やまけんの出張食い倒れ日記

大根やぐらの端から端まで写る写真、とうとう撮れた!ニコンの円周&対角魚眼ズームレンズを使ってとうとう夢が(ほぼ)実現!

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D850+AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED

こんな感じで撮りたかったんですよ、まだ完全ではないけれども。12月27日に訪れた宮崎市田野町で、この↓やぐらの端から端までの歩数をカウントし、中間地点に寝そべって上を向いて撮影しました。

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やぐらの長さは85メートル程度だと思われます。冒頭の写真をみると、上下に端と端、そして地面もうっすらと写っているはず。つまり、85メートルが一枚の写真に入った! これをやりたかったんだよねぇ。

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この日のやぐら撮影は完璧なタイミング、一点の曇りもない快晴!

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撮影に使用したレンズは、ニコンが出したスゴいレンズです。

Nikon | ニュース | 報道資料:NIKKOR初のフィッシュアイズームレンズ「AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED」を発売
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AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED。このレンズ、いわゆる魚眼レンズなんだけど、二種類の魚眼を楽しめる。四角いフレームで撮る対角魚眼と、丸くて全周囲180°を撮ることができるレンズだ。

対角魚眼というのは、僕らが見慣れた四角いフレームで表現されるこういう魚眼効果のこと。

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対角魚眼レンズを使用すると、超広角レンズでも撮ることのできないグワッと広い世界観を表現することができる。ただし、周辺はゆがんでしまうけど、それは仕方が無い。

そんで、円周魚眼というのはこういうこと。

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ね、わかりますよね。

これを撮影するため、レンズは前玉といわれる一番前側のレンズがぐわっと出っ張ってます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ただし、ちょっと想定外のことが。ニコンのカメラにはSnapBridgeという機能があって、スマホにアプリを入れておくと、無線通信で画像転送できたり、スマホ画面でライブビュー映像をみながらシャッターをリモート操作することができる。

そこで、上の写真のようにカメラを地上にそっと置き、リモートシャッターを動作させると、かなり地面まで写ってくれるだろうと思ったのである。

ところが、そうはならなかった!

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上の写真を円周部分と上下の部分をよくみて欲しいのだが、地面まで写っていない。大根の一段目のギリギリのところで切れてしまっているのだ。

ちなみに、円周ではなくてすこし対角側にズームしている。

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そうすると、地面が写るんですよ!これ、どういうことなんでしょう!?

つまり、円周魚眼だと全部が写るけど、180°きっかりなので、カメラとレンズの高さ分は写らない。だから地面も写らない。対角魚眼側にすこし開くと、横は切れちゃうけど地面が写る、ということのようだ。ふむふむ、使ってみないとわからないこともありますね。

あとで「しまった~」と思ったのが、このときスコップでカメラの高さ分を掘って、その穴の中に入れて撮るというチャレンジをしなかったこと。そうすればもうすこし180°ちかくで写ったかも知れない!

でも、ひとつの夢だった「大根やぐらの端から端まで撮る」ということはできた。ニコンさんこのレンズスゴいよ!ありがとう!!!

しかもアマゾンでも11万ちょっとで買えるなんて、この世界観を撮ることができることからするとすっげー安くないか!?

まだまだこのレンズで撮った写真、上がります。