本日は青果物流通研究会で、豊洲市場の視察。ええ、肉の仕事だけやってるわけじゃないんですよ(笑)
屋根がつき、自動開閉カーテンがつき、完全閉鎖型の市場となった豊洲市場の青果棟。温度管理ができず土間の名残もあった築地時代から、一気に最先端の設備になった。
といっても、ほんとうなら2年前から稼働していたはずだけど、、、
スーパー向け物流拠点のイメージが強い大田市場とは違い、業務・飲食店向けのカラーを持っているのはいまも同じ。
目で観て吟味しないと買えない個撰ものはセリで取引となるので、これを観るのがやっぱり市場だよなという感慨。まあしかしとにかく取引スピードが速い。
商品の箱の廻りにセリ人と買参人が集まって手ゼリする移動ゼリはあっという間に決まってどんどん場所を変えていく。
怒ってるわけじゃありません、価格を決めてます(笑)
仲卸スペースでは「西岩」さんを訪問。
「こんな商品あるの!?」と驚く品揃え、とくに在来野菜系、またはマイクロものがかなり揃う。他にないラインナップを誇る西岩。
その西岩野菜部の中心人物・塩田さんが持って居るのは、産地で撮影した360℃画像でバイヤーが産地を仮想体験できるシステム。みらいの仲卸業がここまできています。
それにしても完全閉鎖環境になったことで、空調が効いて過ごしやすくなった。
この網目の部分から14℃程度の冷気が出ており、場内がだいたい20℃前後の状態に保たれるらしい。これ以下にすると、外に出たときに商品が結露してしまう恐れがあるので、この温度。
また場内業者に貸す立体冷蔵庫があったり、仲卸が利用できる加工・パッキングセンターがあったりと、今の時代に合った仕組み作りが行われている。
東京築地青果時代にお世話になった針替さんがいま東京シティ青果の会長であられます。懐かしい!
そして、めちゃくちゃ優秀な市場人・吉野さんにご案内いただきました。
針替さん、吉野さん、塩田さん、見学させていただきありがとうございました!
さて、これから青果業界が真剣に取り組まねばならないHACCP講座です。