岡山に来ています。岡山といえば瀬戸内の魚、サワラを食べるのかと思いきや、昨日も今日も山の食がテーマで、魚にはまったく出くわしません(笑)
そんな本日、岡山在住のコトミちゃんが「ランチなら車出しますよ!」と行ってくれたので、じゃあぜひここにとお願いしたのが、岡山名物の「えびめし」のルーツ店のひとつといわれる「えびめしや万成店」。
知らない人だと、えびめし、というとエビを炊き込んだご飯か?と思われるかもしれないが、冒頭の写真をみてもらえばわかるようにまったく違うものだ。茶色、というより黒に近い色のソースでご飯を炒め、小エビと玉ねぎが具材に入り、錦糸たまごがふわりとかかる。これが基本スタイルだ。食べてみると、、、ご飯に絡んでいるのはウスターソースにデミグラスソースや、カレースパイスなどが絡み合ったようなコックリとした味わい。じつはこのえびめしをえびめしたらしめているソースのなかで重要な役割を果たしているのが、カラメルソースなのだ。
じつはこのえびめし、もともとは渋谷を発祥とするカレー店「いんでいら」で生まれたメニューだ。いまもいんでいらは渋谷に一店舗のこっていて(たしか名前は変わった。経営も変わったのだろう)、えびめしも出ているはずだが。このいんでいらで修行をした料理人が岡山に戻って、えびめしを出す店を始めたのが来歴だったと思う。
ぼくはこのスタイルのえびめしを、そうとは知らずにずっと好んで食べていた。農産物の流通企業(当時はベンチャー)に入ったのだが、会社が茅場町にあったので、新川あたりに飲みに行くことが多かった。「ラティーノ」というダイニングバーが今もあるのだが、そこに週3回か4回は、ランチまたはディナーで足を運ぶヘビーユースだった。このラティーノが得意としていたのがカレーだったのだが(美味しい!)、それに加えてえびめしもだしていた。今から思えばラティーノのえびめしはかなりハイレベルであった、、、その頃、夢中になって、何度食べたか知れない。
えびめしやのえびめしは当たり前だが直系を感じるオーソドックスなスタイル。エビフライがついたプレートを発注。
期待に違わぬおいしさだった、、、でも、味の尖り方はラティーノの方があったかもしれない。あー また食べにいこうかな。
これから空港に移動します。快晴・快適な岡山の旅でした。コトミちゃんありがとう!