年末に到着したときに軽く書いたとおり、OLYMPUSの現時点での最高峰となる、f1.2レンズシリーズを試用させてもらった。年末年始に使ってみて、これはスゴい、E-M1markⅡが12-100mmf4が登場したときの衝撃とおなじくらいのインパクトと言えるものを感じてしまった。
なお、個人的に35mm(M4/3では17mm)の画角をほとんど使わないので、17mmについてはあまり使っていません。
E-M1markⅡでf4.5
まずは45mmf1.2。35mm版換算で90mmとなるこのレンズ、かなり期待をしていたのだけれども、期待以上の画質が出てきたのである! ちなみに一つ前の、飯尾醸造のアチェートのブログ(後編)の料理写真はすべてE-M1markⅡに45mmf1.2を装着して撮影したものだ。前編はD810。おそらく多くの人は気づかなかったと思う。
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E-M1markⅡにf5.6で撮影
こうした寄りの写真は、すこしだけ周辺を切ってトリミングしている。このレンズは近接撮影用のマクロレンズではないので、それほど寄れるわけではない。けれども、僕が右手でフォークを持って、左手でカメラを持って自分で撮影する程度の寄りは可能だということだ。
マイクロフォーサーズ(m4/3)は、同等の画角となる35mm版レンズでの撮影と比べるとボケにくいということはズッと言われてきているが、この写真をみて十分なボケでないという人はいないだろう。
m4/3はセンサーサイズは小さいのだが、逆にフルサイズのカメラのレンズよりも寄りやすく設計できるらしい。OLYMPUSはマクロレンズは2本しか出していないのだが、もしかすると普通のズームレンズで相当寄れることから、積極的に作っていないのかも知れない。
写真は、被写体に寄れば寄るほど、前後のボケ量が大きくなる。それもあって、総体的にぼけは十分だなと思える結果が出ているように思う。
f1.2で撮影
ピント位置の移動で、被写界深度の浅さをみてみる。
こんな感じだ。近接撮影では、表現としてこれ以上のボケが必要になることもあまりないでしょう。
それにしても、、、
m4/3なのか、フルサイズなのかということがどうでもよくなりそうな(よくはないけど)表現だと思う。
E-M1markⅡの登場で、ボディのレベルはかなりの完成をみたと思うけど、このf1.2シリーズの登場は、レンズ面でのひとつのピーク時期が来たということだと思う。
喜ばしい!
料理撮影に活躍してくれることは確実。
のみならず、風景だって美しく、ほどよい圧縮効果で切り取ってくれる。
そして、ポートレートも! にいくまえに、いったん投稿します。
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