キュウリのサンドイッチ、英国風にいえばキューカンバー・サンドイッチは、構成要素が限られているだけに、いろんな造り方がある。英国のアフタヌーンティーで供されるキューカンバーサンドイッチのレシピをご当地のWebサイト中心で検索して観たのだが、キュウリのカット方法だけとっても縦に薄く長くスライスするものや、太めのキュウリを薄い輪切りにするものなどいろいろだ。種部分をしっかり取り除いてしまうレシピもあれば、水分の多い種部をそのまま使うものもみられる。
味付けも、塩をするだけのものもあれば、ワインビネガーを振って味をつけるもの、そして贅沢にもブイヨンに半日以上浸しておくものなど、これまたさまざまだ。ただ、共通するのはキュウリをスライスしてそのまま挟むのではなく、塩をしてキュウリの余分な水分を抜いてから挟むことだろう。重量の半分以上が水分であるキュウリだが、その水分を適度に抜くことで歯触りがパリッと強くなり、味や香りも強くなる。
いろいろ試したが、日本の料理研究家のレシピでは有元葉子さんのものがとてもおいしいものだった。
■きょうの料理レシピ きゅうりサンド
https://www.kyounoryouri.jp/recipe/8473_%E3%81%8D%E3%82%85%E3%81%86%E3%82%8A%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%89.html
キュウリの歯触りと味や香りをしっかり味わうならこの方法が素晴らしいなと思えるものだ。
なお、僕はパンは必ずトーストしたい派です。焼き目がついてないパンなんて、、、
それにしても、キュウリと塩、必要におうじて少量のマヨネーズ、パンとバターだけでできてしまうこのサンドイッチ、ミニマル度が高い。それなのに、得ることができる満足感は素晴らしく大きい。シンプルな料理は本当に奥が深いよね。