4月、新学期がスタート! そして新渡戸文化短期大学では、学科名がこれまでの食物栄養学科からフードデザイン学科になり、新コース「食生活デザインコース」が始まったのでした。
学園の歴史と歩みを同じくする、樹齢100年に近づこうというソメイヨシノが綺麗に咲き誇る。
入学式を終え、オリエンテーションで短大の生活についてレクチャー。
海のものとも山のものともわからぬ新コースに集まってくれた学生に感謝! この子達の期待を裏切ることなく、知的好奇心を最大限に満たせる講義をぶつけていく。
写真は、新入生向けのオリエンテーション二日目に、2年生の先輩達が調理して新入生全員にふるまう二色弁当。ただの肉そぼろと炒り卵にみえるだろうけど、けっこう技と具材が入っていて、卵はふわふわ、そぼろも肉臭くなくとても洗練された味。美味しかった! 二年生の調理スタッフのみんな、ご馳走様でした。君たちも先輩になったんだなあ。
さてオリエンの合間を縫って、学園内のとある場所へ、、、そう、一畝にも満たない、小さな畑があるんです。新渡戸の敷地内で畑があるといいねということでずいぶん前に生まれたという畑。下の方にコンクリが敷いているわけではなく、ちゃんと地面が貫通しているので、しっかり栽培できます。
しかも、冨澤先生が「ここ、いい土ですよぉ、、、」と言って下さるよいかんじの土。黒ぼくでフカフカして、土壌環境がよさそう。
新渡戸文化ファームと名づけられたこの畑の総監督を務めるのは、三鷹市でこれまた100年以上続く農家の四代目である冨澤剛さん! じつは短大で非常勤講師として講義も持っていただいている。
これまで畑を管理してくれていた方が怪我をしてしまったこともあり、冨澤先生へバトンタッチ。わたしはそのサポートを行います。っていいながら、しゃしゃり出るけど(^_^)
畑は短大敷地内だけでなく、こども園(幼稚園ですね)にも小さな畑があるので、そちらも土作り。
そうこうしているうちにオリエンが終わり、声を掛けていた新入生達が新渡戸文化ファームにやってきた。
農業系の高校から来てくれている新入生もいるので、即戦力を期待しちゃう!
この畑をこれから冨澤先生と学生とで運用していきます。初年度の夏はナス科の果菜類中心。さてどうなりますことか!
で、昨日から授業開始。本日は私的には肝となる講義の一つ、「食文化論」(森枝卓士先生)!
OM-3を持ち込んで講義動画を記録。森枝先生の講義には15回、僕もアテンドする予定。
なお、よしみカメラのテザーワンケーブル(USB Type-C)でOM-3をThinkPadにつなぐとWebカメラとして認識してくれるので、GoogleMeetで会議を作成し、録画する。こうすると、学園のGoogleDrive内に直接、動画エンコード後に保存されるので、記録媒体が必要ない。しかもGoogleMeetはいま、AIで講義内容の文字起こしまでやってくれる! これを受講した学生とURL共有すれば、いつでも復習可能だ。
テザーワンでOM-3に給電しながらなので、ACアダプタを繋いでいても、電力を食っているみたい。けど、こんなミニマム装備で講義を録画できてしまうなんて、ちょっと驚く。もうスイッチャーいらないな。
講義後、ゆっくりコーヒーでも飲んでいただこうと思ったのだが、これから羽田に向かわれるというので、東高円寺駅近くにある東南アジア料理店「リトルアジア」へ。ここはちょっと不思議な料理が出てくる店で、ラオスご飯というのが名物。しかし、サービスの女性は台湾の方で、かなり混濁していて面白い。
僕は豚肉と胡椒味のチャーハン。東南アジアでブラックペッパーソースといえば胡椒がバシッと効いた、めしの進む味だが、このチャーハン、たしかに舌がビリビリするほど黒胡椒がきいている。
先生はフォーを頼んでおられたが、サービスのおねえさん「はい、クイッティオ」と。えっ ベトナムなのかタイなのかわからないぞ(^_^)
森枝先生は戦場カメラマン → 食のフォトジャーナリスト → 食文化学者というご経歴。でもやはりいまでもバリバリ撮影されている。
「最初はニコン、そこからキヤノン、デジタルになってから重くてたまらないと思ってオリンパスのフォーサーズに行って、しばらくしてからSONYなんだよね」
と。フォーサーズはやっぱり画素数がそんなに多くならないから、本に掲載する写真の場合、トリミングが効かないんだよなあということでSONYのフルサイズなのだそうだ。
でも、僕と同じで、マイクロになる前のフォーサーズの名機・E-420はまだ持っておられるそう! うん、これ名機なんです。俺も捨てられない、、、
ということで、いよいよフードデザイン学科が船出です。みなさまよろしく、、、