やまけんの出張食い倒れ日記

二戸市の大清水牧野に、山に上がった短角牛たちをオリンパス150-400mmで撮りにいく。牧草を喰む、牛たちの幸せな時期が到来していた!

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土曜日、僕が短角牛を預託(預けているということ)している岩手県二戸市の大清水牧野へ行ってきた。

朝、医療用の抗原検査キット(SLクリエーションズ佐藤健さんどうもありがとうございました!)で唾液をチェックして、もちろん陰性であることを確認した上で新幹線に乗車。

ちなみに装備はこんな感じ。

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オリンパス純正のカメラバックパックCBG-12に、E-M1X+150-400mmを収納し、まだ空きスペースがあるのでE-M1markⅡ+12-100mmを入れてある。今日はフラッシュはなし、日帰りなので軽装です。三脚はあのLEICAのトラベラー三脚です。

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マップカメラさんのWebにあるように、スポッとあつらえたように収まるんですよ。このバックパックを製作した際に、すでにこのレンズの構想はあったんだろうね。

■【OLYMPUS】M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PROファーストインプレッション 
THE MAP TIMES https://bit.ly/3gf9zZ1

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週末の貴重な一日にアテンドしてくれたのは、二戸の短角牛といえば僕の中ではこの人、杉澤君だ。

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この杉ちゃんが「やまけんちゃんが短角を持てば、二戸の宣伝をしてくれるかもなぁ」と思って、僕が牛を持てるように手配してくれたのである。2007年からだから、もうほとんど15年の付き合いか、、、

新幹線が通っているとは言え、通過されることの多い二戸だが、僕は観光資源はなにげにあると思っている。二戸は、落ち着くんですよ、本当に、、、

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二戸ローカルのバーガーショッップ「8(エイト)ビートバーガー」も健在! 小中学生が遊ぶところがないことを案じた、山長ミートの社長の奥様が自分で作ったお店である。安くて楽しいバーガーショップ!今回は寄れなかったけど。

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さて、山にあがる前に山長ミートの槻木会長と槻木専務に挨拶を、と思ったら、、、

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「今日は、短角祭りがあって、肉を切るのに忙しくていまちょっと、、、」と言われてしまった。そうか、今日は短角祭りか!

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山長ミートの工場の一角で、短角牛の肉を超格安で地元の人達に販売するこのイベント、列ができておりました~。

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それにしても、山長ミートの短角製品もこの15年で増えた!

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いまでは、工場ができたので、こんなハムソーまでも作っているのである。

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ということで、一路、大清水牧野のある稲庭岳をめざす。

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この時期の東北は、田植えが終わって水鏡が綺麗な時期。

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なんてことない田んぼなんだけど、心が洗われます。あー、やっぱりコロナで動けてなくて、心が死んでたなー、と。

そして浄法寺地区からグングンと山を登っていきます。

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車窓から牛が放牧されている光景が覗いてくると、大清水牧野に。

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牧野は、許可なしにはいっちゃいけませんよ、もちろん。

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下の写真、画面真ん中やや左に牛群がいるのわかりますか?

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で、、、はい、今回の岩手行のもうひとつのテーマでもあるこのシステムを、、、

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設置!

今回の足は、あのLEICAのトラベラー三脚に、梅本自由雲台という組み合わせです。もうちょっと先だったら、ジッツォの新しいトラベラー三脚がきたんだけど、間に合いませんでした。

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さて、12-200mmで撮ったこの光景を、先の150-400mmで覗いてみます。

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あれ~、誰か来たな、とこちらを観ておられるのは、牧野の面倒をみてくれる看守さん。

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「どうやら、牛をこっちのほうに移そうとしていたみたいですね」と杉ちゃん。ということで、牛たちがこちらにくるのを待ちます。

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牛は集団行動をとる動物なので、群の中核となる牛たちを動かせば、あとは全頭がついてくる。

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牛たちを動かすのってどうするの?と思うかもしれないが、基本的に人間が後ろから寄ろうとすると逃げてくれるので、文字の通り「追う」ということをすればいい。看守さんが持っている棒は杖でもあるし、牛に「とおせんぼ」するためのもの。これらを巧みに用いて牛を望む方向へ誘導する。

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牛たちも、「あれ、しらない人達がいるぞ!」ということにはすぐに気づいて、こちらを気にしている。牛は変化に敏感な動物なのです。

近づいてきたら、看守さんが「あー、あんたらか。」と。

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ということで、撮影に入ります。それではお待たせしました、150-400mmレンズで撮影した短角牛たちのポートレートをご堪能ください。

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いやーーーーーーー 最高!

150-400mmは、1.25倍のテレコンバーターが内蔵されているので、カシャッとレバーを上げ下げするだけでそれを適用し、フルサイズ換算1000mmの焦点距離に設定できる。レバーは右手の中指が届くアタリにあるので、慣れればファインダーを覗きながら操作可能だ。とても便利である。

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先にも書いたとおり、牛はとても敏感な動物なので、近づくと緊張してしまう。人と同じですな。なので、こうやって距離をとって撮ることができる超望遠レンズはやっぱりとてもよいものである。

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長時間シャッターを開ける写真を撮るわけじゃないので、三脚もそれほどガッチリしていなくて大丈夫。

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きちんと用をなしてくれました。

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この日はときおり風も強く吹いており、そのたびにマツの花粉がブワァッと巻き上がる。砂塵か?と間違えてしまったが、樹の花粉ってすごいな!

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後編に続きます。