金曜日から昨日まで北海道札幌滞在していました。
北海道大学での博士課程がいよいよヤマ場なので、これから毎月末に必ず滞在の予定です。勉強しますがそのあたりで札幌で飯食える方はぜひ、北大周辺で会いましょう。
さて今回は実家の母と妹が「謙治が卒業するまでに行っときたい」ということで、親孝行も兼ねて連れて行きました。もちろん向こうでは日中は妻に面倒みてもらって私は大学ですが。
夜はやはり海鮮酒家「またつ」へ。もう9年くらいの付き合いになるんだね。ここを知ったら、他で魚を食べようとあまり思いません。
北海シマエビが美味しい季節!まだ食べたことがない人に本当に食べて欲しい。クルマエビや甘エビとまったく違う、濃くて甘い味わいを楽しめます。
前菜の中にさりげなくあるこの笹巻き寿司はじつはお稲荷さん。こればかりたっぷり食べたいが、ここで飛ばすと後が困っちゃうので抑制。
さて、今回は「とにかく刺身食べたーい!」と言っておいたので、最初から超ド級が来ました!
ハッカク、活けボタン海老と〆て少し経ったボタン海老の食べ比べ、絶品の〆さば、ミズダコの頭、イワシ、アワビ、ウニ、ヒラメ、ツブ貝とその肝、ホッキ貝。
この手前にあるツブ貝の肝が素晴らしい味わい。苦みなど一片もなく、爽やかなうまみだけが詰まっている。
ウニはどうやって食べるかというと、、、
4時間前に〆たヒラメの身で巻いていただく!
もうね、これに悶絶! 肉にウニというのが流行っているけれども、個人的にはそんなにそそられない。海ものとの相性がやっぱり抜群!
つい何度も口に運んでしまいます。
ボタン海老、活きてる海老と、少し経った海老で味わいが全然違うということを楽しむ。もちろん、どちらも特有の美味しさ!
そしていまや貴重品の活けイカ!
キンキ! この辺で家族はだいぶ「お腹がいっぱいに、、、」
そしてここしばらくのまたつのスペシャル食材が、なんとジャガイモ!
って、見えないけど、、、
じつはこれ、新鮮なホタテにメークインを裏ごししたピュレをかけたもの。
「これね、雪室で1年5ヶ月熟成させたメークインなんだよ。半端ない味だからたべてみて!」
あああああ、なるほど! 口に運ぶと、素晴らしく甘い。そして熟成ジャガイモ特有のネットリしたうまみが、生きのよいホタテのサクサクした食感にからんで素晴らしい!
このメークイン、注文しても割当制で入らないのだという。しかももう6月いっぱいで終了。来年はこれでバター煮を食べたいね!
さて昆布たっぷりの蒸し物。
そしてお寿司へと怒濤の流れ。
あっ なんてこったホッケの刺身が入っています! どれだかわかるかな?
もちろんウニイクラは別盛り。
うちの妻は、端っこに写っているお稲荷さんにイクラを詰めて食べるという荒技。
「これを食べるために来たんだよー」と。そう、またつの優さんの稲荷寿司は本当に美味しいのです。
料理を終えて、刺身の引き方講習。
からの、飼い犬自慢(笑) プードルとトイプードルを可愛がっている芦原夫妻なのです。
〆は先の熟成メークインのジェラート!これは仲間のアイスクリーム屋さんが創っているものだそうだけど、本当に美味しい!
いや今回も大満足。熟成メークインにはビックリでしたね。いつもありがとう!
「海鮮酒家またつ」は札幌が誇る素晴らしい店です。あらかじめ魚を必要なだけしか仕入れない完全予約制なので、1週間前には必ず予約を。そして、価格帯でコースがいくつかあるけど、食は一期一会、ケチらないことをお薦めします。そうすればかならず満足できるはず!
ところで写真に透かしを入れるテストしてます。ここ数日、静岡のカメラマン小南さんに教えていただき(感謝!)Lightroomを使うようになってきたので、試してます。でもなんか、かっこ悪い透かしだね。もうちっと練り込まないとね。