田野の大根やぐらでの干し大根づくりはもう終盤戦。今年は暖冬のため、大根の太りも早かったのだ。
みずみずしく白かった大根が、干されることでシワシワに脱水し、黄ばんで来ると共に、濃縮され強烈になった大根の香りが充満する。その状態になると、植木ばさみでチョキチョキと首の部分(葉の付け根)をカットし、トラックの荷台にぽいぽいと放り込んで収穫するのだ。
収獲後、やぐらには半乾燥した葉の部分が残っている。これ、ぜったいいい食材になるだろと思うのだが、宮崎の人達はこれは収穫しない。畑に戻すか、人によっては牛の餌に上げてしまう。
先日も行った、田野町最長160メートルのやぐらをもつ野田さんの畑。
真ん中にポツんと人がいるのがわかるだろうか。魚眼レンズでなければ一枚にはいりきらない、超スケールである。
さて、そんな田野町だが、新興住宅街ももちろんある。その一角になぜか、小さいやぐらが!
じつはこれ、本物の干し大根用やぐらでは、ない。
さちカフェという、数年前から田野で大ブレイクしているお野菜料理カフェで建てたやぐらなのだ。
■Sachi Cafe
https://sachi-cafe.net/
お店に入る手前には、野菜や雑貨などを販売する直売所が。
その奥にカフェ本体がある!
この方が、カフェオーナーの娘さん、幸代ちゃん。
じつは幸代ちゃんはれっきとした農業者である。みさき農園というのが彼女の農園名。家庭菜園ではありませんぞ、ちゃんと彼女は”営農”しています。その辺はSachi Cafeで検索してみれば、いろいろ出てくるはず。このカフェは彼女とお母さんが育てた野菜を食べてもらうための店なのだ。
この店の名物がスムージー。
いろんなスムージーを飲んできたが、、、
このさちカフェのスムージーはスペシャル!リピートして全種類飲んでみたいと思うのだが、まだ二回しか行けてない!
野菜を甘くするのって僕は苦手なのだけど(だから野菜スイーツとか大嫌いだった)、これはとても美味しいです。
こういうのにヤラレます、、、
しっかり手造りのドレッシングで和えられたサラダからして、とても美味しい。
スムージーと共に大人気なのが、野菜が主体のランチプレート!
まあね、僕、大学時代に畑を耕し、卒業後はいちおう農産物の仕事をメインにしてきた人間ですので、「わぁ~ 野菜がいっぱい食べられて嬉しいっ!」とか全然思いません。家で尋常でない量の野菜食べてますので、、、
でも、さちカフェの野菜料理はちゃんとそれぞれの素材に適した手が入っていて、どれもこれも細やかな配慮が行き届いて美味しい!
いや、綺麗な女性達に幻惑されて評価が甘くなったわけじゃありませんよ(笑)
ほんとうに、美味しいんですよ。
予約していったら、こんなウェルカムボードが!
この日はむかご入りご飯。美味なり!
田野に行くと、できれば寄りたいなぁ、、、と思ってしまう店。それがSachi Cafeであります。宮崎市街地からだと車がないと移動が大変だけど、レンタカー借りて田野を楽しむのも一興!
もう何店か、田野グルメを紹介していきます。
宮崎ブーゲンビリア空港での大根やぐら展は今週日曜日まで!
今年も大根やぐらの季節がやってきた!そして宮崎ブーゲンビリア空港一階にて、1/18~27日・写真展「大根百景」を開催します!宮崎空港にお寄りの際はぜひ特設やぐらをご覧下さい!!! - やまけんの出張食い倒れ日記
https://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2019/01/29756.html