。
さて のびのびになっていたオフ会を実施したいと思います。「なんばん粕漬け」お渡しできます。ただ、人数が多いので、分割開催になると思います。第一回目は下記日程に使用かと思いますがいかがでしょうか?
4月3日(土) 17時~ 門前仲町 すし処 匠
とりあえず、参加希望人数をとらせてください。あまりにパンクしそうなら、分けましょう。
いちおう考えとしては寿司匠でにぎりと純米酒を堪能し、キャパがあいていればバー「オーパ」にてカクテルを楽しみ、そしてお約束のシナそば「晴弘」で、芋焼酎かシングルモルトを飲みながらつけ麺を食べるという、門仲フルコースを想定しています。
あらかじめ言っておきますが、
「酔っ払い&暴れる人厳禁」でっせ。おいらの行き着けの店に行けなくなってしまいますがな(笑)
ちゅーことで 参加希望者は私にメールください!(yamaken@netfarmers.org)
それと、、、友人の加賀谷から提案があったのですが、新年度になるということもありますので、 「Best of 食い倒れエントリー賞」 を実施したいと思います。ていうか別に対したこと内のですが、私の書いたエントリの中で、何が一番おもしろい記事だったかを、メモしてご来訪ください。みんなでワイワイやりましょー。
この日はできれば、匠からリアルタイムで実況エントリを書いて配信したいと思います。赫怒してねみんな!
ではでは
最近、いろんなところからコメントをいただくと思ったら、とうとう国外はワシントンからコメントをいただくようになった。留学中の榊原さんからなのだが、ワシントンでは桜が満開だそうだ。画像を所望したところ快くお送り頂いたので、米国の桜を満喫されたい。
アメリカの桜も、綺麗だ。でも、桜の花の感じ方も同じなのだろうか。我々はこれを、散るからこそ美しい、と見るのだが、彼の国ではどのように感じるのだろう?
榊原さん、なんばんはちゃんと一本とっておきますからご安心を。
本日は輝かしい第一回食い倒れオフ会である。17時より門前仲町 寿司処 匠 にて開催。 うーむ どういう会になるのだろう? 人数は15名である。 初めて会う人も多い。
楽しみです!できれば実況しますのでよろしく、、、
4月3日(土)春の青空の下、記念すべき第一回食い倒れオフ会が開催されました!
待ち合わせ場所の門前仲町駅の1番出口の前で待つ。出てくる人たちの中で、僕に目をとめて「おっ」という顔をする人はきっと参加者だな、、、と思ってみていると、やはりそうだったりして楽しい待ち合わせでした。
本日の参加者は総勢14名。すでにお会いしたことがある方もいらっしゃいますが、今回初めての方も多数。いや面白いもんですな!
とりあえず匠にて勢揃い。匠に初めてくる人をカウンタに座っていただき、記念写真。
今回参加者のほとんどが、なんらかの形でぼくの日記にコメントを書いてくださっている方。列挙すると、、、
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東京に単身赴任状態のヤマエリさん
人気blog「食いしん坊のアンテナ」の作者であるReitaroさん
山形県出身で急遽参戦のコバヤシさん
調査会社勤務の江村さん
肥料会社にこの春から就職決まった林君
神奈川県藤沢市の公務員ぬのくま稲田君
高知オンナのKappaちゃん
熱血高校教師のマツザワ君
スターバックス勤務の小林店長
僕の大学同期の志乃ちゃんとその娘のマル
そして僕の親友、竹澤と加賀谷という布陣。
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この面々がなんだかむちゃくちゃ濃い集団なのであった、、、女性陣はなぜか計ったかのように美人揃いである。そして女性陣は初対面とは思えない結束を最初からみせていた。
みなさん初の匠にはだいぶ満足して頂けたようである。ぜひコメントよろしくね。
この日、飲み物は純米酒「るみ子の酒」と「竹鶴合鴨米」で、どちらも寿司にビッタリのマッチングで最高だった。また、Kappaちゃんは、秋田県の地酒を持ち込んでもらったのだが、これがまた最高に旨かった!幻の酒米「亀の尾」で仕込んだ純米吟醸は燗にすると実に映えてすばらしかった、、、どうもありがとうねKappaちゃん!
6歳のマルもみなにかわいがられながら沢山握りを食べていた。よかったね~
加藤ちゃん、食って飲んで6000円に抑えてくれてどうもありがとうな!
アジア系イケ面(コバヤシ命名)の竹も幹事どうもありがとう!助かりました。
二次会は支那そば「晴弘」。志乃ちゃんマルちゃん親子が帰途に就いただけで、それ以外12名が横移動である。焼酎を飲んでつまみを食べ、そしてつけ麺を堪能する。皆さんよく食べてましたなぁ。
早めの撤収で10時には上がり。皆さんお疲れ様でした!
今回参加者の方々は、下記を厳守のこと!
・なんばんの粕漬けの感想をコメントください。「まあどんな会」の佐藤さんにFAXしますので。
・Reitaroさんは粕漬けをつかった料理(できるのか?)を考案すること。
・コバヤシは山形の旨い店情報をもっと僕にタレコむこと。
・ヤマエリは旦那と円満であること。
・江村は就職活動がんばること。
・林君は仙台に行ったら、まず萩の月の工場の場所を探し、速やかに50個ほど僕に送ること。
・稲田君は藤沢市旨いもの情報をくれること。
・kappaちゃんは僕に値上がりしそうな株を教えること。
・マツザワ君は近所なんだから今度池田屋にいっしょにいくこと。
・竹と加賀谷はいつまでも俺と飲み続けること。
・小林店長は酔っぱらった俺を介抱すること。
またやりましょう!
次回オフ会は、週末だとダメ~という皆さんのご都合を鑑みて週日にする予定!
このblogを読んで頂いている皆様には、日付を先駆けて報告しますね。
本日4月30日をもって現在の会社を退職し、独立します。新しい会社は株式会社グッドテーブルズという名称で、食品全般のコンサルティングサービスを行っていきます。会社のWebはこちらです。
■株式会社グッドテーブルズ
http://www.goodtables.jp
とはいっても、社長一人の会社です。仕事は今住んでいる木場のマンションでやりますし、、、これで食い倒れの時間がもっと増えることを期待してください。
オフ会の予定が延び延びになっていたり、コメントがつけられないのは、実はこの準備のせいでした。スミマセン。
いきなり連休に入ってしまうのですが、設立関連の作業でかなり繁忙。けど、blogはアップして行きますよぉ!
本日は、最後の出社日を記念して、匠で寿司を食べる予定。今後もよろしくお願い致します。
大学院の同期でblog仲間でもある志乃ちゃんの家でのパーティに招かれた。志乃ちゃんは学生時代に鎌倉の有名なカフェで料理修行をしていた人で、玄人はだしというかほぼ玄人の腕前を持つ女性である。僕もこの店に誘ってもらい、ほんの少しだけネルドリップのコーヒーを教えて頂いた。
せっかくなので僕も芸を出さねばと思い手打ちパスタを持参することにした。kurakiさんのようなパスタ職人がみているblogでこんなのお見せするのも恥ずかしいんだが、、、
シチリア料理「ムニロ」にワガママを言ってセモリナ粉を分けてもらい、夜の1時過ぎから生地を作る。
セモリナ粉100%の麺だと、小麦粉の風味は乏しくなるが、コシはやたらと出る。今回は強力粉が切れているので、この路線でいくことにする。400gをはかり、卵を3個、オリーブオイルを一垂らしする。
フォークで卵と粉を混ぜつつ水分を粉に行き渡らせる。これは蕎麦打ちの水回しと同じ要領だ。
だいぶ水が回ったら捏ねるのだが、セモリナ粉は超硬質なので、腕力を使う。
10分ほど捏ねて、メロンパンのような表面に仕上げてラップに包み、寝かす。
朝目覚めると、よく寝かされた生地はこんな感じに滑らかになっている。
久しぶりにパスタマシーンを引っ張り出し、生地を伸す。コシを出すために数回ローラーを通し、伸していく。
生地が堅いので薄手のフェットチーネに仕上げた。久しぶりに打ったにしてはまずまずの出来か。
志乃家に行くとパーティのセッティングが整っていた。前菜はささっと作ったとは思えない手の込んだキノコとズッキーニ。
そしてぷっくりと太った最高な牡蠣が剥かれている。
志乃ちゃんはワインの趣味もよく、5人で実に最高なシャンパン・ワインを5本空けてしまった。
さて志乃家には生きた渡りガニが5匹届いていたので、ぶつ切りにしてウォッカでフランベし、カニのスープをとることにした。カニは徹底的に煮詰めてダシをとり、実は捨ててしまう。もったいないけどカニの香りと旨味はこれで出るのだ。
別鍋で、blog読者のKappaちゃんからいただいた高知の徳谷トマトをソースにする。濃厚な甘みと旨味のソースができる。これに生クリームとカニエキスを投入し、味を調える。
あとはフェットチーネを茹で、ソースに絡めるだけなのだが、、、ここで計算ミスだ。麺が多すぎてソースとのバランスがとれない。
結果、一口目はインパクトがないパスタになってしまった!3口くらい食べ進むとトマトとカニの香りがのぞけるようになるが、作り手としてはかなりがっかりな結果になってしまった。やはりいかんのう、量多すぎ・作りすぎは。
その後に出てきた志乃ちゃん特製牛シチューは素晴らしいものだった!
志乃ちゃんの娘のマルと戯れ、実にいい休日を過ごさせて頂いた。次回はしくじらないように作りますぅ、、、
急な話だが、明日日曜日、代々木公園にてタイフードフェスティバルというのが開催されることが判明(本日も開催しているけど)。急遽僕は行ってきます!国内の80店くらいの対レストランがブース出店するらしい、、、フルーツもたくさん食べられるらしい、、、
もし行きたい!と言う人がいたら是非行きましょう。午後に行く予定。私あてにメールください。明日になって連絡とれなかったらごめん!
お待たせしました!第二回食い倒れオフ会を開催します! 今回は、、、シチリア料理 無二路(ムニロ)にて、パスタと肉と魚をガンガンギンギンに食いまくる会としたいと思いますので、猛者集結を待ちます!
5月21日(金) 19時~
シチリア料理 「無二路」
参加希望者は私宛にメールをください。メルアドは本ページ左フレームにあります。
人数が多すぎの場合は、先着順になります。といっても、店には30人以上はいるので大丈夫と思うのだけど、、、
ちなみになんばんの粕漬けの引き渡しがすんでいない方優先です。
大塚オーナーと重シェフには「ベリースペシャルコース」を頼んでおきます。
会費制にしようと思いますが、まだ予算は決まってません。まあ、先回と同じく6000円~7000円程度で収まるようにしようと思います。
無二路へは、笹塚駅または下北沢から徒歩10分~15分程度。笹塚から来るのをおすすめします。人数がいるなら渋谷からタクシーで「北沢中学」までくると1300円くらいかな。
地図は下記をクリックしてください。
ということで、
参加ご希望の方はメールをどうぞ!
先日告知したオフ会ですが、現時点で20名になりました。
店のキャパはありますので、まだ受け付けますよ。会費は6000~7000円で納めます。絶対にお得な内容になるはずですねん。
ま、あくまで「出張食い倒れ日記」を楽しく読んでいただいている方同士で楽しくメシをいただく会ですので、そういう趣旨にご理解の方だけご参加ください。ちなみに大食いの会ではないのでご安心を。
21日にムニロで開催するオフ会ですが、現在23名! 日曜日の夕方5時でいったん締め切って人数確定します。
ちなみにムニロでは、
「それだったら、最高の羊を半身まるごと焼きましょうかね」
なーんて企画をしているようだ!まったく臭みのないラム、最高でっせ!しかもその脂でグリルしたジャガイモ・カボチャ、ズッキーニなどのガルニがまた最高!
ま、羊が苦手な人向けには豚も用意してくれるはずなので、ご安心。
そんな感じなので、このblogを日々ご愛顧頂いている方であればご参加どーぞ。
さきほど読者のKappa特派員から連絡がありました。
「東京駅の八重洲地下街で、山形物産展やってるよぉ~」
おお!すばらしい。
あの名作ご飯の友「なんばんの粕漬け」を産み出した”まあどんな会”の方はいないようだが、なんと野生のうるいも300円で売っているようだ。
ちょうど外出するので、おいら後で行ってくることにします。夕方5時までらしいので、気になる人はいそげ!
晴れました、、、
絶好のオフ会日よりです。もう店パンパンの37人!楽しみですね。皆さんをメシできるの楽しみにしてます。6時45分集合で、待ってます!
21日のオフ会開始直後、ばたばたしているときに、確か「ハヤシさん」という方から携帯に連絡をいただきました。無二路で品切れになっているショートパスタ、スパッカレッラとケイパーが手にはいるかも、というお話だったのですが、オフ会の取り仕切りであまりに繁忙だったので、話を早々に切り上げてしまいました。結果、電話番号の履歴がどんどん埋まってしまい、連絡とれません。
大変失礼致しました。申し訳ないのですが再度ご連絡(メールでも)頂けますでしょうか?
いやぁ 当日の昼に告知して、こんなにきゅうりを欲しいという人がいるとは思わなかった!池袋のメトロポリタンにてお一人、そして夜の11時過ぎに、木場駅にて5人が、長島農園のブルームきゅうりを手に入れたのでありました。これはなかなかに笑える図です。
そしてまたもやおもしろい符号が!
メトロポリタンでキュウリを取りに入らした方は、なんと衆議院議員の秘書さんでした。会議の合間だったのであまり話は出来ませんでしたが、、、そして夜、木場駅前に車で来てくださった方も、また衆議院議員の秘書さんだったのです!なんだそりゃあ!
「やまけんさん、国会の議員食堂の蕎麦は、350円くらいでやたらと盛りがよいので、今度食べに行きませんか?」
ええええええええ
行く行く行く行く行く行く!
ということで、近日中に国会の議員食堂潜入ルポをお届けしたい。
本日きゅうりを持ち帰った皆さん、生産者の長島君もこのblogを見てますので、感想を書き込んでくださいね!
今日、取りに来られなかった方は、クック&ダインで買うことが出来ますよ。
(14:00に追記!)
表題の通りなんですが、アスキーの別冊にカラー1ページ使って、「出張食い倒れ日記に掲載されている店って本当に旨いのか?」というページが掲載されます。明日発売なので告知。
■週刊アスキー 2004年6/29号 別冊 「300万人のblog大全」
価格:500円
http://www.ascii-store.com/catalog.cgi?id=64592
編集部のyuzuko嬢曰く
「いろいろ食い倒れ系のサイトあるけど、、、やまけんのが一番暴力的!絶対に食べたくなる!」
とのこと。お褒め頂き光栄である。
数週間前に無二路にて取材。もちろん「旨かった!」とのこと。詳細はぜひ購入して読んで頂きたい。74ページに掲載されているだ。写真もさすがにプロ、非常に綺麗!これは保存版て感じですな。
立ち読み厳禁、つーことで(笑) 500円だしね。よろしくお願いします。
----------------追記-----------------
たった今、見本誌が届きました。食い系のblogで取り上げられているのが4件なのですが、blog仲間のreitaroさんのお奨めぺージも出てました(笑)
それと11ページにも出てますね、おいらのページ。ありがとさん!
しばらく試用していたInfoseekのアクセス解析ツールの有料版を正式に申し込みました。なので、左上にピコピコと光っていたマークが無くなり、すっきりしたと思います。
これで1年間4200円の出費となります。この分を回収したい(できるかどうかは不明だが)ので、初めてアフィリエイト・プログラムを使うことにしました。本ページ左側の私のプロフィール中に、私の著書の写真があります。これがAmazon.comにつながっています。ここを通じて買われると、私に39円程度のバックが来るわけです。
ま、農業関係者以外にはあまり楽しく読めない本ですが、もしどっかで買うつもりだったということであればここから買って下さると、本Webに相当貢献したことになります。どうかよろしくお願いします。
一応今後も、食べ物関連の本を紹介する時には、アフィリエイトを通したいと思います。私の性格上の問題でもありますが、のべつまくなしにアフィリエイトするつもりはありません。ただし本Webを続けていくために必要と思われる場合は、そういったものを導入しようと思います。ご容赦いただければ幸いです。
以上報告でした。
バーテンダー技能競技会後、オーパは連日満員が続いていた。おかげでゆっくりと飲む雰囲気でなくなってしまったが、でも、よかったと思う。その分、水澤君はオーバーワーク気味だ。競技会後、休む間もなく翌日から店に出て、先週の日曜日にようやく休みを入れたくらいの出ずっぱりのはずだ。飲食店というのは、大変な仕事なのである。一昨日も議員秘書のモロイさん夫妻と田中君と一緒に飲みに行ったのだが、一杯目のスプリング・ヒルの味のバランスが少し悪かったように思う。水リン、疲れを癒してくださいね。
でも、思いやりというものは本当に人の心を温かくするものだ。先日、一人で飲みに行った際のことだ。最近は彼の作るモスコミュールにはまっているので、「辛口、大盛り」を頼む。ショウガ多めということだ。
知らなかったのだが、本当のモスコミュールにはジンジャー・ビアという、ショウガを発酵させた炭酸飲料を使うのだそうだ。缶を見せてくれたが、みたことのないジャンルの飲み物だった。それに、ショウガの生のすり下ろしを加える。これを多めにしてもらうと、疲れたときに元気がでるソウルドリンクになるのだ。ステアされて銅製のマグカップになみなみとつがれて出てくる。
熱伝導の優れた銅のカップの持ち手は、キンキンに冷えている。これを握ったときにヒヤっと来る感覚が大好きなのだ。
と、水澤君がつつ、と近寄ってきて、ささやいてくれる。
「山本さんにお渡ししたいものがあるんですよ、、、」
そう言って、トランクルームに消えた後、小さな木箱を手に帰ってくる。
「先日の技能協議会の記念に、何か差し上げられないかと考えていたのですが、20名の出場者だけに配られた記念バッジを、貰って頂けませんか。」
そう言って彼は、ジャケットの襟に誇らしげに着けていた金のバッジを外して、僕に手渡してくれた。シェイカーの形をしたそのバッジの裏面には、「技能競技大会」と刻印されている。
「こんなすごい記念品、もらってはまずいんじゃないの?」
「いえ、トロフィーとかメダルとか一杯ありますし、これは山本さんに。」
そう言ってにっこり微笑んで、彼はシェイカーの戦場に戻っていった。
このバッジの重みはよく知っている。生涯の宝物がまた一つ増えた。昔は、こういう大事なものが増えるのは、自分が重たくなってしまうことだと思っていたが、最近はそうは思わない。また一つ、その重さで自分の中心軸が定まっていくような、そんな気がしている。水澤君の気高さは、まさに全日本チャンプにふさわしい。
しばらくは休めないだろうけど、本当に身体をこわさないようにね。今度、栄養ドリンクを差し入れようかな。
今更だが、Yahoo!ってスゴイな! 数日前に、Yahoo!ディレクトリに掲載しますよという連絡がきて、一昨日からめでたくグルメカテゴリの公認サイトになった。
> このたびは、貴殿が一般に公開されているサイト
> URL:http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/
> をこのディレクトリサービスにて広くユーザーの皆様にご紹介させて
> いただきたく、ご案内差し上げました。
で、これがその載っているページ。下の方に僕の食い倒れ日記が紹介されている。
http://dir.yahoo.co.jp/Society_and_Culture/Food_and_Drink/
そして、ここからのトラフィックがすごい!
21日の一日で、なんとトータルのアクセスが8837という数値になってしまった。
Yahoo!、すごい。ダテじゃないな、、、
ここ最近、いろんな動きが同時多発的に起こっている。面白いからどんどんいくつもりだけど、このサイトを初めて見に来る人も多くなるだろう。ということで、初めてのことだけど、初心に立ち返って、この出張食い倒れ日記を心安く読むために、ご理解いただきたい事項を述べておこう。
やまけんの出張食い倒れ日記は、
・グルメガイドではありません。単に、私が食い倒れるだけの記録です。
・そしてやまけんはグルメではありません。どっちかというとグルマン(大食漢)ですな。
・ですから、掲載されている店に行って美味しくなかったとしても、責任は負えません。私の味覚や楽しみ方と合わなかったのだと、ご理解下さいネ。
・本サイトでは、お店やメーカなどからお金をいただいて記事を書くことはありません。旨い、マズイについては本音のみ書いてます。
・基本的に「まずい」と思う店や食材は掲載しません。日々、掲載している内容の数倍は食べていますが、載るのはそのうちのごく一握りです。よく「何でも美味しいって感じる舌なんじゃないの?」と言われるんですが、、、そうだったら幸せですね。
そんな感じでしょうかね。
あと、最近のコメント数の増加についていくのが辛い!コメントつけてるのに返事がない!という方も多いと思うんですが、ご容赦ください。
さて今週後半からは待ちに待った出張が始まります。帯広~富良野に行ってくる。来週は栃木県に宇都宮餃子再訪し、そして満を持して食材王国・秋田県に2泊してくる。←仕事だからネ!仕事。
また怒濤の日々が始まる、、、
おかげさまで仕事が色々あって忙しくなってきました。
本日は明治記念館というところで行われるセミナーにて講演です。
そして明日は!待望の秋田県に行って来ます。明日は大潟村にて仕事、そして翌7月1日は太田町という産地に行って来ます。秋田の旨いもんを食べられるのだろうか。
そうそう、どなたかがコメントに書いて下さったように、今発売中の日経ビジネスの特集は「農業再興」ですね。内容は、まずまずですね。業界の中で最もエッジの立った人たちを取り上げているので、これが現状のスタンダードとは思わない方がいいですね。けどよくこういう内容を日経ビジネスが取り上げたな。非常に良い傾向だと思います。ていうか個人的に知ってる人が多すぎて笑えました。
ただ、農協批判がちょっと強いなぁ。農協と卸売市場流通の構造的問題は確かに大きいのですが、なくそうといってもなくせない組織なので、どういう方向に進んでいけばいいのかを明示したほうがいいですね。
とかなんとかは、「俺と畑とインターネット」の方でやったほうがいいか。
本日中に北海道編をあと2編アップできればいいなぁ、、、
今日はご飯ではなく、愛情を食い倒れたのであった。
寿司処 匠 店主にして板前である加藤ちゃんの結婚式が、有明ワシントンホテルにて執り行われた。お相手は、僕もよく知る大場瑠美子ちゃんだ。
朝から素晴らしい晴天。門出にふさわしい美しい陽気だ。前日の遅くまでの飲みで寝坊した僕は、木場からタクシーですっ飛ばし会場入りする。待合い場所に行き、すでに着いていた竹澤とマー君と落ち合う。竹澤はこの日、乾杯の音頭を仰せつかっているのだ。
「なんかさ、絶対に偉い人たちが来るはずなのに、俺なんかが乾杯でいいのかよ!」
かなり緊張気味である。そして僕は、友人代表スピーチなのであった。実は僕は、今回の参列者の中でも特別な位置づけの人間だ。それは、加藤ちゃんのことも、瑠美子のことも、二人が出会う前からそれぞれを知っていた人間だからだ。おそらくそれは僕しか居ない。
「それでは結婚式を行いますので、チャペルの方へご移動下さい。」
案内があり、20Fのチャペルへと進む。両家の親族、友人達がチャペルに座る。友人連中には、寿司の修行仲間と思われる人たちが多い。その中には、匠の開業から半年ほど、加藤ちゃんとタッグを組んで二人で店を切り盛りしていた三好君の姿も見える。色んな事情で今は他の店の板前としてやっているのだが、彼には戻ってきて欲しいなあ。
ほどなくして、白いタキシード姿の加藤ちゃんが入場してきた。予想外に似合っているのでびっくりだ!店に行ったことがある人でも、おそらく加藤ちゃんが帽子をとっているところを観るのは初めてではないだろうか(笑)
宣教師の紹介がなされ、式が始まる。アメイジングレースが流れる中、父親に付き添われた新婦が入場してきた。
瑠美子、綺麗だ。よかった。瑠美子は、僕が行きつけにしている日本酒居酒屋である五穀家日本橋店に勤めていた人だ。五穀家日本橋店は、純米酒にきっちりと温度管理をした上で燗をつけて供してくれる貴重な店だ。そこで日本酒への造詣を深めた瑠美子が、退店した後に寿司処匠に入りたい、とバイトに入ったのだった。
加藤ちゃん、板場に立ち客商売をするだけあって、ステージ映えがする。堂々とした態度で誓いのキスをする。これで彼らは夫婦だ。読者の皆さんも、加藤久幸と瑠美子夫妻を、応援してあげて欲しい。
そして披露宴へと移る。両家に近しい人たちのフレンドリーな雰囲気の中、新郎新婦入場。
これは動画でも観てもらおう。
来賓挨拶は電通のクリエイティブ・ディレクターの北澤さん。なんと寿司大時代から加藤ちゃんに握ってもらっていたという方だ。僕と竹澤はこの方のかっこよく渋い挨拶に非常に感銘を受けた。こういう余裕のあるオトナになりたいものだ。
二人の最初の共同作業、ケーキ入刀はぜひ動画で観て頂こう。
そして我らが竹澤による乾杯!
