焼鳥屋さん業界に(って、そんな界隈あるのかな)お伝えしたい産地ツアーを、2月2日(日)・3日(月)の一泊二日で開催します。
貴重な、高知県の地鶏品種である土佐ジローの精肉を生産しているはたやま夢楽に行き、土佐ジローの講座から、肉の捌き方講習をしたのち、肉を賞味。
翌日は朝から土佐ジロー鶏舎や食鳥処理場を視察したのち、技術交換会的に丸鳥の捌き方や串打ちの講習。そして、串をみなさんで焼いていただき、食べ合うという超絶楽しい行程です。食鳥処理後の日数(1日目、3日目、6日目など)別に、熟度の違う肉を用意するので、食べ比べして「うちはこの程度の熟度がいい」など、確認していただけるチャンスです。
もちろん、安芸市畑山地区へ向かうみちすがら、他の産地視察なども入れます。
そして今回のすごいところは、焼鳥界で輝ける人達がすでに参加を決めております。まずは北千住「バードコート」の野島さん!そこで修行してた加藤さんが開いた三田「焼鳥 嘉とう」、そして超人気店、「酉玉 白金本館」の伊澤社長!京都は西院の超こだわり店「にし野」の西野さん!このキラ星達が集い、どう鶏を扱うのかを間近で観て、交流することができますよ。
ですのでこのツアー、焼鳥屋さんを優先いたします。席数はあと3名です、スミマセン少なくて。
参加費は、高知龍馬空港までの往復運賃と、2日間のご自身の昼食代のみ。高知県内の移動とはたやま夢楽への宿泊、夕食朝食、鶏肉代等はかかりません。詳しくは下記をダウンロードしてください!
■土佐ジロー産地ツアー説明書・申し込み書 http://bit.ly/2RkB8oY
はたやま夢楽の土佐ジローについての過去ログは下記。
■高知県が誇る地鶏・土佐ジローは卵だけが得意じゃない!そのお肉を美味しく食べられるはたやま夢楽(むら)の小松夫妻を9年ぶりに訪ねた!何もかもむかしと違い、土佐ジローの味まで旨くなっていた!
http://bit.ly/2FCfciN■高知県が誇る地鶏・土佐ジローは卵だけが得意じゃない!そのお肉を美味しく食べられるはたやま夢楽(むら)の小松夫妻を9年ぶりに訪ねた!土佐ジロー全部位の炭火焼きは、焼き手によって味わいが変わる楽しみあり!
http://bit.ly/2FE9QSV■高知県が誇る地鶏・土佐ジローは卵だけが得意じゃない!そのお肉を美味しく食べられるはたやま夢楽(むら)の小松夫妻を9年ぶりに訪ねた!シャープな焼きと柔らかな焼きの双方で味わう、地鶏肉としての土佐ジロー。
http://bit.ly/2WwngYb■はたやま夢楽の新しい土佐ジローの食鳥処理施設が無事稼働! 松原ミート謹製の絶品のレバペに缶詰アヒージョも楽しや! ここに、焼鳥屋さん限定のツアーを組みたいと思いますがいかが!?
http://bit.ly/31lmPmr
さて、それに先だって、バードコートの野島さんを高知に連れて行った。ていうか、野島さんに最初「こんな鶏と生産者がいるんだけど、興味あります!?」って聞いたら、いつもと違うノリで「いいね、行ってみたい!」と言うのですよ。野島さんとも長い仲なのだけれども、僕が出会った地鶏を送ったりしても「うーん、丁寧に育てられてるとは思うんだけどね、、、」とはいうものの「焼鳥にはやっぱり奥久慈シャモかな」という結論で終わっちゃうことが多かった。
でも、最近は「いろいろな可能性を追ってみたい」「産地に行く時は僕も連れてって」というようなことを言ってくれることもあった。それで声をかけたんだけど、、、
「あのさ、すぐに中抜きの鶏を送って!買うから!」
と。そして、はたやま夢楽から送られた鶏をすぐさま食べて、
「これはいい鶏だよ。あのさ、すぐに行ってみたい! 」
と!!!!!
ということで、のじさんを連れていったのである。いやー、このブログにのじさん登場は久しぶりだね!
羽田のANAラウンジですでにビールを飲んじゃう野島さん。
「いやー、はたやま夢楽のWebみてたらさ、ハンモックに寝転がって夜空を観たら、星空がすごいって書いてあってさ。そりゃ、行ってみたくなるよ~!」と。
高知空港で県の入交くんと合流。その後、南国市の直売施設「かざぐるま市」にて、ガンダム仲間の萩原くんとも合流。
端境時期ということもあるけど、午後だったのですでに売ってるものがほとんどない~!
