やまけんの出張食い倒れ日記

控えめに言って最高!なNikonのフラッグシップ機Z9のどこが佳いのかというはなし。

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とうとう手にしたNikonのフラッグシップ機であるZ9。運良く発売翌日に手元に来てくれました。おっかなびっくりで買いましたが、、、
これは素晴らしいカメラですね!

僕はミラーレス機歴は長く、なんといってもオリンパスのPEN E-P1の発売当初から使っているので、ミラーレス機の最古参(最も古いのはパナ機なので、二番目に古い)時代から知っていることになります。ミラーレスと一眼レフの最大の違いは、光をそのまま見る光学ファインダーと、光を電気信号に変換して表示する電子ファインダー。「同じ内容が見えるんでしょ?」といわれるかもしれないけど、ぜんぜん違います。どうしても機構上、タイムラグが発生することで「撮れた!」と思って撮影画像を見ると「撮れてなかった、、、」ということが多発します。

また、電子的な部分よりもメカ部の多い一眼レフは、電子制御に頼らない部分も多いため、全体的に反応速度が機敏。ミラーレスは電源オンしてから撮れるようになるまでの時間も遅く、全体的にもっさりした動作速度なので、何度も「キーーーッ!このまま床に叩きつけてやろうか!」と思ったものでした。

Z9にはそうした「ミラーレス機に感じる不満」がほとんど無くなっています(ゼロではないけど)。まあ本当にスゴいっす。とにかくキビキビ動いてくれるというのがZ9最大のメリットかもしれません。

あとはやっぱりこれ。

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この写真を撮ったシチュエーション、、、 白金豚の記者発表を終えて東京に戻る新幹線が、ビュンビュン走っている車窓から外を撮った風景です。ISO7200、シャッター速度は1/32000! これが電子シャッターで撮れるのです。そして、電子シャッターにありがちなローリング歪みも一切ありません。いや、厳密にはあるんだろうけど、この写真の電柱や鉄骨をみて「曲がって映ってる!」て思いますか?

電子シャッターなので、カメラが本当に微動だにしません。いままでブレてたのは、シャッター幕の動きもあったんだなあと今さらながらに思うほど、使えるカットの歩留まりが挙がりました。

そしてやはり動体を補足するAFです。

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詳しくはみせられませんが、このサムネイル画面は、低速連写モードでそば打ちの、伸しをしているところを撮っているものです。3Dトラッキングでのし棒をもった手にピントを合わせて、あとは人がギュッギュッと速いスピードで伸しているのに、カメラのパワーで着いていってもらいます。

これがねえ、ほぼピントが追随してるんですよ!ファインダーを覗いている段階で、伸し棒を持った手にピント位置が追随しているのがわかるので、僕がやることはカメラを構えているだけ、、、マジかよ!と思いましたねえ。

そば打ちは上手になればなるほど動作がクイックなので、「あっ」と思う内に終わってしまうことが多いので「そこで停まってください!」と声をかけることが多いのです。でも、一切その必要が無い。

D6で飛び回る鶏を同じように3Dトラッキングで撮影したことがありますが、Z9もそれにひけをとらないような気がします。いや、鶏を撮ってみないとわからないけど。

そして、4200万画素という高画素機であることがやっぱり嬉しい。「そんなにいらない」ってひともいるけど、画素数多いと、トリミングでイケちゃうシーンが多いので、実際助かります。

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新しく出た24-120mmf4も、新宿のNPSに入荷したと連絡があったので、明後日あたりに受取にいってきます。実は試用させてもらったのだけど、スゴいレンズです。これでほぼ、取材撮影用の布陣は決まったなという感じ。

Z9は新しくオーダーを入れても、かなり待つ状態のようなので「なんだよ自慢するなよ」といわれそうですが申し訳ありません。でもね、ゴメン、自慢しちゃいます。Z9、自分的に最高のカメラだわ!