「グラスを持っての乾杯は1分以内と相場が決まっておりますので、早速、、、乾杯!」
というさっぱりと簡潔にして力のこもった乾杯になる。
加藤ちゃんのお父さん、お母さんがお酒を注ぎに回ってくださる。お父さんは加藤ちゃんそっくりである。そしてお母さんが最高に傑作な人だった。
「あんら、、、 あなた様ががやまけんさんですか!私もインターネットで観てます!もう、本当に美味しそうに書くものですから、すぐにも東京にご飯食べに行きたくなっちゃう、、、」
※加藤君の実家は長崎県の佐世保市です。
楽しい語らいをさせていただいた。いずれ長崎にも遊びに行かせて頂こう。
以下2つの動画はシャンパンタワーの際のあいさつ、そしてSMAPの歌を修行仲間達と一緒に歌う加藤ちゃんだ。
■SMAPを歌う加藤ちゃん(8MB)
実は加藤ちゃんはロックバンドのボーカルをしていたので、カラオケは絶品なのだ。信じられないくらいハイトーンなのである。
そして僭越ながら僕が友人代表スピーチをさせて頂く。内容は割愛。とにかく二人に対する賛歌、これにつきる。
こうして楽しいひとときは過ぎていった。僕が座ったテーブルは常連達の席だったのだが、そのテーブルで一致したのは、
「最近、常連の我々でさえも席がとれないことが多い。週の内の1日は常連が優先的に席をとれる日をつくってもらいたい」
ということで、「寿司匠を日本一の寿司屋に推す会」を立ち上げ、会員は優先的にカウンターに座れる特権が欲しい!ということだけはスピーチ内でも強く訴えたのであった。もちろん会の事務局長は僕が任ずることに相成った。
瑠美子が両親と弟さんに向け涙ながらの御礼の手紙を読み上げる。江東区で大きな生花店を営むお父さんは、俳優のようないい男だ。そのお父さんが涙を流している。お母さんはニコニコとそばでその涙を拭きながら、心で泣いているようだ。
いよいよお開きだ。加藤ちゃんのお父さんがマイクを持つ。
「あの、、、うちは私も息子達もみな職人です。職人の世界は非常に厳しいんです。1つ2つの技術を身につけたら、次は3つ4つと積み重ねていかなければならない。そういう世界に息子は生きています。どうか息子達をよろしくご指導下さい、、、」
職人。それは生きるための道である。職人の子が職人となる。加藤ちゃんの生き方を肯定し厳しく応援するオヤジのいい話をきいた。
加藤ちゃん、瑠美子、本当におめでとう! 匠をもっといい店にしていこうな!
その後、二次会。お姫様だっこチューをする加藤ちゃんだ。
店のスタッフとタケと僕で行った3次会。加藤ちゃんが熱烈に「カラオケ行こう!」と言っていたにもかかわらず、すぐに眠りこけるのであった。昨日まで店、やってたもんな。お疲れさん。
匠は火曜日から通常営業です。ぜひ一声「おめでとう」とかけてあげてください。
いい一日だった。満腹。
わははは
久しぶりに笑ってしまった。
すっかり大騒ぎになっているライブドアの堀江社長さんだが、4日からTVCMがネット上でも配信されている。
■ライブドアトップ > CM特集
http://summer.livedoor.com/cm.html
これの「エレベーター編」と「エレベーター編水着バージョン」の、30秒の長いバージョンを観て欲しい(ライブドアIDを取得しないと観られないようになっているのだけど。)。
、、、どうやら僕のblogのことらしきセリフが、、、 社長、面白いです。
近鉄はどうなるか分かりませんが、楽しい仕掛けは大歓迎です。そうそう、ライブドアデパートというショッピングサイトで、マンゴークリームロールケーキについてのリコメンドを書いてますので、関心がある人は覗いてみてください。この本家食い倒れ日記では、あまり明確にショッピングに絡めたコンテンツは掲載したくないので、こちらには掲載しませんが。このマンゴーロールはほんとに旨かったです。はい。
読んで字のごとく、ですが、本日でめでたくこのblogは一周年です。
最初のエントリは、去年の7月8日に書いた「大阪心斎橋で、小粋な割烹に心酔した」というもの。この頃はまだデジカメ画像はアップしてませんでしたね。
もともとこの食い倒れ日記は、僕が友人を中心にした100名程度の人に向けて、出張先で出会った旨いものの情報を、その日の夜とかにむちゃくちゃ長いメールにしてドバッと流していたという、はた迷惑な強制的メルマガが原型です。割と好評だったこのメルマガ、読者からは
「画像も付けろよ」
とか
「Webにしろ」
という声が多々あり、でも面倒だしなぁと思っていた矢先に、blogという仕組みが出てきたのです。親友の本城しんのすけの日記が、このMovableTypeの導入のきっかけでした。このblogという仕組みなしには、食い倒れ日記は成立しなかったと思います。
この一年、色んなことがあったのですが、エントリ数(記事数)を数えてみると、なんと328記事になるんですよ!356日中の328日。ほとんど毎日書いてるんじゃねーの? いやまじで 仕事よりまじめにやっていたような気がします。
また今年末には、一年間のベストを選ぶ「食い倒れの殿堂入り」をやりますけど、これまで書いた中で自分でも面白かったのはどの記事だろう、、、と選ぼうとしましたが、選べません。
どれもこれも思い出深いものばかりなのです。純粋に食べ物と文化の関わりと言うことで気に入っているのは、福井県のソースカツ丼。「食べないカツをドンブリの蓋によけとく技」には感動したものです。
比較的最近の記事ですが、Barオーパの水澤君が出場した全国バーテンダー技能競技会のレポートは、デジカメを紛失してしまうくらいの体力・精神力消耗がありましたが、その価値があったエントリです。これを読んで泣いてくれた人が多数いらっしゃる模様。
それとやはり無二路というあまりに素晴らしいシチリア料理の店との邂逅は、記録しておかねばならないものでしょう。最近でも週末はこのWebを見た人の予約で一杯になってしまうそうです。うーむ自分が行けなくなってしまう。
それ以外にも書いた記事はみな宝物と思っています。それ以上に、読んでくださっている方々、どうもありがとうございます。これからもわがまま勝手に書いていきます。
では、これから日帰り和歌山出張。そして明日から宮崎4連戦です。まだ富良野編も終わってないのになぁ、、、
無二路の大塚さんより、連絡が来たので掲示します。
「さて、7月26日から8月2日まで例年どおり夏休みを
とります。もしできればやまけんさんのプログにうちのお店の
休みを告知していただけないでしょうか。
なんといっても、それが情報源のお客がおおいもので。
よろしくおねがいします。」
ちゅうことだ。この期間中に行こうと考えていた人は残念ですが、要チェックです。
現在進行中の北海道富良野編で、唯我独尊の宮田マスターにご紹介いただいたリコッタチーズの生産者さん(信州)から、実際に取り寄せをしてみたそうです。現在、重シェフと生産者の方とで調整中。無事採用されたら、旨い国産フレッシュリコッタを使った料理がお目見えするはずです。 そいつぁ 俺がいの一番に食いたい!
それと、blog仲間でもある志乃ちゃんからの紹介で、大粒塩漬けケッパーも再入荷が成ったようです!うーむblogネットワークの威力はスゴイ!
あとは、強烈ねじれショートパスタである「スパッカレッラ」だけですな。この激旨ショートパスタは現在入手困難。だれか、シチリア専門商社を作ってくれ!
本ページ右側のカラムの最下段に、Googleの広告を入れてみました。お金がそれなりに入るようになったら、このblog用のサーバ運用でお世話になっているプロコムジャパンさんに還元してあげないといけないのです。このサーバ、企業向けのハイパワーのサーバで運用してもらっているのですよ。いつも心苦しくて。
本サイトではできるだけ商用行為をしたくないので、色んなところから来る広告(こないだは、結婚紹介の○ーネットの広告依頼が!)を断っているのですが、Googleの場合はテキストのみの広告表示ができるのと、本ページ内のキーワードに関係した広告を表示するという仕組みなので、本サイトの雰囲気を損ねる広告は出てこない可能性が高いかと思ったわけです。しばらく運用してみますが何かあればコメントくださいね。
ここしばらく、この食い倒れ日記だけではなく、いくつかの動きを始めていきます。
まずは姉妹blogといってよい、農業関連のblogを、きっちり充実させていきます。
■「俺と畑とインターネット」
ここでは、農業に関心のあるなしにかかわらず、農業や農産物の流通に関わる現状をお伝えし、僕の取り組みを紹介し、そして同調していただける方々と、ネットワークを創っていきたいと思っています。少しでも関心のある方は今後、チェックをお願い致します。
それと、先日書いたとおり、絶品の芋焼酎を醸す宮崎の「京屋酒造」のblog運用を任されました。
つまりヤマケン責任編集です。京屋酒造の焼酎を売ることが目的じゃありません。芋焼酎の良さを、ブームとは関係なく理解して頂くためのblogにしていきたいと思います。ここでは僕だけではなく、気鋭の利き酒ウーマンである佐々木ちえさんも共同で執筆していきますので、お楽しみに。Barオーパなどの名店に芋焼酎カクテルを創ってもらうなど、企画は目白押しです。
そんな感じで活動を拡げていきますが、食い倒れ日記はこのままずーっと続けます。
あくまで商用ではなく、私の勝手気ままな食い倒れ記としてやっていきます。暑い夏に成りそうですよ。予告しておきますと、
■タイ国農業視察 (8月6日~10日)
農業の視察だけどきっちり食い倒れてきます。
■沖縄初上陸&食い倒れ(9月7日~12日)
なんと私は沖縄に行ったことがないんですねぇ で、素晴らしき水先案内人である川端たくというヤツが、故郷参りに同行させてくれることになりました。
ふっふっふ、、、暑い夏の始まりですよ!
仕事を早く、片づけようっと。
いや、本当にいいんだろうか、、、と思ってしまうのだが。
別冊アスキーに続いて、私のことが今度はコミック雑誌のインタビュー漫画にとりあげられてしまいました。ただし、今回は「食い倒ラー」としてではなく、農産物流通業者としての仕事で、だ。
■月刊コミックフラッパー9月号
メディアファクトリー刊 450円(安い!)
http://www.comic-flapper.com/
イノウエサキコ著 『ナリワイタイムズ』 P227~
※8月5日発売。もう店頭にならんでいるらしい。
きっかけは、この雑誌の編集者が僕の母校出身であることだ。在学当時僕は彼と面識があったか定かではないのだが、編集者のY君はなかなかに胸に秘めたパワーを持つ男だった。
「ナリワイタイムズっていう連載なんですが、とにかく『自分が好きなこと』を仕事にしている人を取材して漫画にするというものなんです。やってみたら、結構読者さんから反響があるんですよ!」
という。先月号を見せてもらうと、なかなか電車の中では読みにくい表紙である。でも、かなり売れている雑誌なんだそうである。
「やまけんさんが畑を創っているのはもちろん観ていましたョ!直接面識を持つのはこれが初めてですけど、取材させてください!」
恥ずかしいけど断る理由もない。おばあちゃんも喜ぶだろうし、いい記念になるし、引き受けた。
そしたら、こんなの書かれた(笑)
漫画家のイノウエサキコ女史、なかなかにリアリストである。なんと堂々8ページものだ。1時間程度のインタビューで、今の仕事に就くまでの道のりを色々とお話ししたことがベースとなっている。食い倒れのシーンは数カ所しか出てこないが、、、
「あの、お時間ないのはわかっているんですが、ぜひご飯をガンガン食べているところをみたいんですよぉ!」(イノエサキコ女史)
「な、なぬ?う~ん、、、」
ちょっと躊躇。実はこの日、午後からムニロを訪問し、制作中の無二路新Web用にレシピを書かせてもらうための撮影をする。当然、撮影後には食べる!その後、広島から上京している竹鶴の石川杜氏と工藤ちゃん、板橋夫妻とごろ寝こざるさんと山利喜にて飲むのだ!
こんなハードスケジュール(胃袋のね)なのに、、、
「しょうがない、食べましょう!牛タンでいいっすか?」
男っぷりを見せてしまった。ということで、牛タン太助の日本橋店に速やかに移動する。仙台に本店を持つこの店、ランチタイムに行くのがお得である。
オーダーは「牛タン麦トロ定食1.5倍」である。ここのランチタイムの牛タン定食は、最初からタン1枚が3きれくらいに切り分けられて出てくる。噛み切れない人のための配慮と、回転をよくするためだろうが、これでは肉にかぶりつく醍醐味が味わえないので少々不満である。
また、僕が大好きな青唐辛子のみそ漬けも「何本か載せて!」が通じず、1本しか載らない。うーん これが痛いなぁ
しかし、食い倒れの福音である「ごはんお代わり自由」は確保されている。
結局僕はご飯を3杯食べた。時間もないしガツガツと食べたら、編集者のY君も漫画家のイノウエサキコさんもたいそうに喜んでいた。
「本当に食べるんですねぇ~」
イノウエサキコさんは、滋賀県出身で、ご実家が農家だそうだ。僕の話には共鳴して頂ける部分があったらしい。だからだろうか、ゲラが送られてきた時、ほとんど手を入れる必要がないほどに話しをよく理解して描いてくださっていた。井上さん、Y君、いい漫画書いてくださってありがとうございました。
ちなみに3杯の麦飯と1.5人前の牛タンを胃袋に収めたまま無二路~山利喜の地獄のロードを敢行したのであった。
ちゅうことで コミックフラッパーみかけたら手に取ってみてください。
宮崎の芋焼酎メーカ・京屋酒造のblogをお手伝いすることになったことは述べた。
早速、後輩の利き酒師である佐々木ちえさんのエントリをアップしたので、ぜひご覧いただきたい。いい居酒屋・料理店などに突撃し、京屋の焼酎をテイスティングして貰うという企画だ。
■焼酎百景 酒草子
焼酎と旬の和食の店「AOBA」 with 宮崎の芋焼酎
あわせて、京屋酒造のWebにて、「のんべえ川柳」という企画がスタートした。
■のんべえ川柳
http://www.kyo-ya.com/nonbe/
これは、焼酎への思いを込めた川柳を応募して貰うというもので、優秀な作品にはもちろん、素晴らしい賞が出る!入選した川柳をラベルにデザインした『のんべえ焼酎』や、そのほかプレミア焼酎が当たるということである。
こののんべえ川柳の選考には僕も関わることになってるのだが、川柳なんてあまりみたことないぞぉ ま、飲み倒れセンスで決めよう! 食い倒れ日記読者もぜひ応募してみて下さい。その前に、お近くのローソンに走って、京屋酒造の「かんろ 割水」を飲むこと!
なお、京屋blogの次回エントリはやまけん担当。なんと、Barオーパの水澤君に6種の焼酎を利いて貰い、その感想、飲み方、カクテルへの利用などをインタビューしています。日本一バーテンダーはどのように焼酎を利いたか? お楽しみに、、、
このページ右側のフレームに、いきなり「東京都江東区ヤマケンハウス」という気象情報のグラフが出ていると思う。「なんだこりゃ?」と思われるかも知れないが、これ、僕の本業の方で、今最も面白いと思っている気象情報システム「ウェザーバケット」から獲られているものだ。
なんとこれ、リアルタイムである。僕の部屋のベランダに、このバケットが仕掛けられているのだ。
このバケット、ソーラーパワーで自律動作する。そして、無線でそのデータをサーバマシンに送り込んでくれる。僕のWindows2000サーバは24時間稼働にしているのだが、そこにどんどんと気象情報が貯まるのだ。
これを、このバケットのメーカであるアグリウェザー社のサーバに送り込むと、このページに表示されているようなFlushの形式にして気象を配信してくれるのである。
どうだ?
面白いでしょう?
(ちなみに、もし表示されている時刻が現在時でない場合は、サーバが止まってしまっている可能性が高い、、、お!早速今、止まっているようだ、、、もう19時なのに14時のデータが表示されている、、、ゴメン、家に帰ったら再起動します)
これ、日本の農業を変える仕組みだと思っています。
関心がある人は、姉妹blog 「俺と畑とインターネット」 をご参照ください。
ちなみに木場周辺の人は、この画面みたら気温などが分かりますよ(笑)
使って下さい。
超繁忙です。日記を書く暇がありません、、、明日には何とかなるかな。
短報のみ。
皆様から続々とコメントをいただきつつある、フィリピンのスパゲッティに欠かせない「バナナケチャップ」の件。なんと弟分の工藤ちゃんの知り合いの奥さんが、フィリピンの方だそうで、料理を食べさせて下さる運びになった!
やった! 日本で本場の味が食べられる!
食べたら報告します、、、でもいつになるか、まだわからん、、、
さてでは 仕事します。
今、秋田出張に行くために羽田空港にいます。記事を楽しみに待って下さっている方々には申し訳ない、もうすぐアップできると思います。
で、我がWebサイトにもスパムコメントが目立つようになってきました。食い倒れ党広報担当の加賀谷に教えてもらった一括削除方法を使って、気づいた時に消しまくっています。
その際、英文字ハンドルネームでの投稿が連続しているのをスパムと見なして削除しているのですが、もしかすると、その中に本当にコメントを投稿したの分も削除してしまうこともあるかもしれません。内容を確認しながらの削除が無理なほどスパムが増えてきているので、どうかそういう間違いの際はご容赦ください。しばらくは、カタカナなんかでコメント頂ければ助かります。
俺のサイトごときにスパムしたって意味がないと思うのですが、なんなんでしょうかね?平気でタバコの吸い殻やジュースの空き缶を道に捨てていくような輩と同じような感じで、極めて不愉快ですね。沢山食べて憂さを晴らそうっと。
今日は日帰り出張なのであまり食い倒れられませんが、昼は農家さんがやっているレストランに行く予定。楽しみだ、、、では行ってきます。
更新の頻度が落ちて申し訳ないです。色んな人から、
「なんか忙しいみたいですね、、、」
と心配がられています。本日と明日がヤマ、ですので、なんとか頑張ります。
で、昨晩、弟分の工藤ちゃんから嬉しい連絡があったので報告。彼は新宿の某飲食店で店長をしているのですが、彼から興奮した文面の携帯メールが。
「アニキ! いや、食い倒れ日記は…スーパー凄い!
だってうちの店に食べに来たお客さんが読者で、日記の話で盛り上がってしまった。」
あとで電話がかかってきて詳しい話を訊くと、お客さんのテーブルで料理を仕上げしている時に雑談をして、「うちのアニキのWebが面白いんですよ、ヤマケン日記っていうんですけど」と言ったら、お客さんがびっくりた顔で、「ええ!?俺、読者だよ!」ということになったらしい。以降、30分くらいそのテーブルでヤマケンばなしで盛り上がって、取締役に怒られてしまったらしいが、、、
そのお客さんは、Yahoo!のお勧めサイトに掲載された時に訪れてくれて、以来けっこう観てくれているらしい(今、更新が鈍っていることも知っていたそうなので、結構観ているな、、、)。
どうもありがとうございます。読んでくれている人がいるってことが何よりの支えです。
こうしているうちにもネタは溜まっていくので、来週以降ご期待下さいね。あと、工藤ちゃんところにいったお客さん、ぜひコメントください!
さて、仕事しよう、、、
有楽町のロメスパ名店「ジャポネ」についての記事は、僕のblogの中でも比較的読まれている率の高いエントリである。無論、僕のエントリの内容がどうこうということよりも、ジャポネのスパゲティの圧倒的な存在感、余りにも魅惑的なメニューが関心を惹いているのであろう。
そのジャポネについてWeb上で最強といえるコンテンツがある。僕もずっと参考にしてきたWebだ。これぞ「ジャポネ学」といえよう。
■おうさる.com
http://www.ousaru.com/
このWebの中盤に、「ジャポネ」の項がある。これが、
「ジャポネ全制覇計画」
である。
内容はぜひ直接観て頂きたいのだが、彼が制覇したジャポネのスパゲティ画像がドコンドコンと掲載されている。文章は少なめだが、その圧倒的な写真をみるだけで腹が一杯になる、絶妙なコンテンツである。
なんとその主催者 おうさるさんから、コメントとメールをいただいてしまった!
先日はジャポネのコメントへのレスありがとうございました。当サイトも見ていただいているそうで、ありがとうございます。 やまけんさんのサイトは、最近始めた当ページでのアクセス解析によって知ることができました。写真の数々、的確なコメント、どの記事もとても楽しく拝読してます。 私の方ですが、文才がないというかイマイチ熱い文章を書けないものですから、写真のアップ中心になってしまっているのでかなり刺激を受けながら読んでいます。 そして多分、嗜好が似ていそうだなぁ、と勝手に想像しています。今度是非、食事をご一緒しましょう。
うおおおおおおお
嬉しい~!!!!!
食事はおうさるさんお得意のトルコ料理ということになりそうである。しかしながら僕としてはぜひジャポネ学の権威と一緒にジャポネ親方を食べに行きたいと思うのであった。そう連絡すると、素晴らしき配慮に満ちたメールが!
ジャポネにご一緒するのはいつでも大丈夫ですが、親方はやまけんさんのを拝見することにします。 昼時の混雑時をはずさないとお店に迷惑が掛かるので、開店直後か遅い昼に行きましょう。
、、、これだ、、、 この、お店に対する深い愛情と配慮。ホンモノである。
ぜひご一緒させて頂きたい! 僕が繁忙期から抜け出る9月中旬以降にお誘いしようと思っている。 このおうさるさんとの逢瀬は、ぜひ実現の暁には掲載したいと思う。
匠は、お店の公式Webを持たぬゆえ、私が代わって告知いたします。
寿司処 匠 で、見習いさんを募集しています。お客さんがドンドン増えていく一方、厨房のメンツは入れ替わりがあるのが、どの店でも悩み所。この度、手伝いに入っていた加藤ちゃんの実弟、タケが学業に専念するため、手伝いを引退するのである。
もしこのblogを観ている人で真剣に寿司屋の見習いをやってみたい人は、下記の条件をよーく読んで匠に連絡を。もしくはそういう人を知っているという方は、情報を教えて上げて下さい。
■募集条件
年齢:16~22才
男性
休日:毎週月曜日、GW、夏休み・冬休み、その他有り
給料:180,000~
まかない、寮(錦糸町)あります
履歴書(写真付き)を用意して、14時~0時の間にお店に電話を下さい。
TEL:03-3643-1224
なお、「やまけんの食い倒れ日記を読んで連絡しました」と言うこと。
いい人が入ることを祈っています。
沖縄編の真っ最中ですが、知っておいて欲しい現実が書かれているので、ぜひこのエントリを読んでください。
■父親的生活
「りんごと台風」
http://seurat.blog.ocn.ne.jp/kazu/2004/09/post_18.html
台風で落下してしまったリンゴを量販店が売るという美談の裏に実はこういう真実が隠れている。大手量販店は、消費者の心証をよくするためにかなりの宣伝を打っているし、巧妙なキャッチコピーを出してくることがあるのだが、全てが真実とは限らないんだよね、、、
さて僕の方は昨晩の夜11時過ぎに帰京しました。これから沖縄編の怒濤の後半戦に突入です。仕事も山積。うーん 頑張るぞぉ!
誰か知ってる方、教えていただければ幸いです。
・記事数が多くなりすぎてきたので、カテゴリを再編しようと思っています。
・カテゴリに分けた時に、デフォルトでは表示される順番がエントリの日付の新しい順になっていますが、これを逆に、日付の古い順に表示したいと思っています。
・その場合、どのようなテンプレートを作ればよいのかを教えて頂けませんか。
沖縄編のカテゴリを早速作ったのですが、これを全部プリントアウトすれば友人にさっと渡せる記録になるので、、、 そのためには、日付が古い順になっている方がいいと思いまして。
ご存じの方、よろしくご指導くださいませ。
東京ビッグサイトで、明日23日までオーガニックエキスポというイベントが開催されている。
オーガニック関連商品や企業のエキスポで、日本での開催が今年で3年目になるイベントだ。僕も周辺業務ながらこの分野には関連が深いし、オーガニック食材のトレンドを観てみたいと思い、行ってきた。僕は招待券を持っているので無料だが、招待券を持っていなくても1000円で入場できる。
今年の目玉はなんといってもJETROが主宰している南米ブースだろう。
コロンビア、チリといった南米諸国のオーガニック関連商品が処狭しと並べられている。スリランカブースでは、スパイス類、紅茶に加えて、甘味料というか、沖縄の黒糖のような糖塊を試食させてもらった。
原料が何だったかは失念したが、濃厚ながらくどくない甘さと複雑なミネラル味は、本当に黒糖とタメを張る。ブースの兄ちゃんは流暢な日本語で、
「紅茶にこれを入れるんじゃなくて、紅茶を飲みながらこれを囓ると最高!」
と言っていた。
さて
イタリアのサルディーニャからも出展がされていたのだが、ここで思わぬ出会いがあった。ご存じシチリア料理の無二路で僕が大好きだったショートパスタ「スパッカレッラ」。輸入していた小さな商社が潰れてしまい、現在は日本のどこを探しても見あたらない。そのスパッカレッラにちょっと似たショートパスタがあるので、イタリア人に「スパッカレッラはないのか?」と訊いた。
日本語が全く通じないらしく、「シェフ」と呼ばれるある日本人が駆けつけてきた。
なんとこの人、、、あの兵庫県の赤穂市にあるピッツァ&イタリアンの名店、「さくら組」のシェフ、西川さんだったのだ! もう、超驚き&ハッピーである。「さくら組」へは、1年ほど前にニシガイチと一緒に行ったのだ。その時の感動したエントリはこちら!
「えええええ 俺、大ファンですよぉお」
「そうですか、どうもどうも!」
スパッカレッラは残念ながら扱っていないようだが、今後ちょっと情報交換をさせていただくことにする。いや、予想外の出来事で嬉しい。
この他にもあの納豆菌の応用加工食品であるテンペの商品ブースなどを見学。
まだ一般には出回っていないレア商品だが、この秋あたりからちらほら小売段階にもお目見えしそうだ。同行の津田ちゃんが営業の人と話しているのを訊くと、小耳に挟んだ価格はけっこう高い。ということは、これは健康食品扱いなのだ。日本という国の消費構造は面白いなぁ。健康という付加価値にはみな、お金を払うのだ。伝統食品の全てが何らかの健康要因を持っているというのに、、、
3年目を迎えたこのイベント、徐々に出展者も増えていい感じになってきた。何より、訪れる客層が一般化しつつある。これは重要。やはり普通の人が来るイベントというのが一番強いのだ。
もし関心のある人がいたら、1000円かかるけど一般枠でいってみてはどうかしらん。ブースで積極的にアタックすれば、ワインやチーズを試食できるはずだ。
先日来、富良野のカレー&ソーセージの「唯我独尊」のキャラバンが続いている。横浜の次ぎは大阪・心斎橋ということで、このblog読者さんのコメントにもあるとおりだ。みなさん行けてよかったですね!コメントありがとう。そして、店頭に立っているマスターにWebのことを伝えてくれたみたいで、これもありがとう!
