昨年11月に書いておくべきエントリだったんだけど、遅くなりました。熟成を促進する機械「エイジングブースター」の関係で香川県に上陸。福島県いわき市のレストランHAGIの萩君といっしょだ。案内人は、高松の人気イタリアンアルベッキオ・ドゥオモの小川翼シェフと、彼が信頼を置く八百屋SANUKISの鹿庭大智君だ。
空港から待ち合わせ場所へ降りると、小川君の左横にシュッとした男が。彼がSANUKISという八百屋を率いる鹿庭(かにわ)大智君。
なんと、以前は農業生産法人で働いていたと。そのうちに、生産も好きだが販売の面で多くの農家が苦労していること、おいしい野菜を育てている農家さんは自分自身がフィーチャーして売りたいと思うようになり、八百屋を始めたという。
この日は小川家も全員出動で、大所帯での移動だ。
まず向かったのは琴南地域の生産者さん。すでに収穫終わり頃だったが、、、
インゲンである。
これが、SANUKISイチオシ野菜の一つ、ケンタッキーいんげんだ。
ケンタッキーはインゲンの品種。大型になるつるあり種。
これが実においしいという。萩ちゃん、もう食らいついています。
つねに数反歩の圃場に7~8種の野菜が植わっている、典型的な小規模多品目の栽培だ。効率的ではないけど、いちばん心があたたまる農家風景。
春菊がふんわり柔らかでアクも無くおいしい。
鹿庭君も味を確かめ「あ、これも出荷お願いしまーす」と(笑)
ちなみに彼自身が毎日午前中に香川県内を車で走り回って、集荷している。
もうすこしでしっかり結球する白菜畑の中でみんなでパチリ。
ややっ!?とおもったのは、高菜が植えられていたこと。
「なにに使うのこれ!?」と聞くと、「このへんじゃマンバっていうんですよ。煮て汁で食べたりします」と。
以前は在来のものもあったそうだが、いまは三池高菜がほとんどだそうだ。
じつはぼくは台のタカナ好き。それも、漬物にするのではなく、煮たり焼いたりして食べるのが好きなのだ。一枚むしって食べると、強烈なアクを感じる。しっかりした味わい、これは料理したいなあ、、、
まだまだ旅は続きます。