やまけんの出張食い倒れ日記

出た! OM-3はマイクロフォーサーズ反攻ののろしになるか!? 僕は発表当日、いのいちばんで予約しました、、、

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待ってました!

2016年12月に発売されたE-M1 Mark IIを購入して以降、オリンパスからOMDSに変わってからも、カメラを購入することはなかった。E-M1 Mark IIの次機種であるMark IIIは、センサーは同じままで、画像エンジンなどが刷新されただけという小幅な改良に留まったからだ。

次に、オリンパスからカメラ部門が独立してOMDSとなり、OM-1が出た時、待望のセンサーが新しく積層型になり、画質的にもめざましく変化があったのだが、もうその頃にはOM-Dフラッグシップタイプのボディに飽きが来てしまった。しばらくしてOM-1Mark IIが出た時にはグラッときた。GND、つまりグラデーションNDフィルターをボディ内のコンピューティング処理で行ってしまう機能が内蔵されたのだ。PLフィルターは光学的なものなので、別に用意する必要があるが、GNDを画像処理で使えるようになるなんて、夢のような機能である。でもなあ、このガンレフスタイルのボディはもう飽きたなぁ、、、と買わずにここまで来た。欲しいのはPEN-Fスタイルの、ヴィンテージスタイルのカメラだったのだ。

待っててよかった、、、このたび発表されたOM-3はこれらの要望をすべて満たして、かつ性能が最高度のものなのだ!

■https://jp.omsystem.com/product/dslr/om-omd/om/om3/index.html

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ちなみに、もう某所で実物に触り、レンズもとっかえひっかえして遊ばせてもらいました。詳しくはOMDSの公式ページを見て欲しいが、、、

これ、本当にすばらしいカメラだ! デザインはペンタ部があるので、PEN-Fのレンジファインダータイプではないけれども、銀塩カメラのOMシリーズをオマージュしたもの。そして、現行モデルとして販売されているOM-1とOM-5の中間サイズなので、十分小さい。ちなみに、ボディの重量はセンサーサイズがAPS-Cのカメラと同じようなものじゃないかと言う人がいるが、マイクロフォーサーズはレンズのサイズを小さくできるので、システムのトータルサイズでいえばやはり有利なのだ。

「まじかよ」と思ったのが、中身である。EVF以外はほぼ、フラッグシップモデルであるOM-1markⅡとほとんど同じなのだ。今回、センサーがOM-1のものになっていなかったら買う意味なしと思っていた。そして、先に書いたGNDが内蔵されているなら、買おうと思っていた。それほどにGNDは革新的な機能だと感じているのだ。そしたら、OM-3には機能的にはほぼOM-1markⅡと同じ! OM-1のEVFのよさは定評があるのでそこが下位機種並みなのは残念だが、じゃあOM-5のEVFはダメなの?としばらくお借りして使ってみたら、「むちゃくちゃいい!」とは言えないにしても、普通にいいじゃないですか。

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ちなみに最近、OM-5で撮影をしていたのはそういう理由もある。あ、気づいてましたか?ここんとこ、OMで撮影していたんですよ。ガストロノミアヘリテージヨコハマの写真とか。むっちゃエモいでしょ。


「えっ けっこうボケてるから、フルサイズ機で撮影したと思ってた!」

と言う人、けっこういるんじゃないか。いや、OMなんですよ、、、12-45mmf4で撮影して、そのままだとボケが小さいので、Photoshopでボケ効果を強化したのである。仕事の写真ではこの機能を使うことはないけど、ブログ掲載サイズの写真にはとてもいいじゃないか!

ちなみに、下記の2枚の写真、どちらがマイクロフォーサーズのカメラで、どちらがフルサイズのカメラで撮影したものかわかるだろうか。

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答えは、上がマイクロフォーサーズのOM-5で、下はフルサイズのZ9で撮影したものだ。このサイズでの表現であれば、設定を追い込めばあまり違いがでてこないのである。

なお、OM-3はOM-5のセンサーではなく、フラッグシップ機OM-1のセンサーである。画像エンジンも刷新されている! それで、OM-1markⅡよりかなり安い価格設定だ。ということで、OM-3はどう考えても買いなのである。

もちろん僕は予約を入れました。久し振りにマイクロフォーサーズのカメラを買うぜ、、、

一点だけ、電源ボタンがなぜこんなところにあるのだっ!という疑問を持つ人も多いのだが、、、

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これ、銀塩カメラのOMシリーズのオマージュなのだ。正直、使いやすくはない、、、スナップ撮影を念頭に置くなら、右手人差し指で操作できることが望ましいのだが、まあ大人の事情もあるんだろうな。

OM-3でどんな写真が撮れるのか、そしてGNDや、僕が上で触れていないカラーコントロール機能などについては、ぜひ木村琢磨さんの解説を見て欲しい。OMシリーズを真剣に使ってすばらしい作品を発表している写真家だ。彼の作品は素晴らしい。彼の解説をみて、これまで使っていなかったカラークリエイター機能など、使ってみようと思った。OM-3が届くのが本当に楽しみだ。

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