今年ももう暮れですね。信じられないけど、、、そんな中、いつもの年刊紙の編集会議で浅草へ。
浅草でそばとうどんの編集会議といえば、並木藪ですよね、当然ながら。
週末にもなれば行列ができる人気の老舗だけど、平日だったこともあってか、17時の時点では先客が一組のみ。客としてはよかったけど、やっぱりコロナ影響か、とちょっと心配になる。まあ、ここは大丈夫なはず。
今日はじっくり話さなければならないことが多いので、最初からそばなんて食べません!(笑)
おいも、板わさ、そして焼き海苔を味わいます。
議論も白熱するなか、天ぷらを。天抜きでも天ぷらそばでもありません、単品の天ぷら。
こいつが実に、素晴らしい!
向かって左は、4本の小さなさいまき海老をイカダにした海老天ぷら。そして海苔揚げの後ろにあるのはカボチャかな、と思ったら、こちらは中サイズのさいまき海老の一本揚げ。なんて豪勢な!
「ね~、ここは本当にすべてのクオリティが高いんです。変な寿司店やレストランに行くより、ここで片っ端から頼んで酒を呑む方が、満足度も高いし、安いですよ。もっと老舗のそば店に足を運べといいたいですね」
とは、同席の編集長のおことば。うん、そうだよね! 並木藪の店員さん達はみなさん気持ちよい接客をしてくださるので、実に気分よく呑めるのだ。
さあて、お次は、、、種もの?と思いきや、、、
はい、鴨抜きです。鴨南蛮のそば麺抜きということ。
厚めの鴨肉4枚に、、、
骨ぎわの部分とかを叩いて丸にしたのがまた嬉しい。
あと、ヌキだとネギがたっぷり入ってますな。最高だわ!
定評ある並木藪の鴨南蛮の吸い地はとっても濃厚かつ辛口が効いているので、これで熱燗が進んでしまう。
さあて、〆に盛りか?と思うでしょうが、今日はなんとなく温かい玉子とじそばを。
この店の甘汁もまたとてもおいしい。ふわふわの玉子が甘くそばに絡みます。
まあしかし。老舗のそば麺は量が控えめなもの。盛りも一枚お願いしました(笑)
いや、もうこの辛汁が最高だね! しょっぱいんじゃなくて辛いんです、ええ。ニューウェイブ系そば屋とは一線を画す、素晴らしいクオリティを堪能。
来年初頭の取材に備えるのでした。この日は本当に客足も細く、ゆっくり呑めました。いま時短営業らしく、17時~19時までらしくて、けっきょく閉店まで居座ってしまいました。そんなことができるなんてマジ僥倖、どうせこの店、年末は激混みになるんだから。
本当においしかった!ごちそうさまでした、、、