この直売施設の横にある、あぐり食堂ほっとにて昼食。南国市のJA女性部が運営する地産食堂!
JA職員さんと女性部代表と楽しく歓談。
このボリュームでなんと700円!
ごはんの盛り方に注目!
野菜類はもちろんすべて地元産だそうだが、とくに高知っぽいのないかな、と思っていたら、、、
「ちゃーて」と呼ばれるハヤトウリと豚肉の炒め物に、、、
でた! 先日ここでも書いたりゅうきゅう(はすいも)の酢の物!
こちらは芋がら(芋の茎)の煮付けである。飯が進むことこの上ない!
「これ、ちゃーての天ぷらです、お食べ下さい」とおまけが。これは珍しいな!
のじさん、大満足。
さて、車は一路、安芸市へと向かいます。
はたやま夢楽に到着、そのまま鶏舎に向かいます。
これからしばらく鳥インフルが怖い季節になるので、2月のツアーで鶏舎の中にはいれるかどうかはちょっと相談させてくださいね。
この日は完全にタイベックを着込んで、中に入ります。
まずはほやんほやんの赤ちゃんひよこちゃんから!
徐々に育って、、、
こちらはたまごを産んでもらう親鳥。
ちなみに、昨年の豪雨災害によって、鶏舎の前の山はこんなふうに、斜面ごと崩落してます。ここからはたやま夢楽は復旧しているさなか。
肉用の土佐ジローとご対面!
畑山はなんとも景観の美しい地域。
水が豊富で、わさびも自生する!
さあて、会食です。
あ、泊まっていただくのはこういう部屋です。申し訳ないけど、お二人の相部屋になる可能性大。
さて、、、
高知らしくイタドリのお出迎え!
さて、この日は熟度の違う鶏を三パターン用意してもらった。昨日と畜、4日目、6日目。
ここで野島さんから靖一さんに「なんで皮目から焼くんですか?」等の質問が入る。小松さんが答え、それに対してのじさんがまた焼鳥屋の観点からの話をする。肉焼き理論の応酬! ああ、これはぜったいにツアー参加者も盛り上がるな!
そして、焼き手交代。おもしろいことに、同じように焼いているのに、ぜんぜん味が違ってくる。
ひっくり返すタイミングが夫婦で違うので、そのへんの持論を交えて。
どちらがのじさんの好きな焼き方だったかは、ナイショ!(笑)
お鍋も、いただきます。
自家製ゆず胡椒が最強です!
松原ミート謹製のレバーペースト絶品!
そしてあの缶詰めアヒージョ!
のじさんもよくお食べになりました!
そして、朝!
残念ながら昨晩は曇り空でのじさん待望のハンモック&星空はみられなかったが、、、
アマゴの一夜干しが最強に旨い!
そしてもちろんたまごは土佐ジロー卵!
はたやま夢楽にお別れし、産地をまわりつつ、佐川町方面へ。
途中の農家さんの軒先で、なぜか別ルートで高知へ来ていたラ・毛利のご一行とランデブー!
「とさのさと」にて昼食。なぜか三谷ミートの三谷専務ともランデブー!
はちきん地鶏唐揚げ定食!
土佐あかうしハンバーグ!旨いっ!
そして佐川の畜産試験場へ。
またもやタイベックを着込んで、土佐あかうしさん見学
秋山くん、ご対応ありがとうね!
ここでも、粗飼料を多給したあかうしの試験をしている。そう、土佐あかうしは全国にさきがけて、脱・霜降り至上主義へと舵を切ろうとしているのである。
高知県に特有のヒエ品種があって、これが餌としてかなり優秀だという。
このヒエサイレージを、僕の土佐あかうしである柿衛門くんにも多給しよう、という戦略。
その柿衛門くんのお父さんである元繁さんに会いました。
畜試の山の斜面には、あかうしの放牧場が。
そして、畜試で思いがけない、地鶏の前段階である在来種鶏達をみることができた!
なんと、土佐小地鶏!
土佐九斤もいた!
鶏マニアにはたまりませんね。
そして行程の最後、土佐ジローのたまごを生産する、池上千佳ちゃんの鶏舎へ。
斜めってみえるのが味わい深い!
とても1泊2日の旅程にはみえないけど、これが顛末。あ、このあと、空港の前に三谷ミートで手羽先揚げを食べて、土佐あかうしのお肉を買い込みました。
さあ、意欲的な焼鳥屋さんのご参加を熱望します。どうぞよろしく!