東京国際フォーラムにて、この水木の二日間、こんなイベントが開催されている。
2018“よい仕事おこし”フェア全国の信用金庫が融資をしている地元の優良企業のブースを集めてイベントをしているようだ。
岩手県花巻市でホロホロ鳥を生産する石黒農場さんが出展しているとTwitterで呟いていたので、出勤前に顔を出してきた。入場無料(入場時に名刺2枚わたして登録)。
機械メーカーとか工業製品のブースもあるが、やはりひとだかりがしているのは奥の食品関連ブース。
あ、石黒さん見つけました。
ホロホロ鳥ウインナーと胸肉の燻製、いただきました。燻製は、外の加工業者ではなく、彼ら自身が工房を建てて作ったものです。
そこからすこし離れたところに、おおっと熊本の庄分酢さんが出ているではないですか!
庄分酢は、日本では本当に少なくなった静置発酵でお酢を造るメーカーだ。しかも、地元で手に入るさまざまな野菜や果実類を発酵させてお酢にしている。トマトビネガーがお薦めだが、今回はイチゴ「あまおう」の飲むお酢が美味しかった。
飲食コーナーがしつらえてあって、各県の人気即食コーナーがあったのだが、その脇に、会津中央乳業が出展していた。ああ、これは買わねばな、と思い立ち寄る。会津中央乳業は会津坂下町にある乳業メーカーなのだが、じつに美味しく高品質な乳製品を世に問うている。
ここの牛乳、「べこの乳」のラベルにも書いているが、85℃15分の保持式殺菌なのである。だからベタッとしたコゲ臭はせず、適度に甘さを感じる心地よい風味の牛乳になっている。
その横の赤いパックが「もうひとしぼり」という面白い製品だ。一般的に売られている120℃2秒の超高温殺菌法による牛乳を飲み慣れてしまうと、殺菌時に生乳のタンパク質が変性することでつくコゲ臭こそがコクと感じる傾向があると思う。だから、85℃や63℃の殺菌法の牛乳があっさりしていると感じてしまうことがあり「美味しくない」と言ってしまう傾向がある。
でもこの「もうひとしぼり」は特殊なフィルターを使って水分だけをすこし取り去る工程を踏む。煮詰めるのではなく特殊な膜を通して水分だけを取り除き濃縮するので、自然な濃い感が出るのだ。
今回会場でこれ手に入らないかなあと思ったが、会場で販売しているのは下の写真の三品だった。
でもご安心、どれも素晴らしく美味しい!
べこの乳はさきに書いたとおりで、その右にあるコーヒー特急がまた素晴らしい。
本物のコーヒーをかなり贅沢に使っているのであろう、一口飲むと「これ、コーヒーだわ!」と思うコーヒー成分の濃さなのだ。それなのに、使っている牛乳は85%!通常ならもっと牛乳比率は低いらしい。これ、美味しいので呑んでみてください。
そして左にあるヨーグルトがまた美味しい。だってさ、蓋をペリペリと開けると、、、
あっ!
クリームが浮き上がってついている!ノンホモなのかあ!
実は、乳業の本社併設の店舗で食べた時、ヨーグルトがノンホモなので感動したのである。
脂肪球の均質化(ホモジナイズ)をしていないので、ノンホモ。ひとことでいえばクリームの成分が分離するのだ。その結果、酸味のあるさわやかなサワークリーム分がこんなふうにヨーグルト面に浮くのだ!
これが最っ高に美味しいのですよ!
いや久しぶりに食べられてよかった。
あ、わが埼玉県からは桶川市のお菓子やさんが出ていて(びっくりしたー)、なかなか美味しかったです。ということで、ぜひイベントに寄って、いろいろ買ってあげて下さい。