Nikon Z6+PC-Eマイクロニッコール85mmf2.8
さて、香川のおいしい野菜を各地から集荷して販売するSANUKIS鹿庭君お薦めの農家さん巡り、お次はキウイ生産者の大西さん。
すでに収穫済みで貯蔵中だが、ここのキウイは別格とのこと。
大西さん、篤農家であり研究者でもあるそうで、新品種や試験用品種の栽培を担当することもあるそうだ。手に持っておられるのは出荷用に掃除をするためのたわし。キウイは毛じ(『もうじ』と読みます)という細かな毛に覆われているが、あれを落とすのだ。
「ホラこれ、毛を落とす機械があるから子供たちは遊んでご覧」
と動かしてくれる。
ロール状のタワシ様のものが回転するなかにキウイを落とすと、、、
こんなので磨かれてつるっつるになるわけだ!
子供たち、ワーキャー大喜び。
大西さんと鹿庭君、福島のいわきからやってきたレストランHAGIの萩シェフにおいしいキウイのレクチャー。
鹿庭君の店、SANUKISではもちろん大西さんのキウイはメイン級の扱い!
大西さんのこの作業小屋の二階に上がらせていただくと、天井の梁はお父様の代から使われているものだという!
美しいね!
奥様が「さあ、キウイを剥いたから食べていってね」と。瞬間的にかぶりつく子供たち!!!!
いや、大西さんのキウイ、本当においしい。糖度が高く、酸味もほどよく利いているのでコクを感じる。そしてエキゾチックな香り!日本では一般的なヘイワード種なので「ヘイワードか、、、」と思ってしまっていたのだが、食べてからは「やっぱヘイワード旨いわ!」と思ってしまった。げんきんでスミマセン。
ゴールド種のほうは酸味が穏やか、これもいいですね。
あっという間になくなって、奥様がまた剥いて下さったのだけれども、それもまた秒速でなくなります。
大西さん、民間育種の名人でもあられる。
「これみてごらん。斑(ふ)がはいったのをみつけたから、増やそうと思ってな」
とさくっと枝を持って来ている。
「ほら、うちのあのダイダイ(だったかなー)も斑入りなんだよ」
おおおーーーーー 本当だ!
大西家の農園探訪。
ご自慢の竹林。
タケノコ掘り用の特製の道具をみせてくださった。
通常つかわれる唐鍬(からぐわ)よりはるかに長い!これはタケノコの根本を差し込みやすいし切りやすいけど、その分ピンポイントにタケノコの生え際を特定しないといけなさそうだ。プロの道具だね!
用水には、沢ガニが息づいている。
「水、綺麗ですよね!」と言うと、「うん、この辺は水質はいいよ」と、川の流れもみせてくださった。
水質のよい河川はこれから宝ものになっていくだろうな、と思うのです。
じゃあ、そろそろ移動を、、、となったときに、なぜか大西さんが、、、
「ホントは俺、いちばん好きなのはこれなんだよ、、、」と。
なんとえびね蘭!!!!!
あっ やばい、この話を聞き出したらもう止まらなくなりそう!キウイとかタケノコの話しよりも熱量がスゴい。けどおれ、食べられないものにはあまり興味がないのですゴメンナサイ!
ということで急いでお別れ(笑)
大西幸三郎さん典子さん、ありがとうございました!