発売とともに予約を入れたニコンD850、月曜日の夕刻に受取りできた! 本当はもう少し時間がかかるはずだったんだけど、ある方のご尽力で早めに受け取ることができました。謹んで御礼申し上げます。
夜のうちにいろいろセッティングをしているうちに、もうこれ実戦投入できるじゃん、ということで翌日の取材撮影に使用してしまった。いちおう、バックアップ用にD810も持っていったけど、全然使わなかった!ていうか使えない。D810とD850はまったく別のカメラだ!もう、戻る気が起きません。
それにしても最近のカメラ、箱が小さくて、受け取ったときに「えっ これだけ?」という感じがする(笑)
ワクワクする気持を抑えつつ自宅で開梱。D850の文字がキリリと!
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内蔵フラッシュが廃止されたことで、ペンタ部が実にシャープに。
標準ズームである24-70mmf2.8(一世代前のです)を装着。精悍なフォルムです。
重さがすこしD810から増しているけれども、あまり気にならない。ボディのグリップ形状が変わり、切れ込みが深くなったからだろうか、ホールド感があるので重みがうまく分散されるようだ。
なにも考えずに絞り優先(Av)モードの開放で部屋を撮って驚いた。
ホワイトバランスや露出が、なにもしていないのに適正だ。とくに我が家はいくつかの光源がミックスされているので、地あかりだとあまり綺麗な色が出ない。でも、この一枚はとても忠実に壁の色を写し取っている。これはD800やD810ではなかったことだ。
うーん、なにも考えずにバッチリ撮れる。
しかも、AFが狙ったところにバシッと決まる。迷いなんて一瞬もない。ちなみにISO1100の1/60。なんか興奮して、ストロボ出してきちゃった。
ということで、これは実戦投入だ!ということで取材に持って行ってしまいました。
いやーーーーーーーーー もう快適そのもの。ソニーのα9のピントがとにかく合いまくるという評判で、グラッときていたニコンユーザーも多いと思う。でも、個人的にはニコンを待っていてよかった!と心の底から思いました。光学ファインダーでの撮影はライブビューでの撮影ではないわけだから、顔や瞳を認識して合わせてくれるというわけじゃないけれども、狙ったところにバシッとあってくれます。しかも超高速。
それにですね、なんかストロボ使うべき場所と思っても、使わないんですよ。だってそのまま撮れちゃうんだもん。高感度撮影の耐性、あきらかにD800,D810と比べて上がっている!
ちなみに、超広角レンズはSIGMAの12-24mmf4を愛用している。Artラインに属する、写りを最優先したレンズ設計のモデルだ。
12mmの超広角ぶりから24mmまでを撮ることができるので、これ一本持っていれば怖いものはないです。星とかとるならおなじSIGMAから出た14mmf1.8とかがよいのだろうけど、取材先の外観&内観を撮るのであれば、画角を変えることもできるこちらがお薦めです。
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太いデカい!と思うかも知れないけど、これが実に手にしっくりくる形と重さ。そう思っちゃうところが一眼レフの怖いところだね(笑)
細かなところがいろいろ変わっている背面。一番の違いはこれでしょう、チルト液晶!
僕はまだ三脚に据えてのライブビューをしていないので使っていないけど、おそらくこれに助けられるシーンは多くなると思う。
D800やD810の操作系に慣れていた人は注意!撮影モード変更ボタンが左ダイヤル上部に移動しました。まだ慣れないけど、すぐ慣れるでしょう。
あと、その下にマークがついているように、Bluetooth内蔵となり、ニコンのSnapBridgeというシステムを使用しての、画像のスマホへの転送が簡単にできるようになった。これはでかい!
セットアップメニューでBluetoothの設定をしておき、あらかじめスマホとペアリングしておけば、電源オフにしても画像が転送される仕組み。実際に使ってみたけど、これは便利です。
取材先でもバシバシ撮影して、次の場所に移動しているうちに、iPhoneを取り出してみると画像が逐次転送されている。転送される画像はあらかじめ2Mバイトほどのアタリ画像に縮小されているので、サクサク転送できるのだ。ちなみに、オリジナル画像はJPEGで25MBくらい、RAW画像だと50MBを超えるので、スマホ転送なんてもってのほかです(笑)
撮影対象や編集者に見せてその場で「これでいいですね」とOKをいただくことができるのはとてもよろしいこと。
このBluetoothは、電源オフにしても常時ペアリングしているスマホと通信する機能があるので、取材などで確認したい場合はそれでつながり続けると便利。ただし、その間は電池を消費します。D850はそうとうに電力マネジメントが上手なのか、撮影可能枚数が1000枚以上となっている。ただし、Bluetoothをずっとつけっぱなしだと、半日でそうとう電池が減りました。なので、必要ない時はBluetoothは切った方が得策。
まあ、そんな「D850はこう変わった!」的なのは、いろんなレビューサイトで紹介されるだろうからいいや。とにかく素晴らしいカメラ!
質感の再現性など、何も言うことありません。
ニコンD850、ぜったいのお薦めです。カメラをこれから始めようという人には勧めないけど、仕事で使うひとなら、36万円はすぐに元が取れるでしょう。これを5年使っているうちに、時代はミラーレス主流になるはず。そしてニコンもキヤノンも、ソニーとオリンパスが居るミラーレスを主戦場にすることとなるのではないだろうか。
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