大学の博士課程のもろもろで、札幌に行っていました。ほんとうに観光客がほとんどいなくて、真新しい三井ガーデンホテルウエスト館にも、自分以外に泊まってる人いるのか!?というくらい人影を観なかった(ちゃんといましたけどね)。
こんな状況なので、海鮮酒家またつに行きたいけれども、彼らも店を開けるわけにもいかない。ということで、またもやご自宅に招いていただき、ジンギスカン第2弾、今回は味付けジンギスカンではなく生ラム、それも北海道産のサフォークラム!
「ほーらやまけん、このラムだよー」と!
このラム、優さんの弟のアキラさんをはじめとする仲間で一頭買いして、肉を送ってもらうということをしているのだそうだ。まだまだ若いラムのようだが、それも指定した模様。「今回は中学卒業くらいの羊だね、だからクセがなくて旨いと思うよ!」と。ちなみに羊には名前もついていて、なんとこのラムは「ハナコ」だそうだ、、、複雑(笑)
手前の薄切りになっている肉は別の羊の個体で、こちらは「ぺーちゃん」だそうだ。ぺーちゃんの肉はバラ・モモ・ロース・ヒレなど4部位が入っているらしい。
ご覧の通り今回は、北海道でよく観る、穴あき山型のジンギスカン鍋!
「道産のラムはね、脂がけっこう多いから、ホットプレートとかだと溜まって脂っこくなっちゃうんだよ。だからお歳ながら焼くのが正解なんだ。」とのこと。ジンギスカンのタレは定番のベルとソラチのタレ二種。
そして早苗さん特製のおにぎらずに、、、
越冬キャベツの漬物。
まずはソラチのタレに、これまた芦原家の流儀、玉ねぎすり下ろしを溶かし込んでいただく!
まずは、分厚く切ったロースの脂を切り取って、、、
頭頂部で脂を溶かす!
さて、焼いていきます!
すばらしく香ばしい脂を含んだ煙が立ちのぼる!
では、いただきます!
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお いや、これはヤバイ旨い!
グラスフェッドのスッキリしたラムも大好きだが、たまに食べるとこの穀物飼料でコックリした脂になったラムも旨い!
意外にスッキリした味わいで食べられるのは やはり、穴あき鍋で脂をお歳ながら焼けるからではないかと思う。
さて、タレを替えるか、とベルのタレに手を伸ばそうとすると、、、「やまけんさん、このタレ識ってる?」と早苗さん。
えっ なにこれ、みたことない!
右は全国で売られているであろう、ベル食品のジンギスカンのタレ。左は、、、なんと中身は同じタレだが、缶入り!?
これ、釧路などの港町限定で、船上でジンギスカンをやるときに、瓶だと割れちゃうと危ないからということで、缶入りになったものだそうだ。でも、これは札幌の普通のスーパーでは置いていない模様。これはレア!
さて、タレを買えて鍋上も一新!
分厚いハナコの肉も投入です。
弱火でじんわりと、火を入れていきます。
脂身にハサミ目を入れて、、、
優さん、「ここの脂は捨てるよ!ちょっとくどくなっちゃうからね」とのことで、脂身の一段目はカット。
一口大にカットして、これがサフォーク生ラムの分厚いリブステーキだ!
これにはタレではなく、ガーリックソルトをつけていただく。
「どう、この火入れ、いいでしょ?」と優さん言うが、うん、本当に素晴らしい火入れ!
シットリした噛みごたえ、肉の線維がやわらかく、歯が突き抜けていく。ほどよい脂がジュンと舌に落ちて、たまらない。そして羊っぽいクセがなく、いったいこれは何の肉だ!?とわからないくらいである。
「旨いね!!!!」
もうこれしかいうことない!
いや、もうヤバイ!
こちらが、馬主ならぬヒツジ主のアキラさん! ごちそうになりました!!!!
芦原家の犬の子達も食べたそうにしてたけど、いけませんよ。
うーん、生ラムで元気出た!ごちそうさまでした!!
いよいよ再来週は、学位授与式。公式の式は中止になりましたが、研究室で学位記を渡してもらえるので、行ってきます!