やまけんの出張食い倒れ日記

会社のアイスストッカー内にある謎の肉でカレーを仕込む。二日目、、、


会社で買ってよかったモノの筆頭に挙げられるのがアイスストッカー。



前の事務所の時に購入したのだけれども、これのおかげで全国から事務所に届く食品の置き場に困ることが無くなった。

それにしても、わりと常に容積の90%くらいは使ってしまっている。うちが牛肉の仕事をしていることもあって、全国から肉が届くんですね、、、仕事で関わっている産地の肉を試食することもあれば、会ったことのない生産者さんや産地から、求評といって「評価してください」と送られてくるものもある。それらは可能な限りすみやかに何もつけずに食べたのち、塩だけを振っていただくなどして評価シートを記入し、お返しすることが多い。

ただね、、、 お肉の塊をどかーんと、一部位送ってくれちゃうところもある。そうなると5キロから、ヘタすると20kgになったりして、「どーしよ!?」となることも。仲のよい料理人に声をかけて試食をてつだってもらったり、もっていってもらったり。それでも残るとカットして冷凍をかけるわけだけど、そんなこともあるのでアイスストッカーの中には「この肉、なんだっけ!?」という塊がゴロゴロしている。

そういう謎肉を年に数回は解凍して自分で食べると、「あ、これはあの時のホルスだな」とか思い出されてなかなかに楽しい。

でもそんな楽しいとばかりいっていられなくて、ここのところアイスストッカーの容積98%くらい使ってしまっている。ということで、せっかくの塊肉があるのだから、カレーにしようと思いつく。

イメージは、高知県にかつて存在した名店「桜館」の野獣カレー。


あかうしの肉塊がゴロゴロしているこんなやつ。でも、それをスパイスカレーで作りたいな。

幸いなことに弊社から徒歩30秒で「肉のハナマサ」があるので、タマネギ大4玉購入。これを、青森県の菜の花プロジェクトがつくる御なたね油で炒める、、、ていうか煮る。まだ新玉だな、水分ムチャ出てくるわ。


二時間ほど、低温でタマネギの水分をジクジクと飛ばしながら(IHはこんなとき便利)、謎肉の塊をひとつデカ目に切り分ける。


ああああっ 解凍して、肉を焼きながらたちこめる香りで気づいた、この肉、アレだ、、、高級肉じゃん! でも気を取り直して、しっかり焼き目をつけて、ややメイラード反応の進んだタマネギ鍋に投入。


ここで数時間、仕事終わりに火を止めて鍋を急冷して、冷蔵庫へ。一日目終了。

で、二日目。うちのアイスストッカーには2kgくらいの青森県産ニンニクも詰まっているので、2個(2かけではありません)分思い切りすりおろして投入。


ショウガも地下の冷蔵庫に山のようにあるので、あとででかいの一つまるごとすりおろして入れます。


ハナマサでサンマルツァーノ系トマトを買ってきて、投入。


シナモンも入れました。

稲田俊輔さんメソッドのスパイスミックスも準備。


本日、帰宅前に投入する予定。

明日は濃度と味を調える予定。最終的にスパイスをテンパリングして投入予定。食べられるのは木曜日くらいかな、、、