さきほどマスターから電話あり。
「横浜も大阪も、Web観てきたって人が来るよ!どうもありがとうございます!」
旨いものは伝えなくちゃね。
関東風でも関西風でもない、北海道のカレー。もし目についたらぜひ行ってみてください。あーおれも食べたい。
僕がお世話になっている生産者団体さんの呼びかけで、農と食を考えるための勉強会の設立に参画することになった。
第一回目は10月19日(火)に、銀座にて開催され、小さいながらもシンポジウムと試食パーティで構成される。シンポジウムのファシリテータは、恥ずかしながら僕が勤めることとなった。試食パーティでは、茨城の素晴らしい生産者団体さんの新米を使ったおにぎりなどが味わえる。
参加対象はもちろん一般の方々だ。最初の会ということもあってドタバタになる可能性もあるが、面白いテーマが交錯すると思う。関心のある人は是非お申し込み頂きたい。会場の問題もあるので、人数限定となると思うので注意。
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第1回 『銀座 食学塾』のご案内
『銀座 食学塾』は、
「農」的な物や、土から一番離れたイメージの銀座で、
こだわり農業生産者と、「食」を提供するお店の人、そして
皆さん(お客さん)が出会い、
「食」に関連した、「農業」、「健康」、「食育・農育」、
「食の国際化」などのテーマについて意見交換する
コミニケーションの場です。
この出会いから生れる、食や農を意識した生き方や
価値観を、銀座から世界に発信していきたいと思います。
【第1部 】 シンポジウム (19:00~20:45)
【タイトル】 『あなたは、今日何を食べますか?それは、なぜ?
~グローバル時代の食の選択』
(続きはこちら↓をクリック)
ファシリテーター : 山本謙治 株式会社グッドテーブルズ 代表取締役
[ 『実践 農産物トレーサビリティ』という著書も出している山本さんは、農産物
や食品マーケティングの専門家です。また、個人的に運営しているブログ 『やまけ
んの出張食い倒れ日記』は、密かにブレークしてます。]
『 やまけんの出張食い倒れ日記 』
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/
パネラー : 吉田 清 株式会社松屋銀座本店 食品部 食品1課長
[ 百貨店地下食品売り場の責任者として、生産者とお客様との間に立つ吉田さん
は、偽装表示問題、BSE、鳥インフルエンザ、農薬問題、北海道物産展の偽装問題
等食の安全が叫ばれる中、過去からの”食”にまつわる「常識」がいつの間にか「非
常識」に変わってしまったという実感をお持ちだそうです。食品流通の現状や問題点
を広くお聞きしたいと思います。 ]
斉藤公雄 農業生産法人アグリクリエイト 代表
[ 有機農業を目指す仲間たちと『有機栽培あゆみの会』(会員250名)を結成
し、代表として活躍中の斉藤さんは、有機農業は発酵の世界だ!とおっしゃっていま
す。自らの米作りや有機農業の現場の話しをお聞きしたいと思います。 ]
勝野美江 農林水産省消費者情報官付企画官
[ 勝野さんは、仕事で『食育』を担当しながら、仕事を離れたライフワークとし
も、色々な活動をされてます。農業体験をした子供たちの成長の様子や、都会でも出
来る『食育・農育』の実践事例を、お聞きしたいと思います。]
北上リグ フランス大使館 広報部
[ 北上さんは日本人でありながらフランス人学校に通ったという、異色の経歴の
持ち主で、人生の3分の1をフランスで過ごしてきました。フランスといえば
食文化の高い国ですが、ご両親の方針で、小さいころから自然食品を食べて
いたそうです。食の国際化についてのご意見を期待しています。]
【第2部】 こだわりの農産物試食会&交流会 (20:50~22:00)
パネラーの斉藤公雄さんの栽培した、無農薬新米コシヒカリの
おにぎりや斉藤さんの仲間が栽培した、無農薬・減農薬野菜
の試食も出来ます。
【日時】 平成16年10月19日(火)
受付け 18:30~
第1部 シンポジウム 19:00~20:45
第2部 こだわりの農産物試食会&交流会 20:50~22:00
【会場】 銀座 紙パルプ会館
〒104-8193東京都中央区銀座3-9-11
TEL03-3584-8111(代表)
(アクセス: http://www.kamipa-kaikan.co.jp/ )
【主催】 『銀座 食学塾』
【協力】 『未来塾21』
『新世代の会』
『NPO日本オーガニックネットワーク』
【参加費】 第1部 シンポジウム 一般 1,000円
学生 500円
第2部 試食会&交流会 一般 3,000円
学生 1,500円
(参加費は当日、会場にて申し受けます。)
【定員】 50人
【申込み方法】
以下のフォーマットを、貼り付けてメールでお申込みください。
お申込み先 info@aguri-tokyo.co.jp
*お申込みは、10月15日までにお願いします。
会場の都合で、50名を超えた場合お申込みをお受けできない場合があります。
お早めにお申込みください。
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第1回 『銀座 食学塾』 参加申込書
第1部 シンポジウム 参加 ・ 不参加
第2部 試食会&交流会 参加 ・ 不参加
1.氏名
2.所属(会社名等)
3.TEL&FAX
4.メールアドレス
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【お問合せ】
『銀座 食学塾』事務局 (農業法人㈲アグリクリエイト内)
高安 和夫
TEL:03-5540-4117 FAX:03-5540-4118
E-mail: takayasu@aguri-tokyo.co.jp
****************************************
僕のページの右側の段に「友人たち」というリンクがある。ここは文字通り僕の友人達のblogを紹介するところなのだが、先日からいくつか増えているので紹介したい。
まず
食文化に関心がある人に観て欲しいのが下記だ。
NY野菜日記
http://ny-yasailife.cocolog-nifty.com/
これは、日本農業新聞という、農業関連では日本最大の業界新聞の記者である加納壱子(いつこ)ちゃんが書いているblogだ。彼女はなんとフルブライトで米国留学している才媛である。専門は「食生態学」という分野で、日本でこれをきちんとやっているところは少ない。従って、彼女が帰国してきたら、この食に関する社会学的アプローチとしては非常に希な人材としてひっぱりだこになること間違いない。
このblogには肩の張る論の展開ではなく、日常的な視点からNYでの食や、学問の現場での話が綴られている。彼女は優秀な記者でもあり、文章はもちろん完璧だ。blogというメディアはかなり拡がっているが、読むに値するものはそれほど無い。そんな中、彼女のような存在は貴重だ。
彼女が出発する前に茅場町で壮行会をし、その際にblogについてのアドバイスを求められたので、「とりあえず何も決めないで、好きなこと書けばいいんだよ。そしたらその内に方向性ができるから。」と伝えたが、すでに彼女の中で方向性ができつつあるようだ。
アメリカの定点観測はまかせたゾ、いつこちゃん。
縁があって、中央大学で開催されている国際インターンシッププログラムで、日本の農業の現実についての講義をしてきた。
びっくりしたのだが、このプログラム、非常に素晴らしい顔ぶれを集めている。スリランカからは、開発プロジェクト「サルボダヤ運動」を実践する団体の人が参加している。僕はこのサルボダヤという思想・運動について学生時代に本を読み、衝撃を受けたことがある。
そして何よりオーストラリアのマックス・リンデガー氏だ。彼は「パーマカルチャー」という農的生活の手法の伝道師で、実存するエコビレッジ「クリスタル・ウォーターズ」の代表的存在だ。持続的農業(化学農法による多投入型農業に対比させた言葉だ)の世界で彼の名前を知らない人は居ないだろう。
僕は学生自体にキャンパスに畑を拓いていたが、その頃「パーマカルチャー」という訳本が出版され、貪るように読んだものだ。そこには農業という営みから、暮らしに関わる全てのデザインが有機的に連関した、刺激的な解説が載っていたのだ。ただ、このパーマカルチャーという手法は固定的なものではなく、その国の風土や気候、そして経済活動のあり方に沿って刻々と形を変えていくものだと思い至った。以来、僕はパーマカルチャーへの憧憬を胸に持ちつつ、日本の現代的農業体系とその傍らで違う道を模索する産直産地型農業の現場へと足を踏み出した。
そのマックスが、僕の講義を観る! こんなに感慨深いことはない。
特別教室にはムンムンと熱気を発散する学生達と、海外からやってきたゲストの皆さんが待ちかまえていた。thinkPadをプロジェクタに接続していると、なんと!背の高いマックスがのっそりと僕の方にやってきたではないか。
「やあ、日本の話をしてくれるので、楽しみにしているよ。」(←というようなことを言っていた)
僕はアガってしまい、「あなたのファンでした。」と伝えるのが精一杯だった。
僕の講演は、日本の農業シーンが今、ダイナミックに変わろうとしている、その流れを体系的に解説するものだ。マックス達のように海外の人に、日本の農業シーンがどのように変わっていこうとしているかを伝えるのは重要なことだ。生産の側面の話、流通の話というブツ切れの解説はあるかもしれないが、農業とは生産だけでは完結しない。流通、食卓まで含めて理解していかなければならないことなのだ。しかしそんなセンシティブな話は公的には発信され得ないからだ。
実際にはパワーポイント40枚程度の図入り解説をしたのだが、簡易版のレジュメを作ったので、関心のある人は観てください。やまけんがどういうコトをやっているのかの一端がわかるかもしれません。
思ったより学生の熱気がすごく、ほとんどが居眠りをしなかった。そして、意図的にショッキングな話(農村の現状)を織りまぜると、ほとんど涙をためているような学生も居た。こういう反応は珍しい。いくつかの大学・高校でこういう話をしたことがあるが、食いついてくる学生は少ない。我が母校である慶應義塾の矢上の講義で話をした時は、ほんとにみんな死んだ魚の眼だった。しかしこの日の中央大学総合政策学部の学生は、素晴らしい反応と態度だった。
講義中、マックスが悲しい眼をしているのが見えた。日本農業が緩慢な死に向かっているという僕の論調に悲しみを受けているのだった。ただ、その後これからをどうするべきかというくだりを聴いて欲しいと思っていた。想いは伝わっただろうか。
終了後、マックスの方から 「Nice speach!」 と手をさしのべてくれた。その後の懇親会では、彼の方から隣に座ってくれ、感動しながら話をした。話の内容はナイショだ。いずれ僕はオーストラリアに遊びに行くことにした。
このスナップは宝物だ。
この素晴らしい講義をオーガナイズしたのは中大の総合政策学部の皆さんで、特に和栗百枝さんという特任講師の存在が大きい。実は僕を呼んでくれたのは彼女で、しんのすけの家でのチャンチャン焼きパーティで紹介してもらい、とんとん拍子で話が進んだ。正直言って、僕の母校である慶應義塾SFCの数倍の熱気があった。拍手とエールを送りたい。
全く食い倒れと関係がない話をしてしまってモウシワケナイが、とても重要な日だったのだ。
ああ、 知を得るとは素晴らしいことだ。久しぶりにアドレナリンが体内を駆けめぐる夜だった。
しばらく前のエントリで予告したとおり、野菜が高騰している。台風が連続して襲来していることで、畑で成育中の野菜類が壊滅的に被害を受けているのだ。これまで、沖縄・九州を集中的に襲ってきた台風が、だんだんと北上し関東・東北まで巻き込むような形になってきているのが恐ろしいところだ。現在、そうした台風をすりぬけた産地のみが出荷対応可能になっている状況で、品薄になっているのである。
ただし、これは「異常な」状態であるとは言い難い。たまたま今回の原因は台風だった。皆、「いずれは元通りになる」と思っているかも知れないが、果たしてそうだろうか?
異常気象による台風頻発が、今後是正される見込みがあるだろうか?全世界的な気温上昇や二酸化炭素排出量の増加には歯止めがかかっていない。ヒートアイランド現象は頂点を極めた感がある。来年度、天候条件が好転すると予測するに足る条件はどこにもないような気がするのだ。
それに、中央大学の授業でも学生達がショックを受けていたように、ここ6~7年くらいで急速に農業者の数は減っていく。ほとんどが65歳以上の人たちが担っているからだ。今年のこの台風過でやる気をなくした農業者の離農がまた、進むだろう。
店頭に並ぶ野菜で少しでも値頃感のあるものが並ぶとしたら、その原産国の表示を観てみよう(もし表示されていないのであれば、それは表示法違反だ)。ほぼ輸入品であることは間違いない。農薬問題で一時市場から消えていた中国産野菜だが、実は今、輸入業者さんの元にどこの小売業からもオファーが相次いでいる。今までは絶対に輸入は扱わないと言明していたところでさえも、だそうである。これは先日、当の業者さんから直接聞いた話だ。
この局面で学ぶべきことは色々あるのだが、重要なのは下記だろう。
①毎朝 陽が昇るように、明日も自分が食べる食料があるはず、と思うのは間違いである。
②人間活動は天候に大きく影響を与えている。またこの影響はグローバルなものであり、全世界的に被害を被るものである。
③食料の生産者は人類の宝である。
「野菜、高いなぁ~」
と顔を背けず、高くなった現状をきっちりと観て、自分が何を食べたいのか、どのような食生活を望んでいるのかを考え直すいい機会ではないだろうか。
そもそも、ここ数年の青果物の小売価格が安すぎるのである。案外、今店頭に並んでいる青果物価格が、実効的な価格なのかも知れない。食うや食わずの人には厳しい話だが、この国の大半は食費よりも違うところに出費を割いている、つまり余裕はあるはずだ。明日の食料を確保するためには、消費者が生産者をサポートすることが必要なのだ。
「輸入でまかなえばいいじゃない」
というのも意見だろうが、輸入は、向こうにものがあって、かつこちらに買う原資がないと成立しない。グローバルな天候不順で輸出国が食糧危機になったら、日本はどこから仕入れればいいんだろうか。中国はもう輸入国に転じ始めているというのに、、、先の輸入業者さんも苦笑いをしながら、
「そのうち中国も、日本になんか輸出する余裕が無くなっていくと思うよ」
と仰っていた。
この時期、日本人は試されているのかもしれない。明日は食額塾というイベントだ。いいタイミングでこういうテーマに直面したな、ということを思いながら、スーパーの店頭を観ていたのであった。
むふ。一目瞭然だけど、左側の俺のイラストがフラッシュのアニメになりました。ちょっとテスト。これは、僕の大学時代からのダチである金子重人氏によるものだ。
「Flashの練習してて、適当に作ってみたぞぉ~」
と送ってきたのだ。せっかくなので使う。以前のイラストも金子によるものだ。
何度かこのblogでも採りあげたのだけど、彼は週刊少年ジャンプの開催した「デジタル漫画大賞」の第一回入選者だ。
■金子のblog
http://blog.drecom.jp/gcfactory
ちなみに今まで使っていたイラストは、彼が入選する前に描いてもらったものだ。自分で言うのもなんだけど、僕がいいと思ったものって、必ずヒットしたりする率が高い。(←ちょっと自慢モード)
前のイラストが気に入ってるので、その内戻すと思うけど、しばらくこれでいきます。
大変なことになっている、、、犠牲となった方のご冥福を祈ります。
同時に、コメ処としての新潟県のこれからを案ずる。 コメを貯蔵するカントリーエレベータなどの施設は倒壊を免れただろうか。せっかく収穫したコメが商品にならなければ、農家の逼迫と離農はさらに進むだろう。新潟にはしばらく前にも集中豪雨があったので、とんでもない苦境に追いやられているはずだ。
これを観ても分かるとおり、明日も太陽が昇り、我が家があり、道があり、そして食べ物があると思うのは間違いなのだ。台風も地震も、この国に対するメッセージが天と地から発せられている。そういう気がしてならない。
そう思いながら謹んで朝ご飯を食べた。
夜、メールをいただいてわかったのだけど、あるblog紹介サイトで優勝をいただいてしまった!
■blog-gold
http://www.blog-gold.com
■賞の解説
http://www.blog-gold.com/kaisetsu.html
やっぱりこういうのは嬉しいもんだな。自分が無意識にやっていることをきちんと汲んで評価して下さっているので、なおさらです。
この食い倒れ日記、実は数年前から電子メールの形式で存在していました。僕が出張に行って、旨いものを食べた時に、150人くらいの友人にBCCを使って、無茶苦茶に長文のメールを送りつけていたんですねぇ。
「うわー残業してるのにそんな旨そうなメール送ってくるなぁ!」
と言われつつ、友人の間では結構喜んでもらっていました(と思っているのは僕だけかも知れませんが)。それが、「画像もないと面白くないゾ」とか言われるようになって、Web化を考えざるを得なくなったのです。その残骸が、下記に残っている、BLOG前の記事なんです。
■過去の食い倒れ日記
http://www.yamaken.org/kuidaore/kuidaore.htm
しかし手作業でWeb化するのは大変。そこで定型的なWebページに、毎日更新する内容を表示する、いわゆるCMS(コンテンツ・マネジメント・システムですな)を、このWebを管理して下さっているプロコムジャパンさんに作ってもらおうと思っていたのです。
その検討をしていた矢先に、親友の本城しんのすけが、MovableTypeを使った日記を書き始めたのです。
■本城愼之介 雑記
http://www.onbetsu.com/log/
このインターフェースは素晴らしいな、どういうツールつかってるんだ?と尋ねて教えてもらい、テスト的にこれを使ってみようか、と導入したのです。しばらく使ってみて、それを参考に同じようなものを作ろうかと。
なーんて思ってたら、完成度の高さ、アーカイブの楽さ加減などに感銘を受け、今に至るまで使っているということなのです。
つまり僕は最初からblogをやろうとおもっていたわけではなくて、とにかく簡単に毎日更新できるWebのシステムが欲しいと思ってたら、MTがあった、ということなんです。だから、ブロガーと呼ばれるとなんだか不思議な気もするのですが、それもまた佳しかな、とも思っています。
思わず回想してしまいました。ブログゴールドの皆さん。僕のサイトを選んでくれてどうもありがとう!
そろそろ左サイドバーに表示されている過去ログの数が凄まじいことになってきているので、ページデザインを何とかしようと思っています。時間が無くてなかなかできないんだけど、、、
MovableTypeの新しいヤツは、カテゴリの下にさらにサブカテゴリを付けられるのですね。それ、欲しい。せっかく出張食い倒れなのだから、県別に分類するというのをやりたいんですよね、、、でも、システムの移築は色々と面倒だから、しばらくこのまま運営しようかな。
今日は広島から絶品の柿が届きます。うーん楽しみだ!
注:新情報がはいったので末尾に追記してます。
先の鮭のエントリで、私が後段で新潟の地震の状況をみて考えた部分が出てきますが、
それについて、
「不謹慎ではないでしょうか」
と言うコメントをいただいたり、トラックバックで
「食料自体が不足している時にそんなことを言うのは悠長ではないか」
という旨のご発言をいただきました。
私が書いたのは
「ライフライン断絶の際、料理をするという基本的な技術があることで、生存の確立は上がるだろう。だから、技術を持とう。」
ということです。それについては正しいことを書いていると思いますので、修正はいまのところ加えません。
ただし、このタイミングで、食べるものがそもそも手に入らない地域もある新潟を引き合いに出すのはよくない、という声があったことは深く受け止めました。
前からこのblogを読んでくださっている方はおわかりと思いますが、新潟の震災のことを書いた25日の記事に、新潟の長岡からコメントをつけてくれている「じん君」は、第二回食い倒れオフ会に新潟から駆けつけてくれたカワイイやつです。友人が当事者として新潟にいるわけで、僕に被災者を揶揄するつもりがあるはずもない、ということはおわかりいただきたいと思います。
ですので、一つまえのエントリに関してはこのままにしようと思いますが、一方で新潟の被災地に対してできることをしなければと思いました。トラックバックをいただいた方のBLOGをみると、救援物資を送る場合の宛先や、必要な物資の情報が掲載されていました。
救援物資について
http://www.pref.niigata.jp/suitou/info_saigai_3.html
注意! 現在この救援物資受付は休止しているそうです。
詳しくはこちらを。
新米を送ってあげたいところではあるが、炊き出しが手間なので、インスタント食品中心に求められているようだ。何を送るのがよいか考なければ。
こういうセンシティブな問題については沢山のコメントがついて、言葉のやりとりでギスギスすることが多いのですが、そういうのはちょっとご勘弁いただきたく、あらかじめこの件についての見解を述べました。
僕のよく知る人たちが執筆した2冊の本を紹介したいと思う。
まず、これは今まさに新刊書として並び始めた本だ。
「危ないものを作りすぎた」
徳江倫明 著
誠文堂新光社刊
1680円
著者の徳江さんは、僕にとっては大事な人だ。彼は、有機・特別栽培の農産物の専門流通業者としては老舗の「大地を守る会」の創世期のメンバであり、その後あの「らでぃっしゅぼーや」を立ち上げ、代表取締役を歴任した人物だ。その後、農産物の第三者認証に関するコンサル会社の社長を経て、現在は食品の安全性を認証する「日本SEQ推進機構」の代表である。
僕が徳江さんをみかけたのは、学生時代に大地を守る会やらでぃっしゅぼーやが主体となって開催した、第一次産業を盛り上げようというイベント「DEVANDA(出番だ)」の開会式だ。武部農相(当時)らが列席する中、開会の辞を述べる、やたらと存在感のでかい、髭のかっこいいオッサンがいた。がっちりした体格と鋭い眼光、渋い鋼のような筋の通った声で、高らかに第一次産業の復権を謳い上げていた。
「こんなカッコイイ人が、有機の世界にいるんだなぁ、、、」
と強烈な印象を受けたことをよく覚えている。ルックスは大事だからね。
その後僕はシンクタンクに入り、3年後に農産物流通のベンチャーに転職する。その会社に、徳江さんも執行役員として(当時)参画することになっていたのだ。初めて徳江さんに引き合わされた日のことは忘れられない。まだ入社を決めかねていた僕に対し、
「やまけんちゃん、こういうのはね、3人がバラバラにやってても進まないんだよ。一緒に(会社で)パワーを合わせて事業を立ち上げようじゃないか。」
その一言で僕は転職を決定したようなものだ。憧れの人から口説かれたら、これはもうしょうがない。
その後、徳江さんと僕は多くの時間を一緒に過ごすことになった。プライベートも含め色んな面をみせていただいたが、いまだに敬愛する人であり続けている。
その徳江さんが「そろそろ本を出そうかなぁ」と言うので、僕が自分の本を出版した誠文堂新光社の御園という担当者を紹介したのだ。話は進み、幾多の苦労を経て、見事上梓された。関係者全員に拍手を送りたい。
誰もがこの表紙を観て、引きつけられるものがあるのではないだろうか。鉄条網のパテをバンズで挟んだこのデザイン、色んなものを象徴している。丸善のOAZOでは3カ所くらいにこの本を置いているらしいが、表紙のビビッド感が引っ張っているだろう。装丁は、これまた僕の著書の表紙デザインをしてくれた、クリエイティブマックスの和田さんだ。彼のデザインは本当にスゴイ!本当は本の装丁とはケタが違う広告デザインが主な仕事なのに、安い装丁の仕事を楽しんでやっていただいている。今年度末あたりを予定している僕の次ぎの本も彼にお願いする予定だ。
で、肝心の内容だが、著者がこれまで携わってきた農産物や加工食品の生産・流通における「安全と安心を確保するための方法」として、何をすればいいのかということを、主に生産・流通に関わる人たち向けに解説をしている。もちろん、消費者にも読んでもらうことを念頭に書かれていて、1,2章あたりは「そうだったの?」という箇所も多いはずだ。
特に傑作な内容がある。消費者アンケートなどをみると、「農薬の情報を開示しろ」という回答が多いのだが、じゃあ全部表示してみよう、という試みだ。ある県(県名は伏せられているが)のハウス栽培トマトに使われた農薬等を真っ正直に表示したら、いったいどのような内容になるのか、という実験的な試みをしているのだ。そこに記載されている農薬の種類や量を観たら、思わず絶望的に笑いたくなるに違いない。しかしそれは国が定めた安全基準には適合しており、違法ではないのだ。つまりそれは「安全と判断される」のである。
このような内容は、いたずらに消費者の不安感を煽るために書かれているのではない。むしろ逆だ。消費者が過剰に「安全・安心」を求めるほど、生産と流通のコストは上がっていく。しかし、今そのコストを消費者が負担するつもりがあるのかどうかは疑問だ。そこに着地点はない。その着地点として必要な社会的な仕組みとしての「認証」というシステムを、どのように創っていくかと言うことが、本書の主題なのだ。
後半部分はこうした話が専門的見地から語られていくので、ISO22000シリーズとかなんたらとかが出てきて、全くの素人には難しい内容かもしれないが、ぜひトライして欲しい。
イタリア行き航空券の情報、お寄せいただいた皆様には本当にありがとうございました。現在、頂いた情報もチェックしながら、無二路のほうで検討続けています。
さて続きまして、読者の方にお願いがあります。以下のスペックを満たすPCが「余ってる」方がいらっしゃったら、食い倒れ日記に寄付していただけませんか。
■最低限スペック
CPU:PenⅢ1Ghz以上、セレロン1.5Ghz以上
HDD:30GBくらいあれば結構です
RAM:256MBあれば十分です。128MBしか無くても何とかします
食い倒れ日記のエントリ数も450を突破し、コメント総数も2000を超えました。しかし、実験的に始めてしまったため、MovableType2.6を、DBを使用せずテキストファイルで運用し続けています。そういう環境に不安を抱き始めた今日、この頃なのです。
運用をお願いしているプロコムさんとも相談して、いずれはプラットフォームに手を入れるつもりなのですが、まず私が自分の家でシステムを仮構築して、それをホスティングサーバに移行しないとイカン。そのためにLINUXなどのUNIX系OSを走らせるマシンが家に必要になりました。
ラッキーなことに、ライブドア社さんからTurboLinuxの最新評価版をいただいたので、これでサーバ環境を整えて、自宅の環境を構築しなければならないのです。ご存じの通り我が家では、右側のサイドバーに表示されているウェザーバケットの気象情報を取得するためのWinマシンがサーバとして24時間稼働しています。このマシンをLINUXにするわけにはいかず、困っているのです、、、
もし、ご自宅または会社などに使っていないハードがあるという方がいらっしゃったらぜひお譲りいただけませんか。ご存じの通り、このblogは商用で運用していないため、まったく手弁当です。存続にご協力頂ければ幸いです。御礼として、僕が大切に保存している、山形県のまあどんな会が創った、日本最強のご飯の友「なんばんの粕漬け」を一瓶差し上げます(笑)
もし、「あげるよ」という方がいらっしゃれば、下記にメールをいただければ幸いです。
netfarm@mail.goo.ne.jp
代金着払いで送って頂くことになると思います。勝手ばかり申してゴメンナサイ。
あまり過剰な期待せずに待っております。あくまで「余ってたら」です。よろしくお願い致します。
PC求むのエントリに連絡をいただいた皆様、本当にありがとうございました。
PC譲って頂けるというお申し出から、ほぼPCを構成できるパーツ類をいただけるというお話し、そしてホスティングサーバを自由に使わせていただける話など、あまりにも過分なお申し出を多数いただきました。
ただし、皆様にご負担になるといけないので「余っている」ということを優先して連絡差し上げたいと思っています。
いただいたPCはきっちりLinuxマシンに仕立てて、食い倒れ日記のニューバージョンの研究にいそしみたいと思っています。
なにせ食い倒れ日記を「こうしたい」「ああしたい」という欲求は多々あるのです。本業よりも毎日気になってます(笑)
ということで本当にありがとうございました。blogを始めて2年目ですが、温かく読んで頂いていることに感謝。
秋田のホテルより皆様に愛を込めて、、、
忙しいっ!blog書く暇がない!
