新しい大河、「青天を衝け」もなかなか面白いですが、その前の「麒麟が来る」は、ここしばらくのなかでは相当に出来が良かったですな。ついつい引き込まれてみてしまいました。
で、その麒麟が来るの中でも、居城のあった地域として登場した京都府の福知山市で、今年度も美味しく地域性のあるよいものを認定する「エエもんセレクション」の認定が行われたのでした。って、11月に選定が終わったのだけども、ここで伝え忘れていましたので、まとめてご紹介!
京都府は、日本海側へいくほどにお米どころとなるのです。ということで、まずはお米。
時期的に田んぼの片付けも終わってしまっていたので、稲が稔っているところは撮れていませんが。位置的に他所の田んぼからのドリフトもなく、また実にすばらしく透明感のある美味しい水が流れる地域で、文句なしのコシが穫れるのです。
山下さん、おめでとうございました!
京都の地鶏といえば、これ、京地どりなのです。
横斑がいたり真っ黒がいたりと、遺伝的ばらつきもありますが、肉質はお墨付き。じつは、しばらくまえまで種鶏として使用していた鶏が使えなくなってしまい(コーチンです)、掛け合わせを変更するということがあったのだけれども、以前と遜色ない肉質がきっちり結果として出たので、このたび認定となりました。
岡本さん、まだまだ長く生産してくださいね。
シカやイノシシといった獣を、自分自身で撃ち、それを実に高度に整備された加工施設でさばいて、しかも調理人だった経験を活かして料理に加工するというところまでやってしまうスーパマン、健太郎君。その腕が遺憾なく発揮された、ジビエキーマカレー、もちろん赤缶など使わずスパイスも自身での配合です。文句なしに旨かった!
いやー この人はすっごい存在感!(笑)栗に魅せられてしまい、本業の工務店の仕事よりも栗に傾倒してしまっている人だ。
「ぽろたん」は栗の品種で、ぽろんと渋皮が剥けて食べやすいという品種。それを氷蔵庫で甘くなるまで熟成をかけて販売する。
「ちゃんと準備してたから、食べてって!」と。焼き栗マシーンがぶんぐらぶんぐらと廻る!
「じゃあ明けますよ~ 蒸気がでますよ~」
もうね、絶品です。思わず20個くらい食べちゃった。
藤原さん、この栗もっと増産して下さいネ。
そしてこちらが今回もっともキャッチーだった一品。
栗の形をした栗パン!これが本当によく出来てて、、、
中には丹波栗の渋皮煮がごろんと入っているというゴージャスさ!
箱もこのとおりバッチリです。
じつはここ、夫君が畑をし、そこの収穫を妻君がパンに加工するという超絶夫婦なのだ。で、将来的には麦も自前で造りたいと!
もうすでに、自前麦の使用も始まっている!これはすばらしいね。しかもこのくりパン、予約殺到で買えない状況になっているという。
もっと大きな加工施設が必要になるのもすぐでしょう。頑張ってね!
たけのこは春のものなので、じつは審査員一同、春先のもっともよいシーズンに試食は完了していた。なんともきめの細かい肌と食感、そして得も言われぬ上品な香り。
報恩寺のタケノコと言えば福知山近辺ではみなが「ああ~」という名物だそうだ。
そのタケノコ山に視察に行くと、もうあきらかにこの場所だけ、ほかと土の色が違う。特別に養生された竹林であることがみてとれる。
今度は、タケノコが生える時分に行ってみたいものだ。って、これからか!
ということで、今年度はせっかくの大河ドラマの地だったにもかかわらず、コロナでなかなか思うように観光客も寄せられなかった。はやくコロナが終息して、ええもんも絡めて福知山に人が来るように、いろいろと考えていきましょう。
受賞者の皆さん、遅くなりましたがおめでとうございました!