日本酒・料理・農産物ジャンルの敏腕編集者にして、最近は自身も書かれている神吉佳奈子さんから素晴らしいものが届いた。なんと東京都の稲城市にしかないという稀少な在来種の梨、その名も「稲城」というものだ。
今年は梨農家にとっては非常に厳しい年で、6，7月と日照がなく気温も低い状態が続いたため、秀品率がとても低い状況だ。そんな中、この稲城の梨、実にみずみずしく、爽やかな甘さも十分で美味しい。
稲城市には行ったことがない。東京に住んでいる人は東京の隅々までしっているものだ、と思っている人もいるかもしれないが、そんなことはぜーんぜんない。おそらく東京在住の人で、都区内・市部の全域を廻ったことがあるひとなんて、首都圏でセールスの仕事をしている人くらいではないかしらん。でも、東京にもこんなオリジナル品種があるなんて、嬉しくなる。
ちなみに生産者は松乃園さんなのだけれども、ホームページではすべてSOLD-OUT。おそらく量もとれなかったのだろうと思う。今作は大変だったでしょうに、この味に仕上げられて素晴らしい手腕でいらっしゃいます。神吉姉、ごちそうさまでした！