けど、実は昨日は国会議員食堂潜入の第二弾をやってきたのダ!
国会はやはり、ワンダーランドであった、、、
明日書ければいいのだけど、、、うーん 書けるかなぁ、、、という近況報告。
六本木ヒルズのレジデンスに住む堀江さんの家に行った。僕のblogの右側サイドバー(こっちね→)のお天気情報を提供している気象ロボット「ウェザーバケット」を堀江家のベランダに設置するためである。
「いいっすね、六本木の住民がこれをみると天気がわかるからね(笑)」
このためにわざわざ常時接続用の気象情報サーバ用のPCを会社からもってきてもらい、出動。ヒルズからレジデンスに入ると、一気に空間が変わる。エレベータで遙か上に登り、寝ぼけまなこの堀江君に出迎えてもらう。
バケットの設置は1時間程度で終了。富士山が見える眺望のベランダに、ウェザーバケットが設置されたのである!
ソフトウェアの設定にあれやこれやと手間どうが、さすがIT系企業のトップで、どんどん設定を進めていく。2時間くらいで動作確認。記念写真を西村さんに撮影してもらう。
この画像みて気づいたのだけど、最近忙しすぎてトレーニングしている時間がないので、顔が丸い!やばいな、、、
「メシ、食ってってくださいよ。4合炊いときゃ足りるかな?」
とやおら彼はばかでかい冷蔵庫を開ける。ほぼ業務用のでかい冷蔵庫にウラヤマシイ声をあげていると「もう一つあるんすよ」とセカンド冷蔵庫をみせてくれる。ん~ 家が広いより、冷蔵庫二個あるほうがウラヤマシイね。はっきり言って。
「じゃあ、ソフトシェルクラブ食べましょうよ。あと宮崎の冷や汁もいいな。豆乳とニガリがあるからこれで豆腐も作ろう!」
と、凄まじい食卓になっていく。さらに、北海道のアグリウェザー社の横山社長と鈴木さんから、サロマの2年モノの生牡蠣が箱一杯送られてきた!
僕が牡蠣を剥いている横で、堀江君がソフトシェルクラブに小麦粉、ガーリックパウダー、塩をまぶす。
「これ作るのは初めてだなぁ」
といいながら手際がいい。彼もなかなか料理やるな。
まんべんなく粉がまぶされたソフトシェルクラブをミホさんが揚げてくれる。
大阪生まれの彼女はなんと、あのインデアンカレー阪急梅田店に学校帰りによく通っていたそうである!わかってるね、やっぱり。
さて凄まじく旨いものばかりの食卓になってしまった!ソフトシェルクラブの揚げ物、サロマ産生牡蠣、ホンモノのししゃも、宮崎の冷や汁(よせ豆腐入り)、浜松の鰻である。
これに加えて、堀江宅に僕が愛して止まない山形の「なんばんの粕漬け」を一本プレゼント。
三人でしばし無言で食いまくる。
食いながら話をしている最中、彼はやはり福岡の農村で過ごした幼少時代の話をしてくれる。世間ではいろいろと尾ひれはひれがついて喧伝される彼の人物像だが、そういうところはようわからん。俺が言えるのは、こと農の問題にたいしては真摯な心を持っている人間だということだな。いずれ農業の構造改革の時代には、彼にも活躍してもらいたいと思うし、おそらくそうなるのではないだろうかと思う。
なーんていいながらもう腹一杯だ!食いまくった。ソフトシェルの唐揚げ最高!俺は料理が出来るやつのセンスは信用するぞ!どうもご馳走様でした!
11月26日の深夜2時(日付としては27日)に、ある番組で僕のWebが紹介されたらしい。そんなの、全然聴いてないぞ!だれか録画した人いませんか??
読者のKOKEさんが録画していたので、送って下さることになりました。どうもありがとうございます!
このWebがテレビの深夜番組に出てた!とを何人かの人から連絡を受けた。コメントにつけてくださったKOKEさんから、TBSのR30という番組だということを確認。ビデオテープをお送り頂いた。
↓これがそうダ!
全体としては数十秒だったけど、ナレーターが「やまけん」と言っていたのは笑った。
でもTBSさん、番組に使うなら連絡くらいするのが礼儀でしょう。ということで、こちらも勝手に番組画像を掲載することにしました(笑)
今後もこういうことあるかも知れないので左サイドバーのWebについての紹介文言に、
「出版物・放送等に掲載される場合はご連絡を下さい。」
と追加しました。これは単にやまけんも観たいからです。特に断りはしませんので、、、
ビデオを送って下さったKOKEさん、どうもありがとうございました!本日、なんばんの粕漬けを発送しておきました!
そうそう
堀江君の社長日記のサイドバーにも、ウェザーバケットによる気象情報配信システムがつきました。嬉しいなぁ、、、
葱のエントリ、忙しくてかけない。でもこれ最近の自分的大ヒット。待っててください。
けど速報。ラスベガスで開催された世界カクテル・コンペティション2004にて、昨年度の国内優勝者である、Barオーパ銀座店の勝亦(かつまた)さんが出場。僕の愛するオーパ門前仲町店の水澤君の先輩だ。
結果なんと、「味」の評価では出場者中2位を獲得しながらも、「香り」の弱さのせいか、上位入選を逃した。詳しくはこちらを。
http://www.foodrink.co.jp/backnumber/200412/041201.html
同Webには応援にいった水澤君の悔し泣き姿も映っている。来年は、この水澤君が出場する。
上記は先日オーパに行った際に水澤君に直に聴いた。日本人の感覚はどうやら本当に繊細にできているようで、欧米の味覚は日本よりどうしても甘く強い香りが好まれるらしい。けど、それを前提に、自分としてはおいしくないと思うカクテルを創って勝負をかけることができるか?そこが、日本人出場者にとっての大きな十字架になるような気がしてならない。
でもな、、、
僕としては、水澤君が勝つ姿が見たい。世界(というか欧米)の味覚も制覇した上で、彼ら欧米人が日本に来たときには日本向けのカクテルを供し、「日本ではあんなに濃いのは好まれないんだ。だって君たちよりも繊細なんだから」と言ってみたいではないか!
来年の世界大会、僕はヘルシンキまで応援にいくつもりだ。勝ちに行こうな、水澤君。
そうそう、
今週末の5日(日曜日)、ずいぶん遅れた水澤君の祝賀会が厚生年金会館で開催される。先日電話があって、僕は門仲店の顧客代表としてスピーチをすることになった。呑んだくれようと思ったのに、無理だ。ん~
なんとこの日は、コンクール上位入賞者が数人集まり、創作カクテル「スプリング・ヒル」を競作するという。もちろん参加者は飲むことができる!一般客も入場可能。問い合わせはオーパ門前仲町店にどーぞ。読者の方で参加する人いたら一緒に飲みましょう。声かけてください。
いや、ちっと繁忙で書いている時間がなくなりつつありますね。書いていない内にまたネタが溜まってきて、追いつかなくなるという感じです。
ここでいいお知らせ。
毎年末に宝島社から発刊されている「このミステリーがすごい!」という本をご存じだろうか。よく書店のPOPに「『このミス』でNp.1!」というように引用される、ミステリー界の超有名ランキング本である。
その宝島社の方から先月、連絡があったのだ。
「実は今年から『このブログがすごい!』という本を発刊することになりまして、、、で、やまけんさんの食い倒れ日記を、ベスト20にノミネートさせて頂きました。」
おおおおおおおおお
マジですか!
『このミス!』は、毎年数人の選者がノミネート作品を読み込んで順位を決めるという責任選出型のランキングである。『このブロ!』もそういう形式だという。ベスト20中の何位になるのかはまだ知らされていない。発刊の日をまとう。
その『このブロ!』発刊の日だが、12月20日である。値段は980円。宝島社の方が僕のオフィスを訪れ、インタビューをしていったのでそれも載ります。
■詳しくはココ↓
宝島社 12月に出る新刊(下の方にあります)
http://tkj.jp/news/
これは本当に嬉しかった。嬉しかったポイントがいくつかあるのだけど、まずは一般投票型のランキングではなく、識眼を持った選者が選ぶランキングであると言うこと。そして、こちらから売り込むのではなく向こうが僕を発見してくれたということ。それが嬉しい。僕のモットーの一つに、「向こうから招いてくれたことには乗る」というのがある。自分から声をかけるのと、向こうから声をかけてもらうのでは、まったく次元が違うではないか。ありがたいことである。
20日、ぜひ店頭で立ち読みをせずお買い求めいただきたい(笑)
書いていない重要エントリを予告しておくと、
■三浦の久里浜で海の幸食い倒れ後にエアーズロックと出会い、食った!
■オーパ水澤君の祝勝会では歴代チャンピオンがスプリングヒルのシェーカーを振っていた!
昨晩は秋田県のN氏が上京。調査の打ち合わせ終了後、門仲コース食い倒れ。匠に行ったら大阪のニシガイチと薫が来ている。びっくりしていたらその後ろでアスキーのF岡さんご一行も飲んでいた。しなそば晴弘に行ったら、親父さんと女将さんからサービスで「百合根のきんとん」が出てきた。絶品であった!そしてオーパに行って一杯飲んで出たら、今度は沖縄案内人の川端たくと遭遇!国会議員秘書のM氏を呼び、結局1時まで飲んだ。こんなコトをしているから書く時間もない!そして怒濤の一日が始まる! あ~
お誘い下さる皆様。年内はもうパンパンです。ゴメンナサイ!
先日お伝えした、宝島社から発刊される表題の本だが、どうやら表紙が出来てきたみたいだ。
![]() | このブログがすごい!2005 宝島社 2004-12-21 売り上げランキング 33,926 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
この表紙にもあるブログの年間ベスト20中に、僕の日記がランクインしているという。有り難いことである。と思ったら、なんとこの本を出版する編集部がblogを立ち上げているではないか!
■[このブログがすごい!]BLOG
http://www.soyane.com/
この中で、12月11日のエントリで僕のblogについて褒めて頂いている。わーお 褒めすぎ!
でもありがとうございます。
http://www.soyane.com/#day20041211
ここで書かれているように、確かに僕は自分の主義主張とそれ以外の要素のバランスは少しならず心がけるようにしている。それを観ているひとは観てくれているんだなぁ と、ちょっと嬉しい。ともあれ、手抜きしないで書いていくと、いいことがあるなぁ。
発売日の20日が楽しみ。何位なのかなぁ。
ようやく冬らしく寒くなってきた今からが、酒蔵の仕込みの最重要期だ。
このblogでも数度登場している広島の銘酒蔵、竹鶴酒造でも本格的な仕込みが始まっている。と思ったら、杜氏である石川達也氏からメールが来た。
ご無沙汰でござる。元気かい?
明日16日昼放送の「おもいっきりテレビ」(日テレ)にチラッと映るので、よかったら観てちょうだい(12時40分~13時のどこかで始まって、数分程度らしい)。
こっちは、朝3時台から起きて(夜中にも起きる)仕事をしているので、眠い毎日である。だけど、体中の細胞が活性化してるのを自覚できるよ。頭の回転や感覚の鋭さもレベルアップしてるし、やたらと腹が減る。食べる量も今ならやまけんと張り合えそうだ。
そうか! 今日はかならずビデオを仕掛けて寝るゾ! 皆さんも明日は「思いっきりテレビ」のビデオ予約しておきましょうね。
ちなみに画像は、10月にタツヤンが上京していた際にムニロに連れて行った時のものだ。彼が持っているのはもちろん純米酒・小笹屋竹鶴。ムニロの濃いシチリア料理に会わせても微動だにしないフルボディの純米酒で、羊肉とも真っ向勝負が出来た!
今年の仕込みでもいい酒が出来るはずだ。年明け後、また竹鶴酒造にいけたら、と思う。できればオーパの水澤君を連れて行きたいなと、思っている。
今日は怒濤のような一日だった。
「このブログがすごい!」の見本誌が届いた。順位はまだ20日の発売まで言えないが、ちょっと驚く順位だった!
そして親友からも、素晴らしい朗報があった。彼にとっての新しい、大きな船出である。
これで大きな事件はないだろうと、どちらかというと心を鎮ませる夜にしよう、と思っていた。
そして夜は先日講演をしたあるグループにお招き頂き、表参道の新進気鋭の和食店にて会食をいただく。一流の出汁とはこういうものかと唸らせられる京料理だった。
一通りいただき、お茶を飲んでいる時、個室の外で僕に手を振る店員さんがいた。
数年前から連絡のとれなくなってしまっていた、僕がぞっこんだった板前の斉藤さんがそこに居た!
10秒ほどなにも言葉が出ず、目玉が落ちるんじゃないかと思うほど眼を見開き、そして肩を抱き合った。彼はこの店の店長という肩書きだったのだ。彼もまさか僕が客として来るとは思っていなかっただろう。本当にビックリした。しばらくは何も言葉が出なかったのだ。
6年程前、野村総研という会社に勤めていた頃、会社のあった保土ヶ谷の、あまりメジャーではない路地に、「寿司 専科」という店があった。ある宅配寿司チェーンが、アンテナショップとして出していた店で、斉藤さんは創作メニューの実験をしていたのだ。ランチで入って、彼のスペシャリティである「専科丼」を食べ僕は卒倒しそうになった。海鮮がタップリ酢飯に載ったちらし丼なのだが、韓国のビビンパのように上から卵の黄身と特製の甘辛タレ、そして絶妙にカイエンヌペッパーを効かせた肉そぼろを載せてある。これをしっちゃかめっちゃかに混ぜて食べるというもので、いまだに僕の中でのちらし寿司のナンバーワンはこの料理である。
以来、なんと僕は保土ヶ谷に居る間、週の3日はそこでランチを食べ、週の2日は夜に寿司をつまみに行っていた。ランチでは本格味噌つけ麺やらカレーやら、訳の分からないしかし凄まじく旨い料理が600円程度で食べることが出来た。今思っても本当に懐かしい。
その彼が本社に異動になることで、この店の歴史は幕を閉じた。常連客はそれを惜しみ、年に数回、キャンプや花見で集まっていた。僕も数年前までは参戦していたが、だんだんと疎遠になり、彼らの行方もわからなくなっていたのだ、、、
「いや、マジでビックリしたよ!」
「こっちこそ、、、でもね、実はこの店も12月で辞めるんだよ。」
なんと彼は来年2月、板前として店に入ることになったのだ。今の店では彼は店長という名のホール担当。でも僕は彼には板前として調理をして欲しい。彼自身そう思っていたようで、2月には新しいスポンサーにより店を出すのだという。
「場所はね、遠いんだよ、、、八王子の小作っていうところでね。」
なぬぅうううううう 本当に遠い!
けど、彼が板前をやるのであれば絶対に旨いに決まっている!
八王子近辺の皆様! いの一番にレポートするから、ぜひ彼の店を応援してやってください。味は保証出来るはず。その辺は今度チェックしておきます!
しかし
本当にビックリした。あるグループが僕を呼んでくれなかったら、この再会はなかった。沖縄水先案内人のタクによれば「ヤマケンの出会う力は半端じゃないね」ということだが、本当に今年はどうかしている、と思った。
出会う力を授かったのも、天と親のおかげだろう。これはぜひ世の中に、食べ物を通じて還元していきたい。まずは来年2月の八王子に期待だ!
まったく食い倒れとは関係のない話だ。
友の加賀谷のblogに、韓国の映画「オールドボーイ」を絶賛するエントリがあったので、僕も観に行こうかと思ったが、いきたい時に上映を逃してしまった。ちなみに僕は、映画を観るのは年間で1本くらい。そう、映画にはあまり惹かれることがない。現実世界の方が面白いからかもしれない、、、
見逃したけどまあいいやと思っていたら、オフィスの近くのコンビニの書棚に、オールドボーイの原作が復刻廉価版のコミックで出ていた。分厚くて500円くらいのアレだ。手にとって眺めたが、「ふうんこれかぁ」と思っただけで買わずにいた。
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しかし、ずっと何か、心のどこかに引っかかっていた。
その数日後、高校時代の親友と電話で話をした。バードコートに堀江君達と入る前に、40分くらい立ち話をしたのだ。そこで、衝撃的なことを教えられたのだ。
「あ、そういえばオールドボーイって映画あるだろ。あの原作、狩撫 麻礼がかいてるんだってさ。」
瞬間、背筋を電流が走った。
「原作者の名前が違うじゃないか!」
「うん、アレはまた仮名を使ったらしい」
なるほど、、、なぜ心にしこりが残ったか、そしてこんなタイミングで人生に差し込んできたのかがわかった。
狩撫 麻礼(かりぶまれい)は、僕が高校時代に読み漁った、漫画の原作者だ。代表作は色々あるのだが、高校の時にバイブルのように読んでいたのが「ボーダー」という漫画だ。
内容は時に間が抜けているものの、壮絶だ。狩撫 麻礼の漫画の特徴は、ある種の「型」が存在することだ。主人公は、この世の中のメインストリームには乗れない、境界線上(ボーダー)を歩く者。それに対し、「あちら側」から刺客が送り込まれてくる。そして刺客との対決がある、、、というのが型だ。神話の構造が世界各国で類似するように、狩撫 麻礼の作品世界も同じ軌跡を辿る。アメリカのポール・オースターがニューヨーク三部作で同じプロットの作品を書き続けたように、だ。
高校生時代の僕らは、下宿(僕は高校と実家が2時間くらいかかる距離だったので、最後の年度は友人とアパート暮らしだった)でボーダーを読みあさった。セリフをほとんど覚えてしまい、会話の端々にセリフが覗くくらいだった。世界の成り立ちの秘密を覗き見たかのような興奮を覚えていた。
その後、プータローをしていた時も、予備校に行った時も、大学に進学してからも、社会に出てからも、実はこの狩撫 麻礼による世界観はついて回ってきた。ボーダーは全巻が実家においてあり、ことある毎に読んでいる。
そしてこのタイミングでオールドボーイだ。高校の親友からの電話の後、すぐにコンビニ(am/pmだ)に走って1巻と2巻を買って読んだ。
最高に面白い!
映画は観ていないが、おそらくこの作品の世界観は原作を読んだ方が理解しやすいのではないだろうか。これをどんなに凝縮しても2時間では足りないだろう。
本日、出たばかりの3巻を買った。明日、4巻を買って昼に読むつもりだ。双葉社からはきちんとしたコミックスが発売されているようだが、僕はこの、1ヶ月スパンで2冊でる廉価版でいい。狩撫 麻礼は「土屋ガロン」と名乗っているが、どういうことなんだろうな。
ま、とにかくこの再会を楽しみたいと思う。いや、食い倒れに関係無い話で申し訳ない。
師走だ、、、年の暮れ、なにか一つ面白いことをやりたいと思っていた。昨年は、7月から始めた食い倒れ日記の中で、自分的に最も重要と思われる店や食材から「食い倒れの殿堂」を選ぶという企画をしたものだ。
■2003年 食い倒れグランプリ発表 (出張の部)
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000161.html
■2003年 食い倒れグランプリ発表 (首都圏の部)
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000162.html
それからもう一年。今年は思い切って、自分でももちろん選ぶけど、読者の皆さんがどのようなエントリが面白かったかということで選ぶ「読者が選ぶ食い倒れ日記グランプリ」というのをやってみたいと思う!
とはいっても、実は2004年1月1日以降、どれだけエントリを書いてきたかというと、12月22日の時点で370エントリ(!)もある!とてもじゃないが、このすべてから選んでもらうというのも大変だ。だいたい、アンケートフォームのリストボックスに入りきらん!
ということで、僕の方で勝手にベスト20を決めさせて頂いた。ここから読者の皆さんに選んで頂きたいと思うのである。
ただし、いろいろと問題があって、僕の記事にはいくつかのパターンがある。純粋に「これが旨い!」という紹介記事と、あるイベントに僕自身が入り込んでドキュメンタリーチックに経過を報告している記事。焦点が当たっているのも、料理なのか食材なのか、はたまたシチュエーションが面白いのか等、いろんなパターンがある。その中からどのように選んで頂くか、、、これは5分ほど悩んでしまうテーマだ。
でも、そんなことを言っていても始まらない。なので、もうすべてひっくるめて、「一番印象に残っている」エントリであり、「これをorここで食べたい!」と思わせる力をもったエントリを選んでいただきたいと思う。
投票自体は、これからアンケートCGIを組んで頂く関係上、数日後に実施する。それまでの間に、激動の2004年を振り返る意味でも、ぜひベスト20エントリを復習して頂きたい。ということで、本日から数編ずつ、ヤマケン選のエントリを掲示していこうと思う。
また、「このエントリは面白かった(旨そうだった)から、ベスト20に入れろ!」という声はコメントに書き入れてくださるよう。
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では、まず5編を。
僕が文章を書く時は、ほぼすべて一気に書き下ろしである。最初に構成を考えて見出しを付けて、、、ということは、5000字以上の文章でないとまずやらない。どんな原稿も皆そうだ。その中で、かなり気合いを入れて綿密に書いた文章があるとすれば、このエントリだろう。
■1月14日
ぷるぷる官能小説的オムライス 銀座「喫茶YOU」
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000176.html
紫色の文字色を使うという装飾を初めて取り入れたのもこのエントリだ。ていうか、以来ほとんどやっていないのだが、、、
次に、まだかなり寒い時期だったが、山形にて連続2カ所講演を行った際のエントリだ。そう、蕎麦王国山形。その山形でも最重要人物と言われている、蕎麦界の仙人とも言えるお方に蕎麦打ちを教わったのである!
ここで出てくる鈴木氏について、後日ある友人から「あの鈴木製粉さん手づから教われるとは、ものすごい光栄なことなんだよ」とのことであった。この蕎麦体験はまさしく感動的であった。
さて何を隠そう、僕自身がかなり気に入っているエントリがこれである。
■2月12日
越前の国はソースカツ丼の聖地であった!
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000208.html
ソースカツ丼が旨い!ということもあるのだが、カツのフタ乗せという技が、この辺一対の皆様の習慣として根付いているという衝撃の文化的差異を発見し、もう講演が終わるのを待てず一気にかき揚げたのがこのエントリなのである。ああ、でもソースカツ丼また食べたいなぁ、、、
そうそう、僕は大食い系の人間として認知されつつあるらしいのだけど、自分ではそうは思わない、、、けど、数回くらい、本当にどんどん底なしに食べられるという時もある。特に出張に行く時は、出会う食べ物が一期一会だと思うのでついつい頑張ってしまう。その代表的なのが、6月の帯広行きでの下記出来事達だろう。
■6月29日
帯広にも生ラムジンギスカンの名店があるのだ! 「白樺」で7人前食べた。http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000355.html
生ラムジンギスカンは札幌の「だるま」で堪能したが、この白樺も二度行って二度とも感動したのだ!本当に一人で7人前は食ったと思う。しかも、昼食を他の場所で食べて20分後にだ。
その数日前に起こったこのエントリは、おそらく僕の食い倒れ史上最大の何敵であった。そう、黒い豚丼「鶴橋」である。
■6月26日
豚丼王国帯広にて、超特大豚丼と対峙した。 帯広「鶴橋」再訪
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000353.html
注意して欲しいのは、この豚丼を食べる前にすでに一杯、十勝っこというニューウェーブ豚丼店で食べて挑んでいるのだ。この戦いは大変だった、、、
とりあえず上記5編は必読かな、と思う。今日はこの辺で。
昨日20日が、宝島社の「このブログがすごい!2005」の発売日。
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すでに手に取ってみた人もいらっしゃるだろうか。ここでは最終順位はあかさないけど、なんと食い倒れ日記がベスト3に入っているのである!
でも編集部が書いているblogを観ると、「今年売れないと来年は発刊できない可能性が高い」そうだ、、、
一回こっきりしか出なかった企画の上位じゃぁ寂しい! 皆さん980円ですからぜひ買ってあげて下さいな。なにとぞ、何卒、、、
さて、僕的ベスト20エントリの紹介を続けよう。
お店紹介もさることながら、僕が重要視しているのは、地域の地場メーカーが創り出した、愛情と文化溢れる食品たちだ。出張で地方に行くと必ず大資本系ではない食品スーパーに足を運ぶ。調味料の棚に行くと、これはもう知らないメーカのオンパレードで、醤油など買い求めてしまうのだ。
そんな中、まだ雪深い山形を訪れた際に、農業改良普及員の方に連れられていった地元農家さんの物産展で衝撃的な出会いをしたのが、この「なんばんの粕漬け」だ!
