やまけんの出張食い倒れ日記

広尾にオープンしたイートプレイワークスで、あのTheBurn米澤シェフの新境地・中東ヴィーガン料理を味わうことができるSalamを訪れるべし!そしたら180℃振り返って彼の親友のモダンメキシカンOXOMOCOのタコスも味わうべし!!

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もう、だいぶSNS上ではオープニングの喧噪が伝えられていたけれども、広尾の商店街を入ってすぐのところに、新しい商業施設であるイートプレイワークスがオープンした。

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こんな場所に新しく商業施設ができるなんて、なんだか不思議。しかも一階はブルーボトルコーヒー!

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じつはオープニングレセプションにも呼んでいただいていた。土砂降りの雨のなか、それはそれでこの建物が映えてみえた夜だった。

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イートプレイワークスは、その名の通り食べる・遊ぶ・そして仕事するがセットになった施設で、1、2階はフードホールタイプの仕切りのない空間にレストランが並ぶ。その上の階にはラウンジやコワーキングプレイスもあるというオールインワンなパッケージ施設だ。こんなところで仕事してみたいねぇ。

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さてこちらが、TheBurnでノリにのっている米澤くんが全面プロデュースしたサラーム。Eat Veggiesとあるように、この店はヴィーガン料理専門のレストランである。

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チャコールで焼いたステーキが自慢のTheBurnにおいて、エイジドビーフなどの肉料理だけでなく、彼がNYで学んできた野菜料理がとても高評価を得ていた。僕と柿本が初めて食べた時に「これは!」と感動し、柴田書店に企画を持ち込んで彼のヴィーガンレシピを本にしようと動き、米澤くんは素晴らしいレシピをものにしてくれて、発売後すぐに重版となるヒットとなった。

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その時から「もっとヴィーガン料理にフォーカスしたことやってもいいんじゃないの?」という問いかけを彼にはしてきた。

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米澤くんは実に回転のよい頭と鋭い嗅覚を持っているシェフで、たんに「やりたい」「雰囲気」だけでは動かない。かれなりにいろいろ考えた上でのことだろう、「中東テイスト」を軸にしたこの店を立ち上げたわけだ。なるほどね、カウンター10席たらずのこの店であれば、今後この世界がどう受け入れられていくのかという見極めには実にいい。

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レセプションはたーくさんのお客を入れていたので、立錐の余地なし!早々に退散しようかと思っていたら、「やまけんさん、お酒いかがですか?」と美女に声をかけていただく。

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アナウンサーであり飲食店に日本酒のアドバイザーもされている近藤淳子さん。一階の店舗の日本酒セレクトは彼女が担当したとのこと。えっ テイスティングしちゃっていいの?「あ、米澤シェフのOKいただきましたので、呑んでください!」とのことで、、、

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中東を代表するヴィーガンスナックである、エンドウマメのコロッケ的な料理ファラフェルとともに、利き酒させていただきました。

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なぜかとてもよく合うのがこのGOWARINGO?素晴らしいマッチングでしたね近藤さん!

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マスクを外していただいて杯と美女を撮らせていただきました。

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近藤さん、ありがとうございました!

ということで、レセプションではゆっくり料理をあじわえなかったこともあり、週末に行って参りました。

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サラームの対面にあるのは、モダンメキシカンのオショモコ。実はこの店もサラームと同じく、米澤くんが所属するSALTグループの出店だ。オショモコのシェフは米澤くんがNYで修行していた時代の同僚なのですね。

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だから、オショモコで腕をふるっているのは、TheBurnの厨房でいい仕事してたアキノリくん。サービスもTheBurnを仕切っていたマサがこちらに出張っております。

それにしても驚いたのが、オープンして2週間後だったけど、すっげー集客。みんなマスクしてますが、かなりの賑わい。オープン後の週末だからということかと思ったら「平日もこうなんですよ!」とのこと。いいことじゃないですか!

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メニューはすべて二次元バーコードで、自分の端末でみてねという趣向。いろいろ食べたいので、とりあえずコースをお願いしました。ランチコース、ディナーコースと品数とポーション、価格が違います。一度はコースでいただいて、次からは気に入った皿をアラカルトでガッツリ食べるというのがいいかもしれない。

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トウモロコシを回した冷製スープにローストしてスパイスをまとわせたピスタチオ、そして中東の”ゆかり”的スパイスであるスマックを。これ、多くの日本人が好きであろう味!中東料理は日本と親和性高いよね!!たいへんに美味しいです。

昼なのでノンアルを、ということでさがしたらスイカサワーに目がいく。

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なんとスイカサワーにもスマックが振られて、これがまたイイお味!二杯飲んじゃいました。

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コースにはないがアラカルトで頼んでしまったのが、柿本が「これ美味しいです」とお薦めしてくれたマッシュルームのクベ、ヴェーガンアリッサマヨネーズ。

油で焼き色がしっかり着くまでマッシュルームをソテーしたものを挽き肉に見立てるのは米澤くんの得意技!

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ここに、これまた中東の味、アリッサを溶かしたマヨネーズでピリッと味わい深くうま味を足す。

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素晴らしい!

そして、ほぼメインといってよいプレート盛り合わせ。

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茄子、ズッキーニとハーブヨーグルト、バハラスパイス

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キヌアのタブレ、トマト胡瓜と茗荷、紫蘇

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そして枝豆のファラエル、ビーツフムスとブラックタヒニ!

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やっぱりファラフェルは、主食としてもおかずとしても楽しめる二面性を持った、パンチのある料理。次回はしっかりこれをアラカルトでたべたいと思う。

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一瞬、僕ら以外の客が引いたのでさっと全景を。ちなみにカウンターだけではなく、テラスのテーブル席でわいわいやることも可能!

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とどめのコシャリ、オクラとフライドオニオンは、バスマティライスを用いたごはんもの。

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中東料理といっても、ほぼ辛さはまったくありません。どんな人でも食べられるのでご安心。東南アジア料理を食べる時のような、「辛くない?」という質問はここでは必要ないと思う。

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ちなみにこの日の広角はSIGMAの名玉、20mmf1.4をZ6に着けて。20mmという超広角空間でも、F1.4だとこんなにボケるのです。

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米澤くんとともにサービスをしてくれたのが、じつはピッツァ職人だというカズキくん。しばらくここに立つそうだ。彼と友に厨房煮立つシェフがアメリカからきたレイチェル。この日は休みとのこと。

さて、サラームの料理を味わったら、180℃ぐるりと向こうをみると、さきのオショモコのカウンターがあります。

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「マサ、こっちでタコス食べることできる?」

「あ、もちろんですよ!」

ということで、お薦めの味のタコスを持って来てもらっていただいた。

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おおーう、やっばいなこれ、マジでタコス!? そう、トウモロコシ粉から練って作った本格的なトルティーヤで食べさせてくれるタコス、上に乗る具材とソース、スパイスの凝り方が半端ない。

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ポーク、マトン、ビーフのテイストを味わった後、ここでもヴィーガンタコスが!

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メイン具材はなんとビーツ!

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いやびっくり。すばらしく美味しいね! オショモコのタコス、素晴らしい。タコスの概念がちょっと変わってしまう。でもここでもビーツを主体としたヴィーガンタコスに可能性を感じる。

ということで、イートプレイワークス1Fの一角、サラームとオショモコはお薦めできます。今月中は米澤くんも詰めている模様ですぞ。