はい、北大に来ると血反吐を吐きながら勉強、、、というわけでもないけれども、連載の原稿などもこなしつつ、参考文献を超スピードで読みながら書くということをやっているので、18時くらいになると頭がボーッとしてきます。
というわけでご飯。いつもの「またつ」へ。
完全予約制、フラッと行っても入れないお店です。そして、ここに来るのなら、頑張って高いコースを頼むのがコツ。それでも東京で食べたら倍以上する内容なので、確実にお得です。北海道なんだから魚介は安いんじゃない?と思って安値買いをすると損をします。ホント、札幌で魚が美味しい店って少ないと思っちゃいます。
真紅の北海シマエビはもうなごり。
もちろん生を茹で上げたものです。海老が古くなるとなんともいえない嫌な匂いがするけど、この店ではそういった匂いはまったく発生しません。だって水槽から直接だから(笑)
といっても活け魚料理の店ではありません。どの魚も、美味しいタイミングで〆てある。ねかせないのも、ねかせすぎも、どちらも美味しくない。ちょうどいい寝かせ加減を狙ってくれるのは、完全予約制だからできること。
「今日の刺身はクロソイだよ!」といったら、こいつがでてきました。
ソイは活けを〆るので美味しいのですな、、、
はい!
出ましたー!!!!
やー、どれも素晴らしいです。もちろん季節柄、解凍のものもあるけど(ときしらず)、そんなの全然わからん、、、
そして、これも活きてます。
ほんとにイカは不漁らしく、店も揃えるのが大変なのだそうだ。そこはもう、女将の実家が水産仲卸「またつ水産」であるメリットをフルに活かしていただきましょう!
煮物は、いい型のキンキ!
ご主人・芦原優さんの煮付けはマジで旨いです。
「プロの煮魚はね、おそらくご家庭だと『えっこんなにお醤油使ったら無くなっちゃう!』っていうくらい調味料使うからね。そうじゃないと味が出ないの」
という。
顔まわりや骨周りまでぜ~んぶしゃぶりつくしました。
「あ、蟹ほぐしといたから。下のほぐし身の部分は味噌と和えてるから。」
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
全俺が泣いた旨さ!
野菜とアワビの炊き合わせ、、、
そして、〆のご飯は、、、
ウニ!
ウニ!
ウニ!
もうなにも思い残すことはありません、、、
そんな感じで楽しんでいたら、、、新しいお客さんが入ってきて「やまけんさん!」と。
なんと、奈良から二子玉川に移転した「リストランテ・イ・ルンガ」のソムリエール笹岡ちゃんと、厨房の松下ちゃんが!
「堀江シェフが、やまけんさんから紹介されたまたつがスゴかった!とおっしゃっていたので、夏休みに来たいと思っていまして、、、」
とのこと!まさか僕がいる日に来るとは、、、
水槽の見学!
そしてウニ!
に、まさかのイクラトッピング!
楽しい一夜が更けていきます。女将、優さん、いつもごちそうさま!
さあ、今日も一日頑張るぞ!
■魚彩酒家 またつ
〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西15丁目3−5 ニューライフ大通弐番館1F
011-616-0077
※札幌駅や大通り公園あたりからだと、タクシーで700~900円程度です。
※予約の際にどんなものが食べたいのか相談しましょう!「やまけんみたいなの」という指定もアリです。その代わり予算をケチらぬよう。
※そうそう、このブログの過去ログでよーく参照されるホッケの刺身は、4~5月あたりでないと食べられませんので、時季はずれに頼んでもムリですよ!