専門料理2月号は「プロの自家製」特集。
錚々たるレストランのシェフが、メーカーから買うのではなく自家製している調味料やソースなどの特集だ。表紙のレネ・レゼピ氏のページがいちばんの売りなのかもしれないけど、僕は「ぺぺロッソ」の今井シェフのページが感慨深かった。大学院生の頃に食べに行ったんだもんなぁ、、、懐かしい。
さて、僕の連載「やまけんが聞く!」は、前回で120回。月刊誌だから1年12冊、、、ということは! なんと10年間やったということになる。僕の連載は、どうやら最も長期間掲載された記事となったそうだ。そして、、、
121回の今回で、最終回となりました!
この連載を企画したのは、編集長の淀野君と、いまは退社してしまった当時の担当編集だった石田君。
このページに移ってる写真は「なんかやまけんさんが「これ、どーなんすか?」って聞いてる感じの写真を扉に入れたいんすよ」
というので、この前の連載の取材先で、開いてる時間にライティングを組んで「こんな感じ?」とポーズをとったのを、石田君がシャッターを押して撮ったものだ(笑) 聞いてる感が出てるよね。
さて、記念すべき最終回はいつもの4ページではなく、なんと6ページ。だって最終回のゲストは、、、
漫画家のせきやてつじ先生なのだ!
いやー もうね、アポ取りをしてもらったときに「マジで!?いいの??? せきや先生大ファンなんだけどっ」と、興奮しまくってしまった!
「バンビ~ノ!」は、多くの料理好きに影響を与え、イタリアンの道を歩ませた名作漫画だ。
僕はねえ、この頃毎号、ビックコミックスピリッツを買って、リアルタイムで貪るように読んでましたよ! ええもう、大好きな漫画でしたよ! まだネットで漫画を読むなんてことは考えもしなかった、マンガ雑誌が熱かった時代ですねえ。
取材に先立って、昨年10月に開催された、せきや先生の原画展に足を運んで撮影。
せきや先生、神様のようだったなぁ、、、
「うわぁあああ 専門料理さんは、作品を書くときに何度も何度も読ませていただいた雑誌ですよ、光栄だなぁ~」
なんておっしゃるのだけれども、いやいや光栄なのは取材させていただいてるこちらです!
(↑メガネのテカリがあって、誌面には採用しなかったカットです)
もう先生、大人気。なのに、「ポストカードを買っていただいたら、サインしますよ! 好きなキャラも描きまーす」なんて言っちゃうもんだから、マジで!?と長蛇の列! でも先生、全員に描いちゃって、、、なんていい人なんだ!
そして後日、本格的なインタビューはなんと!
先生のご自宅件アトリエにて、、、ひええええ 漫画制作の現場に入らせていただいちゃったよ!
先生が、載ってるレシピを全部自分で作ったという本の多くが、柴田書店刊。同行していた淀野編集長、嬉しそうだったなぁ。
なんとありがたいことに編集部が色紙を用意してくれていて、インタビュー後、おそるおそる差し出すと、「もちろん、喜んで!誰を書いたらいいでしょう?」と!!!
ここで僕が選んだのが、、、
誰だかわかりますか!? バンビ~ノ!ファンならわかるはず! でもね、久し振りに描かれたからか、作品内よりちょっぴり美人に描かれてます(笑)
先生、ありがとうございました! 後日、額装いたしますので、、、
編集部には王道のバンビ!
いや、ほんと、ありがとうございました。
そんで、肝心のインタビュー中身は、むちゃくちゃ面白い、せきや先生の半生記となってます。なにせいままで「このエピソード面白いんだけど、ページが足りないな、、、」とカットしていたのを、2ページ増でガンガン行ったからね!
せきや先生はいま、ネット漫画メディアのマンガワンで、寿エンパイアという、これまた最高に面白い寿司漫画を連載中だ。
■寿エンパイア 第208話 せきやてつじ | マンガワン
https://manga-one.com/viewer/279122
祝100話達成記念!
—漫画『寿エンパイア』公式(@kotobukiempire) March 1, 2022
マンガワンで話題沸騰の寿司漫画『寿エンパイア』が、本日3月2日(水)から3月6日(日)23時59分まで、
1話から100話を無料公開中!(※先読み101話除く)
またとないこの機会に一気に読んで、
エンジョイしまくってください!!!!!#寿エンパイア pic.twitter.com/eNxqF11nro
ぜひ、ぜひ多くの人に読んで欲しい。
ということで、10年続いた連載の最終回号、ぜひお手にとっていただければ幸いです。
専門料理編集部のみなさん、柴田書店とのイベント(赤肉サミットも!)などでお世話になった方々に、心から感謝します。僕が食の世界でいろいろな活動をしてこられたのは、専門料理とのお付き合いがあったからだと思っています。本当にありがとうございました。
単発記事でもいいので、またなにか書かせてくださいネ。