先日、シェフ9人を連れて高知に行ってました。といっても僕は別件があって前泊から。
その別件というのが、、、
高知が誇るこの2名、地域デザインの巨魁である梅原真さんと、地域創生企業として注目を集める四万十ドラマの畦地(あぜち)さんだ。
いったい何の対談企画なのかはまた後日。もちろん私はグッドテーブルズ謹製土佐あかうしTシャツで参戦。
撮影:山崎竜二(笑)
移動前に溝口さんに「はい、昼ごはん」と手渡されたのがこれ。
みる人が観ればわかる、たけざきのおむすびと玉子焼である。さすが溝口さん、スキが無い!
次に向かったのはJAS土佐香美のミカン部会で、青ユズを栽培するハウス。
ハウス栽培の青ユズはあと一ヶ月くらいで出荷され始める!
開花もいい感じで、ハウス内のそこここが甘い香りで一杯!
まだ肥大前の果実ばかりかと思ったら、、、
もう収穫可能なものがいっぱい!
ここで青ユズと、昨年中に冷蔵保管庫にはいっていた黄ユズを調達。
なぜかというのは、明日わかります、、、
夜は、明日からの産地ツアーの前打合せ。会議場は「なとな」(笑)
じつはね、心配してたんです。
この女将が、昨年僕が交通事故に遭った一ヶ月後くらいに「あたしも事故に遭ってしまった!」と。
彼女の場合は、実家である大豊の山中の畑を草刈りしていたら、うっかり足を滑らせ、刈り払い機とともに二メートル以上下のアスファルトに落下。足首を複雑骨折してしまったのだ。僕の剥離骨折よりも何段階も難しい事故。リハビリ大変だったことだろう。
そこからまだ100%ではないものの、なとなに復帰。よかったよ、この店が消えなくて。
まんぼう中だったので、テーブルには4名、ぼくは一人でカウンターへ。
釣りアジの鮮度よく、クニョンクニョンした食感が最高!
この鮮度が飲食店で食べられる高知が最高なんだよね、、、そういえば東京で「豊洲直送」とか「築地直送」とか書いてる居酒屋をみかけるけど、ちょっと笑っちゃうよねえ。
沖ウルメだっけ?の唐揚げ。
そしてハガツオの塩たたき。絶品中の絶品。
あまり関東ではたべられないハガツオだが、脂の乗ったやつはほんとうに、マグロよりいいじゃんと思えるおいしさ。
肉よりうまいなと大満足感。そういえばトルコにいったとき、シェフ・アソシエーションに所属するレストランでいろいろ食べたけど、よくハガツオが出てきたのを思い出した。
某地鶏の唐揚げ。
火加減が最高です。
そして、めずらしく豚肉(四万十ポークかな)を叩いてつくねにしたもの。
ざっくり粗く切って合わせられたのが食感豊かでおいしい。
そしてみんながノックアウトされた肉野菜炒め。
「ここまでの調味料はぜーんぶ塩でこの野菜炒めからお醤油使ってます」
というのが実に効果的で、いきなりカラー写真になった感じ! いや、塩だけの味付けが白黒というわけではないよ。塩だけの味付けは素材の持ち味や香りを強調するのだけど、醤油が入ると、いきなり味わいの圧力がドワーンと上がるのを実感したのであります。
名物・玉子を余りかき混ぜない玉子焼きから、おにぎりへ。
高知の夜に「なとな」が帰ってきたことを嬉しく思う。
お互い元気でやりましょう。頑張れよ~!