3年前から、山梨市に新しくできた地域商社のお手伝いをほんの少しだけどしていることはちょこちょこと書いてきた。山梨市ふるさと振興機構という名前のその地域商社だ。そしたら、なんとつい先日、そこのトップに就いていた上村さんが、「やまけんさん、わたし、選挙に出ます」と言って、地元である京都府にて、京田辺市の市長選に出馬。みごと市長さんになってしまった!
でも、残された機構は大丈夫!?大学院生や院生あがりの若手ばかりが残ってしまって、やっていけるんだろうか、、、などとおじさんは思っていたのだけれども、それはまったくの杞憂だった! 彼らは地元の農家さんたちの悩みを聞き、それを解決する事業の仕組みをきちんと作っていたのだ。
それが「甘露の日和(かんろのひより)」という新しいブドウのブランドづくりだ。
「待てば甘露の日和あり」からとられたこのブドウ。詳しくはクラウドファンディングのページを見ていただければわかるが、簡単に言えば、ブドウを房ではなく粒で売るということ。こうしたことはこれまでも一部やられてはいたが、まだまだ一般的ではない。なぜこうするかというと、一般的なブドウの価格決定には、見た目がかなり重要視されている現状があるからだ。
ブドウの房の形は選定時に決まるが、その後の生育がうまくいかず房が綺麗でないものになってしまうと、価格は下がってしまう。しかも、その「房ごと買う」という、いまの常識となっている食べ方だが、房になっている先端部と枝側の粒で、味が違う(詳しくはクラファンページをご覧下さい)。つまり、本当に味のことを考えるなら、美味しい部分の粒を集めて箱詰めして販売した方がいいだろう、という発想だ。
僕もまだ食べていないのでさっそくクラファンに参加しようと思う。シャインマスカットがお好きな方、ぜひWebだけでも覗いてみてください。いまどきの若者達が、地域の農家のみなさんと触れあいながら、涙が出そうなくらい頑張っている集まりです。がんばれよー!