■2月18日
山形のおばちゃんが作った旨いもんみつけた
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000217.html
おそらく史上最高レベルに辛いであろうトウガラシの効かせ方、そして味噌かと思いきや、鼻孔に抜ける酒粕の美しい香り。クルミのコクと胡麻の風味とニンニクの香り。このハーモニーは最高。文句なしに今のところ世界一のご飯の友であると僕が認定する。あのライブドア堀江君にも一本あげたらはまってしまったくらいだ。
このなんばんについては、後日重大発表があるので、楽しみにして欲しい。
さて
僕のこの日記、よく大食い系、B級グルメ系と言われるが違う!と個人的には抵抗をしている。けど、こういうエントリがあると、抵抗虚しく「やっぱ大食いじゃん」と言われてしまうのであった。
■10月13日
本日、ジャポネにてジャリコ「親方」制覇 with おうさるさん
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000483.html
ジャポネが何だか分からない方は、初登場エントリをご参照のこと。知らない読者さんには相当衝撃的なエントリだったようで、以後、「ジャポネ行ってきました!」という報告がよくあったものだ。女性でもファンになってしまう例が続出。ジャポネ学の権威であるおうさるさんとの出会いもあり、忘れられない邂逅であった。
さて4月には、今年度最高とも言える大型ヒット店のエントリが登場した。
そう、いまだにここの読者さんが「無二路行ってきました!感動でした!!」と興奮して報告してきてくれる、日本では数少ない本場のシチリア料理を食べさせる店である。この店との関係はエントリ登場以前からだったのだが、このエントリ書いて以来、爆発的に予約が入り、オーナーの大塚さんは目を丸くしていた。シェフの重(しげ)さんは「もうちょっとお客さん減ってくれた方が楽だよぉ」と言うほどに。
そして、無二路といえば伝説の第二回オフ会であろう。
瞬く間に38人が集まったこの第二回オフ会、最後の「ハッスルポーズ」を決める映像をみた編集関係の人が「あれは尋常じゃないですよ、、、」と唸るほどの熱気だったのだ。今でも思い出すとホロッと来てしまうが、これ以降、オフ会は開催していない。だってこの当時は一日のヒット数が1000件くらいだった。いまはトップページだけで5000ヒット超えているから、募集をかけたら何人くるかわかったものではない。面倒なのでこれ以後、オフ会は封印したいとおもったりして、、、
ま、いつかやることになると思うけど。
さて、次ぎに感動した出会いと言えば、北海道の富良野にて、マスターの家に泊めて頂いた「唯我独尊」のカレーだ。
このblogにはカレーが登場する率が高い、、、のは、それはもう僕がカレー好きだからなのだが、唯我独尊のカレーは非常にオリジナルであり旨い!しかもマスターの人柄と、旨いものネットワークの作り方が最高だ。富良野を水先案内してくれたD黒さん(お元気ですか?)との関係もあいまって、非常に僕の記憶に残っている。この後、全国のデパートの催事でマスターが出てくる場合は僕に「Webにかいとけ」連絡がくるようになったというのも笑える。
次ぎに、衝撃的な料理との出会いということでいえば、これだろう。
麺とくに蕎麦は大好きなカテゴリだが、これは久々に大ヒットであった。虎ノ門の畜産関連団体の部長さんに連れて行って頂いたのだが、あまりにもすごいコンセプトに、やみつきになってしまった。ただし味が濃いので、築地王さんなどは「塩辛すぎる!」と言われてしまったのだが、、、でもここの大盛り肉そばは、ボリュームと言い見た目と言い、満足度は100%以上である。
あとこれは自分的に好きな料理だからということなんだが、宮崎が生み出した前世紀最大の発明的料理である「チキン南蛮」ははずせない。
■7月13日
夏真っ盛り! 宮崎出張編 チキン南蛮と日南海岸の魚料理を堪能しまくり
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000114.html
チキン南蛮の素晴らしいところは、南蛮酢とタルタルソースの味付けの違いでいかようにもオリジナリティが発揮できるところだ。どの店でも味が違う!僕が好きなのは魚山亭宮崎空港店なのだが、、、
という感じだ。
うーむしかし ベスト20エントリの候補選出だけで異様に大変だぞ。まだあと7編エントリしないと、、、それだけ色んなことがあったと言うことだなぁ。こんなに濃い食体験ばかりしているということに、自分でもあきれるくらいだ。
明日は残りの7編を紹介します。で、投票開始しますよ!ぜひよろしく。
さて
ベスト20を紹介する記事を書くだけで大変だぞぉ、、、今回でようやく20エントリが選出される。
食い倒れをしていて非常に嬉しい瞬間というのは、予期しないで入った店が素晴らしかった時だ。僕も出張に出かける時は、なんらかの下調べをすることが多い。しかしそれとは別に、町を歩いていて「これはっ!」と感じる店にはいることもある。そこが素晴らしく美味しい店だったりすることがあり、その場合に感じる悦びは、あらかじめ調査をして行った店の数倍になる。「出会い」を感じるからだ。
そういう意味で今年素晴らしかったのがこの店だ!
■ビバ金沢!素晴らしき店、酒と肴と人との出会い 金沢駅百番街「黒百合」http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000184.html
この黒百合、料理も旨いし、呑んでいる常連さん達がまた渋い!このエントリで書いた、隣り合って呑むことになったおっちゃんは、実にいい感じの金沢料理の案内人であったのだ。うーん この人とはまた呑みたい。
実物の僕を知っている人ならお分かりと思うけど、僕は相当にオープンな人間なので、初対面の人と仲良くできることが多い。酒場でいい出会いがあったときは、本当に嬉しいものだ。心に残る食い倒れ旅であった。
そして今年の後半、インパクトをもって迫ってきた店と言えばこのトルコ料理「イズミル」だろう。これまた食い倒ラーである「おうさるさん」に先導してもらったこの店、味・雰囲気ともに良かった!
実はこの店、このエントリ以降まだ再訪できていない。おうさるさんによればイズミルには「やまけんのblogみてきた」というお客さんが結構きているようだ。うー 俺も行きたいゾ!スレイマンとエリフに会いたいなぁ。
あと、今年はけっこう企画モノへのチャレンジを始めた年でもある。その中でも、自分でも面白いと思っていて、かつ周りからも「あの企画はすごい!」と迎え入れられたのがこれである。
■国会議事堂 議員食堂は食い倒ラーのパラダイスであった!
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000336.html
国会議事堂内の食堂をすべて制覇しようというこのプロジェクト、二回実施したが、先はマダマダ遥か遠い。この企画が産まれた背景は、国会議員秘書のモロイさんとの出会いである。僕の家に大量のブルームキュウリが送られてきた日、地下鉄木場駅に夜11時に来てくれたら分けてあげるよ、という酔狂なエントリを書いたら、6人くらいが来たのである。その中にモロイさんが居たのだ。その際に彼の方から「国会にメシを食いに来ませんか?」という申し出があり、実現したのだ!以後、このモロイさんは僕の家からすぐの処に居を構えていることもあり、かなり密接に付き合いをさせていただいている。有り難いことだ。
この国会関連記事はまだ始まったばかりだ。今後もやるのでぜひ期待して頂きたい。ていうか、モロイさんが議員秘書を失職しないように選挙応援しないとなぁ、、、
さて、次は、無二路と同様、店ぐるみで今年最も仲良くさせて頂いたところである。
■北千住 地鶏焼き 「バードコート」
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000429.html
とにかくこのバードコートの野島さんとは、親しくさせて頂いた。もうこの方は最高である。プロフェッショナルで、謙虚で、人格者だ。本当にシャッポを脱ぐ。
野島さんとバードコートのスタッフの皆さんとは、いろいろと記憶に残る食い倒れを一緒にさせていただいた。例えばこのエントリ。
地鶏の生産組合に少しでもお客さんが来るように、そして大子町に都会から人が来るようにという同期で開催するあたり、野島さんの人柄出ているのがお分かりだろう。
それと、僕の食い倒れ仲間を招いての長島農園でのダッチオーブンパーティーをやったのをご記憶だろうか。
★シークレット・ダッチオーブンパーティの週末
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000526.html
このパーティーのエントリ後、「なんで俺or私を呼んでくれないの~!?」という講義が殺到した。でもなぁ みんな呼んでたら100人越しちゃうんだって。で、このエントリでの白眉は、やはりなんといってもバードコートの一同による、奥久慈シャモの照り焼きチキンバーガーなのである。シャモの卵を使った自家製マヨネーズと、バードコート秘伝のタレで焼いたシャモ肉を特製バンズに挟んで食べる超本格派の照り焼きーバーガー、店では頼んでも出してもらえない!これはもう幻である。その他のみんなが作った料理もすべて旨く、なんとも素晴らしい会になったのであった。
そうしたところを含め、バードコートのエントリをノミネートさせて頂く。
あと、僕の仕事に関連して、生産農家さんの姿を紹介するエントリも、読者さん達から支持をいただいた。中でも今年は「秋田イヤー」だった。秋田県内二カ所の農村で仕事をいただき、月二回はお邪魔できるという最高の環境にあったのである。
その中で、今年ダチになった伊藤ひろっきいの実家に、稲刈りをしに行ったこのエントリは非常に自分でも印象深い。
■新米ざんまい 秋田県大内町の大家族の宴は最高だった!
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000481.html
どうやら僕は二日間で米を一升分食ってしまったらしいが、、、秋田県の家文化を味わう素晴らしい旅だった。いやー あの茄子がっこは今思いだしても、米と一緒に食べたい、、、
さて今年は初めての、海外で実況blogというのをやった。そう、タイのバンコクで開催された農業情報学会の視察に行った時のエントリ群だ。
■タイ・バンコク周遊編(4日分ほどある)
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000400.html
バンコク在住の同期生達と会ったりしていろんなところに食いに行った。その詳細を、逐一blogで紹介していったわけである。超一流ホテルであるフォーシーズンズに宿泊したので、インターネットはかなりいい環境(高かったけど)だった。おかげで更新に必死であったが、、、毎日飯が旨かったからいいや。
さて、そのバンコクでの現地執筆blogに慣れたのを爆発させたのが、この一連のエントリ群だ。
■常夏の楽園・沖縄を食べ尽くす
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/cat_ieiuaiouo.html(↑エントリ数多いので、ひとまとめページにします。下の方にスクロールしていってね。)
今年最大の旅といえばこれだろう。沖縄出身の川端卓による凄まじい旅程が組まれての旅行だった。しかも現地ではタクの親友であるキッペイをはじめとする仲間達が、僕らを迎えるため手ぐすね引いて待っていてくれた。食べ物ももちろん旨かったが、その沖縄人たちの気持ちが、最高のご馳走だったのだ!ああ、また行きたいよ、、、
さて
そしてこれがベスト20に入らないわけがない、今年度僕も最高の体験の一つとなっているのが、このエピソードだ!
まだ読んでない人がいたら絶対に読んで頂きたい。いつもの行きつけの店のバーテンダー君が、なんと日本一になってしまったのだ!その現場である神戸の会場に、僕は応援にいくことができた!
このエントリほど更新が待たれたのはないだろう。読者さんから「早く書いてくれぇ~」という催促が来まくった。僕も友人の津田ちゃんの家で、寝ずにエントリを書いた。また、このエントリでは動画を掲載したのだが、それもまた好評だった。動画はやはり雄弁だ。今後、多用していきたいと思う。来年はヘルシンキで世界大会だが、絶対に応援に行くぞ!
とまあ、こんな感じがベスト20だ!自分でみても厚みのある一年だった。だって、ここにあげていないエントリの中にも、すごくインパクトのあるのが多いんだもん。苦悩の末、選びました、、、
さて、このベスト20、ぜひ再読していただいて、投票して欲しい。投票ページのアドレスは別途記載する。
12月最後の週、大晦日の日中に締め切ってベスト10を発表する!皆様よろしく!
さて、
読者が選ぶ食い倒れ日記グランプリ2004を開催します!
12月20日から3回に分けて紹介した20のエントリの中から、貴方が食べたいor行きたいor感動した!というエントリを3つ選んでください。その他、どういう読者さんがいらっしゃるのか、簡単なアンケートも組んでみましたのでよろしくお願いします。個人情報はもちろん厳重に扱います。
投票ページはアソブラボの金子と加賀谷に作ってもらいました。とっても素敵だ!
■投票ページ
http://www.asoblab.jp/kuidaore/
ま、こんなの荒らしたって意味ないとは思いますが、お一人様一回の投票を守ってくださいね。
いちおうプレゼントを一名様に差し上げようかと思っております、ハイ。
〆切は30日の23:59とします。つまり大晦日にベスト10を発表致します。
ま、みなさんも師走でお忙しいでしょうから、ぜひお早めに!
楽しみだ~ よろしくお願いします!
僕の人生の中でも最重要人物の一人である、親友の本城しんのすけというやつがいる。学生時代は料理が好きな仲間として遊び、キャンパスを面白くするために奔走し、馬鹿なことをやってお巡りさんに怒られるのに付き合ったりしていた。修士課程に一緒に進み、修了間際にベンチャー企業に就職、というか興銀を退職してベンチャーを立ち上げた人と二人で事業を始めると言い出した。そんなので大丈夫かよと思っていたら、その事業「楽天市場」はあれよあれよという間にIT系企業を代表する会社になっていった。
そう、楽天の創業副社長だった男だ。とはいっても、それは世間で一番通りがいい肩書きであって、僕ら大学時代のダチの中では、彼のことは「しんのすけである」としか言いようがない。
そのしんのすけが、全国で最年少の校長先生になった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041227-00000170-kyodo-soci
楽天での成果はしんのすけにとってはまだ途中の出来事にすぎないのであった。
しんのすけは、大学時代に僕の母校である自由の森学園を訪れている。公開研究会という、いってみればオープンキャンパスの高校版のイベントの際に、遊びに来てくれたのだ。思えばその頃からしんのすけは、教育を自分の最重要関心領域としていたのだ。
校長という職を得たというのは、単に物語の始まりに過ぎない。これからしんのすけには大変な苦労が待っていると思うが、もし関係ある方々が読者にいたら、ぜひ暖かく見守ってやって欲しい。必ずや日本の教育に資する活動をしてくれるはずだから。食い倒れ党は100%応援する!
この週末は、そんなしんのすけ亭で、餅つき大会を実施したのである。
総勢30名以上が、しんのすけのマンションのパーティールームを占拠し、餅つきを4回転したのであった。
僕は、三浦の高梨ファームから大根5種類を持参しからみ餅5変化というのをやってみた。
もってきたのは、三浦大根、紅芯大根、青長大根、黒丸大根、辛み大根である。
いやしくも大根を語るのであればこれくらいはくっとかないといかんです。
しんのすけがレンタルで餅つき用具を借りてくれたわけだが、餅つきのなんたるかを知っている人間がいたおかげでなんとかなった。
ホストであるしんのすけの餅つき勇姿である!
しかし ことこういった日本の伝統的な道具、しかも柄が長いものについては、農作業従事者に勝る使い手はない。餅つきは、畑で鍬を打つよりも簡単な作業である。なぜなら鍬打ちの動作から、土に刺さった刃を持ち上げて土塊をほぐす動作をなくしたものが餅つきの動作だからだ。ということで俺の出番であった。
しかし久しぶりにこうした伝統的身体道具を使ったのですぐに息が上がる。んー ゼーハーゼーハーと死にそうになってしまった!
餅はすぐに丸められ、各種そえものに絡めフィニッシュ。
ちなみにこの手前の黒豆納豆と普通の納豆は、僕のblog読者である白井さんが銀座で買ってきた富良野・富士食品の納豆である!旨かったぁ、、、
僕は餅のようにモチモチした食べ物は今ひとつ食指が伸びないのだが、今回の餅は旨かった!結構食べました。
この餅つき大会の顛末については、加賀谷と金子によるアソブラボのコンテンツに詳しいのでぜひご覧じろ。
■アソブ研レポート 「日本の風物詩、モチつき大会でアソブの巻」
終了後はいつも通りしんのすけの部屋にてディープに呑み。食って呑んでばかりだ!
まあ、本日はお前が主役だ!これから未明の世界に立ち向かう前の休息となるんだよな。
応援団は計り知れないほどに居るから、心おきなく新しいパラダイムを創ってくれ。道半ばで倒れてたら、何があっても助け起こしに行くよ。
本当におめでとう!
「読者が選ぶ食い倒れ日記グランプリ2005」へのご応募ありがとうございました!
この年末の忙しい中、205件の有効回答をいただき、かなり興味深い結果を得ることが出来ましたよぉ。
早速報告をば!
まず、トップ10は下記のようになりました!
無二路、沖縄についてはかなり納得感があるのですが、国会議員食堂が3位とは、これは結構驚きましたねぇ!昨日も議員秘書のM氏と、木場のジムで汗を流したところだったのですが、これは朗報。来年はさらに国会ツアーを行わねばなりませんな!
すでに無二路、沖縄は「くいだおれの殿堂」に入っていますから、ここでは3位の国会議事堂編を殿堂入りすることにしたいと思います!
それと、9位と10位の港屋、イズミルは、実は投票が同数でした。同率だったということでご理解下さいね!
そのほかにもバードコート、ジャポネ、唯我独尊と、私も印象深い店がランクインしていますね。でも、読者のみなさんの嗜好が少しわかり、面白いところでした。
正月、どうせだらだらとしているつもりですので、補足コメントを交えながら2004年を振り返りたいと思います。まずは速報ということで!
読者の皆様に支えられてここまでやってきました。来年も自分の足場を見失うことなくやっていきたいと思います。
では、これから匠での忘年会とオーパの忘年会のはしごしてきます!
良いお年を!
改めてあけましておめでとうございます。
さて今年はいろいろとやって行きますよぉ。
まずみてお分かりの通り、本ページ最上段の題字が、見事な書になりました!
これを書いて下さったのは、、、
沖縄で我ら食い倒れ党員を暖かく迎えて下さった、川端卓の父親である川端吉郎大先生です!
※左端から川端吉郎大先生、タク、山本彩香さん
食い倒れグランプリ2004でも2位となった沖縄編の最重要人物であるタクの精神修養上最大に影響をもつ川端父は、じつは沖縄の重要ポイントに自分の書を残している人なのである。ちなみに山本彩香さんの店の字はほぼすべてがそうである。
ということで、この題字で2005年をスタート!
この場を借りて、川端吉郎大先生に御礼を申し上げます。ありがとうございました!題字に負けない内容を書いていきます!
この正月は、三十日から続く熱で伏していました。本当に寝正月だ、、、
3日にはなおしてフル稼働始めるぞ!
皆さん今年もよろしくお願い致します。
うーむ三十日から続いた熱はだいぶ引いてきました。今日あたりから活動できそうです。
さて食い倒れグランプリ2004に応募してくださった皆さんの、ベスト20以外の設問結果は下記のとおりとなりました!
2.食い倒れ日記をみる頻度は下記のどれに近いでしょうか?
けっこう頻度高く見てくれているんですね。ほとんどが毎日ってことですね、、、しかし毎日複数回観ている方もいらっしゃるということは、、、ますます頑張ってエントリ書かないといかんな!
3.食い倒れ日記に登場した旨いもんを、Webサイト上で買いたいと思いますか?
90%の方が「はい」と答えていますが、残る「いいえ」の10%の声、私にはよくわかります。きっと、「商売に繋がっていないからやまけんサイトはいいんだ」ということなのでしょうね。
4.食い倒れ日記に登場した旨いもんを、どこかの店舗で買いたいと思いますか?
こちらは95%が「はい」と回答して下さっている。先の設問と連関させると、これはやまけんが販売するのではなくて、店舗でということだから、なのでしょうかね。
おそらくお気づきの通り、この3.と4.の設問には意味があります。わたしがホントに旨いと思ういろんなものを、紹介するだけではなくおわけすることを考えていこうかと思っているのです。
ただし、その行動の持つ危険性は十二分に承知しています。ビジネスと絡めることで、食い倒れ日記のスタイルがいやおうなく変化してしまうのではないか、と思う方は絶対にいらっしゃると思います。そしてその変化は私、やまけんが最も嫌だなと思うものです。
でも、その危険性を知りながらも、私はもう一歩さきを踏み出したくてしょうがない!それは、地域に眠っているスバラシイ食材に、少しでも光を当てていきたいということ。そのためには、流通を創るしかないのです。
アンケートの中に、こういうメッセージをいただきました。
「『すごくおいしいもの』は『いくらでも作れるもの』ではないことが多いので,インターネットで売られてしまうと作り手が迷惑するのでは?という懸念が捨てきれません。」
全く仰るとおり、これは守るべきことです。しかしその上で、やはりこの品を世に問うていきたいと地元の人たちが同意してくれるものに光を当てていきたい!広告の打ち方次第でヒットしてしまう商品ではなく、美味しく、正しいということで売れる商品がもっとあってしかるべきだと思うからです。
ということで、今年のやまけんは、食い倒れタイアップの商品販売に一歩踏み出します!とはいっても自分でサイトを創るようなことは今ひとつ乗り気でないので、どこかに間借りしたいと思います。すでに2つくらいのBtoCサイトさんとのコラボが進みそうなのですが、この日記をご覧になっているオンラインショップさんで、ご関心があるというところはご連絡を下さいね。
5.オフ会があったら参加したいと思いますか?
90%が「はい」ですね、、、
うーん
そうかぁ、、、
第一回オフ会in寿司処 匠 が16人参加。
第二回オフ会in無二路 が38名参加。
この次やったら100名以上の規模になってしまうでしょう、、、
ん~
どうやって人選したらいいんだ!
というこの悩みにも、回答が近々でる可能性があります!これは皆さんが「おおっなるほど!」と思ってくれるような、そういう解決策っぽい。ま、これはお楽しみにしていて下さいね。
さてこの他たくさんの自由回答をいただきました。アンケートCGIの仕様で、改行を入れようとすると送信してしまうようになっていたので文章が尻切れになってしまった人も多かったのですが(申し訳ないです)、それでも暖かいお言葉ばかりをいただいて、涙がちょちょ切れそうでした。熱に伏せっている間、何度も読みましたよ、、、
中でも一番笑ったのはこれですね。
「やまけんさん、食べっぷり素敵です!結婚してください!」 (Kさん・学生)
いや感動しました。食べっぷりだけでここまで人を魅了できたのか、俺は、、、
それと、関西の方々から、インデアンのエントリに共感して頂いているコメントが多数。その中に、「グランプリにないのが残念」と言って頂いている方がいらっしゃいましたが、インデアンはもう一昨年の段階の記事なんですよぉ、、、あれはもう殿堂入りです。日本最高のカレーですもの。
それと、けっこう回答者の地域がばらばらなのも面白い。ソースカツ丼の福井や、豚丼の帯広、そして外国と、首都圏集中ではない広範な読者層だったというのが、興味深いですね。やはりこのblogの意味は「出張」にアリですね!これから出張シーズンだから、楽しみにしていて下さいよぉ~
最後に、自由回答を書いてくださった方の2/3が書いてくださっていることがあります。
「あんなに食べて、やまけんさんの身体が心配です。本当に身体には気をつけてください」
はい、気をつけてます、、、
いつもあんなに食べているわけじゃないですよ!
かなりの食い倒れが続く時もありますが、家では本当に慎ましやかに、野菜だけ食べているんです。トレーニング回数は忙しくて減ってしまいましたが、、、
年末にジムにいって計測したら、体脂肪率は20%でした。うー 1年前の18%より増えている!年明けは頑張らねば、、、
と、そんな感じのアンケートでした。
ご回答いただいた皆様、本当にありがとうございました!暖かな自由回答は、私の宝にさせていただきますね。
今回のアンケート集計にご協力賜った、加賀谷&金子のアソブラボには大感謝!素晴らしい友人を持っているのが僕の一番の幸せです。
加賀谷のサイトでもアンケート集計の際の緊迫したデッドヒートを速報してくれているので、ぜひ観てください。
年始からいきなり、食い倒れ行が沢山出てきますので、お楽しみに!
さて大晦日の忘年会だが、まず昨年と引き続き匠、そしてオーパである。
昨年の匠と比べ、ぐっと賑やかになった感を強く覚える。常連組多数に、しばらく前まで板場に入っていた清ちゃんも来ており懐かしい!
フグ鍋などを囲みながら、PRIDEとK1の観戦、どうでもいい与太話などで大盛り上がりだ。
そうそう加藤ちゃんの奥さんであるるみ子のお腹が大きいのがお分かりだろうか。2月出産予定!女の子だそうだ!今から抱っこするのが楽しみなのである。
10時くらいに、オーパに移動。オーパでは銀座店のお客さんも交えての年越しカウントダウンパーティである。
水澤君に締めくくりのスプリングヒルと頼む。シェーカー振るのは俺の前でお願いね!と言うとこっちにきて振ってくれる。カウンターのお客さんからなぜか黄色い声援が飛ぶ!
一口飲んでみたが、いつもよりなんだかちょっと甘い。んん?と思ったけど、新しい配合なのかなと思っていた。しばらくして水リンがきて、ヘッヘッヘと笑いながら「どうですか本日のスプリングヒルは?」と言う。 ちょっといつもより甘いね、と言うと、
「やっぱりお分かりになります? 実はこれ、バカルディをダークラムに代えてるんです。アルコール度数は60%以上なんですけどね、、、なので、これは『スプリング・ヘル』ていうんですよぉ!」
と、やはりヘッヘッヘと笑い続けている。かわいそうに大晦日になって疲れが蓄積してるんだなぁ、、、使いモンにならんゾ。
オーナーでもある大月さんはじめ、銀座店のスタッフもこの日は門仲店にいる。
水リンの隣にいるのは銀座店の山本ちゃんで、この人は先頃行われた関東のバーテンダーコンクールのレディース大会で優勝したという!
「じゃあ、受賞カクテル作ってよ!」
とお願いしてつくってもらったのがこれ、「GOOD LUCK」だ。
「ミントリキュールにウィルキンソンのジンジャーエールを調合しています。」
ミントは好きじゃないんだが、これはとても美味しかった!ツンと来るミント臭さを、ジンジャーのより強い風味が相殺してくれているのだろうか。
いい感じに酔っぱらっているうちにカウントダウンのタイミング。 3,2,1,ゼロ!でシャンパンで乾杯だ。こんな感じで、2004年は暮れ、2005年が開けたのである。
富岡八幡宮で初詣をし、家に帰り着いて眠る。起きたら喉は壊滅的な様相を呈していたというわけだ。
皆様今年もよろしく。ほどほどにやっていきます。
昨晩は仙台で牛タン食いました!そのレポートはまた後日。風邪の具合はだんだんと直りつつりますが、酒を飲むと咳が止まらない!
