ニコンの超絶素晴らしいレンズ、Z50mmf1.2を購入しようと決めた。今年、大きな仕事があるかもしれず、その際の人物撮影はこのレンズで撮りたい。これまでの経験上、どうせ買うなら早い方がよい。だって、待ってる間に撮った写真を「このレンズで撮っていたらなあ」と後悔することになるからだ。
元ニコンで、現在は大阪の老舗カメラ店「カメラの大林」で社長を務めるの梅林さんに連絡、「このレンズ、プロからもアマからも引き合いが多くて、供給が少ないんです。なんとか確保しましょう」といっていただく。ただし、数日後に予定していた札幌での取材にはタッチの差で使えないかあ、と思っていたら「その札幌のホテルに届けましょうか?」と。その手があるか!ということで、出張先の札幌のホテルに届けてもらった。取材当日の朝、無事到着!
もし初期不良があったら詰むと思い、Z50mmf1.8も持参したが、杞憂だった。
F1.2開放をISO100で1/400で。というと、カメラがわかる人なら「ん?快晴時にf1.2でそんなシャッタースピードで撮れる?」と思うかもしれない。そう、NDフィルターつけてます。
じつはこの日は屋外での取材。だから十分にディスタンスも保てるので、取材を決行しています。ただし晴天時の屋外はとても明るいので、f1.2もの明るいレンズを使うと、シャッタースピードの上限である8000分の1秒でも光の量が多すぎて、白く飛んでしまう。
そこで、前日中にヨドバシカメラ札幌店(北大在籍中はさんざん息抜き場として使わせていただいてました(笑))にて、NDフィルターを物色。そしたら、マルミからNDフィルターとPLフィルターの双方が一つになったフィルターを発見。 そりゃ一石二鳥だな!
フィルターも安くはないので、何枚も買うと大変だ。そこで手持ちのレンズでもっとも大きな口径に合ったフィルターを購入し、それより口径の小さなレンズには、ステップアップリングという500円くらいで購入できるリングを使って装着するという技をとることができる。幸いなことに、と言っていいのかわらかないが、Z50mmf1.2の口径は、通常市販されているフィルター径としてもっとも大きいサイズの82mm!よかった~
ということで、こいつを購入しました。
購入したのはND32+PLというもの。光量を何段落とすようにするか考えてのこと。強すぎない?と思われるかもしれないけど、日中シンクロでストロボ撮影する可能性があるんですよ(実際にやった)。
ということで、以降、これを着けての撮影です。ほんとは、画質を最優先するなら何もフィルターを着けない方がいい(保護フィルターというやつも僕は着けてません)。けど、それでF1.2で撮ることができないなら意味がない。ということで、こういう措置を執っています。
さっそく、午前中からの撮影に使用。その際の人物写真をここに載せることはできないので、風景をば。
このレンズの開発者が「F1.2以上絞る意味がない」と言ったらしいので、僕もF1.2ばかりで撮ることにしました(笑)
後日、自宅に帰ってから、改めてこのレンズとフィルターの組み合わせを確認するために、近所へ出た。
f1.2で1/60のシャッタースピードにして、手持ちで水が流れているように撮れるとは!
オオバギボウシは、斑(ふ)入りのより、普通の方が好きだな。
NDだけではなくPLが効いているので、水面の乱反射がありませんな。
やはりND32まで落とすと、ファインダーを覗いた時に暗く感じるので、露出シミュレーションをオフにして撮るが、それにしてもやはり定評あるニコンZシリーズのファインダーの見やすさはスポイルされてしまう。まあ、でも仕方ないね!
ということで、今年はこのレンズでガンガン撮っていこうと思う。おそらく今年中に85mmF1.2?も出るだろう。さて、積み立てしておくかな、、、