銀座で用事を済ませ、銀座線ホームに向かう途中に「そうだ、かまパン&フレンズに寄ろう」と思いたつ。
ソニービルがあったところが、いまGinza Sony Parkとなっていて、地下3階に徳島県からやってきた「かまパン&フレンズ」が入っているのだ。
徳島県の神山町近辺の物産と、「フレンズ」が表すように全国のローカルな生産者の商品を並べたストア。
とくに、色んな地方の特色あるパン屋さんが焼いたパンが不定期に並べられて面白い。
そんで、みものはデリコーナー。
いろんな、”ばえる”サンドイッチを販売しているんだけど、今日はファラフェルのサンドイッチをテイクアウト。
事務所に帰って、パクつこうとしたところで、「これ、E-M1X+150-400mmレンズで撮ってみたらいいんじゃね?」と思ったわけです。
そーです、このレンズでね(笑)
通常、こうした超望遠レンズで料理撮影する人はいない。なんでかっていうと、300mm以上の焦点距離の場合、最短撮影距離が長くなってしまうので撮りにくいということがある。
最短撮影距離というのは、カメラのセンサー面から被写体までの距離で、ピントが合う一番近い距離をいう。つまりその距離より寄ろうとしても、ピントが合わない。400mmとか500mmとかの超望遠で撮ろうとしたら、3メートルくらい離れる必要があると思う。
ニコンの一眼レフ用400mmf2.8というレンズを調べてみると、最短撮影距離は2.6メートルだ。たとえばレストランや自宅で、料理を乗せたテーブルから2.6メートルの距離まで移動できる余裕があるか?ということ。しかも超望遠なので、上から見下ろす構図を撮ろうと思ったら、僕のように身長が低いと、脚立などの上にたたないと厳しい。そしてそもそもデカくて重いので、手持ちでサクサク撮ることは不可能。
ところが!
このOLYMPUSあらためOMDSのカメラ&ボディなら、それが不可能ではなくなる。
まずこのレンズは最短撮影距離がなんと!ズーム全域で1.3mという短さなのだ(内蔵テレコンを使用した場合は1.25mになる)!
しかもフルサイズ向け同クラスのレンズとくらべれば軽い。
ということで、、、
あっれーーーーー ふつうにとれちゃうじゃん!
もうちょっと寄ってみるか。
これが、内蔵テレコンバーターを使用しないで撮影する際の望遠端。意外に、まったく違和感なく、そして高精細に写っている! レンズ開放f値であるf4.5で撮っているが、マイクロフォーサーズフォーマットなので、フルサイズのf4.5のようなボケ方ではなく、被写界深度が深めで、素材の形や模様がしっかり写る。
さあ、この状態で、1.25倍の内蔵テレコンバーターをカチャッと効かせる!
あ、内蔵テレコンというのはこういう仕組みです。
※OLYMPUSイメージングのWebから引用(https://www.olympus-imaging.jp/product/dslr/mlens/150-400_45ispro/feature.html)
つまり、※2のレバーをカチャンと下にすると、レンズ群が内部で入り込んで、1.25倍の焦点距離になるという仕組みだ。便利!
されこれを効かせて撮ったら!
おおーーーーーう! もう、適当にカットしておきましたっつうのがわかっちゃうほど、全部見えちゃう状態ですな。
しかも、手持ちです。
じつはこれ、フラッシュではなくLED+ディフューザーで、絞り優先、ISO感度オートで撮っています。ISO1600でシャッタースピードは1/800。まあこの重量級を手持ちだとなかなか止まらないので、これくらいのシャッタースピードがあった方がいい。
でもこれ、スゴくありませんか?ちょっと、レストランに持っていって撮ってみようかなあ(笑)
ということで、このレンズ、料理も撮れますぜ!(キリッ)という報告でした。さすがにこんなのこのレンズで作例撮ってる人いないだろう(笑)テイクアウトでソースとかぐちゃっとしちゃったサンドイッチでスミマセン!ご参考まで~