やまけんの出張食い倒れ日記

とうとうdancyuウェブに登場、短角牛さちやひつじぐものことを書いた「牛を食べるということ。」記事が公開されました!

キャプチャ

2013年に刊行されたdancyu別冊「料理男子」に執筆した「牛を食べるということ。」という記事が、うれしいことにdancyuウェブに掲載されることになりました!本日から全5回で掲載が続きます。

いまから観れば本当に懐かしい、母牛「ひつじぐも」のオーナーになり、第一子である「さち」を肉牛に育て、食べる過程で得ることができたさまざまな気付きについて書いています。

畜産関係の仕事をしていると、必ず出会うのが、生命のとらえ方。最終的に命を奪い、その肉を食べる対象としての家畜とどう付き合うかということ。一般消費者は、いつもは何も考えずに商品パックになった肉を手にとり、ステーキ大好きと言いながら肉を食べるにもかかわらず、「牛」という生き物をみると「可愛そう」といい、「畜産農家は悲しくないのか」というような反応をしがちです。

でも、どんなに頑張っても消費者が畜産農家がどんな感情を抱いているのか、踏み込んで考えることはなかなかしにくい、というより、リアリティを感じる術がないよね、とも思うのですね。

なので、畜産農家ではないけれども、一般消費者的立場も持つ僕が牛を「所有」し、またその可愛い牛を「肉にすることを決定」する過程でどんな感情が芽生えたのかを書くことにしたわけです。

この記事の中身が、拙著「炎の牛肉教室!」(講談社)に大幅増補のうえで収録されているのですが、この短い記事、集中して書いた記憶があります。ぜひ、読んでみて下さい。あ、掲載写真も、自分が写っているもの以外は私が撮影したものです。まだD700使ってたんだよな、懐かしい。

牛肉は牛の肉なんだ|牛を食べるということ① | 牛を食べるということ。 | 【公式】dancyu (ダンチュウ)  
http://bit.ly/2WDBhqQ