僕が学生時代から通っていたヨガスクールが紹介されるそうだ。関心のある方はぜひご覧下さいませ。テーマは、中高年が元気になるための呼吸法や基本的なヨガのことを紹介するとのこと。
大学に入り、キャンパスに畑を開墾し、翌年にサークルを創ったのだけれども(もう27年も前か!)、その際に顧問になってくれた藤幡正樹先生が「こんどうちのヨガの先生が家に来るから遊びに来いよ」と誘ってくれた。
ヨガの先生って、きっと陶芸家みたいな作務衣を着て髭ぼうぼうの行者みたいなオッサンだろ?(←間違いに満ちた偏見)と思って行ったら全然違って、小柄な身体からパワーを発散させているような美貌のまさみさんと出会った。
みんなで遊んで藤幡家に泊まり、翌朝起きたらまさみさんがバルコニーでハタヨガをしていた。美しいなあ、と思い自分もその横でポーズの真似をしてみた。
「見よう見まねなのになかなかできてるじゃない」と言われ、へへん、と思った20分後、お腹が下り、鼻がスースーして鼻水がとまらなくなり、数時間したら視界がさっときれいに開けたような心地よさを感じた。しかし、身体の曲げ方とかを見よう見まねでやったせいか、腰が痛くなってしまった。ヨガってリラックスするためのストレッチみたいなものだろ、と思ってたが、まったく違って、とても大きなインパクトを身体に与えるものなのだと衝撃を受けた。
そして10年以上、代々木のまさみさんのレッスンに、つかずはなれず通うようになった。いまは時間がどうしてもとれないので、自宅で週に数回、ハタヨガのまねごとをしているだけだけど、体調管理には欠かせない習慣となっている。
その昔、ヨガをしている団体だと世間からみられていたオウム真理教が凄惨な事件を起こしたことで、まっとうなヨガをしている人達も不遇の時代を迎えた。おおっぴらにヨガやってますと言いにくい時代がずいぶんと続いたが、いまやヨガマットを持ち歩いているのがかっこいいという感じになっていて、ほんとうによかった。それとともに、ソフィスティケートされたヨガが多くなったようにも思う。
まさみヨガは基礎体力を重視するので、準備運動に時間を超絶かける。腕立て伏せやヒンズースクワット、腹筋などをビシバシとやらされる。その上でヨガの基本的なポーズと呼吸法をさせるので、フィジカルがどんどん変わっていく。
ジムでトレーナーにつくよりもはるかに効率的に体力がつくので、入会したてには弱々しかった人が、半年も経つとピンッと背筋を伸ばし、大きな声で話すようになるのを何度もみてきた。今から思えば、学生時代とかではなくて中高年にこそ、お薦めなのです。
そして、まさみさんには人生で何度も助けてもらった。心から感謝をしている。愛情深い、情熱的なひとです。明日のテレビ、楽しみにしてますよまさみさん。