やまけんの出張食い倒れ日記

川瀬牧場の経産牛ソーセージ&ローストビーフサンドイッチはほんとうにお値打ち! だってパンも本当の意味で手造りだよ!「GYUGYU-TTO terrace (ぎゅぎゅーっとテラス)」に行ってみよう!

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さてはなしは先日のオホーツク訪問に戻る。津別オーガニック牛乳の石川さんを訪問した後に向かったのは、肉牛生産の川瀬牧場さんだ。

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津別町には津別牛という黒毛和牛のブランドがあるのだが、その津別牛よりもむかしから黒毛和牛生産にとりくんできたグループがあり、「流氷牛」というブランドで芝浦へも出荷をしている。川瀬牧場さんもその一員だ。その川瀬さんの牧場では、繁殖と肥育の一貫経営をしているのだが、なんとその母牛は、よくある廃用牛としての挽き肉材向けの出荷ではなく、ちゃんと飼い直しをして経産牛に肥らせ、積極的に食べる用に活用しているのだそうだ。

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「奥様の保子さんが手造りのパンを焼いて、そこに経産牛のソーセージをはさんだホットドッグに、ローストビーフを具にしたサンドイッチを販売されたりしているんですよ!」と案内人のサクラちゃん。

おおおっ 経産牛を食べられるの!? 経産牛好きの僕としては素晴らしく嬉しい!

牛舎に隣接したこの建物が「GYUGYU-TTO terrace」ぎゅぎゅーっとテラスという直売所兼カフェなのである。もちろん常に空いているワケではなく、土曜日のランチタイムだけの営業だそうだが、今回は特別に開けていただいた!

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川瀬保子さん、いるだけでその場がパァッと明るくなる方である!

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公庫のメンバーと僕とで、ローストビーフサンドと牛ソーセージのホットドッグを2セットずつ。

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ちなみに黒毛和牛の子を産んでくれた経産牛はF1である。 ン?なにそれ??と思う人もいるだろうか。子牛を獲るためには、日本では人工授精を行うか、ごくわずかだが自然交配をするか、もしくは受精卵移植をする。最後の受精卵移植の場合、母親は黒毛和種でなくてもよい。ということで、黒毛とホルスタインを掛け合わせたF1が母牛になることが多いのだ。

「その経産牛が出る時、肉にするのと、ソーセージやローストビーフに加工するのに分けているんです。せっかくだから全部位をおいしく食べていただきたくて」

はい、大賛成です!

じゃーん! こちらが経産牛ソーセージのホットドッグ。

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そしてこちらがローストビーフサンドイッチ!

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し・か・もですね、、、パンも保子さんの手造りである!これがね、ちょっと、ご家庭で焼きましたっていうレベルじゃない。

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とおってもちゃんとしたパンなのである!

「近くの大学にも販売しに行っているんですが、オーブンフル回転で販売数を焼いてます」という。

せっかくなので、買ってきたオーガニック牛乳でいただくことに。

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どうせならと二種類食べたくて、わがまま言って半分ずつにカットしていただいた。

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いやこのホットドッグ、素晴らしいですよ! 経産牛100%のソーセージ、とにかくコクがある。やはり豚と比べてしっかりした食べでがあります。それにね、パンがおいしい!こりゃショートニング使ってないな。

「はい!パンは地元産の津別小麦で、太白胡麻油を使って焼いてます。余計なものはなにも入れてないんです。」

やっぱりなぁああああああ これね、超お値打ちだと思います。

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もちろん、ローストビーフも!ソーセージと同じ加工業者さんに依頼して作ってもらっているそうだ。こちらのほうが経産牛らしい、クッキリした味わいを楽しむことができる。

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黒毛和牛の「流氷牛」は東京、芝浦に生体出荷されているそうで、確固たる地位をきずいていると思われる。でもそれより俺は、この経産牛の応援をしたいなあ。

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このように直売もしている!

次に経産牛が出るタイミングで買わせてください、とお願いしたら、ちょうど出てくるというので2キロ送っていただくことにした。

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つい先日、そのお肉が届いた!

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とてもいいお肉。ちゃんと飼い直しをしているので、サシもほどよく入っている。

ただ、と畜後わりと早い段階で冷凍しているようなので、冷凍で送られてきたら解凍して、しばらくねかして置いた方が良さそうだ。僕は届いて早い段階で食べたのでアッサリした肉質にしあがってしまったが、もっと置いておくと旨さが花開くと思う!

でもね川瀬さん、やっぱりあのホットドッグがまた食べたい! また、伺いますね。

ご馳走さま!オホーツク編はまだまだ続きます。

■川瀬牧場
https://www.facebook.com/kawasebokujyou/