オミクロンの脅威はあれども、出張に出ております。その都度、PCR検査をしてきてくれと言われるので、もう何回受けただろうか、、、
さて今回は早朝便で佐賀へ。
ニコンZ9の実質的な初の実戦投入となります。シャッター音をほとんどしないモードに設定しているので、無音。もちろんいつシャッターが切れたかわからないと撮影に支障も出るので、液晶ビューファインダーの横に線が出る設定にしてます。
さて、福岡空港から特急に乗って一路佐賀へ。といっても佐賀市は通り過ぎて、肥前浜宿という、港町へ。そう、有明海の干潟に面した、あの「ガタリンピック」が開催される地域です。
今回は、みかん農家のOさん宅に大変にお世話になってしまった。なんていっても、撮影対象が完成するまで三日間! 午前中に撮影していったんホテルに戻り、動きがある時はタクシーで駆けつけてまた撮影といった具合。
しかも今回は訳あって途中から編集者が抜けて、ソロでの取材になってしまった!まじかよーーー しかし、それ故なのかもしれないが、取材対象であるOさんご一家とは親密にさせていただいた!
そのメイン撮影内容は誌面公開まで非公開だけれども、あまりにおいしかったOさん宅のメシを、、、
「あんた昼ごはんばくったと?まだなら食べていきんしゃい」(←佐賀弁わからんので適当ですが)
と出してくれたのは、自家生産のおいしい佐賀米に、有明海の海の幸。それも東京では食べられないものばかり、、、
中でも僕が気に入っちゃったナンバーワンがこれ、小さい小さい海老?プランクトン?のアミの塩辛に柚子ごしょうをまぜたの。塩っぱくて海老の風味が旨くて、柚子ごしょうのビリ辛感と相まって、これだけでメシが進む!
「それが好きならこれもすきでしょ」
と出てきたのは、有明海で穫れる小さなイカ。ホタルイカかと思ったらそうではない別種のイカだそう。そいつを塩辛にした、、、というか、塩をしたら勝手に塩辛になってる的な?
こいがまた旨かバイ!!!!!
「あんた、おいしそうに食べよるとね~!」
とおばあちゃんに言っていただいて、次から次へと出てくる。お次は自家製の奈良漬け!
白ウリ、見事です。売っててもおかしくない完成度、そしておいしさ。これにチキンカツの甘辛煮もいただいて、何しに来たんだか、という感じ。
その夜、、、
「あんたどうせメシくっとらんとやろ?」と、夜ご飯までいただいてしまうワタクチ。この煮付け、舌平目ですよ、こちらの方言では「クチゾコ」。
「こんなでっかいクチゾコ、東京じゃ食べられんとやろ?」
大きさがわかるようにとタバコ箱を添えてくれました(笑)
このクチゾコの煮付けの、身肉の分厚さがハンパなし!
そして最っ高に旨い、、、
牡蠣におろしポン酢と柚子ごしょう。バカ辛いのが旨いです。
そして有明海の一番海苔!
こんなに?と思う分量だが、口に入れるとふわーーっとすぐに溶けちゃう。すぐになくなってしまった!
面白いのは、赤飯のことを豆ご飯と言っていたこと。
僕のために炊いてくれたという、なんとアズキだけでなく栗も入った豪華版の豆ご飯! これはおいしい、というのは、炊く時に醤油も少し入れるそうで、炊き込みご飯のごとき味わい。じつは赤飯があまり好きじゃない僕にはこっちの方が美味しいと思える!!!
いや、やっぱり農家のメシは最高です。また行きたい、、、