2月の第二週から、スペイン~ドイツに有機畜産・アニマルウェルフェア・有機農産物のマーケット調査に行ってきます。行き帰りも合わせて1週間の旅なので、気合いを入れて撮影機材をもっていくつもり。
ただ、毎度のことながら海外に撮影機材を持ち込む場合、いろいろ考えてしまうわけですよ。盗難に遭わないか、日本とはちがう持ち込み規制とかないだろうか、など。それに、重いがボケも表現しやすいフルサイズのカメラにするのか、機動力重視でマイクロフォーサーズ機にするのか。いろいろ考えてます。
さて、色々考えついでに、取材用にトートバッグ型のカメラバッグを買うことにした。というのも、僕はそもそもトートバッグが大好きで、ここ数年仕事でもトートバッグばかりを使っている。いわゆるブリーフケースタイプのバッグはまったく使わない。オフの時はアメリカのホールフーズマーケットで買ってきたりした布製トートを使う。だって軽いもん。仕事の場合も、黒か紺のビジネストート。
ただ、カメラが困るんですよね。いままではトート+ショルダータイプのカメラバッグだったんだけど、今回の旅はノートPCはスーツケース内に入れといて、取材の際は機動的に動けるようにカメラとメモ、ボイスレコーダーくらいにしようと思う。なので、トートバッグを買おうと思うわけです。
ちなみにわたし、一眼レフを手にした2005年から通算してカメラバッグを15個手にしてきました(←もらったのもあるからこういう表現)。これでも、フルタイムのプロカメラマンに比べたら少ない方でしょう。でも、まあいろいろ失敗を重ねてきていますので、カメラバッグお薦めはけっこう書けますよ。
そんな僕がいろいろ探して悩んで実物を触ったりして、探し疲れた頃に「ええええええ、こんなのあったんだっけ!?灯台もと暗しじゃん!」と実感したのがこれ↓である。
そう、これニコンが出しているカメラバッグ。だけど、もちろんニコンでなくても使えます。これがですね、優れものなんですよ。なんか、久しぶりに自分の顔を載せるけど、こんな感じで持てます。
サイズ感のためにいっておくと、わたしは160センチ弱です。ぱっと見、カメラバッグにみえない。それがいい!でも分かる人には分かる、ニコンを象徴する黒地に赤いピンポイントというデザインがいい。意味のないデザインがされていないのが好ましいですな。
ご覧の通り、持ち手を肩にかけても十分に余裕のある長さ。そして、カメラを入れてもブチッと切れたりしない、剛性感のあるつくりであることもおわかりでしょう。
このトートバッグは、内部にクッション性の高いインナーケースが入っているタイプなのだけど、それを抜いた状態でも、クッションが少し入っている。布ペラのバッグではないということ。今日、インナーを取り去ってノートPCを入れて出社したけど、まったく心配ありません。
ちなみに上の写真ではインナーケースにOLYMPUSのE-M1markⅡ+12-40mmf2.8を入れ、フラッシュが入り、財布とレフ版、クリアファイルにいれた書類が入っている。
あけるとこんな感じ。
インナーケースもガッチリ厚みがあって、機材を入れて少々の衝撃を受けても大丈夫そうだという安心感がある。この辺はトレードオフで、ガッチリしたインナーケースだと大きい機材をいれるとかさばるというのがあるのだけど、そこはさすがニコン。機材保護を優先している。
薄いインナーがいいなというひとは、ハクバやエツミからでている単体インナーから好きなのを選ぶといいだろう。そういう遊びができるのが、カメラバッグの愉しみでもある。
さて、サイズの小さいマイクロフォーサーズ機なら上のようにピッタリ収まるが、センサーサイズが2倍でボディもその分大きくなる35mmフルサイズのカメラだと収まらないんじゃないの?と思うかも知れない。
心配ご無用!
D850にSIGMA24-105mmf4を装着した状態だと、、、
フードをつけた状態でもご覧のようにピッタリ納まります。
でも、24-70mmf2.8だと、、、
フードつけたままだとさすがにキツイ!
でも、フードを外したらこの通り。
あ、でも僕の24-70mmは一世代前の、VRなしのやつです。最新のは全長が長くなっているはずだから、すこし出ちゃうかもしれないですな。
まあしかしですね、このバッグ、実売価格がなんと5千円台なのですよ。ニコンダイレクトだと6,912円(税込)なのだけど、アマゾンだと5318円。ニコンさんゴメンね、本意ではないでしょう。けど、エラく安いじゃないですか!いまどきトート型のカメラバッグ、同等の強度と収納力を備えたものは1万円以上するのが普通。
ニコン純正だけに、非常に質実剛健につくられてます。
Nikon FLX トートバッグ ブラック FLXTBBK トートバッグ フレックスシリーズ 15.9L ブラック FLXTBBK by G-Tools |
それにしても、ヨーロッパ視察にD850とE-M1markⅡのどちらを持っていこうかなやむ。機動性重視ならE-M1markⅡで、軽いから超広角・標準・望遠の大三元を3本持っていける。ただ、そんなにスペイン・ドイツに頻繁に行けないから、印象的な光景を可能な限り高画質で撮るならD850だ。
うーん、もすこし悩もう、、、