本日は大阪で仕事を数件しております。リーガロイヤルホテル、いい空間ですね。
さて
RAW現像をするようになって、現像ソフトの変遷はSilkyPics→CaptureNX2→Photoshop CameraRAWとなっている。Lightroomのカタログがいまだに使いにくく、結局CameraRAWで現像処理をするのに慣れてしまっているのだが、コピーライトの透かしを入れる機能がないなど、Lightroomのほうがいいんだけどなーと思いつつ。
そんな中、オリンパスの純正ソフトがこれまでないほどに新しく刷新されました。
■https://support.olympus-imaging.com/owdownload/download
オリンパスのカメラを持っている人なら誰でもダウンロードし、つ買うことができます(ダウンロードにはカメラボディ底面にあるシリアルナンバーを入力する必要あり)。
これで追加投資なくRAW画像の現像もできるので、JPEG画像しか撮っていなかったという方は、そろそろRAW画像も撮影して、あとでいじくれる楽しみを味わっていただくといいかもしれません。
純正無償ソフトとしてはかなりいい仕上がりになっています。ていうか、これまでのソフトが全般的に使う気になれないもっさり感だったのだが、今回はかなりキビキビ動いてくれる。
ちなみに、これはよく言われることだけれども、世界のデファクトスタンダードであるPhotoshopを使用して現像するよりも、メーカー提供の純正現像ソフトを使用する方が、カメラが本来持つポテンシャルを引き出すことが出来るといわれます。
現に、オリンパスの専属カメラマンからも聴いたことがあります。
「青空のブルーや広い階調表現をするには、オリンパス純正ソフトで現像しないとでてこないんです。だから、純正ソフトで色を調整してから、画質劣化のないTIFFで書きだして、それをさらにPhotoshopでいじるというめんどくさいことをします」
と。
でもさあ、そんなの使ったって自分の写真、あまり変わらないじゃん?と思うかもしれませんが、、、
例えば下記のように撮影したとします。
露出がいまいち暗くて、画面右側の影も濃く潰れてしまっています。この暗部を明るく補正したのがこちら。
この日はレフ板を忘れてしまったので、補正をしても影を取り切れませんが、全体的に肉の断面がハッキリみえるようにはなりました。
こういうことが、画像の劣化を極力おさえつつできるのがRAW現像のよいところ。JPEG画像はすでに完成されたデータなので、それをさらにいじくると、ここまで綺麗に明るさを引き上げられなかったり、ノイズが出たりしてしまいます。
ただ、どういう調整をすれば(どこをいじれば)どう変わるのかということを確認し、身体化するには時間がかかります。当初はこんなへんな写真に仕上がっちゃったり。
自分の好みのセッティングを見つけるまでには時間がかかりそうですが、ユーザーなら無償で使えるというのは福音ですね。オリンパスユーザーはさきのサイトからぜひダウンロードを。