写真展やります!
といっても僕の写真じゃありません。僕が教えた日大の学生達が「倫理的なお弁当」をつくり、それを撮影した写真展です。ぜひみなさんおいでください。
数年前から日本大学の生物資源科学部のフードコーディネート実習という授業で非常勤講師をしている。たべものがどうやってできているか、そして流通しているかを学んだ後、食の倫理について学ぶ7回。
その最終課題にはグループワークで「倫理的なお弁当」を企画する。実際にそのお弁当を作り、事業計画をプレゼンするというものだ。その企画書の中ではちゃんとお弁当を撮影して、その写真をプレゼンにふんだんに盛り込むことになっている。
そのため、オリンパスさんにお願いして、全7回の授業期間、OM-Dのカメラとレンズを貸し出ししていただいた!しかもですね、午前・午後あわせて20班あるので、10セットずつ貸してもらったわけです。
その甲斐あって、二回目の授業からカメラに触ることになった学生達、興味津々。スマホやコンパクトカメラは使ったことがあれども、本格的なレンズ交換式カメラは初めてという子ばかりですからね!
電源を入れて、絞り優先モードで撮影することを教え、とりあえずは撮らせてみる。もちろん、変なところをいじっちゃったりしてAFが動かなくなったり、露出が変になってしまったりとトラブル続出するけど、とにかくシャッターを切らせる。
最初はスマホのように液晶画面をみながら撮ることが多いのだけれども、せっかくEVFがついているのだから、ファインダーを覗いて撮ってご覧。
あ、ほんとだ、このほうが撮りやすいということがわかる。
横位置ばかりではなく、縦位置でも撮ってご覧、と。
レンズを変えると、ボケたり広い範囲が写ったり、寄れたり。オリンパスさんが気を利かせてくれてズームレンズ、標準・中望遠の単焦点レンズ、マクロレンズを貸し出してくれたので、レンズによってこんなに表現が変わるのか!ということを学生は学びました。
背面液晶でAFポイントを選ぶことができ、露出補正などが液晶画面でリアルタイムに確認出来るミラーレスカメラは、直感的にもわかりやすかったよう。オリンパスのカメラのインターフェースに慣れれば、直感的にわかるのです。学生達が「買ってみよう」とオリンパスユーザーになったら、これまたいいな。
ライティングの基礎も学び、フラッシュ撮影はさすがに厳しいので、LED+ソフトボックスでの撮影を教えて、本番の撮影!ちょっと驚くような質の高い写真を撮ってくれました。
いや、もちろん構図が甘かったり、ピントが抜けてたり、ブレてたりするのだけれども、観ていただいたらきっと「たったの授業5回分しかカメラを触っていない学生がここまで撮れるのか!?」と驚いていただけるはず。
あっ ちなみにここに掲載しているのはすべてボツカットです。 展示しているのは各班でいちばん佳く写っている一枚で、全20班分なので20枚!
本番作品はぜひ、会場でご覧下さい。
学生達にこんな素晴らしい機会を与えて下さったオリンパスさんに感謝、感謝、感謝しかありません。
もちろん閲覧は無償ですので、ぜひ会場においで下さい。9月1日か2日の週末は私も会場に足を運びます。もちろんショールームなので、オリンパスのカメラやレンズを試し放題です。もし必要ならわたしがガイドしますよ!
「学生が考えた・作った・撮った! これぞエシカルなお弁当」写真展
期間:2018年 8月 31日(金)~ 9 月 5日(水)
午前11:00 ~ 午後7:00 最終日 午後3:00 木曜休館
会場:オリンパスギャラリー東京 クリエイティブウォール 入場無料
■写真展案内
神奈川県藤沢市にある日本大学生物資源科学部には、食品ビジネス専門の学科があります。フードコーディネート実習という授業では、学生達が「エシカル(倫理的)な食材を使った弁当を開発する」というテーマでグループワークをしました。
この授業のもうひとつのテーマが「料理写真を綺麗に撮る」ということ。これからのフードコーディネートに必要になるスキルです。そこでオリンパスのOM-Dを各班ごとに渡し、料理撮影のイロハを学びました。教えるのは、農と食のジャーナリストであり、全国の食の現場を撮影するフォトグラファーでもある山本謙治(やまけん)氏です。
各グループは最終回に向け、企画した弁当を実際に調理し、あらかじめ作成した絵コンテに従って弁当の写真を撮影しました。ここに展示するのが、日大の学生が企画した「倫理的な弁当」の料理写真です。具材の見せ方、食材や箸の持ち方、背景の工夫など、すべて学生が考え、撮影したものです。
オリンパスのカメラの性能がよいからでしょうか、6回しかカメラを触っていない学生達でもここまで撮ることができました。作品を観て「このお弁当、美味しそう!」と思っていただけたら幸いです。