やまけんの出張食い倒れ日記

めしにしましょう 出張食い倒れ編 二の旅 高知に行こう➁が無料公開。 三の旅「高知を食べよう!」も読めるぞ! 田中鮮魚店でのメラメラ燃え上がるカツオ藁焼きの舞台裏はこんな感じだった!

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小林銅蟲くんが描く「めしにしましょう 出張食い倒れ編が」更新されているが、もう読んでくれているだろうか!?

今回無料公開になっているのは「二の旅 高知に行こう➁」である。そう、だいたいどのネットマンガ配信でもそうだが、最新話は有償で、その前は一定期間無償となる。最新話は「三の旅 高知を食べよう!」なのだが、今回は第一回に引き続き、高知が誇るカツオやシンコを食べてもらう回である。

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さてさて、まずは漁港町である久礼は大正町市場でのカツオシーン。田中鮮魚店でいきなり焼くところから始まるが、その玄関口がここである。超広角レンズであおったので、10頭身になった銅蟲君(^_^)

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とにかくどこでもカツオまたはシンコを食べるための行列である。

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この通りでは、シンコのシーズンには水揚げ情報が掲示される!

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さて、目指すはここである!

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NO KATSUO NO LIFE !

このTシャツかっこいいな。これが田中鮮魚店の田中さんだ。実は慶應の大先輩である。

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田中鮮魚店は、久礼を通るならかならず来てカツオを食べないとダメ!なお店。なお、超人気なので予約必須です。

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お、来たかぁ~ と。

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あ、手前のおねーさんは、さっきまで魚市場で仲買やってた方である。

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ちょうどシンコをさばいていたので、捌き方をじっくり見せてもらう。

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そうすると、さっきのノジマさんとこのおねーさんがさばいているのとちょっと違うことに銅蟲君が気づく。

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こっちでは皮を剥くのよ、と。 数キロしか離れていないのに、捌き方が違うのが食文化の面白いところ。このやりとりが、マンガにも反映されている。

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それにしても旨い!
「カツオ焼くまでちょっと時間かかるき、これ食べてて」
とシンコ差し入れが。

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「じゃ、焼くか」と店の裏手にある焼き場へ!

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高知のカツオたたきの特徴は、なんといっても藁(ワラ)で焼くこと。これにはちゃんと理屈があって、藁の火力はむちゃくちゃ強いので、内部にあまり熱が浸透しないうちに表面の皮を瞬時に焼くことができるのである。このため、カツオのたたきを作る業者さんはみな、良質な藁を確保するところから腐心している。

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その藁の火力を体感してもらうために、田中さん、銅蟲君に焼きを体験させてくれる。

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ほいじゃ、行くよ~

ほい、焼いて!

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えっ 想像してたより熱いかも、、、いやいや 熱いっ!

そうなんだよ銅蟲君、藁の火ってスゴいんだよ。しかも、田中さんが追いワラをガンガン入れていくので、どんどん燃えさかっていく!

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よゆうぶっこいてるようにみえるけど、このとき少し、顔を火傷していたようです、、、

よく、ガス火でカツオを焼いたあとに氷水で冷やすというレシピがあるけど、あれはガス火だとあまり意味がないような気がする。ワラで焼くとこんなかんじでぶすぶすと煙が出続けるほどなので、急冷しないと火が通ってしまうのだろうけど、ガス火だとこんなことにならないもんね↓

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さて焼きたてのこれを、田中鮮魚店の食堂にていただく!

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ここに座ると、いきなりカツオ節とニンニク、塩の小皿が並ぶ。

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このカツオ節だけで、ご飯が進んでしまうので注意!

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ハイ来ました~!

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前列はタタキ、後列は刺身。

タタキと刺身ではかなり食べ口、あじわいが違うので、ぜひ共に食べて欲しい。

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さしみには粉ワサビぬりたくって食べる。うまし、、、

大満足して店を出る。

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そして向かったのは、四万十市にあるいちえん農場。あいにくの雨どしゃぶりだが、ここは高知が誇る地鶏・土佐ジローの採卵と、柑橘類の生産をしている農場だ。ちなみにいちえんとは一円ではなく一圓と書く。

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あまりに雨がスゴくて湿気が高く、レンズが素で曇ってしまう。強烈な湿度だ、、、

ここに観に来たのは、ブシュカン。シンコのタタキにかけていたアレだ。

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仏の手と書くブシュカンではなく、まあるいブシュカン。高知のみで食べられている酢みかんである。酸味は穏やか、独特の香りがあって、シンコのおいしさを増幅するブースターなのである。これがないとシンコが食べられないという土佐人が多い。

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雨が降ってなければいちえん農場はこんな感じ!

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この写真なんか、鶏が放されている場所に柑橘の木が植えられているのがわかるとおもう。そう、こんな循環型の環境です。

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いちえん君とも意気投合し、その養鶏スタイルにも驚嘆し、ブシュカンをいただいて高知市内へ帰還。

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しっかし四万十から高知は遠いよ!

そして夜は、もう全国的に高知のうまい店として知られてしまい、予約の取りにくくなった「かもん亭」である。

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マンガの中に、かもん亭の宴であかうし肉が出てくるシーンがある。けっこうサシが入っている画になっているので「土佐あかうしはこんなにサシはいらないだろ?」と思うかもしれない。ところが、、、

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この日は入ってる個体がまわってきていたのですよ。

かもん亭ではこれをワラで焼く!

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これによって、ワラのいぶし香が着くのである!ガス火では絶対にでない香りがまとわった、最高のあかうし焼き技術である。

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こんな感じで、夜が更けていったのであります。

そしていよいよ三の旅では、銅蟲君いや青梅川ちゃんが、高知でこれら食材を使った料理を、生産者の前で作る!

先読みできる人はぜひ読んで下さい。僕もとりあえず5000円分のポイント購入して読んでまーす。