フィンガーライムとマンゴーの鬼塚さんの農園視察を終えて、昼を楽しみに。ちなみにこの農園視察は、みやPEC(ぺっく)推進機構という組織にご案内いただいた。じつは、みやPEC創設の3年前から、その前駆的な仕事として宮崎市にコンサルさせていただいていたこともあって、感無量。
この日、水先案内をしてくれたメンバーの中に、その頃からお付き合いいただいているK女史(右端)もいて、感動の再会であった! あの頃とまったく変わらないなあ。
さて、お昼にご案内いただいたのは、清武町のうどん茶房「ふなや」だ。
ええっ こんな店あったっけ? と思ったが、市内で長くうどん店を営んでいたのを、2011年にここに移転してきたらしい。知らなかった、、、
漫画家の魚戸おさむさんとも昵懇のようで、こんな絵入りサインが並ぶ。
うどんは国産小麦100%、手ごねで包丁で切る(つまり機械切りではない)そうだ。
この店は釜揚げがベストで、それも肉釜揚げなるものが名物とのこと。しかも「ふなやランチという、肉釜揚げに天ぷら、ばら寿司がつくものがあるというので、それをば。
堂々たる威容!
そう、地方に行く人にお伝えしておきたいことがある。それは、「東京と地方では盛り方が違うからね」ということだ。小・中・大があるとしたら東京では小サイズが、地方の中サイズ。写真のうどんの盛りはたしか中にあたるものだったと記憶している。それにこの天ぷらの盛りをみてください。
あ、この角度じゃわからないか。野菜、練りもの(だったかな?)、そして鶏の胸肉の天ぷらなので、すっげー腹パンになります。
つゆにも肉と野菜がたっぷり入っている!
はい、むちゃくちゃ美味しいです。 ただ、宮崎うどんというよりはさぬき風ですね。宮崎のうどんはコシがないものが一般的だけど、ここのうどんはコシがしっかりとしている。正直言うと僕はもう讃岐流にコシのあるうどんは苦手なんだけど、ここのは美味しくいただきました。みやPECのみなさん、ありがとうございました!
さて、この後が公務で4時間ほど忙殺。
ホテルで一服しつつ撮影画像をバックアップして、バッテリーフラッシュに充電、カメラにも充電等々。やること一杯。
そして、夜は田野町を代表する居酒屋「夕月」だ!
この夜は正式な営業ではなくて、みんなでBBQ的な機会を店主の緒方さんがつくって下さった!
参加メンバーは、数年通った大根やぐら撮影のキーパーソンばかりである。なんか、宮崎にも帰る場所があるっていうのが嬉しい!
霧島と木挽ブルーが並ぶ。山崎とニッカブラックの瓶に入っているのは自家製梅酒だそうだ(笑)
「さあて、今日は目の前で鶏を焼きますよ!」と緒方さん。
鶏と言ってもブロイラーではない。親鳥である。宮崎市内にはまだまだ、たまごを産み終わった親鳥を精肉として出してくれる店があるのだ。うらやまひい、、、
この肉色の濃さと脂の色をご覧あれ!
まずは、ポン酢で食べるたたき風(あくまで風、です)を。肉を並べてこれで焼くのね、と思っていたら、、、
「やまけんさん、これが大事なんですよ。」と出てきたのが、鶏の内臓脂肪。皮下脂肪と性質が違うのだそうだ。そいつを鶏にまぶして焼くのかと思ったら違った!!!
「この脂肪を火の中に燃料として入れるんです」
と!
ここからは連続写真でご覧下さい。
熱いよっ!!!!!
いやもうド迫力である! この強力な炎によって、適度に炙られた香りと火入れが実現。
このようにミディアムレアのたたき風となるのである。美味、美味!
ちなみに、この日の焼酎水割りにはすべてフィンガーライムを落とし込みました。これまた最高!
さて、お次は親鳥の炭火焼きである。
さっきと同じじゃないの!? と思ったら専用の網カゴが出てきた。
この手前の網を持ってコントロールするらしい。なあるほど。
なんにも入れなくても、脂がしたたって炎が上がるところに、、、
脂を投下!!!!!
するやいなや、たちまち上がる炎の柱!!!!!!
カゴを揺すり、肉を転がしながら火入れをしていく!
いやーーーーーーーーー これ、写真じゃ伝わらないと思うけど、熱の波がすごいのなんの!
こうやって炭火焼きができてるんですな。いいものを見せていただきました!
この後、某誌編集者(女性)が「やってみる?」と言われて焼いたのだが、、、途中で「熱いっ」と選手交代。まあそりゃそうだ。次回は俺もやってみたいっす!
夕月名物・とんちゃん串。最高に旨いです。
その後も夕月スペシャル料理(ほぼ野菜は緒方さんご夫婦が農園で育てたもの)が並び、至福の刻を過ごす。
〆はこれまた緒方さんが育てたもちきび。
でん粉質で噛みしめると甘みが滲む。腹一杯になります。
いや、最高でした。緒方さんにはもちろんですが、宴をプロデュースしてくださった里脇さん、そして田野の仲間の皆様に感謝の夜なのでした!