バーガー研究家の白根さんが、伝説のハンバーガー職人・吉澤清太さんの技術監修で徹底的にグルメバーガーの思想と技術論を書いた「ハンバーガーの発想と組み立て」、amazonのランキングで偉いことになっています。
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まあしかし関係者が言うのも何ですが、ほんとうにこの本はスゴいです。この目次を観ただけで、飲食店でバーガーを作ることがある人なら必ず買うべきだということと、飲食店関係者でなくとも、たんなる美味しい物好きであったとしても楽しめる内容だということがわかるはず。
なかでもスゴいと思うのが「ビルド」についての詳説。
肉感を強く出すためにはこういう順番で、全体のバランスを重視するならこうした順番でというように、すべて完成イメージとそれに到達するための理論がある。カレーの世界で水野仁輔君がやっていることを、グルメバーガーの世界で初めて、言語化し表現した本なのではないだろうか。
そのビルドだが、本書のクライマックスのひとつが「ビルドの違いでどう変わる?」というパートだと思う。
すべて同じ具材要素を使ってチーズバーガーをビルドするのだが、その順番を変えただけでまったく違う味わいの表現となることを解説している。これ、必見です!
グルメバーガーはビルドで決まる。
このキーワードがこれから流行るんじゃないだろうか!?半ば本気でそう思うこの頃です。ぜひ手に取ってみて下さい。