北大滞在中で、札幌に来ています。嫁さんと来ている時はいろんな店に行くのだけれども、今回は一人で学業優先のため、ストイックに過ごします。
でも、札幌は東京と気温差がすごくて寒いんですよ。マジで。身体を温めるメシを食いたい、、、と思ったらジンギスカンです。でも、あまりめぼしいジンギスカン屋ないしな、、、と思いつつ検索してみたら、なんと札幌ジンギスカンフェスティバルなるイベントが日曜日まで開催されている、、、最終日じゃん!これは天啓、と足を運びました。
JR札幌駅南口の広場にテントが設けられて賑わっている。仕組みとしてはスターターキット1000円でジンギスカン鍋、野菜セット、箸と紙皿を買う。それで空いている席とコンロをみつけ、そこで点火。肉やごはんは出店がでているので買いましょう、という方式だ。
これ、僕にはすごくありがたい。というのは、ぼくにとってジンギスカンは「食事」であって、酒を呑む必要がない。でも、ふつうジンギスカン屋にいくとなんとなくビールとか頼まないと行けない雰囲気になる。要らないんすよ、酒。ジンギスカンをただただ焼いて、白飯に乗せてわっせわっせとかっこみたいのですよ。それだけでいい。
フェスティバル方式だとそれが可能。
ただし! 18時過ぎにいったこともあり、もうごはん(おにぎり)が売り切れていた!(涙)
それでも嬉しいことがあって、、、
「おっ やまけんじゃないの!」
と声が。 あああーーーーーーーーーー
北海道の肉屋といえば、の大金畜産・大金社長である!
「おれ、このイベントの実行委員長でさ」
マジですか!
「待ってな、肉持ってきてあげる」
えっ いいんですか? 嬉しい~と、持って来ていただいたのがこれ。
大金さんがもっているのはマトンのロール。大きいと思いませんか。そう、ラムではなく十分に育ったマトン肉なのですよ。
「これが本当は美味しいんだよ。みんなラムがいいっていうけどさ、こっちの方が美味しいと思うよ。」
ありがとうございます!
さっそく焼く!
マトンか、、、それもここまで肉の盤が大きいと言うことは、けっこう育ったやつだな。それなりに臭みもあるのかな、と思いつつ口にしたのだけれども、、、
えっ!?
えええええええええっ
お、お、おいしい!
臭みなんてとんでもない。ほどよく柔らかくて、脂も乗っていて、そしてなにより味わいがしっかりするけれども、いやな匂いなんてみじんもない。
これは最高に美味しいね!
ちなみに僕はタレに漬け込んでいない生ジンギスカンよりも、タレ漬けジンギスカンのほうが断然好きだ。ジンギスカンとはそういうものだ、と思っていて、いちばん好きなチェーンはかねひろ。
でも!
この生マトンは最高煮美味しい! あ、ちなみにこのフェスティバル、会場内に各メーカーのジンギスカンタレが置いてあって、それを自由に使える。ソラチの、普通のよりフルーティーなバージョンのタレを使いましたが、これまた酸味と甘みがしっかりマトンのうまみを増幅して美味しい。
いやーーー感動しました。
もちろんタレ漬けジンギスカンも二店舗のものを味わいました。それぞれ特徴があって美味しい。けど、やっぱり大金さんとこのマトンがいちばん美味しかった。このイベントはオーストラリアのラムを推進するMLAがスポンサーだから、もちろん僕の食べたマトンも輸入ものだが、ほぼグラスフェッドのものだろう。
おそらく札幌に何店舗かある大金畜産の店頭で「マトンのジンギスカン用ロール!」とお願いすれば買えるはずだ。いや、マジで東京に送ろうかな、と思ってしまった。
いやーーー 感動した。いい夜になりました。大金さん、ごちそうさまでした!