さて
本日放映のテレビ「チューボーですよ!」では、親子丼をテーマになるらしいが、バードコートが出ます!
「うちは焼鳥屋だし、親子丼だけの提供はしていないから、あまり嬉しくないんですけどねぇ~」
と野島さんは仰るが、一度でもバードコートの親子丼を食べたことがある人なら、その旨さは分かっているはずだ!
そしてなんと「未来の巨匠」コーナーでは、力ちゃんが登場する!皆、刮目して観るべし!
僕もまあどんな会の佐藤さんの家で見せていただくつもりです!
金曜日には宇都宮~仙台。
土曜日に仙台~山形。
日曜日に東京に戻り、
月曜日~北海道。
水曜日の夜現在、東京に帰宅しました。
明日一日溜まっている仕事を連続的にこなし、
そして金曜日、日帰りで秋田出張です。
そういうわけで
blogの更新ちとまってね。
それよりなにより
多くのコメントを寄せて下さっている皆さん、全部読んでます!
けれど、返事を書く余裕がなく、ごめんなさい!
記事アップを待ってて下さいネ。
咳がまだ出るので、寝ます。お休みなさい、、、
みなさんどうも、やまけんです。
書いてる暇が無いッス。
そうこうしているうちに来週月曜日からシチリアです。うーむ 山形編は書き終わるのだろうか。
雪印100株運動のエントリへの様々なご反応ありがとうございます。
、、、皆さんそれぞれに思い入れがあるとお見受けするので、野暮なレスはつけられません。私の書いたことはあくまで私の視点・視座ですから、お読みになって心が何らかの動きをされた方もいらっしゃると思いますが、それぞれの生活の中に活かしてくださればと思います。
メグミルクの組織についてご説明下さったKINさんどうもありがとうございます、わたくし手が回りませんでした、、、
てなわけで、シチリアまでに山形編は書き終わるぞ!でも販売まではまだ時間がかかるんです。だって今から500本を詰めるんだもん。ちょっと待ってね。
そうそうイタリアにノートPCを持っていこうかどうか悩んでいます。向こうのコンセントは形状が違うらしい。どうすりゃいいんだ!? ThinkPad X40なんですけどね、、、変圧器とプラグのアダプタが必要なのかな。うーむ 重そうだよぉ、、、シチリアではホテルには泊まらない可能性があるので、そしたらインターネットなんか無理だな、、、
あ、でもデジカメは充電しないといけないから、変圧器とアダプタは絶対に必要じゃん!うわー 秋葉に買いだし決定だな。
などといっている時間はないのであった。睡眠をとります。おやすみなさーい。
すでにコメント欄では既報だが、匠の加藤ちゃんに可愛い赤ちゃんが生まれた!女の子で、百乃香ちゃん(ももか、と読むのかな)である!
写真でもお分かりの通りかなり加藤ちゃん似である! 可愛い、、、早く抱っこしたいな。
「いやぁ 絶対美少女になるよ、決まってるじゃん」
と確信的な加藤ちゃんである。るみ子、よくやった!やっぱり女の子だよなぁ。
とにかく、おめでとう!
そういえばこの日、オーパの水澤君の祝勝会でお会いして友達になったセンダイさんが匠にいた。
「やまけんさん、餞別!」
といって一万円いただいてしまった、、、
なんだ、もうちょっと早くから餞別を募れば良かったぁ!
センダイさんありがとう、何か食い物買ってきますね、、、
表題の件、2月8日に開催されることになりました。
残念ながら、とある農業関連イベントに出席するので、ヤマケンは不参加。
今回は北上リグさんという面白い方がコーディネータされるので、よい会に成るのではないかと思います。というインフォメーションでした。
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第3回 『銀座 食学塾』シンポジウム&交流会のご案内
(続きは下記↓をクリック)
『銀座 食学塾』は、「農」的な物や、土から一番離れたイメージの銀座で、こだわ
り農業生産者と、「食」を提供するお店の人、そして皆さん(お客さん)が出会い、
「食」に関連した、「農業」、「健康」、「食育・農育」、「食の国際化」などの
テーマについて意見交換するコミュニケーションの場です。
この出会いから生れる、食や農を意識した生き方や価値観を、銀座から世界に発信し
ていきたいと思います。
【タイトル】 『食べることは、生きることです。』
現代人の「飽食」や、子供や若者の「粗食」が話題になっています。
一方で、医療介護の現場では、食べることが元気回復や健康維持に重要な役割を果た
していることが再認識され始めています。また、現代人のライフスタイルに起因する
生活習慣病の予防術として、様々な食品が注目されています。
第3回銀座食学塾では、「食と健康」をテーマに、食べるという行為そのものにス
ポットを当てていきたいと思います。
【日時】 平成17年2月8日(火)
受付 18:30~
第1部 シンポジウム 19:00~20:45
第2部 試食会&交流会 20:50~22:00
【参加費】 第1部 シンポジウム 一般1,000円 学生 500円
第2部 試食会&交流会 一般3,000円 学生1,500円
(参加費は当日、会場にて申し受けます。)
【定員】 70人
【会場】 シンポジウム : 畜産会館 (紙パルプ会館向い側)
試食会&交流会 : 紙パルプ会館 (〒104-8193東京都中央区銀座
3-9-1
1)
(お問合せ): TEL03-3584-8111(代表)
(アクセス): http://www.kamipa-kaikan.co.jp/ )
【主催】 『銀座 食学塾』
【協力】 『未来塾21』
『新世代の会』
『日本オーガニックネットワーク』
~~プログラム~~
第1部 シンポジウム (19:00~20:45)
『食べることは、生きることです。』
ファシリテーター 北上リグ フランス大使館 広報部
フランス滞在歴10年。味にうるさく、職場では「リグについていけば間違いはな
い」といわれている(いまは愛妻弁当)。自然食品と美味いものにこだわる父親の
影響とか。10年間通った東京のフランス人学校の給食は、毎日フルコースだったそ
うな。自らも料理に腕をふるい、お菓子も作る(こともある)。モットーは「生きる
ために食べる」のではなく「食べるために生きる」こと。
パネラー 山田薙夏(ちか) 有限会社 アリスト 代表取締役
病院という枠を越えて、社会というフィールドでライター・編集者として看護実践
(ケア)をしている看護師。
最も身近な自然環境である自分のからだは,食を中心にケアしている。
それは自身が看護師であることもあるが、それよりも、自分が虚弱だということが
きっかけだったと記憶、している。
和田義人(よしと) 医療法人社団 翠会 和光病院 事務長
和光病院 事務長、和光病院在宅介護支援センター 管理者、和光病院居宅介護支
援事業所管理者、平成10年12月、介護老人保健施設 120床の蓮根ひまわり苑
開設、事務長。平成14年4月、285床の老人性痴呆疾患療養病棟、和光病院開
設、事務長、その他兼務で在宅支援事業所の管理者をしている。
寺田啓佐(けいすけ) 造り酒屋蔵元
1948年、千葉県神崎町に生まれ、25歳の時寺田本家に婿入り。23代目の当
主となる。20年前までは添加物のいっぱいの日本酒造りをしていたが、病気体験の
中で反自然物や不調和の積み重ねが心身のバランスを崩し、病気にもなっていること
に気付く。以後、自然の摂理に学び、生命力のある命の宿った酒造りを目指し、現在
に至る。
木内佳央子(かよこ) 地域交流センター
大学で農業経済を学び、各種農家に泊まりこんで農体験をしたこともある。その
後、栄養士の専門学校に通い、卒業後は千葉の有機農家のお庭にプレハブを建て、
農家民宿のまかないをおこなった。現在は、農とはかけ離れた人に、農業に関心を
持ってもらえるような働きかけとして、子育て中のお母さんとお料理をしながらの交
流会を企画し開催している。
第2部【試食会&交流会】 (20:50~22:00)
今回はパネラーの寺田さんの造った日本酒の利き酒をして頂きたいと思います。
添加物の加わっていない生命力のあるお酒を是非御賞味下さい!
また健康食品として代表的なお酢を使ったちらし寿司の試食もございます!
お楽しみに!!
【お申込み方法】
以下の内容をご記入の上、メールまたはFAXでお申込みください。
●記入事項
1.氏名 2.所属(会社名等)3.TEL&FAX 4.メールアドレス 5.紹介者
●お申込み先 E-mail: shokugaku@aguri-tokyo.co.jp
FAX: 03-5540-4118
*お申込みは、 2月3日までにお願いします。
会場の都合で、70名を超えた場合お申込みをお受けできない場合があります。
お早めにお申込みください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・きりとり・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・
第3回 『銀座 食学塾』 参加申込書
◎第1部 シンポジウム ( 参加 ・ 不参加 )
◎第2部 試食会&交流会 ( 参加 ・ 不参加 )
1. 氏名
2. 所属(会社名等)
3.TEL&FAX
4.メールアドレス
5.紹介者(所属ML等)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【お問合せ】 『銀座食学塾』事務局 有限会社アグリクリエイト(内) 高安
和夫
TEL:03-5540-4117 FAX:03-5540-4118
E-mail: takayasu@aguri-tokyo.co.jp
****************************************
やまけんです。
バスツアーの貸し切りバスについてみつもりを下さった佐藤君、
ezwebのアドレスに返信を返しましたが、エラーで届きません。
携帯メール以外のアドレスで再度メールをいただけませんか。
今のところ最安値です!
よろしくです。
シチリア編ちょっとお休み。
本日、食い倒れ的に嬉しいことが立て続けに二件。
blogやってて面白いのは、掲載させていただいたお店の人は、このblogの存在を知らないことが多いと言うことだったりする。けどたまに、僕のblogの読者さんが店の人に話したり、ということで存在を知ることが多いようだ。
それで、かどうかはわからないが、本日奇しくも2軒の店の方から、掲載に対する御礼のメールをいただいた。それは下記の二軒である。
「秋田・竿灯祭りの夜! 塩鯨鍋も旨かった! 川反「ふきのとう」」
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000398.html
「レタス巻きの元祖は宮崎にあるのを知ってますか!? 宮崎市「一平」」
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000375.html
どちらも丁寧に御礼を書いてくださった。どちらも近く再訪したいと思っている。特に宮崎の一平寿司には、近々に参上するかもしれない。その時はぜひ、店主さんにインタビューなどしてみたいと思う。
山蕗(ふきのとう)さん、そして一平寿司さん、どうもありがとうございました!
いやぁ~ 死にそうに忙しいよう。
でも、本日1件の仕事のヤマを超え、おまけに2件の重要な事項が決まりました。
さて表題の件。大反響を呼んでいる静岡オフ会について、下記のように確定します!募集は今、CGIフォームを作っているところなので本日夜以降になります。先着順にはしないで抽選にするので、落ち着いてくださいね!
申し込みは専用のCGIフォームを作りますのでお待ち下さい。コメントに「行きたいでーす」と書いても申し込みにはなりませんよぉ
まず、東京から静岡へ行く組の人数は60名限定 とします。実は静岡県の人たちも50人以上来るので、キャパシティが60人になってしまいました。残念!抽選にせざるを得ないな。
参加費用ですが、大人8,000円とします。静岡での参加費用は5,000円ですが、バス代およびスタッフの事務局費用を含ませていただきます。
お子様の扱いですが、乳幼児でもバスの座席をとる必要があるらしいので、子供は5500円とします。
交通手段ですが、東京駅八重洲口から発車のバスをご利用いただきます。6時半集合とかなり早朝になりますが、皆さん頑張って!
で、現地集合等の希望もあると思いますが、その場合も参加費用の金額は変わりません。それでもという方はご自分の車やJRの利用でも結構です。
そうそう、旅行代理店のツアーではないので、保険等が必要と思われる方はご自分でご手配くださいね。
費用は全額先払いで、銀行振り込みしていただきます。私が一人で処理しないといけないので、キャンセルはできるだけご遠慮くださいね。ていうかほぼ一週間前のキャンセルには対応できないとお考え下さい。
ハム・ベーコンは静岡の方で準備をしてくれています。が、どうしても自分で塩漬けしたハムまたはベーコンを持ちこみたいという人がいるかもしれません。その希望を、登録フォームで受け付けるようにします。ただし、ハムかベーコンどちらかを500gのみとさせてください。スモーカーに入りきらないとマズイので、これは厳守していただきます。どちらにせよ、お土産のハムは人数分準備しているそうなので、お持ち帰り頂けます。
それと、参加にあたっての大前提をお伝えします。
これはツアーではなく、参加者はお客様ではありません。ですから、受け入れてくださる静岡の方々、参加者相互にコミュニケーションをとることができる人だけ、お申し込みください。
静岡の人たちの好意があって実現するイベントです。「お金払っているんだから」という気持ちで来られると迷惑です。参加者ひとりひとりが、場を気持ちよく楽しめるように配慮をできる、そういう気持ちで来てくださいね。
ちなみにニュースです。なんとバードコート軍団が、若シャモを焼きにきてくれます!
そして、私の弟分である日本酒マスターの工藤卓也君が、静岡の銘酒のお燗番をしに来てくれます!
こうした方々も、わざわざ車を仕立てて駆けつけてくれます。参加される方々は、ぜひ「楽しい場を創り出すことに貢献するんだ!」という気持ちでお願い致します。
当日の要項の改訂版を下記に置いておきますのでご確認ください。
(要項は下記↓をクリック)
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「やまけんの出張食い倒れ日記オフ会IN静岡」
<駿河の国・食の交流会>
<目 的>
ヤマケンのHPファンの方々に、「駿河若シャモ」と静岡の銘酒「開運」を味わってもらう。併せて静岡のホンモノの味を楽しんでもらいつつ、食を通じての交流を図る。
<概 要>
日 時:2005年3月13日(日)
東京駅八重洲口に朝6時30分集合
会場着 9時
イベント 9~17時
東京へ帰着 20時予定(道路状態によります)
場 所:静岡県掛川市「キューイフルーツカントリー」
主 催:(株)グッドテーブルズ(山本謙治)、静岡県駿河若シャモ振興会(鈴木恵美子)
協 賛:土井酒造、しずおか地酒研究会、工房炭俵、ネクト、味のトンキー、永田農業研究所、キューイフルーツカントリー、柴田牧場
募集人数:60名
参加費:8,000円 子供は乳幼児以外は5.500円(要相談)
お土産付き(静岡銘柄豚生ハム、本山熟成茶、その他)
持ち物:エプロン、シート、ビニール袋(手提げ)
内 容
(1部)ハム・ソーセージ・マヨネーズ作り体験
指導:関マイスター 他
(2部)大昼食会(飲めや歌えの大宴会)
「食の集い」 静岡の酒で食す静岡の味 司会:岩澤
(1) ヤマケン挨拶(東京代表)
(2) 駿河若シャモ振興会会長挨拶(静岡代表)
(3) 乾杯(土井酒造)
<主な食材>
日本酒(開運)、駿河若シャモ、若シャモ卵、浜名湖そだち(ハム)、静岡茶豆腐、野菜、イチゴ、キューイフルーツ、浜名湖の幸(ウナギ、のり)、牛乳(ジャージー牛乳)、黒米、もち米、 その他
(3部)ハムができるまでのお楽しみ会
●お茶の美味しい入れ方教室 ●美味い熱燗作り方教室 ●鶏のさばき方教室
●ヤマケンを囲んで食に関する意見交換会
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大変にお待たせ致しました!
プロコムジャパンの合原さんのご協力で、静岡バスツアーの申し込みフォームが完成!
皆さん下記フォームから登録お願い致します。〆切は来週水曜日の23:59までとさせてください。その中から厳正に抽選させて頂きます。何名かはスタッフ枠に入れざるを得ませんが、後は抽選!幸運を祈ります!
■静岡オフ会申し込みフォーム
http://www.yamaken.org/subs/index.html
また、今回バスの見積もりを取るお手伝いをたくさんの方々にして頂きました。佐藤君、某大TLO氏、yanaちゃん、Kappaちゃん、その他皆さんありがとう!
いい旅にしましょう! では申し込みよろしくです、、、
月曜日にこのblogを開いた皆さんどうもです!
一気にいくつか更新しています。
このトップページをずっと読んでいってもらえば良いんですが、下記3記事アップです。
※下記のリンクから読むと、トップページとはレイアウトが変わります。このままトップページから読んでいった方が良いかも。
■静岡オフ会の申し込み始めました!
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000636.html
必ず参加の要項をきちんと読んで申し込みしてくださいね。今週水曜日の23:59で締め切ります。
そして大作になりつつあるシチリア編。
で、シチリア編ばっかり書いていて少し他のも読みたい人もいるでしょうから、並行して通常バージョンのエントリも。まずはこれ!
書きたいことが日々溜まる一方。そして、書く時間はない。悩ましいです、、、
食い倒れシチリア編を読んでくれた長島農園の勝美君から、
「僕もヨーロッパ、ドイツで研修をしていたのだけど、いろいろ考えるところがあるのはヤマケンと同じ。今度まとめてメールするよ!」
といってくれていたのが届いた。兄弟blogである「俺と畑とインターネット」にアップしておきました。
■長島農園からの手紙
http://www.yamaken.org/mt/oreto/
その一つ前のエントリには、
■身体を強める方法はいくつもある。そしてヨガというのもその一つ。
というエントリも書いてます。そう、僕は健康増進のために、ジムでのウェイトトレに加えてヨガをやってるんですねぇ。ていうお話し。
テーマ毎にblogを変えるのはめんどいんだけど、こうした方が考え方も分けられていいかな。てことで。
コラムニストの神足さんからのお願いを受け、対談をした。その内容が昨日22日発売のSPA!に掲載されている。
■扶桑社 SPA!
http://spa.fusosha.co.jp/
対談内容はもちろん食い倒れ!、、、ではなくて、日本の農業を今後どうする?の話しだ。
面白いかどうかはわからないけど、関心のある人はどうぞ読んでみてください。
で、ちなみに神足さんが出ているラジオ番組にも、ゲストとして出ることになってしまった!
■3月2日 TBSラジオ アクセス 夜10時~
ラジオなんてここ数年聴いていないけど、実は未だに熱い双方向メディアらしい!面白そうだ!声を磨いていきます。こちらの番組では食い倒れの話が沢山出てくると思いまーす!
ちなみに神足さんって本当に面白い方だ!「恨みしゅらん」の印象通りってかんじ。週間アスキーの元編集長・F岡さんと門仲フルコースにいって、きっちり晴弘のつけ麺までも完食したというのは、素晴らしい胃袋の持ち主であることを証明している。
3月2日、ぜひラジオ聴いてみてくださいね。最近のラジオだと、リスナーからのメールとか紹介されるんじゃないだろうか。誰か、ぜひメッセージ下さいな。
神足さんのblog(http://blog.livedoor.jp/kohtarin/archives/14881858.html)に、インデアンカレーを攻めた!という話が載っている!
彼自身書いているように、大阪阪急梅田地下街にあるインデアンカレーが旨い!山田チーフの盛るカレーが一番旨い!という話をしたら、関心を持って頂いたらしい。
しかし
この神足さんのエントリを読んで、非常に感銘を受けた。名コラムニストの名に違わぬ抑制の効いた中に、ブフッと吹き出してしまうような笑いとペーソスを感じる文章。美しい、、、インデアンカレーの、甘さの後にマシンガンのような辛さが炸裂するあたりの表現が、たった一言で劇的な表現化されているのが素晴らしい。シャッポを脱ぎます。
僕にはまだあんな文章はかけんな。「うおおおおお」とか書いているようじゃダメなんだろうな。でもまあ、「うおおおおお」と思うので仕方がないのであった。
土・日・月とハードに動きました、、、書けていない記事が沢山あるのに、日々ネタが増えていく、、、書ききれません。
なんばん粕漬け、やっぱり1日持たなかったな、、、買えなかった方、申し訳ありません!今年のなんばんの作付けは大幅に増やしますので、、、
そうそう
堀江君とF岡さんとバードコートで飯を食った時、堀江君をおっかけていた週刊ポストのパパラッチを招き入れてという話をしたが、さっそく記事になっている。んで、僕まで写真に載ってるよ、、、今発売されている紙面のP14。
でもね、週刊ポスト、買わないでください。堀江君も僕もF岡さんも、どっちかといえば迷惑したんだから、部数が伸びる貢献をする義理なんてひとつもないもんね。もちろん堀江君にもノーギャラだしね。だから、買わないで、蕎麦屋さんとか床屋さんとかで観るだけくらいにしてくださいね。マジで。
週刊ポスト買う余裕あったらぜひSPA!の神足さんとの対談をお読み下さい。なんと農林水産省で回覧されていることが判明して、びびっていますが、、、
今週はけっこう目白押しですね。明日はTBSラジオで神足さんの番組のゲストです。ラジオをおもちの方、夜から聴いてくださいね。詳しくは過去ログご参照。
3月3日はリテールテックで講演。気合いいれないとね。仕事もがんばりまーす
そうそう茅場町「ぼんぼり」とかに「いってみよう!」という方。ぜひ「やまけんのホームページをみてきました!」と店員ちゃんに伝えてください!
「やまけんさんのWeb観てきたお客さんが20人につき、メシおごりますよ!」
と小林さんに言われてるのダ! 僕へのささやかなプレゼントと思ってよろしくお願い致します。
向かいます。
AMの周波数は954KHz。
22時からの番組「アクセス」で神足さんと対談。
テーマは
『安全で美味しい食事のために、
日本人は、もっとお金も手間もかけるべきだと思いますか?』
だそうです。1時間40分だって。長いな、、、
実は昨日、とても悲しい出来事がありました。食い倒れにとても関連することです。後日報告しますが、、、その気分をできるだけ持ち込まないように頑張ってこようと思います。
本業モードで喋るので、ぜひご傾聴くださいませ!
TBSラジオの「アクセス」聴いてくれた人、どれくらい居るかな。1時間40分と聞くと長そうだったのだけど、本当にあっという間に終わってしまいました、、、
■TBSラジオ アクセスWeb
http://www.tbs.co.jp/ac/
食い倒れ系の話ではなくて、食に関する真面目な論になったので、やまけん節はけっこう控えめだったんだけどね。ただ、ラジオ収録後に、インターネットだけで聴ける特別対談の方のための15分収録では、食い倒れトークが炸裂していますので、聴いてみてくださいね。
■生放送では聴けないネットだけの特別対談
http://www.tbs.co.jp/ac/voice/index.htm
※数日後にアップされると思う。
それにしても アナウンサーの伊藤聡子さん、美しい女性でした、、、番組中、ほとんどそっちだけ観てました。
TBSの皆様、神足さん、伊藤さん、どうもありがとうございました。楽しゅうございました。
さて、明日は講演だな。寝ます。
励ましのメールやコメント、皆さんどうもありがとうございました。本当に地球規模の損失でした、、、
しかし一方で世界は回っている。僕は今日で34歳になりました。イノシシ年の3月生まれ。猪突猛進タイプです。今日はひがな一日、雪を観ながら風流に過ごそうかと。
最近、色んなところで名前が出ているせいか、いくつかのページの閲覧だけで1万アクセス以上の日が続いています。とり上げたお店には結構読者さんが行って下さっているようですね。それとともに「もう影響力があるんだから責任を」と言われるようになりました。
影響力があるというのは、基本的に喜ばしいことではありますが、一方でとても怖いことでもあります。それを身をもって実感する瞬間が多々あります。でも、わたしの食い倒れ日記は、あくまで私が勝手に食い倒れ、そして考えたことの記録です。はっきりいって私の味覚や趣味・嗜好でしかない。あまり過大な期待をされませぬよう。所詮は一匹の山犬の遠吠えです。ということを誕生のこの日に再度宣言したく。
さあ、仕事も食い倒れ日記も溜まっているんだ。今日また生きよう。
白龍のコメントに「コメントのお返事を一言でも出して!」と書いてくださったゆみさん、どうもありがとうございます。気を悪くなんてしませんよーこちらこそ書いてくださったみなさんに申し訳ないと思っているんです。ただ、コメントは読めても書いている余裕が本当になくてゴメンナサイ。仕事に追われて目が血走っている状態なんです。
で、今日は早めに目覚めることができたので一挙まとめてコメントへのレスをつけさせてもらいます!なので、コメント欄をご参照の上でご覧下さい。
■盛岡の「白龍」編 いとけんさん、コビさん、ラッパーさん
みんなやっぱり食べてるのね、パイロン。ご当地麺の中では比較的、有名なんだよね、白龍のじゃじゃ麺は。
らってさん:
なぬ、あれはわかめなの?ていうかなんでそんなこと知ってるの?
わたなBeeさん:
情報ありがとうございました。いい店でしたよぉ、、、しかし「違うカレー」がないのはショックでした。でもそういう方がきちんとしている(原料がないときは作らない)ということで好感もてますね。
カトジュンさん:
そうかぁ、思い出の店なんですね、、、懐かしく思ってくれてよかったです。僕も今度はゆっくりと紅茶を飲みにいきたいですね。二階のテーブルに僕とI坂さんというゴツイ二名がいるのは、他のお客さんには迷惑だったかもしれませんけどね(笑)
Minervaさん:
メールでもどうもどうも!富山のエントリは近日中に書きますが、教えて頂いた店、いけませんでしたよ、、、今回は高岡まででした。残念!
■鶏めし弁当のエントリ
なんとこのエントリには、鶏めし弁当の製造元である花善の八木橋さんからもレスをいただいてしまった!うおービックリ。秋田に行く時にはぜったいに取材に行くゾ!
