えー、前回の、超望遠レンズM.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5でファラフェルサンドイッチを撮ったエントリをご覧になって、尊敬する森枝卓士先生が「こんなことやるのやまけんだけだろ」とお褒めの(!?)言葉をいただいたので悪ノリしました。
この、どでかく焦点距離が長いレンズで料理撮影したらどうなるんだろ!?と、こういう無茶な企画を「あ、いいですよー」とさらっと受けてくれる料理人といえば、、、
「ハイッ どうぞ来て下さーい!」
そう、八丁堀のシュングルマン・小池俊一郎君しかいないでしょう! アイドルタイム直前にカメラとレンズもって店に入ると「なんですかその装備!」と笑われましたが。
全高2メートルの、うちの事務所で一番高い三脚を設置。
それで、部屋の奥のテーブルを狙うという算段!
ここで、予想はしていたのだけれども「うーーーーん、困った!」という問題が。
それは、視線の低さ。料理写真はだいたい上から45度くらいの角度で見下ろして撮ることが多いわけだけれども、被写体からこれだけ離れてしまうと、2メートル上からの撮影をしたとしても、目線が低くなってしまうということ。そう。離れれば離れるほど、高い位置から撮影しないといけないのだ。
それはわかってたんだけど、想像以上に高さが必要だった!
ということで、ちょっと目線の低い写真ばかりではありますが、超望遠レンズで撮影する料理写真をお楽しみ下さい。
いやーーーーーーー参った!
料理はどれもすばらしく美味しかった(サワークリームの効いたハッシュドビーフ、濃厚ハンバーグカレー、ミネストローネ)のだけれども、はい、ちゃんとおいしくいただきましたが。
超望遠で料理写真なんて撮るもんじゃ無いな(笑) やっぱりもう少し上から見下ろした構図を撮りたかったけれども、そのためには3メートル超の高さからの見下ろしが必要。そりゃちょっと現実的じゃ無い。
ただ、こんな小さな被写体でも圧縮効果がつき、かたやパース(被写体の形がゆがむ)がほぼつかない正確な形を伝えることができる。面白い可能性はあるけれども!
「なんか、いっつも楽しそうですねぇ、、、」
と笑って観てくれる俊ちゃんから、みなさんに本邦初の情報公開があります!
「シュングルマン、移転します! 新天地は世田谷です。以前から狙っていた二階建ての物件がこのコロナの影響か、空きました!この八丁堀という都市部でやって参りましたが、これからは郊外をベースに僕の料理を出していきたいと思います。」
すでに物件の取得は進んでいるので、8月~9月の間に向こうの準備が整い次第、移転ということになるそうだ。
つまり、都心部でシュングルマンの味を楽しめるのは今のうちということ!
コロナ下でもお店は営業しています。ぜひ行ってみてね!