さて、ということで僕が心の底からお薦めできる、満寿屋パンの新しい商品を紹介しよう。それは、いままで満寿屋グループ全店でも、存在してなかったものです。ていうか、上の写真をみたらもうおわかりかもしれませんが(笑)
満寿屋商店の店舗でも象徴的な存在が、このブログでもイヤと言うほどお届けしてきた「白スパサンド」。JA幕別町のノムさんオカさんが「十勝の子供がサンドイッチっていったら白スパサンド」という、子供達が大好きな味だ。
この白スパサンド、名前の通りスパゲティを細かく切って野菜やソーセージとまぜ、辛子マヨネーズで和えたものが具材となっている。その辛子マヨネーズはすべて手造りで、創業者ご夫妻が修行した店で教えてもらったという秘伝なのである。
ソフトな口当たりの後味に、すこしだけピリッと来るという、この絶妙な辛子マヨネーズ味に、僕はすっかり魅了されてしまう。十勝出張の際は、夕方あたりに満寿屋の店舗にいってこの白スパサンドを4つ購入し、二つは夕食後のお夜食に。残り二つは翌日の朝食にというのがルーチンになってしまったものだ。
東京店でもこの白スパサンドを投入。しかも東京店では、地元・十勝にはない新機軸が追加された。それは、具材のスパ自体も北海道産小麦を使用したものに変更するというものだ。満寿屋のパンは全量が十勝産小麦を使用しているのだが、白スパサンドのスパ自体はさすがに輸入麦が交じったものだった。でも、東京店は胸を張って十勝産といえるようにということで、コストアップになることを覚悟で国産パスタが導入されたのである。
「ただ、なんというかもうひとつ、ひねりを入れたいんですよね」
というのが、社長の杉山さんの思いだった。そこで根っからの白スパサンドマニアとして、いろんな提案をしたのである。それは、こういうものだ。
いかがですかねこのラインナップ!?ファンなら分かってくれますよね。
そんで、これを実際に試作してもらったのだ!
なんじゃこりゃーーーーーーってかんじですね(笑)
これ、外での打ち合わせの時に杉山社長が「作ってきました!」といただいた試作品でございます。満寿屋さんとこんなことできるようになるなんて思ってもみなかった(笑)
これが試作品。真ん中のはノーマルな白スパサンドです。
これが、ポテサラと白スパの具材を挟んだもの。パンは間に入っていないシングル構成です。意図としては、とにかくガッツリ系で、具材でお腹いっぱいになる濃いのを作りたかったのですね。
これ、意図としてはばっちりなんだけど、、、問題が山積。まずご覧の通り、具材が下へ下へと落ちてきてしまうので、重力のせいでしもぶくれになってしまう。
しかもこれが食べにくくてですねー(笑)
こうやって上からかぶりつくと、下の具材が押されてボトッて落ちちゃうんですね。この写真は、下から具材がこぼれそうになって「おっとっと」となった状態でシャッターが押されたのでこうなっちゃいました。
具材が多いと、やっぱりサンドイッチを噛んだときに圧力がかかって、はみ出てしまいます。
千切りキャベツを入れてもらったバージョンは、ちょっと味的に薄まってしまってダメ。離水するのをコントロールするためにはコールスロー的に塩で脱水する必要があると思うが、そうすると白スパとの相性も考えないといけない。
そんなこんなでいろいろ試行錯誤をしてもらって、完成したのがこれだ!
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
見事に課題がクリアされている! まず、白スパと言えば三角サンドという固定概念をとっぱらった!四角く切って、パラフィン紙で周りを包むことによって、食べた時に具材がはみ出てこぼれてしまうことがない!
しかも、三角サンドにしないことで、具材が下方に寄ってしまう問題も解決!
肝心の味ですけどね。
もう、狙いがズバリ的中! ポテトの旨さ甘さと、白スパの辛子マヨのピリッと風味が合わさって、夢のような美味しさなんですよ!マジで!
これはねえ、食べてみないと分からないと思う。やまけんのおすすめ品は割りといい線いってるよね、と思ってくれている人なら、ぜったいに満足してもらえるはず。
都立大学から徒歩7分、満寿屋商店東京本店のリニューアルにぜひ立ち会っていただきたい!
あ、ちなみに常にすべてのラインナップが並んでいるわけではありません。焼き上がりを順次並べていく方式です。もし「これが食べたい!」と言う場合は、電話して焼き上がり見通しをきいてみて下さいね。白スパサンドはいつもあります。また、ピーナツバターサンドとポテサラサンドも追加されてます!
コーナー全体が真っ白にみえるという難点はありますが、またここに新しい品目追加して行く予定ありなので、お楽しみに!