北大に来ています。論文の方向性を確認。「いいから迷ってないで書きなさい」と諭されました。頑張ってH30年度でなんとか結果を出したいと思います。
さて、札幌についてすぐ、つい先日までここの博士課程で一緒に学んでいた渡辺君と会う。彼は一足先に博士号を取得し、卒業。芽室にある道の独法で研究職に就くことになった。おめでとう!昼飯おごるよ。何食べる?
「昨年中にオープンした北大マルシェカフェにいきましょう!」
うーんさすがの、北大愛!
北大マルシェとはもともと、北大農学部の小林先生が中心となって企画・運営をしている学内イベント。北大農学院がつながっている道内産地の人達が集まって出店をしたり、セミナーをしたりという楽しいイベントだ。
その名前を冠したカフェが構内にできた!のである。
そもそも北大の広大なキャンパス内では、農学部の畜産系研究室によって、乳牛の放牧が行われており、そこで搾乳された生乳はちゃんと乳業会社に出荷されている。
なんでこの牛乳を呑むことができる施設が、学内にないの!?とずーっと思っていたのだが、ようやくそれが実現したわけだ。
しかも!
その施設の指定管理者は、、あのノースプレインファーム!
という怒濤の過去ログ参照でしたが、思い出していただけましたか?
さて、札幌駅からとことこ歩いて、北大の正門をくぐり、50mほど歩くと右側にこんな黒板が出ていた!
さらにそのまま40mほど歩いたところに小さな橋があるのだけど、その手前に「ここを右に」という看板が。
右を向くと、こんな建物がある。
この一階に、北大マルシェcafe&Labがあるのだ!
いやー 感無量! この店がオープンするまでのちょっとした苦闘をきいていただけに、こうして綺麗に運営されているのが嬉しい。
これから雪が完全に溶けて春の景色になったら最高だろうなあ!
ランチセットを頼むと、まず北大牛乳が出てきた! ちなみにテーブルには北大の生乳生産について書かれた資料が置かれている。この内容がもう完全にアカデミック(笑)
おそらくこれを書いているのは、三谷先生であろう、、、間違いない。
牛乳瓶にかけられた「しおり」に、北大牛乳のはなしと称された小話が書かれている。何話まであるのでしょうね、コンプリートしたくなるね。
今の時期はまだ、暖かいうちに刈り取った乾草類を中心に与えていると思うので、放牧酪農のお乳の味ではありません。が、、、とても美味しい! 口内にじんわりとくる甘みを感じる。そして、香りがよい。それらの印象がすこし口のなかをたゆたって、すぐに切れる。本当に美味しい。
ちなみに店内奥にラボスペースがある。おそらくここでチーズ造りなどをするのだろう。今度、みてみたいなあ。
さてこのたび博士号を取得して卒業したなべちゃんのお祝いに、チーズ焼きカレー単品+ハンバーグセットという、ランチ二セット食べというご馳走を。
このカレーが実に美味しい。ふつうの業務用レトルトとは違うのでぜひ食べてみて欲しい。それに、このたっぷりかかった北大チーズを観て下さい!
すばらしく美味しい!
しかもおおぶりな具材がいろいろ。まずはちゃんとしたハム。
カボチャ!
ニンジンに、、、
ジャガイモ!
まあ北海道にいる人なら「いつもの」ラインナップだろうけど、本州から来た人は嬉しいたっぷり加減だよ。
こちらはもう1セットのハンバーグ!
ソースを三種から選べるハンバーグに、北大牛乳から作ったモッツァレッラチーズのサラダ、そして牛乳からチーズを作った後に残るホエー(乳清)を使った酸味の効いたスープ!
ハンバーグが、どうせ既製品だろうと思ったら大間違い!なんだこのしごく真っ当な味わいのハンバーグは? と思ったら!
なんと厨房で捏ねてる! まじかよ! そんな手間かけてるとは、、、
「実を言いますと、今年中には、北大の静内牧場で放牧されている牛の肉が使われたハンバーグになる予定です」
まじかあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ハンバーグの美味しい脂を、ホエーの心地よい酸味のスープで切る!ベストマッチング!
モッツァレッラチーズはじつに鮮度がいい!製造直だからあたりまえだけど、これが札幌駅から徒歩7~8分のところにあるってのが素晴らしい!
最近、目の前でチーズを作ってくれる店が増えて、人気を呼んでいる。けど、ここは生乳の生産も北大構内、その殺菌工程等もすべて北大構内、チーズ造りも北大構内、、、こんなスポットは他にないでしょう!
まあとにかくぜったいのお勧めです。ぜひ北大に遊びにおいで下さい。景色を愉しむだけで1時間は潰せます。また、レストランエンレイソウでクラークカレーを愉しんだ後、北大マルシェでソフトクリームとお茶を愉しむという手もありです!