やまけんの出張食い倒れ日記

GW中の読書、「有賀薫の豚汁レボリューション」と「分子調理の日本食」。

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GWは本も読みましょう!いや、こちらは読むというよりは観て「豚汁ってこれでいいのか!」衝撃を受けて、作ってみるという感じか。

この本を開いて感じるのは「ああ、俺たちって本当にがんじがらめ」ってことだ。豚汁と言えば豚バラに大根人参に、、、と、いつもの具材を探してしまう。しかし、そうじゃない豚汁があってよいわけだ。その「そうじゃない豚汁」がこんなにバリエーション豊かに作れるとは!

考えてみると豚汁とは「豚肉を使った汁物、豚さえ使っていれば豚汁」といっていいわけだ。という人類平等な自由を手にしたときに、どれだけ本当にいままでの豚汁観から自由になれるかというのは、これは自由の哲学ですね。

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有賀さんはその凡人が陥る自由の壁をやすやすと飛び越えて、マジ旨そうなオリジナル豚汁をこれでもかこれでもかと提案してくる。素晴らしいです。ヒットの予感しかしません。

そしてもう一冊は、宮城大学、日本の分子調理学の第一人者である石川伸一先生!

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じつは専門料理の2020年4月号で対談相手になっていただいている。

その際に、「いま分子調理学のレシピ集というか、画期的な本を書いているんです」とおっしゃっていたのが出た!しかも、SFC時代にお世話になったオライリー出版からである。

これは、分子調理とはなんぞやをしらないシェフもとりあえず一冊持っておくべきでしょう。これもまた既存の料理の制約、とくに素材の制約から自由になるための手引き書である。

分子調理なんぞやを知るためには、石川先生の下記の本がとてもわかりやすい。とくに新書は、3Dフードプリンターや昆虫食のテクノロジーにも触れてくれている。

ということで、充実したGWにしませう!