先週開催されたオーガニックライフスタイルエキスポで、北海道は十勝で高品質な肉の加工処理をしてくれる東洋食肉の橘社長がこんなチラシを持って居た。都内の焼肉店「焼肉ここから」で、北海道でオーガニックビーフの生産に取り組む協議会であるHOBAの所属生産者の牛の肉を食べることができる貴重な機会だ。
東洋食肉は、北海道の帯広市に社を構える食肉加工業者さんだ。
ここがすばらしいのはなんといっても、オーガニックの認証を取得していると言うこと。
オーガニック認証済みの原料を持って居ても、中間加工をする業者が認証をもっていなければオーガニックをうたうことはできない。それができる数少ない業者さんなのである。
もう一つここの特色は、十勝の冬の寒さを利用した氷室(ひむろ)を用いて肉を氷温下で熟成していることだ。
これが47トンもの氷の一部。冬の外気を引き込んで氷を作り、それをつかって次の冬まで氷温を持続させる。0~1℃の低温で貯蔵するので、肉の熟成で雑菌が繁殖しにくく、結果的においしい肉となる。
そうして25日間ウェット下で熟成した肉を、熟練の技術者がカットして、、、
スライスした肉を3D凍結!3D凍結とは、
全方向から冷風を浴びせて、短時間で食品を凍結させる技術。緩慢凍結ではないので、肉の線維が壊れることがない。
そうしてこれらの肉ができあがるのだ!
というわけだが、そんな東洋食肉さんが肉を供給している店の一つが、「焼肉ここから」である。その浜松町店・五反田店・新橋店で、240kg程度のオーガニックビーフ原料が仕入れされている。
「今回はですね、正肉だけではないんです。ホルモンもかなり入っています!」
そうか!それは朗報。というのも、オーガニックビーフのホルモンはかなりレアものであり、しかも美味しい。それはそうだ、粗飼料多給で健康に育っているからね、、、みてくださいこの美麗なホルモン達。
「オーガニックビーフ狙いでしたら、ぜひ予約をする際に「オーガニックビーフを食べたいんです」と確認して下さい。今回初のイレギュラー的な商品なので、まだ店のオペレーションで慣れていない人も居ますので、その方が確実です。」
とのこと。240kgといっても3店舗で割るとほんの少しだ。ぜひ行って、オーガニックで育てられた牛の肉の味はどんなものか、味わって欲しい。
どのように育っているかはこちらをご参照。
■持続可能な有機畜産に挑戦する、釧路生まれ、釧路育ちのオーガニックビーフ
https://www.ethicalfood.online/2020/09/280545.html