ここ数年、2ヶ月に一度の頻度で東大の弥生キャンパス(農学部が入るキャンパスだ)に通っている。というのも、うちの会社が青果物流通研究会という勉強会の事務局をしているからだ。東大といえば赤門で識られるキャンパスが本郷側にあるが、それをもっと駒込方面に歩くと、弥生キャンパスが隣接しているのである。
これがその弥生キャンパスに入る農正門。
この交差点を農正門側からみるとこんな風景。
そして、画面左の交差点を奥に進むと、すぐ「フランスカレー」という店舗が現れる。
逆側から見てみましょう。
はい、こここそが、東大近辺でもっともやまけん指数的に「旨い!」といえるカレー屋さんであります。えー、他の方の好みはわたしのしったことではありませんのでご了承ください。
東大近辺はカレー激戦区で、主に美味しいカレーを出す喫茶店が多いことで知られている。名店の誉れ高い喫茶ルオーとかね。むかしは本郷にミュンというベトナム料理店があって、そこでベトナム流の甘やかなカレーがあって、楽しめたものだ。
そんな激戦区において、ここ1年半ほど、青果物流通研究会があるたびに通っているのがここフランスカレーなのである。
この店のこと、テレビとかメディアで観たことがある人も居るかもしれない。フランスのレユニオン島という小さな島の人と結婚した日本人女性が開いた店だ。レユニオン島では美味しいカレーが食べられており、また揚げシュウマイとかがふつうにあったりして、日本人にもとっつきやすい食習慣があるのだそうだ。
それを識ってもらおうと、この店を開店したという物語は、僕もどこかでみたことがあった。けど、それは記憶の片隅で、この店に入ったときはすっかり忘れていた(笑)
その辺のことがきちんとメニューには書かれているので、是非読んでみるといい。とにかく、日本風カレーかインドカレー、ネパール、スリランカカレーが全盛の日本においてとっても貴重なフランスのカレー文化を垣間見ることができる店なのだ。
この店のカレーは写真の黒板にある三種。フランスカレーとパリカレー、レユニオンカレーである。
じつは、、、以前この店ではムール貝カレーという、とてつもない量のムール貝を煮込んだフォンでつくったカレーを夜に出していて、「いつか食べたいなあ」と思っていたのだが、なんと先日それを終了してしまった。というのも、その店主さんの子育てが大変な時期になってしまい、ランチ営業だけになってしまったのだ。数年して子育てが一段落したら復活するかな、その時を待ちますのでやめないで下さい~!
というわけなのだが、この中で僕がお薦めするのは、だんぜん「パリカレー」なのです!
これはパリカレーに野菜炒めとブションと呼ばれる揚げシュウマイを追加したもの。向こうに見える赤い小鉢はルガイユという絡みのあるピクルスのようなもの。
パリカレーは、奥のラム肉ベースのキーマカレー的なものと、手前のマッシュルームを旨みのベースにしたベシャメルソース(ホワイトソース)をかけあわせた2種盛りカレーだ。
これがですね、、、、マジで旨い!
あのですね、新宿を中心に展開していたカフェハイチのドライカレーが好きな方なら「あっ これなんとなく似てる!」と感じるはず。そういえば、ハイチもフランスの植民地だった時代が長かった。使われているスパイスに共通の関係があるんだろうか!?
しかもこのキーマ風カレーにホワイトソースをあわせるのがまた、、、
ムチャクチャ旨い!
野菜やルガイユを乗せていくとまたすばらしく美味しい!
ちなみに、これにカツを乗せるという選択肢もあります。
堂々たるカツ姿!
この日のルガイユはキュウリベース!
ただですね、結論としてカツないほうがカレーを楽しめると思います。
カツカレーを頼んでいつも後悔する人間がわたしなのです。ていうのは、カツを食べるためにカレーソースを動員するのって、白飯用のカレーがなくなっちゃうじゃん、と思うのです。カツは別皿でソースをかけて食べるほうがいいな。
というわけで、先週は大盛りで食べてしまいました。相変わらず野菜炒め&ブション乗せがデフォルトです。
あのですね、控えめに言って最高!
東大近辺に足を運ぶときにはぜひ行ってみて下さい。ただし昼だけしかやってません。じつはその青果物流通研究会の懇親会を、夜ここでやろうとおもって先日お願いしたら、、、
「ごめんなさい、いま夜の営業やってないんです」
と言われちゃいました。うん、仕方ない。ムール貝カレーも含め、わたし待ちます。
■フランスカレー
https://www.facebook.com/currydefrance?__tn__=-UK-R
東京都文京区向丘1−1−1
ランチのみ!月~金 11:30~14:30(LO)