さて、出張が減って撮影仕事も減っているというのに、Z6Ⅲを買ってしまいました。
このために購入積み立て貯金も少しずつしてきたので、、、と言い訳。まだ手元に初代Z6があるので、比較をしてみましょう。
(左:Z6Ⅲ 右:Z6 以下同じ)
ぱっと見では大きさが変わらない感じに見えるだろうけど、ボリュームはZ6Ⅲのほうが断然あります。
さっそく持って歩き回っているけど、なんの感慨もなくサクサクと撮れます。まあ新しいカメラってそんなもの。iPhoneを新しいのに変えても、画面サイズなどが同じなら「おおおっぜんぜん違う!」ってならないのと同様だ。
Z6Ⅲの大きな話題として、部分積層型センサーというのが採用されていること。積層型のセンサーは読み出しが早いのでローリング歪み、つまり高速に動いているものを撮るとぐにゃりと変形してしまう現象が発生しない。たしかにZ9を購入してすぐ、新幹線の移動中に車窓からの風景を撮影してみたら、ぐにゃりとしていない写真をとることができた。
その話しはここに↓
控えめに言って最高!なNikonのフラッグシップ機Z9のどこが佳いのかというはなし。 - やまけんの出張食い倒れ日記
https://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2022/01/30405.html
ただし積層型センサーは高価なので、Z9やZ8など高級機にしか採用しにくい。
ところが今回Z6Ⅲが採用したのは部分積層型センサーというもの。これによって完全ではないが、ローリングシャッター歪みが減る。というのがニュースである。
ただなぁ、僕の撮影範囲である料理・シェフ・風景といった被写体ではあまりこうしたことは考えなくてもいいので、だからどうこうという感じではない。と思ったのだが、、、
Z9を使い始めて大きく変わったのが、「カシュン」と音を立てて切れるメカシャッターへの評価だ。Z9はメカシャッターが搭載されておらず、電子シャッターオンリー。もうね、これが最高! いままでなんであんな振動する機構を使っていたのか!と驚くばかりに快適である。Z6を使うと「カシュン」が起こるので「あー、微ブレたな」と思っちゃうのだ。
で、Z6Ⅲは部分積層で、しかも電子シャッターとメカシャッターどちらも使うことができる。設定画面にどちらか一方にするか、もしくは撮影状況に応じてカメラが判断するオートのモードも用意されている。まだ使い分けができたわけではないが、これが実によい。
ということで、お散歩用レンズとして最高で、また背景も適度に入れたポートレート画角としても最高なZ40mmf2を着けて、持ち歩いてみる。
新渡戸文化短期大学にいるとき、昼食の候補は東高円寺側か、新中野側のどちらかとなる。今回は新中野へ、、、
丸ノ内線の新中野駅入り口を過ぎて少しすると、エメラルドグリーンの看板が。
ここが、地元の人たちには有名な中国料理「天祥」だ。芸能人の中川翔子さんらがテレビで紹介しているようで、有名だそうですな。
入ると一階は待合ロビー!スペースの贅沢な使い方だな、、、
二階に上がり、一人客はだいたいカウンターに通される。
ちなみに、この店のウェイトレスの女性陣が着ておられるのは、バチィッと決まったチャイナドレス。ちょっとドキドキします。
料理二品とご飯、スープで構成される定食が1500円~1800円くらい。汁そばやチャーハン類が1000円~1500円程度で、町中華と呼ぶにはすこし高級なイメージ。だからだろうか、客層も落ち着いた感じの世代が多く、店内はガチャガチャしていないのが実に好印象。
先日は定食を頼んだので今回は五目そばにしてみる。大盛にしたかったが「すみません、うちは大盛はないんです。」とのことで普通で。でもね、大盛指定なんかする必要なし!
もうね、最近よくある、本格的なラーメン店の「小ぃっさ!」と声が出ちゃうような丼の2倍あるんじゃないの?というサイズのどんぶりいっぱいに汁と五目餡が貼られている。
しかも麺を引き出して驚いたことに、麺量も多い! 余裕でふつうの店の大盛量です。
もうね、ホントにおいしいです。前回の定食を食べたときに驚いたのが、ついてきたスープ。小さな干しエビがたっぷり入ってて、おだやかでまろみのあるスープだったのだ。町中華の、あじのしないスープとはまったく違う、、、
今回の五目そばのスープも尖りのない、まあるく、それでいて十二分にうま味のあるスープであった。ここはちゃんとした中国料理店なのだなあ、と実感。
毎日というわけにはいかないけど、また来たいし今度は夕食をとってみたい。
さて、カメラの話題に戻ると、この間の撮影はほぼ電子シャッターで1/100程度の速度。音もしないので実に快適である。
自分の事務所でフラッシュを用いて撮影をしてみたら、自動的にメカシャッターに切り替わった。
海外のカメラレビューサイトでは、Z6ⅢのダイナミックレンジがZ6Ⅱなどと比べ少し狭いという結果が出ているらしく、わいわいと議論がなされているが、正直そんな差で出てくる絵が変わるの?という感じ。
そんなことよりも全体的に動作がキビキビと速くなっており、AFも刷新されていることで、総合的な使用感はあきらかに抜群なものに進化している。
Z6Ⅲ、お薦めです。新中野のお店もまた攻めてみます。