きょうは母校である慶應義塾大学時代にお世話になった熊坂先生とランチ。
先生、72歳か! まあそりゃそうか、大学院を卒業して22年経つんだもんなぁ。大学に入って、まだ二年目のキャンパスに空き地が一杯あるのをみて「畑にしたい!」と事務室に直訴していた頃のこと。「植栽計画がちゃんとあるんだから、畑なんかにはできません」といつも追い返されていたけど、僕は教授陣をいきなり訪問して「学内に畑を創りたいんです!」と廻っていた。先生達はみんな面白がって「いいじゃん、頑張れよ」とカンパまでしてくれた。
ある日、アドバイザーグループ(大学のクラスのようなもの)の長でもあった文化人類学の奥出先生の部屋を訪ねてそれをやったとき、熊坂先生も遊びに来ておられた。奥出先生は「うん、まあアドグルの先生としてはちょっと支援しないとな」と1万円カンパして下さった。その隣にいた熊坂先生、「なんだよ、俺まで出さなきゃいけない雰囲気じゃん」と舌打ちしながら(笑)も、5000円をカンパいただいた。
だから、熊坂先生に「やまけん、たのむよ」と言われたら、そりゃちょっとは何かしないとな、という気分なのである。
先生と引き合わせてくれた、よくできる後輩の金丸ちゃんが選んでくれたのが東京ミッドタウン日比谷の6Fにあるガーデンレストラン、「DRAWING HOUSE OF HIBIYA」。
■DRAWING HOUSE OF HIBIYA
https://www.hibiya.tokyo-midtown.com/jp/restaurants/60100/
「この手の店、お客さんが入らないところが多いんですけど、ここはすごいんです。マダム達がどわーーーーっと!」と言ってたが、ほんとうにみるみるうちに満席になった。やっぱりマダム率高し!
メニューを見ると、日本の各地域の特産食材を使っており、それもうわべだけではなくきちんと向き合っている感、つよし。印字したグランドメニューにちゃんと地域食材を使ってくれている。
青森の豚肉のロースト・淡路産玉ねぎソースを頼んだが、びっくりするほど肉が厚くておどろいた。あれ、写真だとそうみえないかもしれないけど、かなりのボリュームだ。
金丸ちゃんの顔で挨拶に来て下さった宮本光シェフ。
「えっ 専門料理の白黒ページの記事ですよね!?いつも読んでます!」と。ありがとうございます!
パティシエの森井美紀さんも顔を出して下さり、ベイクドチーズケーキをいただいたのだが、素晴らしく旨い!フワンフワンした食べ応えのないケーキではなくズッシリ、みっちり詰まった、質実剛健にして軽やかな味わい。
いや、いい店だわ。金丸ちゃんありがとうね。
それにしてもSFCでは、本格的に卒業生が学部長になる時代になったんだな。すごいことになってきたなー。たまには顔出しに行こうかな。そうそう、僕が創立した畑サークル「八百藤」もまだ元気に続いてるんですよ。続けてきた人達に感謝。