今年もぶたかみの時期が来ていた。といっても先月のことだけど、宮崎市田野町の栗原俊朗さん宅で開催されたぶたかみにお呼びいただいた。
ぶたかみについてはこのエントリをご参照。なんとも美しい地方の行事である。
■栗原俊朗さん、組合長就任おめでとう!のお祝いの意を込めて、宮崎市田野町に伝わる美しき食の伝統”ぶたかみ”のことを。https://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2019/04/29834.html
俊朗さん宅につくと、もう豚の解体は終わり、煮込みに入っていた。
特製の煙突付き煮込み釜!
もうもうと湯気の立つ大鍋には、豚の肉がタップリついた骨、大根、そして里芋の親芋が大ぶりにカットされたのが煮込まれている。
ここに砂糖を入れ、、、
味噌をぶち込み、、、
あとはひたすらアクを取りながら煮込んでいく!
こちらは焼き肉用にカットされた各部位の豚肉!
こちらは横で火の番をしている面々が、、、
そろそろ焼いちゃおうか、とルーズにスタート!
おっとみたことがあるTシャツきている人がいるぞ!!!!!
地鶏の炭火焼きがメインの宮崎ですから、炎が立ってもなんのその。
徐々に人が集まってきます!
俊朗さんご自慢のピザ窯もいい感じに!
で、本格的にぶたかみ開始です。煮上がった豚かみ汁をいただきます!
これこれ、コレを食べに来たんですよ。売ってる豚肉ではなくて、豚を解体した後の骨を煮込んでいるから、味わいの濃さが違います。
こんなふうに、骨の髄から旨さがしみ出るわけだ。
骨付きの肉、脂の塊が入っているけど、ホロッと崩れるほどに煮込まれているのが旨い!
こういう軟骨部分がまたコリッときて最高です。
ぶた焼き部門も盛大に炎を上げている!
ちょっと燃えすぎなんじゃないの!?(笑)
僕の被写体、谷口おさむちゃんも来ました~!
■農業は肉体労働、それも同じ作業を黙々と続けることが多い、尊い営みということがわかってもらえると思う。谷口おさむちゃんご夫妻の大根が洗われ、結わえられ、やぐらに干されるまでを、肉薄して撮った!
https://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2017/01/14225.html
宴も後半になると、だんだん汁が煮詰まってきて、すっげー旨くなる。今回ぼくは、この汁を4回くらいいただきました。そのためにきたんだもん!
組合長になった俊朗さん、いつもこんな嬉しい環境で仕事をしているようですよ!
いよいよ煮詰まり具合がすごくなってきた!
この辺になると肉ではなく骨の細かいガラがたくさんはいってきて、食べにくくなるのだが!
この方が、いきなり歌を歌い出してくれました。みんなやんやの大喝采!
そして、最終的にぶたかみ汁はポタージュ状に。
いや、最高でしたね。腹パンパン。
みんなで〆て、大団円。
俊朗さん、今年もいいぶたかみでした。参加させてもらって、どうもありがとうございました!