Minervaさん、ヤナさん、melvinさん、tamagoさん、江ちゃん、みのさん:
これ鶏めし系弁当のなかでもかなり上位に行くと思う。鶏ごはん以外のおかずも秀逸なんだよね。ぜひ、みんなでベストセラー弁当にしましょう。ていうか、もうベストセラーか。
■ホルモン幸楽のエントリ
まず鈴木さん、秋田はやっぱり最高ですね!鈴木さんの郷土愛を強く感じます。
もりもりさん、kazさん、MAXさん、よっしぃさん:
そういえばひさしぶりの食い倒れ系エントリでしたね。俺もこんなに満腹になったのは初めてでした。大食いの日記ではないんだけどね、、、(笑)
KAKE2003さん、ONEさん:
うっふっふ、買ったのね、通販。実は僕自身はまだ通販買ってないんですよ。でも、よかったな、旨いと言うことで。俺の面目立ちました。
ほんださん:
え、小坂町の方なんですか!今回の呼びかけにはダレも反応がなかったので、小坂には食い倒れ日記読んでいる人はいないのかと思ってました。でもうれしいな。次回があれば、ぜひご一緒しましょう!
■「今日また生きよう34歳になりました」、「日本最高クラスの養鶏家が逝った。 駿河若シャモ生産者の雄・鈴木恵美子さんを偲ぶ」のエントリ
この二つのエントリにはメールも含めたくさんのご連絡をいただきました。で、ご想像の通り、これには精神的な意味も含めレスつけられず失礼致しました。皆さんの励ましのお言葉は本当にありがたかったです。若シャモの今後については、逐次リポートしていきたいと考えています。
■なんばん粕漬けへのコメントを書いてくださっている皆さん
沢山の感想をどうもありがとうございます!まあどんな会の佐藤さんは今までPCなど触っていませんでしたが、こうした声を直接みたいと、パソコンスクールに通い始めるんだそうです!ふっふっふ皆さんの熱意がそうさせています。
いただいたレシピや「私はこう食べる」は、後にまとめてみたいと思います。どうもありがとうございます、、、まあどんな会のみんな、大喜びしていますよ!今年は山形ツアーをやりましょう。
さて、もう次の仕事にかからねばならない時間なので、他のエントリのコメントの方、申し訳ない!
ちなみにコメントは全部目を通しています。コメントがつくと、ドキドキしながら開いています。おしかりを受けるとしばらくはズドーンと落ち込むことも多いです。でもまぁ、色んな意見があるわけだからしょうがないな、と思うことにしています。
できるだけレスはつけたいのですが、4月中旬まで繁忙が終わりません。その合間にエントリを超高速に書いてます。レスがしばらくつかないかもしれませんが、平にご容赦下さい。でも、全部観てますから!感謝してます!
富山県出張、面白かったので期待していてください。
で、月・火と宮崎に仕事で行ってきます。都城の絶品居酒屋等、巡ってきます。あ、いや、仕事の合間に行ってくるんですからね!あくまでもついでですからね!
それと、予告。
食い倒れ日記を本にしたいという出版社さんからオファーがいくつかあって、有り難く受けることとしました。最初の本は6月に出版される予定です。渾身の力作にするつもりです。もちろん、これまでのエントリをそのまま載せるだけというものにするつもりはありません。
今年は、本業の本も含めると、もしかすると4冊くらい出すことになりそうですね。楽しみだ。すでに一冊、農業関連の本を書いてますが、やっぱり自分の言葉が本になるのは嬉しいものなんですよ。出版の詳細がきまったら詳報しますね。店頭でみかけたら、読者のみなさんはぜひ、勝手にお店の一番目立つところに僕の本を移動する係(笑)になってくださいね!
最近、本城しんのすけの紹介でマスヤマさんとお会いした。マスヤマさんは漫画の原作者として著名な方で、最近の代表作は下記である。
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その桝山さんが書かれているコラムの取材ということで匠で喰ったんだけど、記事化されていたんで載せておきます。
■ウィズダム ~ゼロとイチの間に~
http://www.blwisdom.com/zero/11/
ちなみにこの写真で僕が口に放り込んでいるのは、もちろんヤマケンサイズの寿司である。この日は喰ったなぁ、、、
ちなみに桝山さんは実にナイスなお人。食い倒れ話だけではなく農業論をぶたせていただいた。最近、食い倒れのことばかりではなくて、農業関連の話をすることが多い。コラムニスト神足さんとのラジオ対談でもそうだったけど、食にからんで農業関連の未来を憂慮する声はかなりあるのですね。
あ、そうそう神足さんのblogにもラジオ対談の前日談と後日談が。
■こーたりんの日々是事件!
http://blog.livedoor.jp/kohtarin/
実は昨日、結婚いたしました。
3月19日(土)、青山のイタリア料理店「アントニオ」にて、親族だけ集めての人前式でした。
妻となったのは、実はこのblogでも数回登場している女性です。つきあい始めて1年たたない内に結婚してしまいましたねぇ。妻は私の食い倒れに理解がありますので(笑)今後もこの日記の傾向が変わることはないと思いますので、ご安心を。
今月は、とにかく色んなことがあったわけです。思えば結婚式の1週間前に静岡ツアーを企画していたのですね(無謀な、、、)。それが月初の若シャモ振興会の鈴木美恵子さんの訃報に接っすることになったこと。そして私の本業はコンサル稼業ですから、年度末で無茶苦茶繁忙に入っていったこと。食い倒れ本の出版が目前に迫ってきていること。その時期に引越やらなにやら集中すること、、、
ま、ひとつひとつやるだけです。
月曜~水曜日、某誌連載の取材のため、沖縄に飛びます。それにかこつけて新婚旅行をしてきます。仕事もするつもりなのですが、、、すでに食い倒れ沖縄編でお馴染みのキッペイたちに綿密なスケジュールを押さえられているようです(笑) キッペイ達との沖縄の日々をまだ読んでない方は、下記の壮絶な記録をご覧下さいませ。
■常夏の楽園・沖縄編
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000461.html
もう、仕事と結婚の準備等で忙しくてトレーニングも殆どできず、何人かの人のご指摘通り顔が丸~くなってしまっている状態で、沖縄! ヤバイな、、、
ということで、所帯を持ちましたが今後もよろしくお願い致します。新居はやはり木場です。愛する店が多いこの辺を離れることはちょっと無理。
よし、これからトレーニング行ってきます。
シチリア料理、無二路の大塚オーナーから衝撃の連絡があった!
なんとなんとなんとなんとなんと!
シチリア編前半で重シェフ、コバ、僕ら一行を歓待してくれた、シチリア料理のシェフにして強烈なキャラクターを持つ、あのパスクワリーノが日本にやってくるというのだ!
「4月の後半に来日することになりそうです。日本で数カ所、ゆかりの店や人を訪ねる中で、無二路にも来てもらうことになります。」
パスクワリーノは、「キーコ」こと重シェフのシチリアでの師匠だ。彼の協力な人的ネットワークにより、キーコも様々な店で修行を積むことができたそうだ。
シチリア編では実はかなり彼のキャラクターを控えめに書いている(笑)。そう、あれで控えめなのだ。誰もが、実物をみたら、常に高い位置で維持されるテンションと、その内に嫌になってしまいそうなくらいのコミットメント力に「うおー ホンモノはもっとスゴイ!」と思うはずだ!
食い倒れ読者の皆さん、そんな彼に会いたくないか!?
僕から大塚オーナーに「無二路でフェアをやるなら、僕からも宣伝しますよ!」と言ったら、なんと本日キーコから「じゃあ、一日やまけんの食い倒れの読者さんだけで貸し切りオフ会やる?」という連絡が。
やろうじゃないか! パスクワリーノを気分よくさせてあげようではないか!
もちろんその日は俺が司会をやる! パスクワリーノ登場の際には皆スタンディングオベーションで迎え入れて、彼に「日本に住みたい」とまで思わせてみようではないか!
日程はついさっき決まった。4月22日(金)の夕刻だ。なぜなら、今年最後の乳飲み仔羊がこの前日に入るのだ。羊の出産期は年の前半に限られているらしく、この日以降は入ってこない。そう、乳飲み仔羊食べ収めの会でもあるのダ!
定員は30名! うわー すぐに満杯になりそうだな。
「ドリンクも込み(飲み放題)で会費8000円くらいでいけるとおもうけど。」(byキーコ)
全然いいじゃないか!
30人なんて、僕の友人を動員すればすぐに埋まってしまうけど、まあいいタイミングだし、オフ会としましょう。また後日、抽選フォームを作りますよ。
そういえばシチリア編はまだ完結していない。沖縄編が終わったら書くぞー
と言う、速報でした。
ダメだ、エントリを書いている余裕がないっ
なぜならこれから、某社から出版される食い倒れ本の作業に本格的にとりかからないと間に合わないからです!
次は沖縄編クライマックス・山本彩香さんの店なのに、、、 ストレスが溜まるー
でもこれだけは告知しておこう。
なんばんの粕漬け、あまりにも追加要望が多いということもあって、実はまあどんな会に「近隣からなんばんを仕入れて、追加で作ってくれ」ということをお願いしていたのだ。
そうしたら、なんとまあどんな会の会員さんから自宅分を供出してもらうという裏技で、300本のみ作ることができそうである。ライブドアデパートに連絡したところ、
「ぜひぜひぜひぜひぜひ!」
ということだったので、これで最後のなんばんを作ってもらうことにした。でも、「まあどんな漬け」は気温が上がってきたのでナシ。ということでオリジナルなんばんとつぶあぶらなんばんの2本セット。そろそろ酒粕が終了するので、これで本当に最後です。
以前のエントリにいろんな感想コメントを書いて頂いているので、どういう内容だかお分かりいただけると思います。ライブドアデパートにアップされたらリンク貼りますね。おそらく今夜中にはお知らせ可能と思います。
本当は前回が「最後」っていってたのであまりこういうことはやりたくない。テリー・ファンクが盛大な引退試合やったのにすぐ復帰しちゃったみたいだしね。でも、今回はもうやるっきゃないなって感じです。来年1月まで買えなくてすげー気になるという人、買ってあげて下さい。
では 販売先リンクアップしたら書きますね。
新居への引越し準備で、4年半住んだ木場の家を片づけ&荷造りしています。来週は、まだ全然終わってない仕事と引越しですべてが終わり、あまり更新できない模様です。ゴメンナサイね。こうしている内にも書かねばならないことが沢山蓄積されていくのですが、、、
引越しに際して、我が家のベランダに設置しているウェザーバケットのサーバ移設のため、しばらく木場の天気情報の配信ができなくなります。プロバイダへ移転の連絡を忘れていたため、ブロードバンドの開通が2週間かかるらしいのです(涙)。この際、光ファイバにでもしてやろうか、、、メリット無いな。
コメントももうレスつけられていないのが多くてゴメンナサイ。
中目ののんだくれさん、まだ起きてるんですか?たしかに千住葱は最近売り場で見かけますよねぇ。私の記事が一役買っているとするなら幸いです。それと、いただいた稲庭うどん食べてます。ウマいっす。
ああ、夜は更けていくなぁ。
新居には、前から欲しかったリンナイとクロワッサンが共同開発した、片側の出力が最大6,000kcalになる巨大火力コンロを購入しました。
これがものすごい火力でねぇ、、、本日、担々麺の麺を2玉鍋に投入したとき、通常の家庭用コンロの火力なら再沸騰まで時間がかかるのに、こいつはすぐさま再沸騰するのですヨ!
最近の買い物でピカイチですね。
執筆に取りかかりつつある本ですが、5月末に出ます。それの原稿整理と再取材などで4月は追われますので、こっちの食い倒れ日記の頻度は少し下がらざるを得ないんですが、何とぞお許しをいただきたいと思います。
ああ、
なんばんの粕漬け、いま覗いてみたらやっぱり売り切れてた!
さすがに追加の追加だから、売れ行きは鈍ると思っていたのですが、、、すごいなぁ
実はなんばん粕漬け、完全な手作りですから、出荷ロットによって味が少しずつ変わるんです。例えば、一昨年のなんばんと昨年のなんばんは、すこし味が違いました。原料の酒粕とか、なんばんとかが毎年、味が微妙に変わるからでしょうね。面白いものです。さあ、追加ロットはどんな味でしょうか。
そうそう シチリアの豪腕シェフ・パスクワリーノ氏の料理を食べるオフ会ですが、22日(金)から少しずれる可能性大です。確実にきまったら応募等かけますのでよろしくです。たのしみだなぁ。
さて、荷造りに戻りマース。 なぜか書いてて癒されるな。ありがたいことです。
週末だから、来られる人が多くなるかな?
食い倒れ系エントリはしばらく自粛なのですが、速報。
健康診断行ってきました。
前の会社にいたときから、体調管理にはかなり気を遣ってきました。だって俺が糖尿病になってしまったら、もう食い倒れが出来ないから!
しかし独立してからしばらく健康診断にもいけず、食い倒れ系の話はどんどんエスカレートしていくばかり、、、
それに最近、コメント欄をみると「お身体が心配です」というのがかなり目に付く、、、
で、本日。かなりドキドキしながら行きましたよ、八重洲の健康診断センターに、、、結果報告を受けると、
「綺麗な肺ですねぇ タバコは吸わないんですか?ああ、吸わない。いいですねー」
「眼底も非常に綺麗で、子供の頃のようですよ。」
などなどなど
結果としてはいいんだけど先送りになってすげー不安はつのる!
そしていよいよ血液だ!
「血液検査では、注意して欲しいという意味の☆印が2つついてますね。」
うおっ ドキッ
「一つは中性脂肪です。そうですね。これは努めて下げるようにしてくださいね。それで、もう一つは、、、血糖ですね。」
ああああああああああああああ
もう泣きそうである。
もう俺は食い倒れできないのか、、、
「ええとですね、山本さんの場合、通常値より低いので☆がついてますね。」
え?
それって、大丈夫ってことですか??
「ええ、まったく糖尿病の気配はありませんね。親御さんに感謝してください。いい体質を引き継いでおられます」
ま、まじ?
やったぁあああああああああああああああ
父さん母さんそしてご先祖様方、どうもありがとうございます、、、
皆さんまだしばらく食い倒れを続けられそうです。ご安心ください。
PS 本の出版にむけた作業が始まっています。僕の食い倒れ日記にもよく登場する、謎に満ちたあの店がもしかしたら取材を受けて頂けるかもしれません。もう少しで分かります。こうご期待!
更新が滞ってて申し訳ありません。
本の執筆しています。信じられないような話なんですが、もう今月の26日に発売される予定の本なのに、まだ執筆中です(笑)
先日は愛媛県が世界に誇る絶品海鮮ぶっかけご飯の取材に行ってきました。これ、実はまだblogに書いていなかったものです。ふふふ こんな形で日の目を見ようとは。取材嫌いというご主人には顔も出してもらえず仕舞いでしたが、、、
ちらっとblogで書いたことがありますが、これまた愛媛が誇る「踊るうどん」も、店主の永木さんと長時間話しをさせてもらいました。
そして愛媛が全世界に誇る(なんなんじゃ!)じゃこ天も、、、というような感じで強力にblog記事には無いオリジナル内容がてんこ盛りなんですよ!、、、だから執筆が大変で死にそうです。
ちょい更新、待って下さいねー
本を書くことになると、blogを書いている時間が無くなるな、、、
ああそうそう
「やまけんはもうblogはあまり書かないで商業的な記事に注力するのかな」という声が結構聞こえるのですが、全然違いますよ!本とか雑誌は、制約があまりに厳しい(字数、文調、内容等々)ので、そこだけで満たされることはないと思います。だからblogは続けますね。時間の問題だけです。純粋に、、、
ちゅうことで 執筆しまーす
ひたすら毎日、本を書いています。今月の26日出版なのに、まだ先が見えませぬ。
家と、執筆をしているティールームのあるイトーヨーカドーの往復で日々終わっています(笑)
しかしこれを超えれば初めての食い倒れ本の完成だ。
死んでも書くぞ!
でも一番怖いのは、出版後、たまりにたまったこの間のネタを大量放出する作業なんですけどね、、、
さて
来週からちょっとづつ、本の概要をお知らせしますね。とりあえずムック形式で、全ページカラーの結構豪華な体裁です。
http://www.4x4magazine.co.jp/release/index.html
結局、手を入れないでblogの原稿をそのまんま流し込んでいる者は皆無となっちまいました。すっごい大変。
しかもお知らせしているとおり、いくつかどのグルメ本にも載っていない店のことを書いてます。blogにも書いてない、とっておきの店ね、、、お店の人が「うちを載せるんですか?」と驚いていた(笑)
ちゅうことで、休み時間でした。超絶品「鰻重」の執筆に戻りマース。
PS そうそうパスクワリーノオフ会のエントリで気づいた方もいらっしゃるようですが、新しいカメラを買いました。キャノンのEOS Degital Kiss N です。いや、初めて持つ一眼レフなんですけど、感動してしまいましたよ。全然映りが違う、、、けど、3cmまで寄れるスーパーマクロは同じキヤノンのIXYのアドバンテージなので、しばらくは併用かという感じです。
ひええ
ライブドア 堀江君の日記に書かれているからスゴイ勢いで見に来てる人がいる、、、
すみません、いま速報版を書きます。
それまでゴメン、つい先日発売になった本を宣伝させてください(笑)。
やまけんの全国出張食い倒れガイド | |
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さる3月19日に親族で結婚式を挙げましたが、昨日29日に、お世話になった方々の前での披露宴を開催しました。まず最初に、ご来場頂いた皆様、どうもありがとうございました。そしてスタッフに御礼を述べたい、本当にありがとうございました!そして、飲食ブースの皆様、集まってくださってありがとうございました!
ものすごい会になったのだ。
最初、僕はとにかく会場だけ借りられて、飲食は全部僕の大好きな飲食店・生産者さんたちの料理でおもてなししたいと思っていた。でもそれってすごく手間がかかる大変なことなのだ。まず、そういう会場である程度人が入る式場が少ない。そして、ケータリング業者でない、一般営業している飲食ブースの手間は半端じゃない。
「アニキ、やりましょうよ!100%バックアップしますよ!」
と言ってくれたのは、純米酒の伝道師としてこのブログでもさんざん紹介している工藤ちゃんだ。彼は純米居酒屋の大店を連日フルハウスにしてきた人で、チェーンの運営にも関わっているので、備品関連ふくめ最高なスタッフなのだ。
僕の呼びたい店をリストアップしてみたら、これまたすごいことになってしまった。こんな人たちが、お店を休んだりしながら出店してくれるのだろうか、、、と思いながらお話しをしたら、皆さんがすぐに快諾をして下さった!そのラインナップをみたら、おそらく皆さんビックリされると思う。これまでの出張食い倒れ日記に出てきた数々の名店、、、
そのお店とは、、、下記なんである。
ど、どうだろう?これだけの名店が一度に飯田橋の会場、コードメダリオンに集まり、料理を出してくださったのだ!
寿司処 匠は、「じゃあ営業休むよ!」と店を休みにして、750貫を握りに来てくれた!
無二路は、「もう徹夜だよ~」とみな息絶え絶えになりながら、大量の前菜とイベリコ豚を焼いてきてくれた!なんとイベリコは総量25Kg!
コラムニストの神足裕司さん、週刊アスキーの福岡さん、岩永さんが見とれている。
そして食べている!
北千住バードコートの野島さんは「僕は和服で出て、若手に焼かせようっと」といって、つくねとねぎまで500本を焼いて下さった!そう、会場の外で炭火を焚き、直に焼いて下さったのだ!
阿佐ヶ谷の絶品トルコ料理イズミルは、前菜と、最高に旨いパン、エキメッキを出してくれた!
北海道のカレーの名店・唯我独尊は、宮田マスターが直々に、現在物産展に出展中の大阪から前夜に駆けつけてくれ、徹夜でカレーを仕込んで下さった。
先般、静岡オフ会の直前に急逝した駿河若シャモ振興会の鈴木恵美子さんの遺志をつぐみなさんが、若シャモを持ってきてくれた!そしてそれを工藤ちゃんと一緒に店を出すことになる五十嵐君、佐久間さんがすばらしいけんちん汁にしてくれた!
長島農園の勝美君が、大量の野菜でサラダを作ってくれた!自慢のルッコラセルバチコも素晴らしかった!
米は全て秋田の伊藤裕樹君の「ひろっきい米」ミルキークイーンとひとめぼれだ!計60Kg 炊いてくれた!
そしてその米で、どでかい壺に一杯はいったまあどんな会のなんばん粕漬けを食べた!そして、漬け物の「べにふじ」さんから白瓜の糠漬けなどが出た!
茨城県の生産者団体、アグリクリエイトさんからは最高に旨いアンデスメロンが50玉!
そして宮崎の弟分、沼口君の協賛で、超高級宮崎マンゴーが15Kg!
フレンチ・カストールのガトーショコラが15台、京都の松下さんが焼いて下さったフルーツケーキもたっぷり!
飲み物も大変なことになった!
なんと言ってもオーパ門前仲町店の水澤君とスタッフみんなが、休みを返上してシェークしに来てくれた!
鏡割りは土井酒造場の「開運」。東京海上研究所の理事長、石井威望先生が乾杯の音頭を鏡割りをして下さった!
広島の竹鶴酒造の敏夫専務、石川杜氏、島根の桑原酒造の大畑専務が純米酒をお燗しにきてくれた! なんと特製のやまけん&華子ラベルをつけてくれたのだ!もちろんこのイラストはGC_ファクトリーの金子が書いてくれた!
天王洲アイルのTYハーバーブルワリーからは、シンペイ君が協賛ですごい分量の生ビールを入れてくれた!シンペイどうもありがとう!
宮崎の最高な芋焼酎「かんろ」を醸す京屋酒造の渡邊社長もかけつけてくださった!「かんろ」はものすごい好評だった!
北海道夕張の岩崎農場は、絶品のトマトジュースを送ってくれた!これがオーパ水澤君の手によりブラディマリーなどになっていたのだ!
サンライズみかんの会の津田君は、手絞りみかんジュースを大量に送ってくれた!すぐに無くなってしまった、、、
そして静岡の製茶メーカ、葉桐きってのお茶煎れ上手、高橋ちゃんが「出汁じゃないの、これ?」というコッテリとした伸び煎茶を入れまくってくれた。来場者はびっくりしたはずだ!
この他、東京の西澤酒店さんやみなさまのご協力を頂きました。
ライブドアの堀江君は最初から最後(撤収が始まる直前)までずーっと付き合ってくれた。会場ではいろんな人から写真をせがまれていたようだ。ありがとうねー
カメラマンさんからの写真が明日以降、DVDで頂けると思うので、各お店、イベント含めアップします!本日は速報版です。これは歴史にとどめておきたいイベントだったので、私事ではありますが、しばらくお付き合いください!
(速報版はこちら)
昨年末に結婚が決まってからすぐに、3月には身内で式を挙げて4月に一緒にくらし始めて、披露宴はもう少し後にということになった。かなり急なスケジュールだと言われるんだけど、出来ちゃった訳ではありません。
しかし披露宴ちゅうのは、やはり周到な準備が必要ですな。特に、「自分たちでコーディネートしたい」という希望がある場合、どんなに時間があっても足りないです。特に仕事を抱えている人たちには、、、
そう、僕はこの時、コンサルタントとしてのレギュラーの仕事数本に加え、初の食い倒れ日記書籍化という大きなテーマに取り組んでいたのである。
「そんなに過密スケジュールになってるなら、本の出版を後にすればよかったのに」
いえ、違うのです。このスケジュールは、ただ単に披露宴の引き出物に本を渡したいというためにたてたスケジュールなのです。実はこの強行軍的なスケジュールの真相はそういうことだったのである、、、
さて自分たちらしい、料理は全部持ち込みでということになると、式場はかなり限られてしまう。ホテルなどかなりあたったのだが、どうしてもバンケットの料理込みでないと割高になってしまう。しかも、僕の場合200人規模でやりたいという思いがあったので、なおさら会場は限られてしまうのだ。
「アニキ、コートメダリオンでやりましょうよ!」
と進言してくれたのは純米酒伝道師、工藤ちゃんだ。コートメダリオンというのは、JR飯田橋駅から歩いて3分の好立地にあるイベントホールだ。実は2003年9月に、日本酒ライターとしては日本を代表する存在である藤田千恵子さんが発起人となる醗酵リンク大会というイベントが行われた。その模様はこのエントリでお伝えしたとおりだ。この時、寿司処匠の加藤ちゃんと一緒にいったんだよなぁ、、、
「あの会場なら、醗酵リンク大会でお世話になったので、色々とお願いをきいてくれると思いますよ!」
と工藤ちゃんが先導してくれ、コートメダリオンに問い合わせたところ、予算面でも条件面でも非常に有り難い形で貸して頂けることになったのだ!感謝である。自由なスタイルの結婚式を創りたい人には、この会場をお勧めできるゾ!
さて会場探しと併行して、出店していただきたい各店に連絡をした。実はこの出店交渉は全く苦労していない。皆様がその場でご快諾を下さったのである。これは食い倒れ冥利に尽きるというものだ。
特に嬉しかったのは、「営業休んでいくよ」と言ってくれた寿司処匠の加藤ちゃんだ。そう、日曜日が休みという店が多い中、匠は日曜日営業で月曜日休みなのだ。その夜の営業を止めて、披露宴に握りに来てくれる。
「出張寿司なんてこの店始まって以来初めてだし、今後もやらないよ!」
そうか、ありがとう加藤ちゃん!
