やまけんの出張食い倒れ日記

八芳園の新緑を味わいつつ朝食、季節のスープがおいしい。久しぶりにE-M1 Mark II+45mmf1.2で朝の散歩。


自宅が五反田益と高輪台駅の間くらいにあるので、そこから徒歩でいろんなところへ歩いていけるのは嬉しいところ。品川駅へも20分弱、白金台へも17分くらいでいける。週末の散歩に、頑張って麻布十番まで歩いて、第一コーヒーでお得なコーヒーを買い込んで、ニッシンワールドデリカテッセンでシャルキュトリー類を購入するということもある。

この週末は台風一過で素晴らしく晴れたこともあって、歩いて八芳園へ。


コロナ禍中は入りにくかった庭園がようやく開放されていた。多くの人を招いての結婚式も開催されるようになったようで、朝早めに行ったにもかかわらず、館内は和服、礼服で着飾った人達で溢れかえっていた。よかったですねえ。ていうか、八芳園にとってもよかったよね。



江戸時代から続く庭園をひきつづき手入れし続けている八芳園。以前、レストランを統括する大ベテランのシェフがうち主催の肉のイベントに参加して下さったのだが、とてもまっとうな姿勢をお持ちで、素晴らしいと思ったのだ。



庭には結婚式の前撮りで、新郎新婦とカメラマンさんたちが撮りまくっていた。結婚式利用者ではない僕たちは、その邪魔にならないように端っこを歩く。よく晴れたし、きっと前撮りが一日で5件くらい入っているんじゃないだろうか。



なお、カメラはオリンパス時代のE-M1 MarkⅡ。レンズはm.zuikoの45mmf1.2。プレミアムレンズですな。


OMDSになってからの新定番カメラであるOM-1は試用させていただいて、とてもよいと思ったのだが、熟考して見送り。


この通り、2世代以上前のカメラなのに、写りに不足を感じない。



以前は、輝度差が激しいシーンを撮ると、暗部にノイズがのりまくって大変なことになったものだけど、Photoshopのノイズ低減機能がえらい進化をしているので、あまり問題にならなくなってしまった。


たとえば下の写真。素画像では画面下の庵の内部は真っ黒だ。この木のテーブルを浮き立たそうとしたら、盛大にノイズが乗ってしまうところだが、いまはそんなのへっちゃらだ。


下の写真もそう。


キノコのような傘の直下の部分、黒く潰れてしまう部分も自然に、綺麗に持ち上げられる。


カメラの進化は表現領域を広くするけれども、現像処理をするソフトウェアの進化、そしてPCの進化によっても恩恵を得ることができる。学生が「写真に興味があるんですけど、どんなカメラ買えばいいすか」とよく尋ねてくるのだが、最新のカメラである必要はあまりないかもしれない、とも思う。




さて、ブラッとした後、館内へ。着飾った方々がいる館内に、普段着で入っていくのが申し訳ない、、、


庭をのぞむスラッシュカフェにて、朝食をいただくことに。


季節のスープとサラダ、パンそれぞれを単品で注文できるのだが、せっかくなのでお茶も含めて全部オーダー。このミネストローネがとてもおいしかった。ベーコンなどのシャルキュトリがちゃんとしたモノだからだろう。


サラダのドレッシングはニンジンかエシャロットベースかどちらかを選ぶ。僕はエシャロットにしたが、ニンジンのほうが好みであった、、、

こんな素敵な体験をできる八芳園に、頭が下がる。今度はもちょっとちゃんとした格好でいきますね。