そしてシチリア料理の無二路は、店を挙げて参戦してくれることに。
「どどーんと羊を焼いていこうか、それともイベリコか?」
ということで最後まで色々悩んだ末、イベリコをチョイス。そして前菜をふんだんにというお願いをしたのであった。
バードコートの野島さんも、一も二も無く
「ああ、やらせて下さい!焼き台を持っていきますから、炭火を焚いていい場所だけ確保して下さいよ」
と言って下さった。
恐る恐るお願いをしたのが、北海道の富良野のカレー名店「唯我独尊」だ。唯我独尊の宮田オーナーは、なんと現役の富良野市議である。それなのに全国の物産展から出店要請が相次ぎ、全国行脚と市議会の往復をしているような毎日である。おそらくご本人に来て頂くのは無理だろうと思っていたが、
「ご本人が無理なら東京にいるサポーターで何とかします!」
と言って下さったのが、東京在住の唯我独尊サポーター・D黒氏である。そう、彼が富良野に僕を連れて行ってくれたのである。そして、寸前で宮田さんの参戦も決まった。
「大阪から最終の新幹線で駆けつけますよ!」
ハードスケジュールを押して参加して頂いた。もう頭が上がらない。
そんな感じで場所と出店者が決まっていったのである。
(続く)
さすがにもうダメだ。仕事が溜まりまくり過ぎて、一人ではさばききれなくなってきました。
昨年5月に独立して以来、一人で出来る範囲でのコンサルティングや取引を生業にしてきたのだけれども、おかげさまで引き合いが多く、食べていくことはできるようになってきた。そしてなぜか趣味的な活動としてやってきたこのブログのおかげで、思わぬ方向性の仕事が舞い込むようにもなってきた。有り難いことです。
しかし同時に、仕事が乱立し過ぎて、ただでさえ事務処理能力がない僕には回しきれなくなってきている。まだ、人をアサインするのは怖いのだが、バイトさんがいないとちょっと回らない状況だ。何より、食い倒れ日記の執筆を継続していくことが難しくなってきているのだ。クライアントさんも食い倒れ日記を読んでいる人たちばかりなので、「日記書く前にうちの仕事をしてくださいよ!」ということになってしまうのである、、、(涙)
ということで、唐突ですがサポーターを募集します。サポーターとしてはまず、食い倒れ日記の維持・インターフェース向上のお手伝いをして下さる方を募集します。そして、僕の仕事面でお手伝いいただけそうなバイトさんも、同時に募集してみようかなと思います。
■食い倒れサポーター
業務内容:
・食い倒れ日記のインターフェースの改造を手伝ってくれる方
・これまでの記事の県別インデックスを作って下さる方あって欲しいスキル:(全部でなくとも大丈夫です)
・MovableType2.6と3.1の双方について少しは使える
・テンプレートを作ることができる御礼:
・一回のまとまったタスク完成時に寿司処 匠 またはシチリア料理 無二路または 阿佐ヶ谷トルコ料理イズミル にてご馳走します。■バイト
業務内容:
・Web作成・更新管理
・文献調査等
・報告書作成補助
などなどあって欲しいスキルなど:
・ブログエンジンの管理・運用
・報告書の作成できる作文能力
・農業・流通に関する知識
・食に関する関心条件:
・詳細は応相談なのですけど、週2~3日程度の実働で、出勤はあまり必要ない形にしたいと思っています。
・私のオフィスが日本橋なので、週一回は顔を出せて、それ以降は自宅勤務みたいな形かと思います。できるだけ日本橋に近い処の方がありがたいですね。
・フルタイム業務ではないので、あまり職として期待しない方がいいと思います。ただ、農業や食関連の面白い動きに関わりたいという人には楽しいと思いますよ。もちろん、サポーターとバイト兼任というのもアリです。
ご関心のある方はメールを下さいね。メルアドは本ページの然るべきところに記載してあります。
当然のことなんですが、冷やかしメールにはお返事差し上げませんのでよろしくお願い致します。
ちょっと間が空いてしまったが披露宴ネタを続けさせていただきます。
今回の披露宴のフードでは、前菜をシチリア料理の無二路とトルコ料理のイズミルにお願いしていた。イズミルは、阿佐ヶ谷にある超絶品トルコ料理店で、はっきり言ってこの店に出会うまではトルコ料理になんの魅力も感じていなかった。食い倒れ仲間のおうさるさんに連れて行って頂いた日、世の中にこんなに旨いものがあるのか!と驚いたことを忘れられない。しかも、見た目鮮やかで、本当に美味しそうな写真に仕上がっていたので、食い倒れ日記の中でも最もビジュアルに訴えるエントリになったように思う。数週間後にイズミルに足を運ぶと、女主人のエリフが僕を抱きすくめるのだ。
「スゴイよ!一日に5組くらいやまけんのWebを観てきたっていうお客さんが来るの!」
そして皆一様に「美味しい!」と舌鼓を打って帰ってゆくのだという。よかった。食い倒れ冥利に尽きるとはこのことだ。以来、エリフは僕のことを「おとうと」と呼んでくれている。厨房の中では寡黙なスレイマンが静かに微笑み、スペシャルなドネルケバブを削いで僕に出してくれる。
3月にこのイズミルの一周年記念パーティがあって、おうさるさん経由で僕と華子を招いてくれたので足を運んだ。結婚のことを伝えると、しばらくエリフが思案をしていたかと思うと、
「お願いですから、私たちにも何か出させて下さい」
と言ってくれた。日々客が大回転するこの店にお願いするのは大変だろうと思って控えていたのだが、有り難いことだ。喜んでお願いすることにした。ただし、披露宴が行われる日曜日はイズミルもランチがある。「私たちは行けないけど、おうさるが手伝ってくれると思うから、料理は出させて!」と言ってくれたのだ。おうさるさんとの検討の結果、あの極上トルコパンであるエキメッキ、そして3種類くらいの前菜カルシュク・メゼをお願いしたのだ。
当日、朝からおうさるさんと、トルコ大使館に勤めるアスルちゃんが駆けつけてきてくれ、テーブルには僕も食べたことがない前菜が並んだ!
当日、エキメッキを温めるホットプレートのようなものがある、ないでちょっとすったもんだしてしまったようだが、おうさるさんにはご迷惑をおかけしました。
もちろんこれらの見目麗しき前菜群はまたたくまに売り切れてしまったようだ!ちなみに僕の口には一口も入っていない。あーあ。
ということで、この御礼も兼ねて先日、イズミルに行って来た!
「あ~ 本当におめでとうねぇ!」
と言ってエリフはシャンパンを開けてくれた!
シャンパンをグラスに注いでくれているイケメンは、シェフであるスレイマンのおとうと君だ。
しかしこの店の料理は本当に旨い!トルコ料理であるとかそういうジャンルを超えて旨いと感じさせる料理なのだ。そして一つ言えるのは、野菜の使い方が無茶苦茶に旨い!この前菜盛り合わせの色とりどり感を観よ!食欲大喚起状態になってしまうのである!
この各種ディップ類を、超絶絶品のパンであるエキメッキにのせて食べる!
これがもう最高なんである。前菜の旨い店に駄店ナシ。イズミルはその筆頭であろう。
ちなみにこのエフェスというビールが、苦み少なく薫り高く、ほんとうにマジ旨である。ラキというアニス酒もあるのだが、個性が強すぎるので、料理に合わせるなら僕はこちらの方が好きである。
コクがあって、それほど臭みのないあっさりした羊のチーズがタップリはいったサラダを突いていると、スレイマンの必殺ドネルケバブが上がってきた!
正直、このドネルケバブを超えた旨いトルコ料理を僕は知らない!
薄く削がれた各種香辛料の染みこんだ肉片に、ローストされトロトロになったトマトと、薄切りタマネギにトルコ特有のスパイス(何かの種だそうだ)がまぶされたマリネをのせ、バターライスと一緒に口に入れる。
ドネルケバブマシーンには、羊の脂身を上に載せ、熱でタラタラと流れ落ちるようにしてあるので、薄く削がれた肉にも羊の芳香が薫る。もうこの一品で決まった!という感じなのだ。
そして最近のお気に入りはこのトルコ風ピッツァともいうべき「ラフマージュン」だ。
←最初、名前間違えてました。コメントでのご指摘ありがとうございました!
このキョフテ、そのまま食べるのではなく、添えられたトマトをのせてレモンを搾り、くるくると巻いていただくのだ。
かぶりつくと、「バリっ」という強い食感。そう、イタリアのピッツァのような生地ではなく、超クリスピーな強い生地なのだ。
薄さをみればピッツァとの違いは一目瞭然だ。バリバリの生地に、トマトと挽肉とチリの混ざり合ったソース、そしてレモンの酸味が絶妙に絡む。もうこいつにはノックアウトである!
と、スレイマンがメニューに載っていない特別の料理を作ってくれた。
カジキマグロのクリーム煮である。クリームソースにトマトがチラされて、何とも言えぬコクがあって旨い!
それと、白インゲン豆と羊肉の煮込み。
これは家庭料理って感じで、インゲン豆のトロトロになった粒状感のある汁がなんともしみじみ旨いのであった!
「あのねやまけん、トルコではこれをかじりながら食べるのよ!」
とエリフが開けてくれたのは、青唐辛子のピクルスの瓶詰めだった。
これが全然辛くなくて、風味があって、甘めのピックル液と相まってとても美味しいのである。
これ、手にはいらんかなぁ。家に常備してもいいと思う味だった。
さて食卓は佳境である。羊の串焼きシシ・ケバブが焼き上がってきた!
なんで肉を焼いただけなのにこんなに旨いのか、、、と思うのは間違いで、トルコ料理の香辛料の使い方は絶品である。魔法のような抑制された味付けで、肉の旨味が最大限に引き出されるのだ!
腹一杯! あとはライスプティングを頂いてのんびりする。
「今日も忙しかった!全部の席が3回転したよ、、、」
そう、イズミルもまた、予約が必要不可欠の店になりつつある。それはそうだろう、この店の魅力は先ず料理であるが、それ以上にスバラシイのがエリフやスレイマン、そして店員一人一人から発せられる絶妙なホスピタリティだ。エリフにあって話をすれば、誰だって彼女のことを好きに鳴らずには居られないだろう。本当に暖かい、一回会っただけでもう他人ではないと感じさせる、そんな人なのだ。ちなみにこの翌日は、なんとエリフの誕生日であったことを後で知る。エリフ、本当におめでとう!
実はもうすでに次なる本の執筆が始まろうとしているのだけど、今から予告しておこう。イズミルのことはぎっちりと書くつもりだ。だって、それだけの価値がある店なのだもの。
ああ、またあのドネルケバブが食いたい、、、
本日、〆切が3本重なり。
最近気付いたら、色んな原稿を引き受けてしまっている。だんだん知らない内に真綿で首を絞められている感じだ、、、でも仕事がないのとは180度違う。有り難いことです。
思えば昨年の5月に独立した頃、とにかくやみくもに色んな仕事を引き受けていた。一年は早いなぁ。独立してよかった。
まず今テンパって居るのはこの「やさい畑」の次回号。今、字数校正まちです。なんとか仕上げるぞー
この夏号では、イタリア料理の名店「アルポンテ」(日本橋濱町)のシェフが、カラフルポテトやキタアカリ、インカのめざめなどのジャガイモのスペシャル料理のレシピを出してくれている。初めてジャガイモの塩竃焼きを食べたけど、絶品! 上のリンクページにそのアップ画像を見られるようになっています。
それと農協さんの機関誌である月刊JA。
■月刊JA
全国農協中央会 刊
あと一冊は、日経RFIDという雑誌にトレーサビリティのことを書くんですが、やばいなぁ
間に合うのだろうか。かなり厳しい状況におののきながら、本日も家にいます。
では、復帰します。
僕が運用を手伝っている農業用分析機器のディスカッションブログであるアグリセンサにて、スポンサーである堀場製作所のpHメータのモニタ募集をしている。
■agrisensor
http://blog.agrisensor.org/
現在、このアグリセンサで、「農業者が必要としている分析機器って何だろう?」というテーマでディスカッションが行われている。土壌や気象環境を簡易に計測・分析できる機器が求められているのだ。
その中で、土壌環境を分析できる携帯可能なデバイスへのニーズがあったのだ。これに応えるため、堀場製作所から2台の携帯型pHセンサを提供いただけることになった。
とはいっても 、本件は農業生産者・研究者限定である。周りにそういう人が居たらぜひ教えてあげて欲しい。絶対に喜ぶと思うので。
先週、加賀谷が沖縄に行って、キッペイら沖縄軍団との饗宴を繰り広げてきた。
■加賀谷のモブログ
http://www.kagaya.com/archives/2005/06/post_841.html
僕は加賀谷のモブログを観ながら「いいなぁ、いいなぁ」と羨ましがっていたのだが、そんな僕のために、やつらはキングタコスのサルサソースをゲットしてくれたのだ!
■キングタコスについてはこちらを参照
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000687.html
「へーい ヤマケンのためにサルサソース10人前分くらいもらってきたよーん」
おおおおおおおおおおおおおおお
愛してるぜ加賀谷!
速攻で仕事を切り上げ、何やら怪しい長電話をしている加賀谷宅のドアベルを鳴らしてサルサソースをゲットする。
もうすっかり心はキンタコモードである。事務所からの帰り、銀座にある沖縄のアンテナショップ「わしたショップ」にてタコスミートを買う。ホーメルのとオキハムの2種類があったので両方買った。どうせ大量に食うんだから、、、
銀座からの帰り道にある「肉のハナマサ」にて、カットチェダーチーズの1Kgを買う。そう、チェダーチーズじゃないとタコライスは旨くないのである!レタスも買うが、128円と安値だ。この空梅雨で、おそらく盆あたりには葉物野菜が高騰するし、果樹も相当高値になるだろうな。と思いながらレタスは3玉買い込んだ。
とにかくご飯を炊いておくように家人に連絡。自転車を走らせ(僕は自転車通勤である)、一路木場へ。
家に帰ると何よりも先にボウルに氷水を張り、レタスの芯を手でくりぬいて漬け、パリっと蘇生させる。なんと長島農園からトマトが他種類届いていたので、これをざく切りにする。
ご飯を皿に盛る。家人のと比べ無茶苦茶量が多いように見えるだろうが、ほんの2合分程度である。
オキハムのタコスミートを温めてご飯の上に盛る。オキハムのではホンモノの味にならないということは承知だが、仕方がないのである。
その上にオレンジのチェダーチーズをごっそりとかけまくる。
なにせ1Kg入りのを買ったから、どれだけ載せてもいいのである。これでもかこれでもかといわんばかりに載せる。
そこにレタスの千切りをワシッと載せ、ざく切りのトマトも載せる。レタスは金気を嫌うので、包丁で切るのは好きではないのだが、タコライスの場合はこの方が旨いので仕方がない。
さてここに、わが愛すべきキングタコスのサルサソースをドブドブとかける!
この写真はもうすでに半分以下に減ったタイミングのものである(←食うのに忙しかったのだ)
さあ完成だ!後はもう食べるだけである!
サルサソースを下の具と絡ませながら口に運ぶ。サルサの強い辛みと酸味、タコスミートの旨味、そしてシャクシャクしたレタスと、まったりとしたチェダーチーズの風味が重なり、激旨である!
おっと忘れてはならないのが、キンタコには欠かせないルートビアである!
先日の披露パーティ時に、キッペイ達が沖縄からA&W(エンダー)のジョッキを持ってきてくれたので、これを冷凍庫でカキンカキンに凍らせたのに缶入りルートビアを注ぐ!コレで気分だけは沖縄である!
大満足!
しかしあれだな、キンタコのサルサソース、本当に不思議だ。あっさりしていて、肉類の旨味はないので、トマトベースで非加熱で作られているのかと思うけど、まったくつくりかたがわからないや。でもまあどうでもいいのである。キンタコに行って食べるのがいいんだからな。
レタス2玉分、チェダーチーズ500g、トマト数個、ご飯2合半が瞬く間に消えた。しかし、沖縄の米と違い、秋田のネットリしたミルキークイーン(byひろっきい米)で食べたため、腹一杯である。しばらく動けなくなった、、、
加賀谷、キッペイ軍団、ご馳走様でした!
ビバ、沖縄! ビバ、キングタコス!
読者の方々に、近日中にお願いがあります。
僕の本業の事業で、かなり気合いを入れたプロジェクトが始動するのですが、それを身の回りの、関心の有りそうな人に宣伝して頂きたいのです。
それは、農業に就職したい方向けの塾、「就農塾」というものです。
僕のネットワークに連なっている、30~40代の若手がメインとなった優秀な農業法人の指導者が、米・野菜・果樹の生産技術、土づくりの基礎と、農業経営の方法、流通、マーケティングについて授業をします。
座学と実習の二本立てで、実習については法人の方で受け入れ可能日程を提示し、参加できる人が参加するという形態です。
8月から開始で、毎週水曜日の7時くらいから都内で開始する予定。全20週間でカリキュラムを組んでいます。一通り終わると、農業の一年のサイクルがどういうものかが分かり、就農・または就職に必要な基礎知識が身に付くようになっています。初回ということもあり、8万円以下で参加できるように設定しようとしています。
こういった就農支援セミナーは既存のものもいっぱいあるのですが、とにかく現在現役でバリバリやっている各分野の人たちが集まっています。正直言うと、生徒さんに教えることよりも、教える僕ら自身のネットワーク強化の意味も強い。
また、ここで講義された内容をまとめて、「21世紀農業への就職のしかた」みたいな感じで書籍化もしたいと思っています。ご関心のある出版社さんがいらっしゃったら、連絡を下さい。
ちなみに実はこれ、中央大学の総合政策学部とのコラボで実施します。中大のキャンパスを中心に開催し、中大の授業の一環としても機能しいます。一般の方は有料で参加となりますが、、、
ということで、7月頭に正式な告知と募集を開催します。30人くらいで始めようと思って居るんですがね。読者の皆さんで、周りに農業就職したがっている20~40歳の方がいらっしゃるという方、ぜひ耳打ちして下さいませ。
この件はまた告知します。よろしくですぅ
日経MJという、流通系の新聞がある。なんてことはいうまでもないだろうけど、この紙面に「風を読む」という、かなり大きめの人物紹介記事がある。明日の紙面に、僕が掲載されることになりました。
内容は色々ですが、先日も少しお話しした「就農塾」についてのものがメインになりそう。藤沢市の慶應大学キャンパスの裏にある、僕の農業の師匠の一人である飯島農園さんで撮影した写真と共に掲載されます。
キヨスクとかで買えるのかな。200円くらいだと思うので入手できたらぜひお読み下さいネ。
さて、本日は記事を数本書く予定。そして明日から宮崎出張。
いまだに、いや今だからかもしれないが、「やまけんさんの仕事って、食い倒れ日記ですか?」と言われることが多いのだが、もちろん違う。
僕は農産物流通のコンサルタントです。といっても何をやっているか良くわからんという人が大多数だと思われますが、、、生産者やJA、市場やスーパーといった農産物の流通上にあるプレーヤの人たちに対するコンサルをしています。具体的に何をやっているか、、、書き出したらきりがないので止めておきます。
んで、その内の一つに、政府系というか農林水産省がらみのお仕事もいくつかあります。今回はそれの紹介。
食品需給研究センターという社団法人があります。農水省のシンクタンクのような位置づけの機関で、ここには非常に優秀な研究員の方がいらっしゃいます。そのS氏から「山本さん、仕事手伝って」とお呼び頂き、調査をご一緒しました。
すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、私の専門領域の一つに食品のトレーサビリティというのがあります。それがなんなのかは、このページ左サイドバーにある僕の著書をご覧下さい(笑)
で、そのトレーサビリティについての先進事例調査を実施しました。主に産地が取り組むトレーサビリティシステム100件ちかくの中から数字例をピックアップし、掘り下げ調査しています。
この調査報告書は、国のお金で刷ったものですので、国民に皆さんが読みたいといえば入手できるようです。すでに昨年度の事業ですが、配布窓口ができましたので、そのご案内。
■「トレーサビリティシステム導入事例集」冊子のご提供について
http://www.fmric.or.jp/trace/h16/casestudy.htm
在庫数が限られているので、本当にご関心がある人はお申し込み下さいね。
内容はこんな感じです。
「トレーサビリティシステム導入事例集」目次
序
Ⅰ 全農京都:京都米トレーサビリティシステムの構築(品目:米)
Ⅱ 福光農業協同組合:トレーサビリティ導入による地域営農体制の強化(品目:米)
Ⅲ 有限会社新福青果:トレーサビリティの経営への活用(品目:野菜)
Ⅳ 板柳町:りんご生産情報公開システムの取り組み(品目:りんご)
Ⅴ 全農広島:パスポートシステムによる畜産トレーサビリティ(品目:牛肉等)
Ⅵ 有限会社十和田湖高原ファーム:ICタグ付き耳標による品質改善の取り組み(品目:豚肉)
Ⅶ T社(I社グループ):クレームを品質改善に活かすためのトレーサビリティ(品目:鶏卵)
Ⅷ みやぎ漁連:多数の事業者が参加するトレーサビリティシステム(品目:カキ)
Ⅸ マルハ株式会社:原料情報と工場内トレーサビリティ情報の集中管理(品目:水産加工品等)
このうち、ⅠからⅥまでが僕の執筆です。
ただし、消費者向けに書いた報告書ではありません。トレーサビリティシステムを構築しようかどうか、と考えている、農林水産業または流通関連の方向けの内容ですので、消費者が安心・安全の観点で関心を持って読んでも、少し違うかも知れません。その辺、ご注意を。
実はこのブログで出てきた鹿角のホルモン名店「幸楽」は、このⅥの調査に出かけた時のエントリで、その翌日の帰り道で盛岡に寄って「白龍(パイロン)」のじゃじゃ麺を食べたのであります。そう言う意味で非常に食い倒れ日記に貢献してくださった事業でございました。
ということでご関心のある方は上記ページでお申し込みをどうぞ!
先日告知しましたが、 農業分野への就職を考える20~40歳くらいの方々に、基本的に必要となる座学と実習の場を提供する「就農塾」を8月から開講します。
上記Webの講師陣を観て頂ければお分かりの通り、実はこのブログでもお馴染みの農業生産者・法人組織の代表さんらが、講師として米・野菜・果樹の講義をしてくれます。
第一期ということもあり、実験的な意味合いが強い、てさぐりのセミナーになります。ですので、価格も安ーくしました。はっきり言って、塾を運営する我々は儲けるためにやるのではないです。モチベーションは
「面白そうだから」
これに尽きます。
応募ですが、25人~30人限定です。基本的に、真剣に農業を志す人のみとさせて頂いています。また、農業経験者や、ある程度知識のある方には、釈迦に説法となる可能性もあります。講義シラバスを用意していますので、内容を観てご判断くださいね。
やる気のある方のご応募、お待ちしています。 いや 面白くなりそうですよ。講師一同、楽しみにしています。
では、本日から宮崎出張。食い倒れガイドに載った店を回って参ります。
宮崎に来ています。一平寿司でレタス巻きを10本くらい食べました、、、
行きがけのキヨスクで日経MJを2部買い求める。京急線に載ってから紙面を開くと、、、
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお?
俺ってこんなに顔でかかったっけ??????????
※友人加賀谷のブログ画像より
なんだよー 広角レンズ使っているからだろうけど、周辺の絵が引き延ばされているのである。俺の顔、デカ!4頭身くらいになってる、、、みなさん差し引いてご覧下さい。
記事の内容だが、微妙にニュアンスの違う部分もあり。ライターの橋本さんは非常に真摯な方で、僕の真意を原稿化してくれたのだが、紙面の都合で字数を削ると、いろいろ合わなくなることばかりになるのだろう。
ここで訂正したいのだが、まず中央大学に新しい講座ができるわけではありません。中大の総合政策学部にある既存の講義の中で、学生さんがフィールドワーク的に参加する、いわば付帯授業のような格好になります。
それから野菜を教えるアグリクリエイトの高安さんの名前が載ってない、、、そして、アグリブログサービスは東果大阪という会社との協業です。
ま、しかし大体においてありがたい記事ですね。ご関係者の皆さん、ありがとうございました。また、すでに多数の問い合わせが来ています。対応の方、少々お時間を下さいね。
では、これから講演会場に行って参ります。
やはり深夜に書くとダメですね、議論がつきないことを書いてしまう。一晩寝かすべきネタでしたので、ひとつエントリ掲載を取り下げます。
bullさん、ミネルヴァさんコメントありがとうございました。
そろそろだったかなぁと思って一番最初のエントリをみてビックリ、いつの間にかこの食い倒れ日記も3年目に突入してました。ていうか、7月8日ですね、公式な初エントリは。
■2003年7月のエントリ
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2003_07.html
最初は画像の使い方を知らなかったんですねぇ、、、
この頃使っていたデジカメは、カシオのExclim。当時としては画期的な薄型デジカメで、発売翌日に買いました。かなり使い込みましたが、残念ながら40cm以上の近接撮影ができなくて、料理の写真を撮りにくくて困ったものです。
しかし最初のころのエントリを見直してビックリ。この翌月には怒濤の帯広編が始まったんですね!ちょうど2年前も同じ頃に北海道に渡っていたわけですよ。いやなるほど、そうだったか。
あの頃から随分と自分を巡る環境も変わりましたね。会社を辞めて独立し、食い倒れの本も出て、プライベートも充実しと、境遇が大きく変わりました。しかし食い倒れ日記を書く心根は全く変わりませんねー。
ということで遅まきながら2周年でした。
さて今週は大変です。日曜日に福岡。火曜日は滋賀。水・木曜日は青森、金曜日に秋田に回って帰京します。
さて、食いまくらないとな!
ただいま帰還。
鹿角から、前にも訪ねた養豚経営の最先端事例に大刺激を受けつつ、盛岡に出て冷麺をすすって新幹線で帰ってきました。
書きたいことは山ほどあるんですが、頭の奥の鈍痛がとりされず、、、今週末もほぼゆっくりできない状態なので、写真付き更新はしばらくお待ちを。あー 貯まりまくってますよ、エントリが。
昨日の日刊ゲンダイには予想外に大きく就農塾の記事が掲載されていましたね。Oneさん読んでくれてありがとう。
それと僕のコメント、メールに最近ご連絡いただいた皆さんどうもありがとうございます。なかなかレスできずごめんなさい。不本意ながらコミュニケーション力の限界を感じつつあります。
明日はゆっくりしたいがそうもいかない。
朝からアメ横のスパイス屋さん「大津屋商店」にて、カレースパイスの取材&調理。季刊誌「ハーブスタイル」に連載している「スパイスボーイズ」(←笑)のネタです。
その後、3時くらいを目処にごった返しているであろう 新宿伊勢丹に、琉球料理の山本彩香さんのブースを覗きに行くのであります。皆さん 豆腐ように対する目が変わりますよ!超絶品だから、、、
その後、某所で漬け物「べにふじ」の石川さんと密談。ていうか、このエントリにある漬け物をマジで製造するぞ会議です。皆さん、食べたいと思いませんか?
日曜日は僕が母校でやってた「八百藤」の納会で、農業の師匠にご挨拶です。
んー 頭痛いの直るんだろうか、、、